あの後、三上さんが落ち着くまで僕らは帰らずに側にいた。あの三上さんがあの護身用の銃を見た途端に急に絶叫したのは気になる・・・・
「美子の様子はどう?瑞希」
「はい。いまは落ち着いていて寝ていますが・・・いったい何があったのでしょう?」
「・・・とにかくこの護身用の銃は多分・・・いや・・・きっと違うはず」
「う・・・ん」
「!美子ちゃん、大丈夫なのですか?!」
「・・・(コクッ)」
三上さんが目を覚ます気配感じたので姫路さんが声かけると、三上さんは言葉を発することなく頷いていた。もしかって、三上さんもこの銃が何なのかわかったのかも知れない・・・
だけど・・・
「とりあえず、今日は帰ろう?色々と整理したいことがあると思うから」
「「「・・・えぇ(はい)」」」
僕の言葉に三上さんをはじめとする姫路さんたちも悲痛な顔で頷いて返事していた。僕は何となくそれをそこに放置したくなかったから回収をした
「のび太・・・・・本当にこれは君が何かあったのか・・・・?」
僕は砕けていた銃を見て本当にのび太が何かあったのか聞きたかった。僕が知る限り、のび太が銃の打ち合いで負けるなんて聞いたことない・・・となれば、これは・・・・偽物の可能性もある・・・
「アキ・・・・行くわよ」
「あ、うん。行こうか」
「・・・・」
「美子ちゃん・・」
「ごめんなさい・・・とにかく私も気持ちの整理がしたいから・・・一日待ってくれないかしら・・・」
「うん。後、無理はしなくっていいから家に送ろうか?」
僕の提案に美波も姫路さんも賛成していた。というか、三上さんが先程ののび太のをみてからどんどん顔色が悪くなっている以上、いまは一人にさせるのは危ない
「そうね。顔色もまた悪くはなっているわよ」
「あの・・・宜しければ今日は私の家で泊まりますか?それとも」
「わ、私は大丈夫だから・・・ね」
「「「・・・」」」
誰がみてもいまの三上さんは精神的にしんどい顔をしているし、辛そうな顔をしているがこれ以上本人を困らしたくはないのでとりあえずは三上さんの家の方まで送ることにした
僕らはそのあとすぐに裏山を下山して歩いていたがその間のみんなの会話はなくただ沈黙が続いていた。こんな空気を変えたいと思った僕は下山しながら話を切り出した
「ねぇ、この件は明日・・・ジャイアンとスネ夫とかにーー」
「アキ、この事を明日に話すのは待ちなさい」
「え、なんで?」
「・・・いまの美子は精神的にしんどいのだから一先ず美子を家に送って帰りましょう?」
「そうですね。私達も気持ちの整理したいのが本音ですから・・・それに美子ちゃんの今の気持ちはきっと誰にもわかりませんから・・・」
「・・・・・」
僕は三上さんの方を振り向くとまだ悲痛な顔で洞窟の穴がある奥を見ていた。もしかったら三上さんはなにか心当たりがあるのかもしれないけど・・・いまは触れないでおこう
「うん。わかった」
僕らは下山し終えると、姫路さんと美波が三上さんと共に行動するといって別れた。女の子だけだと危ないから僕もついていこうと思ったけど・・・美波と姫路さんの何故かの殺気に僕は黙って従った・・・
僕は家に帰る前にどうしてものび太の状態とか確かめたくなったので現在のび太の家に家へ歩いていた。本当にのび太の護身用の銃なら・・・あそこで何かあったのは確実
♪♪♪
ん、誰だろ?この時間の連絡は・・・
「はい。もしもし」
「《アキくん、まだ帰宅してないのですか?》」
「・・・・ぇ?!ね、姉さん!?」
「《こんな夜遅くに出歩いていて・・・姉さんは悲しいです》」
まって?!何で姉さんは僕が出歩いているのを知ってるの!?何で!!?
「待って!?姉さんはいまどこにいるの!?」
「《私ですか?そうですね・・・》」
まって・・・なんかどんどんと心拍数が上昇していてからだが震えるのだけど!?まさか・・・後ろにいるとか・・・?
「姉さんはあなたの後ろにいますよ・・・アキくん」
「・・・・・・・oh」
僕の後ろには見慣れない男の人と僕の・・・そう非常識な姉がそこにいた
「こんな夜遅くに出歩く不出来な弟を持った覚えはありません・・・」
「あ、あの・・・・」
「よって・・・折檻です♪」
「まって?!笑顔で殺気出すとかおかしいよね?!明らかに怖いのだけど!!」
「アキくん・・・姉さんは悲しいです。・・・・首以外の骨は無くなると思ってくださいね?」
「っちょ!?まって!!これには訳がーー」
「問答無用です」
姉さんは笑顔でありながらもその背景にはどす黒い怒りが見えた。あぁ・・・のび太の疑問の前に僕は殺されるのか・・・・しかも姉に海の屑にされるのか・・・
「はいはい。玲さんおちついてください」
「むぅ、なぜですか?この子は夜遅くに歩いていたのですよ?それを折檻しないとダメじゃないですか?」
「いやその言葉の意味をわかって・・・あぁそうだった。この人は抜けていたね・・・はぁ・・」
その男性は苦笑いしながらため息を吐いていた。何だかすごく同情したくなる気持ちが出てくるのはなぜだろう・・・
「あの・・・・姉がお世話になっています。吉井明久と言います」
「あぁ、君が玲さんの弟さんか・・・初めまして。出来杉英才といいます」
「出来杉・・・あぁ!!思い出した!!」
出来杉といえばーーー
「あののび太達がいっていた学生トップの人!?たしか、スポーツ万能で学業は常にトップの人!?」
「いや・・・それは昔の話だよ。えーと、お姉さんがおるけど、吉井君か明久君どちらの方が呼ばれたらいい?」
「あ、じゃあ明久の方でお願いします」
「うん、わかった!」
とりあえずはここで話すのもだし・・・姉さんがおるからうん、折角だし・・・
「ここで話すのもだし、宜しければ・・僕の家で話しませんか?あと、姉さんもついでにって痛いぃぃ!?」
「姉さんをついで扱いする弟はこうです」
「あ、ちょ・・・!?」
その後僕の体がどうなったのかは皆さんの想像に任せます・・・・
ここまで読んでいただきありがとうございます!次回もよろしくお願いします!