あの日の夜・・・・
僕はたった一人の超能力使いに負けた・・・
『がは・・・・』
『・・・・・やはり貴様は利用価値がある』
『っぁ・・・』
『これまでの貴様の記憶と魂を完全に封じ込めてやる。そして、痛みも感じれなくしてやる』
『何が・・・・目的だ・・・っ!』
『敢えて言うなら・・・復讐と絶望を味わせるためだ。そしてーー』
奴は僕に手をかざしてーー
『次に目覚めたときは貴様は私達の完全な兵隊となれ』
僕はそこで完全に意識が切れた
そして今・・・
「っっ!」
僕は上がらない右腕を押さえながら、ある人物を見ていた
「どうしたの?もう終わり?」
「明久・・・・!」
「どうやら、野比のび太はいい実験体でいい結果を我々にもたらしてくれた」
「うむ」
明久の言葉に僕は睨みながら、痛む右腕を押さえていた。どうやら本当にタイムアップだったみたい・・・
「全く・・・今回ばかりはさすがに助かる望みも低く挑むとは・・・だけど・・・がはっ!」
うるさいと言わんばかりの明久の問答無用の攻撃されて、僕は近くの壁へ直撃した。反撃すれば、美子さん達が危ない・・・
「もう一撃」
「っかは!!」
明久の拳が顔面に直撃して、僕は地面にひれ伏していた。どうやら、先程から体が重いのは明久達との戦いとそれ以前の戦いで一気に痛みが強くなったのか動きが重たく感じる
「本当に参ったな・・・」
「ふはははは!どうだ?我らが味わったと屈辱の痛み、苦痛はこんなものではないぞ!!もっとやれ!」
「黙れ」
「「「!」」」
「僕が今、戦っているのに口挟むな」
明久はMr.キャッシュとDr.クロンに睨みながらドスの効いた発言をしていた。どうやら、明久が改造した薬を飲んだと言うのは何となく察した
「明久の性格、無情になってただひたすら狂暴性が出ているとなると、飲ましたのは【ジキルハイド】だね?」
「!」
「ビンゴか・・・。僕はね、これまでたくさんの道具を使っていたことがあるから覚えているのさ。それは確か、人柄がまるっきりあべこべになる錠剤だったはず」
「「・・・・」」
僕の推理に彼らは唖然としていたが、そんなの知ったことではない。恐らく、僕は彼らによってあれを飲んだ可能性は低いが・・・ひょっとして、秘密道具の上に更に何者かが僕の心を操ったということか・・?
「!がはっ!!」
思考に沈んでいると、明久のけりが僕のはらに直撃して、美子さん達がいる牢屋に思い切り直撃した
「あだだだただた!?!」
するとその牢屋に直撃するや否、僕の体に電気が走り思わず苦痛な声をあげた
「がはっ・・何故・・・電気が・・・!?」
「これは、人質の脱出防止用だ。仕掛けるのは普通だろ?」
「さぁ、吉井明久!野比のび太を倒せ!」
「っくそ・・・・」
僕はよろよろになりながら、右腕を押さえて立ち上がっていた。正直、もう右腕は上がらないし武器を持とうとすると痛みが走る・・・
ここまでか・・・・!?
「のび太君・・・・?」
「え・・・・」
僕は声をした方向に振り向くと、気絶していた美子さんがまだ意識覚醒してないのかゆっくりと起き上がっていた
美子side
私達はあのフード姿の人達に囚われてそこから記憶がないのだけど目を覚ましたら、手足はきっちりと動かないようにされてるし、瑞希達も横で寝ていた
「(一体どうなって・・・・)」
「あだだだただた!?!!!」
「(この声は・・・)」
私はその声した方向に振り向くと、片膝は地面に倔していて右腕を押さえながらよろよろと立ち上がる人をみて私は思わず名前を呟いた
「のび太君・・・・?」
「え・・・・」
ボロボロになっていて、尚且つやっとの思いで立ち上がっている彼は私の大切な人ののび太君だった・・・
「よかった・・・無事に生きていたのね」
「まぁね・・・・っ!」
すると、のび太君が急に前をみてから横へと思い切りとんで逃げていた。一体何がーーと思っていると、その攻撃した人物をみて私は大声をあげた
「っあぁぁ!!」
「な!?よ、吉井君!?!!」
のび太君を攻撃したのは吉井君だったけど・・・どこか様子がおかしい
「ふはははは!いいぞ!我らの復讐のためにそいつをもっと苦しめろ!」
「全てを無にしたそいつをこらしめろ!」
「!」
私は別の方から聞こえたこえをふりむくと、メガネをかけたお爺さんと身長が高く細い男がそこにいた。その言葉をきいて、私は確信した!のび太君達のこういう状況はこの人達のせいね!
そして、のび太君が攻撃しないのは吉井君が操られているから?いえ、それならもう少し対応してるはず
「それは私達が人質としてとられているからよ」
「!留瑠璃!」
「・・・奴等はそんなにたいした戦闘が強い訳ではないから隙があれば倒せるはずよ・・・」
「うっ・・まさか、私達が足手纏いになるなんてね・・・」
「ルナさん、美波、瑞希、翔子も目が覚めたのね」
私は目を覚ましたメンバーの名前をいうと真理亜さんがきつい目で先程の人たちを見つめていた
「私は少し前に・・・ですが、今にも怒りが爆発しそうです。のび太さんが反撃しないのは私達のせいです」
「そんな・・・」
「もしも反撃すれば、私達に電気を走らせて苦しめると・・・」
「な!?あいつら卑怯じゃない!?」
そんな・・・・
「・・・なんとか今は我慢しないと行けません・・・のび太さんも私達も必ずあの人たちを倒せる手段が見つかるはずです!」
「そうね・・・」
私は今戦っている二人を見つめながら必ずチャンスが来ると今は我慢していた
ドラえもんside
「「うぉりゃぁぁ!!うぉゃぁぁ!!」」
僕らは閉じ込められた牢屋で現在、ジャイアンと雄二がひたすら殴ったりしてるのだけどーー
「「どぁぉぁぁぁ!?!」」
「雄二、剛田!?」
「・・・まさに見えない壁に閉じ込められてる・・・」
先から出れそうで出れない壁にはじき飛ばされていた
「・・・・・どう?」
「超能力ではダメみたいだ」
「うむ。たのみの召喚獣は使えぬし、明久は戻ってこない」
「・・・・あれを破壊する方法は爆弾とかか?」
爆弾か・・・・・秘密道具は取られたし、どう頑張っても破壊できない・・・
「・・・・方法は一つだけある」
「雄二!」
「・・・・禁断の手だがな・・・ドラえもん、耳貸せ」
「ん?ふんふん・・・・・・・・・え?!」
僕は今雄二から聞いた提案に驚き、目を見開いて思わず変な声だした
「そ、それは・・・不味いのでは?」
「背に腹は代えられないだろ・・・!剛田!」
「なんだよ・・雄二」
先から上手いこといかなくってイライラしてるのがまるわかりだが、そんなの関係ない!
「剛田、歌を歌ってくれ!」
「え?」
「!!!」
「?」
「歌を?」
雄二の提案に秀吉君と僕は真っ青になり、康太君とルカは??となっていた。そんな中、ジャイアンが怪訝に聞いてきた
「何で歌を歌わないといけないんだよ?」
「ほ、ほら!気分転換にどう?もしかったら、その歌で敵が来て牢屋を一回開けて聞きに来るかもしれないし!」
「なぜ?」
「お前の歌があまりにもいいからだろ(あるいはとんでもない音痴でここがつぶれるかもしれないがな)」
「よ、聞きたいよ!」
「へへへへ、仕方ねぇな。せっかくのリクエストを答えないと歌手失格だもんな」
ジャイアンがゆっくりと起き上がって、息を吸い始めた。さぁいよいよ、あの恐怖の歌が来る!
「♪ーーーーーーー!!!」
「「「「「!?!!」」」」」
その瞬間、僕らの意識はぶっ飛んだ・・・・・-
???side
ある人物はゆっくりと気配を隠しながら、回りをみていた
「一体どこにいるんだろ-」
ーーーーー♪!!!!
「!?!!!!こ、この歌は!!」
男は震えるからだをむち打ちしながらその音源の方へと駆けつけた-------
ここまで読んでいただきありがとうございます!次回もよろしくお願いします!