バカとのび太の召喚獣   作:絆と愛に飢えるシリアス

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チャイナ服の交渉

「へぇ~、葉月ちゃん。お父さんは遠いところで働いているのか」 

 

「はい!年に2,3回ぐらいしか帰ってきませんけどその時にお土産とかいろんなものを持ってきてくれるんです」 

 

「そうなんだ~。でも寂しくない?」 

 

「ちょっと寂しいですけどいいんです。それにおねえちゃんがいますし・・」 

 

僕たちは今教室で葉月ちゃんと話をしている。というか客が全く来ないためか仕事がないため話すしかやることがないからだ 

 

「ういーす。今帰ったぞ」 

 

「どうだった?」 

 

「うん。特に問題なかったよ」 

 

「しかしあれを残しておいて正解だったな」

 

あれ?あれって何のことだろう?

 

「何があったのじゃ?」 

 

「実は・・・」 

 

簡単にまとめると3回戦の相手はBクラスの根本とCクラスの小山さんの二人で以前、撮影した根元の女装写真集を盾に明久たちは不戦勝をとったらしい。あのおぞましいものが映ったのを持っていたとは・・・三上さんには見せれない!

 

「こっちもいい加減建て直さないと本気でまずいね」 

 

このままだと客は絶対に来ない。何かインパクトのあることをしないと寄ってこない。ましてやここは旧校舎で奥ばったところにあるため、人もそんなに来ないのが現状である

 

「雄二は何かいいアイディアない?」 

 

「あるにはある。少し安直すぎるかもしれないが、効果は抜群だ」 

 

そういうと雄二はバックから一着のチャイナドレスを取り出した

 

「なるほど。これならすごいインパクトだし、客が集まるかもしれないね」 

 

本当に彼はこういう時は用意周到で無駄がない。だが用意したものが用意したものだから変な疑念を持たれるのは仕方ないが・・

 

「でもこれなら絶対成功するよ。これを――」

 

「明久。お前が着ろ」 

 

雄二は当たり前のように明久を見ていった。これ以上明久をさらし者にする気か? 

 

「お願い。メイドの次はチャイナとなると僕の女装趣味疑惑が確実なものになっちゃうから」 

 

「あれ?そうじゃないの?」 

 

「三上さん!僕は健全な男子高校生です。決して女装好きの変態じゃありません!!」 

 

最近、明久が間違った方向にみられ始めている気がするが明久、お前のいう事は何度も女装をさせられている秀吉がド変態だといっているようなものだぞ

 

「冗談だ。これを秀吉と女子全員に着てもらう」 

 

「わしがきるのは冗談じゃないのかのう」 

 

「たっだいま~。あれ?アキ、メイド服もう脱いじゃったんだ」 

 

「あ・・・残念です・・・結構かわいかったのに」 

 

「お兄ちゃん。葉月もう一回見たいな~」 

 

女子の面々が揃いにそろって何言っている。例え似合っていたとしても健全な男が女装するというのはこの上ない苦痛だぞ。本当にそういう趣味がある人はまた別だが明久がかわいそうだ。 

 

「ははは。残念ながらタダで人のコスプレを見せるほど世の中甘くないよ」

 

目が笑ってないね・・・・まぁ気持ちわかるけど、とりあえず、明久はチャイナ服を片手に出入り口をふさいだ。僕は反対側の出入り口をふさぐ。こうもしないと逃げるから 

 

「な、なんだか皆さん。目が怖いですよ?」 

 

「すごく邪悪な気配を感じるんだけど・・・?」 

 

二人が若干引き気味に俺達を見る。 

 

「やれ、明久」 

 

「オーケー。へっへっへ。おとなしくこのチャイナ服に着替え・・・」 

 

次の瞬間・・・島田は明久に顔面パンチ→明久のふくらはぎにローキック→明久はよろめいたのを逃さずには鳩尾にパンチ→明久は倒れてしまった 

 

「マジすんませんした!自分が調子くれてました!」 

 

「弱いなお前・・・」 

 

「でもどうしてそうなったのよ。確か須川の話じゃチャイナ服は着ないって話になっていたじゃない?」 

 

「店の宣伝のためと、明久の趣味だ。明久はチャイナ服が大好きだったよな?」 

 

雄二がニヤつきながら明久を見る。店の宣伝はまぁ正論。でも明久の趣味ってのはどうなんだといいたいが彼女たちを動かすためには彼の協力は必須か。 

 

「大好・・・愛してる」 

 

「なんでわざわざ言い直したんだ?」 

 

「しょ。しょうがないわね。店の売り上げのためにしかたなく着てあげるわ」 

 

「そ、そうですね。お店のためですしね」 

 

さっきまで渋っていたにもかかわらず急な変わりよう。本当にわかりやすくて助かるよ

 

「ねぇお兄ちゃん。葉月の分は?」 

 

「ん?葉月ちゃんも手伝ってくれるの?」 

 

「お手伝い・・・?あ、うん。手伝うから葉月にもあの服ちょうだいー!」 

 

葉月ちゃんは島田のチャイナ服を指さして言った。 手伝ってくれるのはうれしいけど労働法に引っかからないかな?まぁ、学園祭だし問題ないか

 

「ごめんね。お兄ちゃんたちもうれしいんだけど葉月ちゃんの分が今・・・」 

 

「・・・・・・!!(チクチクチクチク)」 

 

明久が断ろうとしたら、隣にムッツリーニーがすごい勢いで裁縫していた・・・はやっ!?

 

「ム!ムッツリーニ・・・どうしてそんなすごい勢いで裁縫をして!?それにさっきまでいなかったよね」 

 

「・・・・俺の嗅覚をなめるな」 

 

セリフだけ聞けば十分かっこいいんだが、今その状況で言ってもただの変態発言にしか聞こえない不思議だよねー

 

「それじゃ大会が終わった後に着替えてきますね」 

 

「いや、今着替えてくれ」 

 

「「へ?」」 

 

「宣伝のためだ。そのまま召喚大会に出てくれ」 

 

確かに店で着替えても客のいないこの状況じゃわからない。だったら公衆の面前で行っている召喚大会で彼女の姿を見せれば客は来るだろうな

 

「これを着て出場しろっていうの・・・?」 

 

「さすがに恥ずかしいです・・・」  

 

二人が渋るの無理ないよな。大勢の前でチャイナ服を着るのは恥ずかしいだろうし、なによりそのチャイナ服、スリットがかなり深いため、生足がかなり見えてしまう

 

「二人とも。お願いだ」

 

「明久・・・お前本当にチャイナドレス好きなんだな」

 

「もしかして二人とも。私の事情を知って・・・」 

 

「し、仕方ないわね。クラス設備のためだし協力してあげるわ。ね、瑞希?」 

 

姫路の言葉を遮って島田が姫路さんに聞いてきた。今ここでばれたら姫路が変に考え込んで負担をかけかねないし、ナイスフォローだ。 

 

「あ、はい。これくらいお安いご用です」 

 

「それじゃそれを着て大会に出てくれ。そしてその時Fクラスであることを強調するんだぞ」 

 

大会に出てFクラスを強調すれば店の宣伝とFクラスにもこれだけの猛者がいるという証明になって一石二鳥だ

 

「オッケー。任せといて。行くよ。瑞希」 

 

「はいっ!!」 

 

「折角だし、私も着替えるわ」

 

「いいの?他のクラスなのに」

 

「大丈夫よ。代表もクラスの皆も許可もらってるから手伝うわ」

 

「ならお願いね。三上さん」

 

そういうと3人は教室から出ていった。 三上さんが手伝ってくれるのはありがたい

 

「・・・・できた」 

 

「わ、このお兄さんすごいです!!」 

 

そしてこうしている間にムッツリーニが葉月ちゃん用のチャイナ服を完成させた。彼はエロの要素が絡むとここまでの力を発揮するのか?末恐ろしい・・・

 

「それではわしも着替えるとするかの」 

 

そういって秀吉が服を脱ぎ始めると明久が止めに入った

 

「ちょっと秀吉!!ここで着替えるの!?きちんと女子更衣室で着替えないとダメだよ!」 

 

「・・・最近。明久がわしのことを女としてみているような気がするんじゃが」 

 

「気のせいだ。秀吉は秀吉だろう」 

 

「うん。雄二の言うとおりだよ。秀吉は性別が「秀吉」でいいと思う。男とか女とかじゃないさ!」 

 

「俺がいったのはそう意味ではないんだが・・・」

 

「あれ?違う?」 

 

うん。明久の間違いだよ・・・

 

そんなこと話していると・・・

 

「んしょ、んしょ・・・!」 

 

「・・・・・!(ボタボタボタ)」 

 

葉月ちゃんも秀吉同様にその場で着替えたところをムッツリーニが見た途端、膝をつき、ものすごい勢いで鼻血を出し始めた。小学生の裸を見て鼻血を出す 

 

「は、葉月ちゃん!君もこんなところで着替えちゃダメだよ。ムッツリーニが出血多量で死んじゃうから!」 

 

「とりあえずいったん着替えておねえちゃんたちのところに行って。案内するし」 

 

「え?はい。わかりましたー」 

 

そういうと葉月ちゃんは脱いでいた服をもう一度着替えてチャイナ服を持った。子供というのはこういうのがあるから心底驚かされる。僕もそんなことを考えている時点でムッツリーニと同等なんだが・・・何か昔のこと思い出して泣きたくなった・・・

 

「とりあえず僕は葉月ちゃん連れていくし、明久はムッツリーニの治療にあたってくれない?」 

 

「オッケー。ムッツリーニ!しっかりするんだ!!今輸血をするから!」 

 

「・・き・・・キャラプリ…」 

 

「ムッツリーニ!!」

 

あの二人の会話に突っ込み入れるの疲れるから逃げたとここだけの話だ・・・




ノロノロかいてすいません!そして、ここまで読んでいただいてありがとうございます!次回もよろしくお願いします
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