のび太side
僕が急いで駆けつけると、そこには一騎討ち状態になっているEクラスの山田哲夫と明久がぶつかり合っていた
「ぐ!」
「そんな攻撃……俺には丸わかりで読みきった!」
明久の召喚獣が木刀を振るうも、山田の召喚獣は難なく回避していた。そして、回避をし終えた山田君はすぐに攻撃を仕掛けるが明久は木刀でうまいこと防いでいた。どうやらお互いに互角で中々決着がつかない感じみたいだね……
「どうします?手助けしますか?」
「うーん………いや、明久の戦いに邪魔をしたくない……だから、ここは様子を見ておきましょう」
「そうですね……おや、向こうも気づいたみたいですね」
真理亜さんに手助けしますか?という問いかけに今の明久の戦いに邪魔をしたくないから様子見をというと、納得してくれた。すると、真理亜さんがなにかに気づいてそれに言われると僕もその方向に見ると……
「のび太君……」
「美子さん……」
美子さんはいつもの優しい顔ではなく真剣な顔でこちらを見ていたので僕も目そらすことなくその瞳を見つめながら今でも大切な人であり僕の元恋人の名前を呟いた
「美子、今は向こうに手を出さないわ。まずはあれの対決を終えてからよ」
「……」
「のび太さんもですよ」
「……わかっているよ」
そう……今、ここでぶつかり合ってもいいが、それをすると今戦っている二人にも余波がいくからここは手を出さないでその状況をみることにした
「本当にお前はわが校の筆頭するバカ代表だが、召喚獣の扱い上手いよな!」
「それはどうも!だてに観察処分者としていろいろと手伝っているわけではないからね!」
「はっ、雑用の間違いだろ!!」
「それを言うなぁァァァあぁ!!」
明久は山田の言葉に少し頭が来たのか木刀を真っ先に向けて突撃していたが、山田は冷静に慌てることなく回避していた。どうやら、山田もそれなりに扱いがうまくなっているみたいだし、明久もあぁ、言いながらも状況をうまいこと見つめている
「Eクラスの山田さんは召喚獣の扱いがあんなにうまくなっていると思いませんでした」
「同感……いや、もしかったら扱いが上手くなったと言うよりこの二年生は皆扱いうまくなっているのかもね」
「4月からそれなりに経過してるからですか?」
「それもあると思うけど一番は山田君が勝ちたいと言う意志があるからだと思う」
僕の瞳に写る光景には、山田君は間違いなく慢心もなく明久を敵と見なしてそして何がなんでも勝つと言う決意が現れてるのがよく分かるが……
「このまま君はやられて終わらないつもりだよね?明久」
僕は自然と彼の名前を呟くと明久の召喚獣が下がって落ち着くように構え直していた。対する山田も深追いすることなく冷静に考え事をしていた
「(今の山田君相手に闇雲に当てては無理だ。僕は彼よりも点数は格下だし、少しでも気を抜けばやられる!仕留めるチャンスは……)」
「(正直心のどこかで決着はすぐにつくと思ったが、対面してわかる。今の吉井明久はなにげに強い……チャンスは……)」
お互いに距離をとっていて、明久の召喚獣は木刀にたいして山田君は武器がないのか、あるいは元々ないものになったのか知らないが、構えていた
「「……」」
「息が詰まりそうな雰囲気になりましたね……」
「勝負は一瞬だよね……は……」
僕はくしゃみしそうになり、上を向いてくしゃみを押さえようとしていたが、一歩遅くくしゃみした
「ハーークション!!」
僕のくしゃみを合図に明久達は走り込み、互いに空高く飛んで互いの名前を叫んだ
「吉井明久ァァァ!!」
「山田哲夫ォォオォォ!!!」
お互いの名前を叫びなら最後の一撃の攻撃が交差して、地面に着地して勝ったのは……?
「「「「……!?」」」」
「……お前は強いよ……吉井明久……」
「君もね……山田哲夫……」
Eクラス
山田哲夫 0点
対
Fクラス
吉井明久 0点
二人の対決は互いに0点になって、引き分けという形になり互いに補習行きが自動的に決まった
「補習行きだァァ!」
「「いやぁだァァァァァァァァァ!!」」
西村先生に連れていかれた二人の悲鳴が廊下に叫んでいるのが聞こえたがそんなのは関係ない
「さて……」
「つぎは私たちの番ね……」
三上さんも僕もお互いに覚悟を決めたように向かい合った。明久達が覚悟を決めて戦ったように僕らも覚悟を決めて戦わないとね……
ここまで読んでいただきありがとうございます!
実は本日の投稿で496話です……色々と批判あるかと思いますが、これからもよろしくお願いします!