私は目の前の敵でもある留瑠璃の雰囲気が変わったことに気を締めていた。少しでも油断したら・・・私がやられる!
「いくわよ・・・っ!」
「消えーー・・・っ!!」
「三上さん!?」
目の前にいたはずの留瑠璃が消えて私は回りを探ろうと思った瞬間、留瑠璃が私の目の前に現れて肩の方へ攻撃してきた。そんな様子に吉井君が心配した声が聞こえたので、私は毅然と返事した
「っ・・この程度は大丈夫よ!(このままでは危ないから距離をとらないと!)」
私はすぐに留瑠璃から距離をとり、本をもって構えていた。今の攻撃は速すぎて見えなかった・・・
「おいおい、いまのは瞬間移動か?!」
「えぇ!?それって最悪じゃない!?」
「・・・・違う」
「ドラえもんさん?」
「それは僕らも同じ意見だよ」
「はい。あれは瞬間移動ではありません。どちらかというも・・・速く移動したということですね」
「え?ルナさん、それはどういう事?」
私は戦いながらルナさんの意見を聞き返していた。私は目の前に消えて攻撃されたようにしか感じなかった・・・外から見たら違うということ?
「正直、留瑠璃の今の攻撃は私自身は見えなかったわ。外からはどう見えたの?」
「恐らく、余りの速さで目が見えなかったのだと思います。・・・もし良かったら、私たちも協力して戦いますけど・・・三上さんの気持ちを私は優先にしたいです」
「・・・私は・・・っ!」
「あら?お仲間が協力してくれるなんて良かったわね」
相手の何かの攻撃が私の体を直撃した。今のも速すぎて見えなかったということね・・・。ルナさんが協力の案を出してくれて、留瑠璃は余裕さをだしながら待ち構えていた
「(本音を言えば私一人で決着をつけたかったけど・・・負けてしまえばのび太君の手がかりもつかめない・・だから・・!)ルナさん、協力をお願いしていいですか?」
「はい!」
「ふふ、二人でも三人でも私は構わないわ。・・・・ここは戦いの場。スポーツみたいにルールがある訳じゃないのだから遠慮しなくってもいいわよ」
「そう・・・なら、遠慮なく仲間を頼らせて戦うわ!」
留瑠璃の言葉に私は不敵に笑いながら仲間を頼る選択にすると私の側にルナさんがゆっくりとよってきた。そうね・・・闘いなら確かにスポーツみたいにルールはないのよね・・
「私の役目はどちらかというとサポートだから・・・三上さんは戦闘をおねがいね?」
「はい!」
「・・・あら?よく見ればあなたも可愛いわね。どう?貴方もだけど三上美子もよければ私たちの仲間にならない?」
「せっかくのお誘いですが、断ります。私は・・・お友達を助けるためにここにいるので、あなたたちの仲間になるなんてのはあり得ません」
「そうね。私も断るわ・・・特に大切な人を奪った敵とはね・・」
「あらあら、残念ね。・・・ならここで私が引導を渡してあげる」
「おあいにくさま・・・ここで貴方が私たちに負けるのよ。風よ吹き荒れくれ!チンカラホイ!」
私は手を前に出して呪文を唱えるのと同時にその攻撃は留瑠璃の方へと向かっていた。その攻撃に留瑠璃は少し慌てながら手で弾いていた
「(いまのは恐らく超能力かなにかで私の攻撃を弾いたのね)当たらなかった・・・か」
「ふー・・・いまのはなかなか攻撃の速度が良かったわね。少し危なかったわ」
「残念ね。・・・私の攻撃だけが通用しなくって」
「え・・・?」
「貰いました!はぁぁぁ!」
「!?っあ!!!」
私の言葉に留瑠璃は一瞬怪訝そうな顔をしていたが、ルナさんが超能力で留瑠璃を弾き飛ばすと彼女は予想外の攻撃に直撃して近くの壁に当たった。そして、彼女はゆっくりと立ち上がりながら疑問を漏らしていた
「あなたの攻撃は弾いたはずなのに一体なんで・・・?」
「そうね。確かに私の攻撃は弾いたからその攻撃は当たらなかったわね。けど、それはあくまで囮の攻撃よ」
「まさか・・・!もう一人の女性が!?」
「・・・」
「えぇ、そうよ。貴方が気を緩むのを見越してね」
「なるほどね。確かに油断していたけど・・・もうその手は食らわないわ」
「・・・・そうね」
私は留瑠璃がもう油断はしないだろうと思い、ルナさんに聞こえるように話していた
「流石に長期戦に持ち込めないし、体力もきつく感じるから・・・ルナさんはみんなに攻撃が当たらないようにそばいてほしいの」
「三上さんはどうするのですか?」
「・・・・私はこの召喚状態でしか使えない特殊能力で・・・決着をつけるわ。あれを使うタイミングの時にみんなを守ってほしいの」
「・・わかりました」
「相談してるところ悪いけど・・・攻撃再開させてもらっていいかしら?」
私がルナさんにたのみ事をしてると、留瑠璃は律儀に待っていてくれた。私はそれを見て少しだけ疑問を言った
「・・・本当に律儀に待ってくれるなんてあなた本当に敵なの?」
「・・・・敵よ」
「そう。でも、少しだけ今おかしいのよね」
「どこがおかしいのかしら??」
「あなたが本気なら・・・・さっきの攻撃で私は終わっていたわ。それに、瑞希と美波が操られていたとき最初はあなたを倒したら二人は正気に戻ると思ったの」
「・・・」
「けれど、そこで私は一つ思ったの。本当に貴方が操っていたのなら、その気になれば私たちを全滅させる指示もだせたはず・・・つまり、貴方は・・・」
「もう御託はいいわ。そろそろ決着をつけましょう」
私が今の今まで疑問に思っていたことを話そうとすると、留瑠璃は冷たい目で私を見ていた
「・・・・そうね。話すよりもここで決着をつけるのがいいわね」
「・・・・えぇ。三上さん、あなたのそのまっすぐな瞳に敬意を表して私は私の最高の一撃をあなたに与えます」
留瑠璃はゆっくりと手を前に出していたのと同時に私も手を前に出して特殊能力をだす準備をしていた
「・・・少しの時間だったけど楽しい戦いだったわ。これでないても笑っても私たちの戦いは終わりよ・・・」
「そうね・・・。貴方との闘いはこれで終わりよ」
「いくわよ・・・はぁぁぁ!」
「これは私の最高の一撃よ。特殊能力発動!【ジャンボット・ビーム】」
ーーー!!!!
「「「「「うわ!!」」」」」
わたしたちの攻撃がぶつかり合うのと同時に辺りに爆風が飛び散った。その余波で、ドラえもんさん達が吹っ飛びそうになってるのか悲鳴をあげていたのが聞こえた
「はぁぁぁ!」
「っっ!!!(力は互角だけど!このままでは私は負けてしまう!!)」
「私は・・・負けられないの!!負けたくない!だから・・・ここであなたに勝つ!!」
「!(またもう一段階あがってる!?どこから彼女はそんな力が・・・!!)」
私は力を入れながらもこのままでは負けてしまうと心が折れかけていた。あんなにまだ力があるなんて!!
ーー・・・美・・・子・
「(なにか聞こえる・・・?)」
ーー美子さん・・・・
「(この声は・・・・)」
ーー大丈夫だよ・・・君ならきっと・・・落ち着いてやれば大丈夫だよ
「(・・・フフ、貴方はやっぱりどこかで見守ってくれてるのね。不思議と・・・力が沸いてきたわ)」
「な!?」
「貴方が負けられない理由はわからないけど・・・私も負けられないのよ!!留瑠璃!!!」
「っつ!!三上美子ぉぉぉ!!」
「留瑠璃ぃぃぃぃ!」
「「はぁぁぁぁぁぁ!!!」」
私達はお互いの最高の一撃を出しきるために叫んだ・・・・・
そして・・・・・
辺りに光が走った・・・・
ーーードゴォォォォン!!!