人目がつかないところで僕は美子さんにお話し・・・もとい、お説教食らいました・・・。うぅ、今回は流石に弁明の余地はないよ・・・
「貴方が悪いとは全部悪いと言うのはないけど、もっとはっきり断ってもよかったじゃないの?」
「あ、うん・・・それはそうだけど・・・」
「まぁ、貴方は優しいから傷つけないように気を付けていたのかもしれないけどね。・・・それにそんな貴方の優しさがあるの知ってるから私はあなたに惹かれているのよ」
「美子さん・・・」
僕は美子さんの言葉にパッと顔を見ると、とても慈愛のある笑顔でこちらを見せてくれた。この笑顔と目はいつもの優しげな美子さんだと僕は少しほっとしていた
「お説教みたいなことしてごめんなさい」
「うぅん、僕ももう少しはっきりと断れば美子さんに負担かけなかったのにごめんね」
「いえ、とにかくこの話は終わりましょう。お互いにきりがなくなりそうだわ」
「たしかにそうだね・・・うん!この話は終わり!」
美子さんの言葉に僕も苦笑いしてこの話終えて、店の方に戻ろうとするとーー
「あれ?貴方達は・・・野比のび太君とEクラスの三上美子さんよね?」
店に戻ろうとした僕らに声かけてきたのはーー
「Aクラスの木下さん」
「こんにちは。こんなところで二人は何していたの?」
秀吉のお姉さんの木下さんが僕らに不思議そうに声かけてきたので、僕は事の顛末を話すと木下さんは苦笑いしていた
「それはまた・・・そんなことが起きたのに二人はきちんと話し合うって本当に仲良いわね。三上さん」
「私は彼を信頼してるし、それに私にとっては再考の恋人だから仲良いのは当たり前ね」
「僕も美子さんを信用してるし仲良いのは当たり前かな」
「惚れ話ご馳走さま。流石学園一に誇る最高カップルね」
木下さんが僕らの言葉を聞いて苦笑いしながらご馳走さまをするときのお手合わせして僕らにいった。
「え?僕ら今そんな立場なの!?」
「それは宏美から言われたことあるけど本当だったのね・・・」
「二人とも自覚なかったの!?(じゃあ、貴方を怒らすなと言う裏の暗黙ルールも存在していると言うのは言わぬが花ね)」
「?」
何故だろう?木下さんがこちらを見て、不思議そうにそして、なにか隠してるようにじっと見ていたけど僕何かしたかな・・・?
「まぁいいわ。のび太君もとりあえず店に入りましょう」
「あ、そうだ。僕はバイトの最中だった!!」
「あ、のび太くん。優子も元々ここの店に来る予定だったから追加お願いね」
「わかりました。店入ったら案内します」
「お願いね」
僕の言葉に木下優子さんは頷いて3人で店に入ると・・・
『ふぬぁぁっ!?手首の間接が一度ハメられてまた外された!?』
『だからどうしてアンタはそうやって頭の悪いウソしかつけないのよっ!高橋先生と一緒に来るわけないでしょ!?』
『え!?え!?やっぱりウソなんですか!?そうなると美波ちゃんと二人できたのですか!?』
『A hellish gate has opened. Compensate the crime with your death. Are you ready,Yuji?』
『な、なんだ!?どうして翔子がいきなり戦闘態勢になっているんだ!?』
「「「・・・・・・・・」」」
何でこんな状況になっているのか知らないけど、ひとつわかっていることがある・・・・。他のお客様にも迷惑になりかねない状況になっていると言うこと
「代表に島田さん、ちょっとは落ち着きなよ。お店で暴れるなんて良くないよ?」
「・・・優子、それに美子も戻ってきたんだ。でも雄二が・・」
「アキのバカが」
「言い訳しないの。霧島さんも美波もここは食べるところよ?それは他のお客様に迷惑なるわよ」
木下さんと美子さんが怒りで興奮していた二人を窘めると、二人とも落ち着いて反省したかのように席に座り込んだ
「うむうむ。姉上も良いことを言うのう」
「そうだね秀吉。お姉さんのおかげで助かった――って、その格好はどうしたの?」
「うむ。それじゃがな、サイズの合う替えの制服が見つからんかったので、こっちで代用しておるのじゃ」
「・・・・・・(ゴゴゴゴゴ)」
いつの間にか近くにやって来てた秀吉は、最初に来ていたウエイトレスの制服を再び身につけていたのをみた木下さんの後ろにはとてつもない怒りのオーラが僕と美子さんの隣に発していた
「秀吉、ちょ~~~っといいかしら?」
「んむ?なんじゃ、姉上?」
「いいからいいから♪。・・・のび太君、トイレはどこにあるのかしら?」
「あ、あの奥です・・・・」
「そう。ありがとう」
トイレのある場所を指すと、優子さんは秀吉の腕を掴んで笑顔のままそちらへと歩き出した。可笑しいな・・・秀吉が処刑台に連れていかれるかのような幻覚が見えるのだけど・・・?
「あ、そうそう。代表と島田さん・・・・。さっきの台詞、撤回するね。他のお客さんに迷惑でも、気に入らないものは気に入らないもの。存分にやっちゃいましょ♪」
そして、バタン、とトイレのドアが閉まる音が聞こえた。そして、秀吉の悲鳴が聞こえると共に制裁が再開された・・・
『雄二。許可が下りた。高橋先生とのデートのこと、全部聞かせてもらう』
『なんのことだ!?それと聞かせろと言いながら聞く耳持たないように見えるのは気のせいか!?』
『あ、あの、明久君!さっきの話ですけど、本当は美波ちゃんと二人きりだったんじゃ・・!』
『ちちち違うのよ瑞希!アキはバカだから記憶が違っているだけで!』
『あがぁっ!美波、落ち着いてまずは僕の腕を解放して!このままだと僕の腕に間接が一つ増えちゃう!』
このままでは本当に他のお客さんに迷惑かけてしまう!
「いい加減に・・・・・しなさぁぁぁぁい!!」
「「「(ビクッ)!」」」
美子さんの声でその場に聞こえていた全員が震えていたけど、関係ない!もう流石に我慢の限界
「ここは食べる場所!!制裁する場所じゃないのよ!」
「「「・・・でも」」」
「でも・・じゃありません!そもそも他のお客様もいるのだからそういうのは駄目!それと、坂本君と吉井君!」
美子さんの怒りが明久達にも向いてきて、そんな彼らは美子さんに名指しされた瞬間背筋をきちんとして敬礼していた
「「は、はい!!」」
「ここは仕事の場所だから、こういう行為はきちんとお話ししなさい!!誤解なら誤解で後で話し合うとかきちんとしなさい!」
「「(こ、こわい!)」」
「返事は!?」
「「は、はい!!」」
今の美子さんに反論したらもっと怒られると思ったのか二人とも声揃えて反省していた
「それと翔子も美波も瑞希もなにしてるの!まず、ここはどこかわかってる?!」
「「「・・・・えっと」」」
「わ・か・っ・て・い・る?」
「「「食事するところです・・・・」」」
「じゃあ・・・暴れていい所かしら?」
「「「・・・・ごめんなさい!」」」
流石の三人も今の美子さんはとてつもなく怒っているとわかっているのかしょんぼりとした子犬のような顔になっていた・・・
するとーー
「き、君たち!お客様の前で何をしているんだ!?」
今の怒り状態の美子さんにたいしてなにか言おうとしていたのか分からないが鋭い叱咤が店内に響き渡った
「「「て、店長・・・」」」
「まったく、人が倒れている間に何をしているんだ君たちは。店をあけてしまったことはともかく、お客様の前でこんな真似をしているなんて、何を考えているんだ!」
「・・・・貴方が店長ですか?」
「ん、なに・・・・か・・・」
店長がまだこの状況が把握できてないのか知らないけど、美子さんの言葉に振り返ってる見ると・・・固まっていた
「・・・・何で倒れていたのですか?」
「えーと・・・なんでだって?」
「・・・・そもそも、まず店長が倒れた理由は知りませんが・・・・まず責任者の貴方が最初にしっかりとしていたらこうならなかったのではありませんか!?」
「いやあの・・・」
「言い訳しない!勿論、勝手な判断した彼らも悪いですけど、店長がしっかりとしていたらこうならなかったのではないですか?」
「おしゃる通りです」
「もう・・・・!人に怒るの怖かった・・・」
「「「「「えぇ(ドタバタ!)!?」」」」」
美子さんが我を取り戻したのか急にそういわれた瞬間、美子さん以外の面子はズッコケた・・・美子さんはそんなキャラじゃないでしょ!?!
――カランコロン
直後、カウベルの音が甲高い音をあげた。見てみると、そこには母娘と思しき二人組みが店内に入ってきたところだった
「どう、お父さん・・・・。少しは反省した?」
「「え?!店長は清水さんのお父さん!?」」
清水さんの言葉を聞いた僕と美子さんは思わず声を揃えてハモるが、店長のほうはというとーー
「み、美春!?ディア・マイ・エンジェル・・・!」
店長の動きが止まる。今にも泣き出さんばかりだ。そんな様子に他のみんなも暖かい目になり、明久が店長のほうにかけよった
「店長。良かったですね。娘さんと奥さん、帰ってきてくれたじゃないですか」
「吉井君・・・ありがとう・・・・。美春・・もうどこにもいかないで・・・」
店長は涙を流しながらよろよろと清水さんに近づく。清水さんも、ゆっくりと店長に歩みよって――
「ああっ!美波お姉さまじゃないですか!さては美春に逢いにきてくれたんですね!?そうならそうと言ってくれだされば、美春もベットを用意してお待ちしていましたのに!」
「み、美春!?ここってアンタの家だったの!?」
「むむ!この優しげな雰囲気の気配は・・・のび太お兄様と美子お姉さまぁぁぁ!!」
「うわ!(キャ!)」
島田に抱きついたと思ったら今度は僕らの方に抱きついてきたので、僕と美子さんは慌てて受け止めた
「のび太お兄様と美子お姉さまがいるなんて美春感激です!!お兄様、ここでバイトもしてくれたなんてもっと早くいってくださればよかったのに!」
「あはは・・・ごめんね?清水さん」
「もう・・・急に抱きつかないで?貴方が怪我するわよ」
「大丈夫です!お兄様とお姉様なら受け止めてくれると信じてましたから!!」
「「そんな信頼の仕方をされても・・・」」
僕らが困惑していると・・・
「貴様が・・・」
「はっ!!」
「キサマが、娘を誑かす女かぁぁっ!!」
店長が一気に加速してこちら全速力で走って来たのを感じた僕は思わず、逃げた
「なんでぇぇ!!?」
「ディア・マイ・ドウタァアアアアァ――ッ!!」
「うそぉぉぉ!?なんか異常に速いのだけどぉぉ!?」
「の、のび太くんぅぅ!?」
「お兄様ぁぁぁ!?」
僕は店長の全速力に驚きながら僕もまたフルパワーで店長から逃げるべく走り去ると美子さんと清水さんの声が聞こえた
その後、清水さんが店長に『お兄様を襲うお父さんは大嫌い!暫く帰りません!!』というと、店長は嘘のように落ち込んだことだけ伝えよう
そして・・・
結果報告―
野比のび太
・給料――3000円
・清水さんの母親が謝罪として出された金で当初は断ったのだが、逆らえず受けとることになった
吉井明久
・友人(島田美波)による折檻
・生活費、お情けでゲット
・ただし、親に脅迫される
坂本雄二
・自分の部屋に鍵設置不可。
・妻(霧島翔子)による折檻及び妻の監視の目が厳しくなる
木下秀吉
・お店にて姉(木下優子)による折檻。
・自宅にて同じく姉による折檻
土屋康太
・想像しすぎて出血したことにより、給料手に入らず・・・
娘を激愛しすぎるのも問題だな~・・・
報告者
野比のび太
ここまで読んでいただきありがとうございます。次回も宜しくお願いします