僕らはいま、三上さんの記憶を取り戻すためにドラえもんの秘密道具で作り上げたのだが、材料は何を使ったのか聞いていなかったのでドラえもんに聞いた
「ドラえもん、この道具を作るために使った材料は何なの?」
「あー、【思い出せ棒】ね?えーと一番のメインを使ったのは【メモリ・ディスク】の使わない予備部品だよ」
「「【メモリディスク】??」」
何だろ?名前からして記憶に関係するディスクなのはわかるけど・・・
「あ、そっか。なら、例えば人間って思い出せないときがあるだろ?」
「うん」
「そうね。確かにいまの私みたいに思い出せないのを置き換えたらわかるわ」
「あははは・・。この道具はね、ディスクを相手の頭上に投げて記憶を抜き取り、その記憶を専用のプレーヤーにかけて映像として見ることが出来るんだ」
「え?ならそれを何で最初に使わなかったのさ!?」
「記憶抜かれた人は一時的に抜けいるから美子ちゃんが見れない可能性がある。そこでこのハツメイカーで新たに作り上げたので三人でも見れるようにする」
な、なるほど・・・・よくわかるようでわからない。このままだと僕の脳が処理できないこら話続けてもらおう!
「ドラえもん、そろそろ三上さんの記憶を」
「あ、うん!任せて!準備はいい?」
「えぇ・・・お願い」
「じゃあいくよ!えい!」
ーーコォン
三上さんに棒を当てるのと同時にセットしていた映像が流れ始めた。これは・・・?
「どうやら記憶が抜けている部分みたいだ。この映像は僕やのび太くんが帰ったあとみたいだからここから記憶がないみたい」
「これは・・・三上さんが何者かに抵抗している?」
「・・・・」
『野比のび太は敵・・・・』
『そうだ。野比のび太はお前の敵だ。そして、お前は野比のび太の偽りの恋人だ』
『偽りの・・・違う・・・!のび太君は・・・』
『だが、野比のび太はお前の敵だ。繰り返す、のび太は敵だ。そしてお前達は偽りの恋人関係だ』
『あっあっ・・・・』
『あなたの大切なものを奪ったのは野比のび太。・・・彼を倒せば取り戻せる。お前の失ったものがな』
そして場面は代わりのび太は右腕を押さえながら恐らく三上さんを操るその敵ににらんでいたのだろう
『優しい彼女を必ず僕が助けてみせる!君は僕が惚れた最高の優しい女性なのだから!!』
『美子さん・・・ごめんね・・・』
そして、最後にのび太の言葉が終わると共に映像は消えた。そして消えかけていた記憶が鮮明に戻ったのか三上さんは嗚咽を漏らして涙を流してしゃがんでいた
「のび太君・・・!のび太君!!!ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい!私は・・・私は・・!」
「「・・・・・」」
ぼくらはただその映像を見てなんとも言えずに三上さんの失っていた記憶をみて最後までのび太らしい戦いかたというか・・・本当に最後まで三上さんを案じていたんだ・・・・
「のび太・・・・」
僕はただその映像を見て自分のやるせなさが感じた。僕は自分がここまで大馬鹿だと思わなかった・・・
『・・・あとは頼んだよ』
あの言葉の意味はそういうことだったんだ・・・
のび太は本当に・・・最後まで一人で戦っていたんだと思うともしも、あのときに僕がのび太を止めていたらこうならなかった?三上さんが泣くことはなかった?そう一度考えると頭がたくさん沸いて止まらなくなった
ーーポンッ
ーー君だから、希望を託せた・・・頼んだよ。明久・・・
「え?」
僕は肩に誰かに声かけられて叩かれた気がしたので後ろを向くと・・・・そこには誰にもいなかった
「(のび太・・・・うん、わかった)三上さん」
「・・・なに・・・?」
「のび太を助けにいこう・・・?」
「「え?」」
「僕はあのときにのび太にあとは頼むと言われたけど・・・その言い出した本人が僕に任したのなら僕は彼を助けたい!・・・それじゃあダメかな?」
僕は僕の思いを三上さんとドラえもんに言うと先程まで泣いていた三上さんの瞳には少しばかりは光が取り戻していた
「助ける・・・」
「うん。僕はのび太に助けられてきたんだから今度は僕がのび太を助けたい!それに三上さんものび太を助けたいでしょ?」
「・・・・」
「きっとのび太は生きているし、大丈夫だと思う!なにせ、のび太は文月学園のもっとも怒らせていけない強い人間だから!!だからそのー・・・」
「ありがとう、吉井君・・・そうね。私ものび太くんにたくさん助けられた・・・だから、私も彼を助けたいわ!!だから・・・ドラえもんさんに吉井君!身勝手かもしれないけどのび太くんを助けてほしいの!」
その言葉に僕とドラえもんは顔を見合わせて・・・三上さんに微笑みかけた
「そんなの・・・」
「勿論・・・」
「「協力するよ!!」」
「!」
僕らの言葉に三上さんは驚いたかおになり、そんな三上さんをよそに僕らの意見をいった
「大体のび太くんは、昔からノロマでドジっ子で頭も悪いし、誰よりも騙されやすいけど・・・高校になってもそれはなおっていなかったのならここは未来の猫型ロボットの出番!!」
「のび太は僕にとって友達!だからこそ、友達が困っている三上さんも協力してのび太にいこう!」
「ドラえもんさん・・・吉井君・・・ありがとう・・・!」
「では、とりあえずは第一回!迷子ののび太君のてがかりをさがそう!!えいえいーー」
「「おぉぉ!!」」
待っていて!!のびた!
???
僕はいつもの日常を終えて、いつもの場所へ向かった。これはあの頃からの習慣で彼らがいまもそばにいる気がする・・・
「どうしたの?○○」
僕を呼び掛けてきた女性の声に僕は苦笑しながら答えた
「いや・・・なんか異変を感じたというか・・・少し気になる事が感じたよ」
「そう・・・。あれからずいぶんたつけど・・・やっぱり会いたい?」
「・・・そうだね・・・彼らに会えたら僕も嬉しいよ。さてそろそろ寝るか」
「そうね。明日も頑張りましょう」
僕の言葉に女性は笑っていたがこのとき僕は知らなかった。そう遠くない日に再会することを・・・
ここまで読んでいただきありがとうございます!次回もよろしくお願いします!