問 以下の意味を持つことわざを答えなさい。
『(1)得意なことでも失敗してしまうこと』
『(2)悪いことがあった上に更に悪いことが起きる喩え』
姫路瑞希の答え
『(1)弘法も筆の誤り』
『(2)泣きっ面に蜂』
教師のコメント
正解です。他にも(1)なら『河童の川流れ』や『猿も木から落ちる』、(2)なら『踏んだり蹴ったり』や『弱り目に祟り目』などがありますね。
野比のび太の答え
『(1)竜馬の躓き」
『(2)泣きっ面に蜂』
教師のコメント
素直に驚きました。(1)の答えですが、《どんなに優秀な馬でも時には躓くということで、名人でも失敗するし、賢人でも間違いを犯すというたとえ。》意味的には近いと思いますので○です(2)はやはり定番でしたか
土屋康太の答え
『(1)弘法の川流れ』
教師のコメント
シュールな光景ですね
吉井明久の答え
『(2)泣きっ面蹴ったり』
教師のコメント
君は鬼ですか。
自己紹介
西村先生と別れた僕はFクラスへと向かったのたが、そこで見たものはあまりの酷さに固まったのだ
まず最初に見た第一声は
「廃屋?」
僕の目の前にはボロボロの山小屋のような部屋がある。場所が違うのかな?と思ったが《2-F》って書いたプレートが貼ってあるし、どうやらここがFクラスのようだ
悩んでも仕方ないからとりあえず教室に入るがその光景もまた固まったのだ
「床は和式・・・これは僕はいいのだけど問題は荒れているのが酷い。しかも机じゃない・・見たらわかる!卓袱台だ。しかも結構ボロボロで今にも壊れそうなものがちらほら。座布団はかなりくたびれており、座っていても痛くなるだけでしょ?」
誰もいないからなのか自然と愚痴を言いながら、とりあえず後ろの席に座ったのだ。そして時間もあるのを確認したのでまずは皆が来る前に掃除だね・・・
開始して十分・・・
「ふぅ、畳は荒れていたのは仕方ないから今の僕では厳しいけど、掃除したら少しは綺麗になったかな?」
辺りを見渡すと埃まみれの所は綺麗になり、最低限は綺麗に戻ったのだがいかんせん、限界があるよね・・・
そう考えていたら教室に誰か入ってきたのだ
「一番乗りでは無かったか。ずいぶん早いな。のび太」
「おはよう、雄二」
彼の名は『坂本雄二』僕も最近知ったのだが、彼は昔僕と同じ学校通っていたのだ。まぁ、面識なかったけど高校になってから仲良くなったのだけど、ここにいないもう一人の親友と三人で行動することが多かったのだ
「代表はやっぱり雄二でしょ?」
「当然だ!」
Fクラス代表となると、学年順位は251位。全体で300人なので、その数値は全く褒められたものでは無いがジャストその順位を狙うのは並大抵の技量では無いのだ
「そういえば、お前は試験受けれらなかったんだな?寝坊とかじゃないだろ?」
「あははは・・・まぁ色々と合ったのさ」
雄二はそういうところは鋭いのだけどね
「まぁいい、お前はうちの戦力になるからな。それより、後ろのだけはやたら綺麗なのは掃除したのか?」
「うん、ここ入ったとき廃墟かな?って思ったよ。せめて掃除して綺麗にして欲しかった・・・」
「同感だな・・」
お互いため息つきながら、他の生徒が来るのを待っていたのだ。恐らく彼もここのクラスだろう…嫌!そうに決まってる!僕はそう思いながら席を座ったのだ
教室の席が埋まったのは始業時刻から大体10分後くらいの事だった
「すみません、ちょっと遅れちゃいました♪」
「早く座れ、このウジ虫野郎」
「・・・雄二、何やってんの?」
そんなやり取りに僕は遅れてきた生徒に声をかけたのだ
「おはよう。明久」
「あれ?やっぱりのび太もいたんだ。雄二もいるぐらいだから」
「「よし!明久、覚悟しろ」」
「何を覚悟するの!?」
「冗談だ・・・1割は」
「後の9割は!?」
「っと、そろそろ先生来るから座ろう。明久、安心して冗談だから」
僕がそういうと二人も座ったのだ。やはりこの二人は面白い。ちなみに明久は僕の隣の席に座ったのだ
担任が入ってきて、皆は聞く姿勢になったのだ
「えー、おはようございます。このクラスの担任の福原慎です。よろしくお願いします」
福原先生は汚い黒板に名前を書こうとしたが、チョークが用意されていなかったらしい
「皆さん全員に卓袱台と座布団は支給されていますか?不備があれば申し出て下さい」
嫌々、机が卓袱台で椅子が座布団の時点で明らかに不備ですよ。意見言って変わるならしてほしいけど・・・どうなんだろう?
「せんせー、俺の座布団に綿がほとんど入ってないです!」
「あー、はい。我慢してください」
「先生、俺の卓袱台の足が折れています」
「木工用ボンドが支給されていますので、後で自分で直してください」
「センセ、窓が割れていて風が寒いんですけど」
「わかりました。ビニール袋とセロハンテープの支給を申請しておきましょう」
「聞いた意味は!?」と僕は口にだしそうだったが我慢したのだ。そして自己紹介をしてくださいとなり、廊下側から一人ずつ喋り始めたのだ
「木下秀吉じゃ。演劇部に所属しておる」
若干古風なしゃべり方をするこの男子は僕の親友の一人だ。彼は外見…ぱっと見女子にしか見えない。いわゆる男の娘というやつなのだろう。双子の姉がおり、その姉と瓜二つな事も拍車をかけているのだろう
因みに学年で可愛い子ランキング入ってることは本人は知らない
「・・・土屋康太」
趣味は盗聴、特技は盗撮というとんでもない奴である。裏で色々と問題行動を起こしているが、簡単には証拠を残さないので捕まったりした事は無いようだ。君は怪盗かルパン三世か!?と言ったこともある
「島田美波です。生まれは日本ですがドイツ育ちなので日本語の読み書きはあまりできません。趣味は吉井明久を殴る事です♪」
「誰だ!?恐ろしい事いったのは!?」
突然明久が叫ぶと島田は笑顔で吉井の方に振り向き「ハロハロ~♪」といった。対する明久は恐縮していたのだが、そういえば、たしか島田さんは僕に日本語の勉強教えてと言われた事あるな~。理由は聞かないけど、なんか必死に頼んでいたのも覚えている
たまに間違えるけど、彼女なりに努力しているのは僕は知ってる
「吉井明久です。僕の事は『ダーリン』って読んでください♪」
「「「「「「ダーーリィィーーーーーン!!!!」」」」」」
「・・・失礼、忘れて下さい」
多分、場を和ませる為の明久なりの小粋なジョークだったのだろうがまさかクラスの大半の男子が乗ってくるとはなぁ・・。このクラス・・・大丈夫なのかな・・・西村先生の言葉の意味わかったよ
さて次は僕の番だけど自己紹介は長すぎたらダメだから普通にしょう
「皆さんはじめましての方もいると思いますが、僕の名前は野比のび太です。一年間宜しくお願いします」
僕の挨拶が終わり、座ろうとすると・・・
ガラガラガラ
「お、遅れて…すいません…」
「ああ、ちょうど良かった。今自己紹介の最中ですので、お願いします」
「あ、はい!姫路瑞希です。よろしくお願いします」
「質問があります!!」
「何ですか?」
「どうしてここにいるんですか!?」
一人の生徒が姫路さんに質問していたのたが人によっては失礼な質問だよと僕は思うけどでも疑問に思うのは仕方ない
何故ならあの姫路さんは定期テストの上位の常連だ。おまけに容姿はかなりのもので、美少女と呼んで問題ない。そういう意味でも目立つ人物だが、確かに彼女にはもうひとつの噂があったな・・・たしか・・
「えっと・・試験中に熱を出してしまいまして・・」
あぁ…そうだった、姫路さんは同じクラスだったから知ってるけど、病弱なのもそこそこ有名だ
『ああそうそう、俺も熱(の問題)が出たせいでこのクラスに…』
『ああ、化学だろ?あれは難しかったなぁ』
『妹が事故に遭ったって心配で……』
『黙れ一人っ子』
『前の晩彼女が寝かせてくれなくって』
『異端者がいた~!』
『ウソデス!ユルシテ!』
そんな姫路さんのいったあとに、あっちこっち言い訳オンパレードが出ていたのだ。のび太もこれはひどいと呆れていたのだ
「あの、えっと……」
「姫路さん、席は自由だよ。とりあえず座っておいたら?」
「あ、のび太君。ありがとうございます」
姫路さんは逃げるように明久の隣の空いている卓袱台に座り、安堵の息を吐いて卓袱台に突っ伏す。よほど緊張したのだろう
「あのさ、姫…「姫路」」
明久の台詞にかぶせて声をかける雄二。狙っていたね…そしてざめざめ泣かないの、明久
「は、はいっ。何ですか?えーっと・・・」
「坂本 雄二だ。体調はもう大丈夫なのか?」
「あ、それは僕も気になる」
試験で倒れた光景を目の前で目の当たりにしていた明久はその話題になったので思わず口を挟む
「よ、吉井君!?」
なぜか明久の顔を見て姫路は必要以上に驚いていた。
「姫路・・明久がブサイクですまん」
雄二が全くありがたくない悪意あるフォローをする。というかフォローするつもりなどハナから無いのだろう。だが姫路は慌てて訂正するかのように言ったのだ
「そ、そんな!目もパッチリしてるし、顔のラインも細くて綺麗だし、全然ブサイクなんかじゃないですよ!その、むしろ……」
「そう言われると、確かに見てくれは悪くない顔をしているかもしれないな。俺の知人にも明久に興味を持っている奴がいたような気もするし」
「そ、それって誰ですかっ!?」
誰だろう?僕も気になって聞いていたら
「確か、久保………………
利光だったかな」
ガシャン!
僕は思わず顔面から机へと倒れたのだ。そして明久も涙目になりながら抗議していたのだ
「ほんとうにいってるの!?それ!?」
「安心しろ、半分冗談だ。・・・半分はな」
「え?残り半分は?」
「ところで姫路。体は大丈夫なのか?」
「あ、はい。もうすっかり元気です」
雄二は話題を変えて姫路に質問したのだ。相手されなかった明久は怒っていた
「ねぇ雄二!残りの半分は!?」
「はいはい。そこの人達、静かにしてくださいね」
「あっ、すいませ・・・」
明久の声に反応した福原先生が注意しながら叩くと教壇が壊れた
「・・・替えを持ってきますので、それまで自習してください」
「(そこまで脆いのはもはや問題だろー!?)」と言いたくなったが我慢した。暫くして戻ってきたのだが、先生らが戻るまでの間に雄二と明久は教室の外でなにか話していたのだ。いったい何を話してるんだろ?
「坂本君、あなたで最後です。自己紹介をお願いします」
「やっとか。さて……」
雄二は自分の席からゆっくり立ち上がり堂々と教卓の前まで進む
「俺がこのFクラスの代表の坂本雄二だ。俺の事は坂本でも代表でも好きなように呼んでくれ」
そう?それならば…
「マッスルゴリラ」
「誰がだ!?はったおすぞ!?」
好きなようにって言ったのに……ツッコミいれてきたね
「ゴホン、諸君らに訊きたい事がある。Aクラスは一人一人にシステムデスク、パソコン、エアコンにリクライニングシート。更には菓子や飲み物も完備。そして正面にはウン千万するであろうプラズマディスプレイが鎮座しているわけだが………………」
雄二は無言でゆっくりと辺りを見回す。そしてゆっくりと口は開いて言ったのだ
「……不満は無いか?」
「「「「「「「「「「大有りじゃぁぁぁああああああああああああ!!!!!!!!!!」」」」」」」」」」
「そうだろう!!これに関しては俺も代表として問題意識を持っている!!そこでだ、我々Fクラスは、Aクラスに対して、『試験召喚戦争』を仕掛けようと思う!!」
Fクラスの下克上が始まろうとしていたのだ
二日で御気に入りが10も越えていました!感謝しかありません!これからもよろしくお願いします