バカとのび太の召喚獣   作:絆と愛に飢えるシリアス

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Fクラスの報復

「こ・・この上ない屈辱だ」 

 

「明久。存外似合っておるぞ」 

 

僕達は今男子トイレで明久にメイド服の着付けとメイクを施していた。僕と秀吉で明久の着替えをさせていたのだ。万が一逃げ込まないように見張らないとね?

 

しかし・・・

 

「これだったらすぐに誰だか見当はつかないよね?」 

 

「うむ!それじゃわしは喫茶店に戻るぞ。存分に悪者をのしてくるとよい」 

 

そういって秀吉は一足先に戻っていった。わざわざ忙しいのに来てくれてありがたかった 

 

「それじゃこっちも行動に移すか!行こう!」 

 

「で・・できれば行きたくない」 

 

「大丈夫だって。これだと明久だってすぐにばれないしさ。・・・勝負に敗けたのだから行こうか?」 

 

「ヴっ・・・わかりました」

 

僕は明久と一緒にAクラス前まで一緒に向かうと三上さんが教室の前で待ってくれたのだ

 

「あっきたきた。のび太君に吉井く・・・」

 

三上さんは明久の姿を見て固まったのだ。そして、その姿を見た第一声は・・・

 

「意外と似合ってるわね・・・」

 

「出来れば、見ないでください・・・あと誉められても嬉しくない・・・」

 

そんなやり取りをしていて、A組の人が明久を呼び出して、連れていったのだ・・・僕と三上さんは元の席に戻って雄二に聞かれた

 

「どうだった、明久は?」 

 

「あれだとすぐに誰かなんてわからないわ」 

 

「うん!後は明久がうまくいってくれることを祈ろうか。女子たちには平静を装うようにいっているから問題ないけど、明久だからね・・・」 

 

「「あぁ、納得・・・」」

 

僕らは今、姫路さんたちは葉月ちゃんたちと一緒に到着したシフォンケーキを食べているところだ。これなら僕らが関与しているとは思うまい。 そうこうしているうちに明久が店内に入ってきた。そしてその手には箒とちりとりが握られている。本当に失敗しないでよ?

 

 

「すいません(裏声)」 

 

「なんだ?へぇ、こんな子もいたのか」 

 

「結構かわいいな」 

 

例の常夏コンビが明久に話しかける。相手の表情や動作から見て気づいていないね

 

「お客様。足元を掃除しますので少々よろしいでしょうか?(裏声)」 

 

「掃除?さっさと済ませてくれよ」 

 

そういって夏川は足元をどける。完全に気付いておらず気を許しているね?後は明久次第だ

 

「ありがとうございます―それでは・・」 

 

明久は箒と塵取りを置いて夏川の腰に手をまわした。あれ?これどっかで見たような・・・ 

 

「お?どうしたんだ。もしかして俺に惚れて―」 

 

「くたばれーっ!!」 

 

「ごばぁぁっ!!」 

 

渾身のバックドロップが決まった。これで夏川は二度目の脳天直撃となる。 ストライクー!

 

「お、お前はFクラスの吉井!?まさか女装趣味とは・・・」 

 

常村が明久に気付いたようだ。ここでFクラスの悪評を広められては困るから・・・ 

 

「キャーこの人、私の胸を触りました。(裏声)」 

 

「ちょっと待て、バックドロップするために当ててきたのはそっちだし、そして何よりお前は男だと―ぐぼぉぁっ!!」 

 

明久がフォローしたことでこちらが駆け寄る理由が生まれ、痴漢撃退という大義名分の下で俺たちが乱入してきた

 

「群衆の面前で破廉恥行為とは・・・恥を知れ、お前ら!!」 

 

「どこ見てんだ!?どう見ても被害者はこっちだろ!」 

 

そんな彼らはそう言うが三上さんは丸坊主の男に指を指して先ほどのクラスでの痴漢を声だしたのだ

 

「皆さん!この丸坊主の人は私のお尻も触っていました!!このモヒカンの人もです!」

 

「げっ!?お前はーーぐぼら!」

 

「いやー、まさか、女性に痴漢もやっていたなんて・・・否定もしていませんでしたから、確実に黒ですねー?」

 

これだけいえば非は相手に移るはず。周りも何事かと思い集まってくる。これならこっちに分がある・・・三上さんは先ほどのお尻触られていたのが怒りにたまっていたのかビンタをしたのだ。うん!ビンタは痛いね・・・

 

「とりあえずちょっと説明してもらえますか。ウエイトレスは倒れている人をちょっと裏に運んどいてー」 

 

僕は明久に夏川を捕まえるよう指示した。明久は夏川に何かしているようにも見えるが何してるんだ? 

 

「くそっ。行くぞ夏川!」 

 

「くそっ、これ取れねえぞ!?覚えてろよ変態め!!」 

 

僕も追いかけようとしたが雄二が明久と追いかけるから、店の方に戻ってくれと言われたのだ

 

変態に変態と言われた・・・何か変な光景だな・・・そろそろお会計頼もう

 

「すいません!お会計お願いします!」

 

「・・・夏目漱石2枚か坂本雄二一名どちらがいいですか?」

 

あれ?この選択は・・・・ごめん、雄二。みんなのためにささやかなプレゼントになってくれ

 

「坂本雄二一名で・・・」

 

「・・・またのお越しをお待ちしています」

 

霧島さんに見送られ僕らは教室の外に出たのだが・・・

 

「雄二の方でお支払してしまった・・・」

 

「まぁまぁ・・・のび太君。戻りましょ?」

 

自己嫌悪に落ちている僕に三上さんは慰めてくれたのだ。うぅ、癒される・・・・

 

遠くの方では明久の叫び声が聞こえたけど何しているのかな?

まぁ、とりあえずお客様を満足させにいかないと!




タイトル通りです!ここまで読んでいただいてありがとうございます!次回もよろしければ読んでください
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