僕は今、目の前の光景に愕然としている。何故なら姫路さんたちを助けに行くために別れたムッツリーニ達はいないで、目の前では所々ボロボロになっている姫路さんと美波がそこにいたのだから・・・・
「罠か・・・?」
雄二が何か懸念な顔をしてるけどそんなの関係ない!!そう思った僕は全速力で姫路さん達の方に駆け寄った
「二人とも!!」
「あ、おい!明久!」
「まて!?」
ジャイアンや雄二が止める声がするけどそんなの関係ない!だって本物だよ!?きっとこの二人は!
「姫路さん、美波!」
僕は二人を呼び掛けたが反応はいまいちだったというか、意識が覚醒してなかった・・・。体全体は傷らしいのが見当たらなかったのは良かったけど何でこんなところに・・・?
「眠っているだけだと思うが・・・」
「ドラえもんさん、一応二人の状態を確認できる道具はありますか?」
「任せて、【お医者さんカバン】~」
真理亜さんの言葉にドラえもんは四次元ポケットからカバンを取り出して二人の状態を見てくれた
「・・・・うん!二人とも健康状態は悪くなく、寧ろ今は眠っている状態みたい」
「栄養とかとれてるの?」
「不思議なことに二人ともきちんと栄養は大丈夫みたい」
「え?それはつまりここの人間が姫路さんたちをきちんと食事を与えてくれたということ?」
僕の疑問に三上さんが答えてくれた
「きちんと栄養はとらしていた可能性としてはあるわね」
「でも何でこんなところに・・・?」
「脱走をしていたが、疲労が出てきて倒れたとか?」
僕とルカさんの疑問に皆は???となっていてどうしてこうなったのか考えていた。すると、ジャイアンが手を叩いて深く思考に入りかけた僕らを呼び掛けた
「分からないが、とりあえずは二人を保護するぞ。それに敵がここに潜んでいない可能性はないと思うから早めに動くのが得だな」
「そうですね。いざとなったら私とルカが攻撃を防ぐこともできますから大丈夫ですよ」
「どちらにしてもまずはここから上へ目指そう」
僕らが上を目指そうとして動くなか、一人の女性がじっと何か考えていた。そんな様子にドラえもんと霧島さんが声をかけた
「・・・・・」
「美子ちゃん?」
「・・・どうしたの?」
「はっ!?な、何でもないわ!」
「何か気になることでもあるのか?三上」
「いいえ、恐らく杞憂なら言わないに越したことないから心配しないでいいわ」
「そうか。なら、いくぞ!」
「「「「「おう!」」」」」
雄二は三上さんの様子が気になり声をかけると三上さんは少しだけ驚きながらも何でもないと笑っていた
「うーん・・・(あの三上さんが呼び掛けに対する反応の遅さは少し気になるけど・・・本人が大丈夫ならいいっか)」
「・・・(ないと思いたいけど、この二人自体が罠の可能性が・・・いいえ、二人はきっとそんなことにならないはず。・・・あんな辛い思いをするのは私だけでいい・・・)」
三上さんが悲しそうな顔でそんなことを考えているのは誰も気づいてなかった・・・
因みに姫路さんや美波はまだ起きそうにないからどうしょうと思っていたら、霧島さんと真理亜さんがそれぞれおんぶしてつれていくと言う選択になった
ーーー???ーーー
一人のフード姿の男がある王座の席に座っているのを確認すると、膝まずいて報告をしていた。王座の席に座りその報告を聞いた人物は愉快そうに笑っていた
「ここに侵入者がきたというのか・・・」
「(コクッ)」
「ふむ。ならご丁寧にこちらも出迎えるまでだ・・・」
「なら、私が出ます」
王座の席に座り報告を聞いていた人物は次の手を考えていると、別の声が勇ましく声をあげた。そして、声をあげたその人物をみて確認の意図をきいた
「ほう、いけるのか・・・?」
「無論です。やつらにも絶望を必ずあげますよ・・・」
「ならば任せる。そして、貴様も待機しておけ」
「「はっ!(コクッ)」」
一人はしっかり返事し、一人はうなずいて返事していた
明久達に脅威が迫っているのはまだ誰も知らない・・・・・
明久side
僕らはゆっくりと歩き、次の扉があった。なんかこれは前もあったような気がするけど・・・気のせいだよね?
「姫路と島田はまだ起きないのか?」
「うん、そうみたいだね」
「でもなんであんなところに二人が??」
「そこはわからないが、とりあえず中に敵がいると思うから油断するなよ」
「わかってるよ」
僕と雄二は小さい声で話し合いながらゆっくりと扉を開けたら・・・そこには大きな広間が目の前の光景に移った
「・・・・おい、何でなかはこんなにきれいなんだ?」
「わからないよ」
ーーー漸く来たのね。待ちくたびれたわ
「「「「「「!」」」」」」
僕らは誰もいないはずの広間から声が聞こえたので全員固まって周りを見た
「・・・瑞希と美波をおんぶして戦うのは危険」
「そうですわね。すいませんが、一回下ろします」
霧島さんが警戒しながら下ろす案を出していたので真理亜さんも同意してゆっくりと地面におろした
「おい、どこにいる!?出てきやがれ!」
ジャイアンの怒声で出てくるかと思われたが、相手は落ち着いた声で返事していた
ーー生きのいいボウヤ・・・ウフフ・・やりがいがあるわね
「!」
ジャイアンが前に出ていった瞬間にジャイアンの背後からなにかが攻撃を迫っていた。ジャイアンの回避が間に合わない!?
「「はぁ!!」」
「っ!?」
そんな回避が間に合わなく攻撃が当たると思われた瞬間に真理亜さんと三上さんが前を出て攻撃を弾いた
「すまねぇ・・・助かった」
「大丈夫?」
「全く・・油断しないでください。それよりも背後から攻撃をするとはずいぶんと姑息な方なんですね」
真理亜さんはジャイアンに優しい顔で指摘したあとにどこからか攻撃した人物にたいして怒りじみた声で周りを見ていた
「あらあら、小娘の分際で言ってくれるわね?・・・」
「「「「「?」」」」」
「・・・・その声は・・・?」
三上さんはなにか気づいたのか驚愕の顔を思い浮かべて、対する相手の女性は余裕そうな顔をしていた
「あら、もしかって私の事をおぼえてないのかしら?」
「えーと・・・誰??」
僕は目の前に現れた女性が何者なのかわからないが、向こうは何やら僕たちの事を知っているみたいだ
「どなたですか・・・?」
「そうね・・私の名前を聞く前に・・そろそろ遊びは終わりよ。戻りなさい」
「え?・・・くぼぅ?!」
「吉井君!?」
「「「「「!」」」」」
一瞬なんのことだと思うと僕の背後にいきなり攻撃が直撃して思わず変な声を出してしまった。そんなふっばされた僕を見た三上さんが心配した声をあげると皆も何事かとみていた
「「・・・」」
そして僕や皆がみた方向には、いつの間にか立ち上がっていた姫路さんと美波が僕に攻撃したのがわかった
「吉井くん大丈夫!?」
「う、うん。なんとか・・・」
「ねぇ、それはどういうつもり?瑞希さんと美波さん・・・・」
「「・・・・・」」
三上さんは僕の方に状態を確認して大丈夫だと伝えると安堵していた。そして、真理亜さんが咎めるように二人に質問をするが二人は答えなかった
「ふふふ・・・」
「クスクスクス・・・」
「何がおかしいの?」
「「アッハハハハハハ!!!アッハハハハハハ!」」
「美波・・・?姫路さん?」
「吉井君たてる?」
「う、うん」
真理亜さんの質問に二人は急に大笑いしていた。そんなようすに僕は戸惑うなか三上さんが心配そうに聞いてきたので僕はゆっくりと立ち上がった
「貴方達・・・今、吉井君に攻撃したのになんとも思わないの?」
「アキに攻撃したのになんも思わないかって?別になんとも思わないわよ・・・ってか、アキに興味はないし仲間や友達とも思ってないわ」
「そうですね。吉井君に攻撃しても何とも思いませんよ?そもそも吉井くんなんか興味ありませんから」
「・・・え・・・?」
僕は今二人から放たれた言葉に呆然として立ち尽くしていた。今二人は何て言ったの・・・?
「今なんて・・・?」
「明久、前に出るな!!」
雄二がなにかいってるの聞こえるけどそんなの関係ない・・・今のはきっと気のせいだよね?
「わかってないみたいね。もう一度いってあげるわ」
「そうですね」
「「私達は貴方の事なんも思ってないから・・・・死んで?」」
姫路さんと美波が僕に向かって全速力で攻撃を仕掛けてきた。・・・そうか・・・君たちは僕の事なんも思ってなかったのか・・・嫌われていたんだね・・・
「(あぁ・・なんか・・・もういいや)」
僕は迫る攻撃に回避することなく受け入れようとしていたが・・・・いつまでたっても二人の攻撃が僕に当たった感触しなかったので目を開けると・・・
「「っ!?」」
「「・・・・」」
真理亜さんと霧島さんが僕の前にたって姫路さん達の攻撃を防いでくれた・・・
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