バカとのび太の召喚獣   作:絆と愛に飢えるシリアス

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怒り

美子side

私達は・・・いえ、私は少なからず嫌な予感はあったのになんも対策をたてなかった自分に腹立つわ・・・

 

「吉井君、今の貴方の気持ちはわかるわ。・・・いえ、すべてわかるとは言わないわね。だけど今は辛いと思うけどここは・・私たちに任せなさい」

 

「・・・・吉井、ここは私たちに任せて」

 

「でも・・・」

 

「大丈夫です。きっと貴方の大切な人の心を取り戻して見せますから・・だから先にいって下さい」

 

私や霧島さんと真理亜さんがここは請け負うと伝えると吉井君は悩んでいた。私達としては、吉井君達が先にいってくれた方が安心だと思うけど・・・

 

「悪いがそれはできない。真理亜さん」

 

「!・・・なぜですか?武」

 

吉井君が悩んでる所、私たちのたのみを拒否する声があった。それは真理亜さんの恋人兼婚約者の武君だったので真理亜さんは少し怒っていた

 

「この二人を助けるはずの秀吉やムッツリーニが捕まった可能性が考えられる以上、下手に別行動は避けたい」

 

「・・・私達はその心配はない」

 

「翔子・・・あのな、相手は姫路と島田とそれに謎の敵がいる以上絶対に大丈夫という可能性はないぞ」

 

「それは・・・そうだけど・・・」

 

「それにな・・・俺はな、少なくとも恋人をこの場に任せて行きたくはないんだよ!」

 

「!・・・武君・・・」

 

真理亜さんは剛田君の言葉に驚いたように振り向いていた。その剛田君は少しだけ真っ赤にして私たちをみていたので真理亜さんはクスッと笑っていた

 

「わかりましたわ。この敵を倒して瑞希さんと美波さんを救って一緒に行きましょう」

 

「・・・夫も心配してるから早めに倒させてもらう」

 

「決まりね」

 

私たちが今からとる策はどうするのかは、その時に決めたらいい。ただ、今私たちの気持ちは・・・・

 

「「「(絶対に許さない!)サモン!!」」」

 

「「「フフフ・・・」」」

 

私達は目の前の敵・・・そして、友達が操られているのに我慢できるほどお人好しではないの・・・

 

だから・・・

 

「真理亜さんと霧島さんは瑞希と美波をお願いします。私は・・・あの敵と戦います」

 

「それはいいけど・・・やけにあの敵には凄く睨んでるけどなにか因縁あるのですか?」

 

「あるもある・・・。なにせ、目の前の敵は・・・声を聞いて確信したわ」

 

えぇ、そうよ。あの声を聞いたら漸くはっきりとわかったわ・・・そして、この果てしない怒りの気持ちが抱いた理由を・・・ね

 

「あら?なにかしら」

 

「いい加減にそのフードをとったらどうですか?名前は知らないけど・・・貴方の声に聞き覚えはあるわ」

 

「へぇ・・・?」

 

「三上さんはあのフード姿の敵を知ってるの!?」

 

吉井君が驚いた声をあげていたが、吉井君に限らずに周りの皆が驚いたように私をみていた

 

「えぇ、恐らく吉井君や坂本君、翔子や美波と瑞希と木下君と土屋君は知ってるはずよ」

 

「「「「え?」」」」

 

私の言葉に吉井君達は驚いていた。私もついさっきまでは忘れていたわ・・・

 

「本当に忘れていたわ。ねぇ・・・貴方なんでしょ?のび太君をナンパしていた女・・・」

 

「「「「!?」」」」

 

「えぇ!?のび太君ナンパされていたの!?」

 

「予想外の発言を聞きましたわ・・・」

 

「ふふふ、そうよ。そして私の名前は・・・はっ!」

 

私が指摘した敵は笑いながらフードをとった。見た目は20代前半で身長は・・・168~170cmで髪の毛はショートで性別は女性ってことね

 

「改めて名乗るわ。はじめまして、私の名は・・・留瑠璃よ」

 

「留瑠璃ね・・・。なら,此方も名乗られていただきます。私の名前は三上美子よ。そして・・」

 

「そして・・・?」

 

「私の大切な人をナンパした怒りを・・・いまここで受けなさい・・・!」

 

「「「「「「ひぃぃ!?も、物凄くキレてるぅぅぅ!?」」」」」」

 

「クスクスクス・・・お互いにこの時間を楽しみましょ?小娘」

 

「戯れ言は聞くつもりはないわ・・・。覚悟しなさい!」

 

私は目の前の敵を必ず倒すと決めた・・・そして同時にこの女からいいようのない寒気を感じたのはきっと気のせいだと思いたい・・・

 

真理亜side

三上さんは敵の正体を知っていて、尚且つのび太さんをナンパしていた人とは思いませんでしたわ・・・。あちらの敵は、三上さんに任して私達は・・・

 

「あんた達が相手してくれるの?」

 

「そうですわね。霧島さんが姫路さんを相手してくれるので、私はあなたが相手です。・・・さぁ、覚悟はよろしいですか?」

 

「ふふふ、楽しませてね」

 

今の目の前にいる彼女は悪意に飲み込まれてますわね。さて、私は空手の格好をしていて美波さんは召喚獣と同じ格好ですか・・・

 

「来なさい。必ずあなたの心を取り戻して・・・吉井さんに謝ってもらいます!」

 

「あはは、あなたも負けて、私たちと同じ立場になってもらうわ!!」

 

「お断りします!」

 

美波さんは私に向かって突く攻撃を繰り返してましたが、私はこちらに来る攻撃を流し込む感じで交わしてました。勢いと攻撃は確かに鋭いですが・・・・

 

「当たらなければどうしたことありません!!はぁ!」

 

「っ!?」

 

私は気合いを入れると共に美波さんの手を強く叩くと向こうは当てられると思ってなかったのか驚いて後ろに飛び下がった

 

「ふぅ・・・・美波さんにひとつだけいいこと教えます。私は今、3つのことに怒りがあります」

 

「怒り?」

 

「えぇ。その前に・・・・貴方は・・・妹のことを覚えてるかしら?」

 

「・・・え・・・」

 

「今操られてる貴方は・・・貴方の大切な妹を覚えていますか?」

 

「お、覚えているに決まっているでしょ?いきなり何を言ってるのかしら」

 

「(妹の事を覚えてるのに何故、敵に?)そう・・・ならもう1つ聞きますけど・・・貴方は吉井さんの事をどう思ってるのですか?」

 

「別に興味はない」

 

「・・・そうですか・・」

 

操られて本心で言っていないとはいえ、さすがにこれは聞いていて苛つきますね・・・

 

「私が先ほどいった3つのことで怒っているといいましたね。おしえましょうか?」

 

「は、なにいってるの?」

 

「まず1つは自分自身に対する怒り・・・」

 

「っ!(足蹴り!?避けないとこっちが危ない!!)」

 

私は右足で美波さんの体に向けて攻撃をすると、美波さんは慌てて下がっていたがこれは予想通り

 

「こうなるくらいならあの日の夜に、もっと早く気づいてあげればこんなことにならなかったのにと今でもおもいます」

 

「くぅ!調子に乗らないで!!はぁぁ!!」

 

「はぁ・・・!ふっ!」

 

「(攻撃の軌道をずらした!?)っきゃぁ!」

 

突きの攻撃を仕掛けた美波さんにたいして、腰を落として上へ思いきり叩くと美波さんは驚いていたが、攻撃の手を緩めることなく両手を平いて突き飛ばした

 

「2つ目は・・・」

 

「調子に乗らないで!!」

 

「その短気な攻撃では私に当たりませんよ」

 

「えぇい!何で当たらないのよ!」

 

「2つ目は・・・私は貴方達を操っている敵に対して物凄く怒ってます。はっ!!!」

 

「さっきより攻撃が重い!?」

 

私はこの世界に来る前に美子さんと二人で話すことがありました。のび太さんの話になったときの彼女の辛そうな顔を見たときに何かあったのか気になり質問をすると、彼女は包み隠さずに教えてくれた

 

『真理亜さん・・・私はね、操られていたの』

 

『・・・・え?』

 

その時の彼女の表情は一生忘れることはないでしょう・・・

 

『のび太君の行方不明の原因は間違いなく私が関係してると思うの・・。あの日の夜に敵に操られた私は・・・最低なことに恋人ののび太君に背後から攻撃したの』

 

『・・・・』

 

『ドラえもんさんと吉井君のお陰であの日の記憶を取り戻したときに私は・・・あの日ののび太君を攻撃したときどう思ったのかわかったの』

 

『それは・・・もしかって、攻撃したくないという気持ちがあった?』

 

『いいえ、そうではないの・・・あの日の操られていた私は・・・のび太君に攻撃した時にとても楽しくなり攻撃を加えていたの』

 

『えっ・・・・』

 

私はそれを聞いて物凄く驚いた。のび太さんと美子さんの恋人としては誰もが憧れる位の仲良しだったから美子さんがそんなことを思っていたのは予想外だった

 

『今でも思うわ。あの日の自分は凄く最低だと・・・・大切な人に攻撃した私は恋人失格ね・・・』

 

『美子さん・・・』

 

『これでもしも・・・彼が帰ってこなかったら・・・ほんとうに生きていなかったら・・・私は・・・私は・・っ!』

 

『美子さん・・・誰も見ていないので・・・今は泣いていいですわ』

 

『っっ・・・ぁぁぁ!!!』

 

声にならない叫びで泣いていた三上さんを抱き締めながら私はこのときに誓いました。この二人の仲を切り裂いた敵を・・・絶対に許さないと!!

 

「だからこそ!!私は!!」

 

「くぅ!」

 

「今、目の前に操られている貴方達を助けることと悲しみを引き起こした敵を必ず許さないと誓ったのです!!」

 

「戯れ言をいわないで!!(このままでは本当に私が負ける!!そんなのはあってはいけない!!)」

 

「そして、三つ目は・・・」

 

私はゆっくりと歩きながら吉井さんに向けていったあの言葉を思い出していた

 

『アキに攻撃したのになんも思わないかって?別になんとも思わないわよ・・・ってか、アキに興味はないし仲間や友達とも思ってないわ』

 

『そうですね。吉井君に攻撃しても何とも思いませんよ?そもそも吉井くんなんか興味ありませんから』

 

『『私達は貴方の事なんも思ってないから・・・・死んで?』』

 

その言葉を言われた彼は絶望をしていた。そして、私達は彼がどういう思いで彼女達を思っていたのかわかってるからこそ・・・

 

「操られているとはいえあなたたちが吉井さんに対して言ったのは・・・」

 

「交わされた!っ!?」

 

私は美波さんの突きの攻撃を回避して目の前に迫って拳をしっかり握りしめて、後ろに引いた。そのようすに美波さんは怯えていたが関係ない!

 

「彼の心を傷つけたことが私は許せない!!!!美波さん、彼の痛みをもとに味わいなさい!」

 

「回避できない!?」

 

「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

 

ーーードシンッ!!!

 

「っ・・・あ・・・」

 

「・・・目が覚めたときはきっとあなたはもとの美波さんに戻っているでしょうが・・・今はそこで眠ってください」

 

私は気絶した美波さんを抱え込み、小さく呟いた。そして、私の後ろには・・・

 

「真理亜、無事か?」

 

「はい♪私は大丈夫ですわ」

 

大切な人が心配そうにそこにいたので、私は明るい声で返事した。必ず貴方達を操った敵を殴るから・・・今はそこでねといて・・・




ここまで読んでいただきありがとうございます!次回も宜しくお願いします!また、ご不満のかたもいるかと思いますが暖かいめで見てくだされば嬉しいです
これからも宜しくお願いします!
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