姉さんの折檻をくらい終えた僕は出来杉君と姉さんに家を案内させた。・・・今日に限ってきちんと掃除しといてよかったと思ったのはここだけの話だ・・・
「ここが僕の家だけど、少しまってね。えーと・・・(ガチャガチャ)」
「へぇ、一人暮らししているんだ。偉いな~」
「私の弟ですから・・・きちんと一人暮らし出来なかったら問答無用の同居コース確定です」
「きちんと一人暮らしの生活しているよ!?(・・・あれからきちんと仕送りはきちん無駄使いしないようにしているけど今日は僕は節約のため朝御飯はカップヌードルだったのは内緒にしとこう)」
もしも間違えてそんなの口出せば怒られるのは目に見えている。いや、確実に命はないだろう・・・・
「さぁ、中に入ってね」
「お邪魔します」
出来杉君を中に入れた僕はそういうと彼は礼儀正しく挨拶して入っていった。・・・こういってはなんだけど姉さんとどういう経緯で知り合いになったのだろう?姉さんほ常識はずれなのも知ってると思うけど・・・
「アキくん、姉さんはシャワーを浴びますので英才君とゆっくり話してください。姉さんは今日は早く寝たいので宜しければ部屋かしてください」
「あ、わかった。姉さんの部屋は以前と変わってないから大丈夫だよ」
「分かりました。では私は一足先に休ませていただきます」
姉さんが部屋を出ると僕は出来杉君に話しかけた。確か、出来杉君といえば僕は聞いたことあるので思いきって聞こうと思った
「出来杉君は飲み物なにかいる?なにも用意してなくって悪いけど・・・」
「あ、お構い無く。急に押し掛けて悪いね」
「出来杉君に聞きたいけどいいかな?」
「僕で答えれることあればいいけど・・・なにかな?」
出来杉君は近くの椅子に座ると僕は向き合うように彼に微笑みかけながらある質問をした。これはのび太達から聞きたかったことだ
「どうして君は中学校卒業するのと同時に日本にいなくなったのかな?」
「あれ、なんで君がそれをしってるの?」
「いや、のび太達から聞いていてさ・・・出来杉君は高校は日本に通っていなかったって聞いていたから・・・どこに通っていたの?」
「あー・・・そういえば彼らにも言っていなかったな・・・僕はハーバード大学に飛び級で通っているんだ」
「ふーん・・・・え?!」
僕はいまとんでもないことを聞き流さなかったかな!?なんかいますごいことを聞いた気がする!!
「まってまって!?いまなんかすごいことを聞いた気がする!?飛び級で!?」
「うん。いまは二回生かな」
「いや、凄すぎない!?卒業するのと同時にハーバード大学にいくなんて!?」
「いやいや・・・でも高校は日本の行かないでアメリカに飛び級で受けたのに訳があるのさ」
訳がある・・・?いったい何だろう・・・?
「僕はね、のび太君が羨ましかった」
「羨ましかった・・・?」
「うん。あぁ、彼が嫌いとかそういうわけではないから安心して聞いてほしい。君は彼の小学校の時はどれだけ聞いていた?」
「ドラえもんと冒険の数々、そして本人にとっての黒歴史的なのも聞いているよ?」
「そっか・・・僕は昔からどちらかといえば現実主義だった。たとえば、月にウサギはいないけど彼は何て言ったと思う?」
「え?!月にウサギはいないの!?そんな・・。のび太のことだから・・・月にウサギはいたとか言うの?」
「あははは、まさにそれが近いね。のび太君は僕の想像つかないことをたまに考えるあの閃きとかが羨ましかったし・・・回りに友達が多かったのは羨ましかったな・・・」
出来杉君は寂しげに昔の事を思い馳せながら僕にポッポッと話していた。それはまるで過去に約束していたことを思い出すかのような顔で・・・
「だけど彼はたった一度だけ・・・そうたった一度だけ僕にあることをあることを頼ってきたんだ」
「頼ってきた?」
「彼はね・・・僕にあるお願いをしてきたのさ。当時の彼はわからないことあれば聞くことはあったかもしれないけど・・・お願いは珍しかった」
「え?のび太は何を頼んだの?」
「・・・彼が頼んでいたのは『僕の夢は誰もが共存して仲良く暮らせる世界がみたい・・・。そのためには君の力が必要だ』・・・恐らく彼がこれを頼んだのはきっとドラえもんがいる世界を目指していたのじゃないのかな?」
「ドラえもんがいる世界・・・それって!?」
「そう。かれはロボットも人間も差別がなく共存する世界を望んでいた。僕は彼と何度か話し合い僕は誓った。彼の頼みならまずは世界を知る必要があると思ってね」
「だからってハーバード大学で飛び級って規格外過ぎるよ」
「野比君は確かに理想家だ。だけど、彼のよさを僕は知ってる。いや・・・彼を知ってる人ならきっとこういう・・・誰よりも自然と人間を愛していた男で誰よりも優しい男ってね」
「・・・・」
確かにのび太はすごく自然を愛してるのが見ててわかる。っていうか、のび太自身が誰よりも人を愛してるのは何となくわかるかも・・・
「明久君は野比君とはどういう関係?」
「あ、いっていなかったって?僕と彼は同じ高校を通ってる面子だよ。そして、同じクラスメートなんだよ」
「そうなんだ。彼の事を聞きたいけど、それは今度彼に会えたときに聞くよ」
「あ、そうなんだ・・・ひとつ聞きたいけど、出来杉君は何をハーバード大学で勉強してるの?あと何で姉さんと知り合いなの?」
「あぁ、それは簡単。玲さんは・・・僕の師匠みたいなものさ」
「ふんふん・・・・はぁぁ?!あ、あの姉さんが師匠!?」
あの常識がない姉さんが弟子!?しかものび太の友達の出来杉君が!?
「玲さんは僕の夢を聞いてね、『お友だちのために頑張るあなたは確かにいいでしょう。しかし、努力は過程でしかありませんので私が面倒見ます。結果を結び付くまではあなたは私の弟子です』って・・・正直、玲さんは凄いよ。僕の理論を論破してくるからなかなか越えれない壁だしね」
「あの・・・姉さんが迷惑かけていると思うと申し訳ない」
「あははは・・・その件は大丈夫だよ。なれているから・・・」
心底苦笑した顔で言われて僕はますます申し訳なく感じた。そういえば、出来杉君や姉さんはなんでここにいたんだろ?
「僕らは明日の朝イチに帰るね」
「えっ!?なんでそんな早くに帰るの・・?」
「今週から大学がまた始まるから早く帰らないと不味いからね。こちらに帰ってきたのは向こうでやることなかったから一時の帰省だったんだ」
「そうなんだ。姉さんはなにか聞いてない?」
「玲さんは明日にでも顔だしてから実家の方に変える予定だったみたいだけど何故かここに来る前に玲さんがいきなり・・・」
『む!アキくんがなにか不純なことしていますね?』
「・・・っていってあの付近にいたんだ。結局なにもなかったけどね」
僕はその言葉に冷や汗をかいたのは言うまでもない・・・あと少し遅かったら最悪今日から見張られていたかもしれない・・・・
「さて、僕はそろそろ寝るよ」
「あ、最後に出来杉君!」
「ん、なんだい?」
「・・・・のび太は昔はどんなのだったの?」
「彼の昔は今はどうなのかはしらないけど・・・・根本的なのは変わってないと思うよ?誰よりも弱虫だけど誰よりも心優しい少年だと言うことにね」
「そっか・・・ありがとう。出来杉君」
「うん。じゃあおやすみ」
「うんおやすみ」
出来杉君が向かいの部屋へ向かうと僕はひそかにある決意をした・・・・。それは・・・
のび太が何かあったか確かめにいく・・・
そのためなら明日は学校を休もう!!
ここまで読んでいただきありがとうございます!次回もよろしくお願いします!