時には逃げるのも大事
とある週末の夜、僕とジャイアンと雄二で明久の家に泊まりで遊びに来ていた
「あれ?雄二、何か買って来たの?」
「食いものだ。お前の家にはろくなものがないからな」
「俺もそれをのび太から聞いたとき耳を疑ったぞ」
僕たちは買って来た物をテーブルに置き、用意した物を準備し始める。僕は・・・
・おにぎり
・カップヌードル
「へぇ~っ。差し入れなんて、随分気がきくね」
「俺とのび太は自分で買ったからな。雄二がお前のを選んだ」
続いてジャイアンが袋からあける
・ウーロン茶
・超大盛焼きそば
・スーパーカップ みそ味
・カツサンド
そして雄二が取り出したのは、以下のメニュー
・コーラ
・サイダー
・カップラーメン
・カップ焼きそば
それを見て、明久は子供のように喜ぶ。普段の食生活がいかに貧困しているかがうかがえる
「それで、雄二はどっちにするの?」
「俺か?俺はコーラとサイダーとラーメンとやきそばだ。」
持ってきたもん全部だね・・・・・
「雄二キサマ!僕に割り箸しか食べさせない気だな!?」
「待て!割り箸だけでも食おうとするお前の思考に一瞬引いたぞ!?」
「まぁ食えなくもないが…」
「じゃあ剛田君は?」
「悪いが全部、俺が食うぞ?後、ジャイアンとかよべばいいぞ?」
「あの量を!?」
「言っておくけど、ジャイアンはかなりの大食いだよ。雄二なんかかわいいもんだよ?」
「というか、それだと俺が素手で食べないとと行けないハメになるだろ?心配するな。お前の分も買ってるぞ」
1つ目の下敷きになっている、2つめのビニール袋に明久は気がついた
「なんだ、やっぱり僕の分も買って来てくれてたんじゃないか」
「まぁな。先週末は世話になったからな、感謝の気持ちだ」
「え?僕は何もしてないんだけどな。でもありがたく頂くよ。」
下敷きになっていた袋を受け取り、明久はその中にある物を喜々として取り出す
・こんにゃくゼリー
・ダイエットコーラ
・ところてん
「僕の貴重な栄養源がぁぁーっ!」
「見事なまでのゼロカロリー食品のオンパレード」
「気にするな。俺の感謝の気持ちだ。」
「くそっ!全然感謝していないな!?」
明久がダイエットコーラを取り出し、構える
「うるせぇ!!」
対する雄二は普通のコーラとサイダーを構える
「・・・・・・やる気、雄二?」
「ああ。お前とは決着を付ける必要があると思っていた所だ」
「僕もだ。日頃の恨み晴らさせてもらう」
「あっ、明久。お湯借りるね?」
雄二と明久は互いに相手を睨みつけ、牽制し合っている。ここで下手な動きを見せれば命取りになる、まさに一色即発の空気。僕達はそんなことはお構いなしにと台所に向かい、夕飯の準備を始めていた
……ピチョン
「「っ!!」」
静から動へ、にらみ合いから闘いへと動く。
シャカシャカシャカシャカ(2人がペットボトルを振る音)
「あれ?火が出ないな?」カチッカチッ
ブシャアアアアアアアアア(お互いに向けて炭酸飲料を射出する音)
「電気のやつがあるしそれでいいんじゃないか?」
バたバタバタバタバタ(2人が目を抑えてのた打ち回る音)
「そっか!」
「「目が、目がぁぁぁああっ!」」
2人して、炭酸が目にしみるのか、苦しみにのたうちまわり始めた。僕達はそんなことはお構いなしに電気ポッドの電源を入れる
「やってくれるじゃねぇか、明久!」
「雄二こそ、流石は僕がライバルと認めた男だ!」
そして雄二はやきそば、明久はところてんを武器にして闘いへと身をゆだねていく
「……雄二、一時休戦にしない?」
「……そうだな。この戦いはあまりにも不毛だ」
「もう終わったか?」
2人とも、互いの食べ物でべたべたになり、床も食べ物の残骸が散乱している。ジャイアンの言葉に二人は無言でうなずいていた
「食べ物を粗末にしないでよ。もったいない」
2人とも、互いの食べ物でべたべたになり、床も食べ物の残骸が散乱している
「明久、シャワー借りるぞ?」
「うん。タオルは適当なの使っていいよ」
「言われなくてもそうする」
そう言うと、気持ち悪そうに来ているシャツをつまみながら雄二が脱衣所へと消えていく
続いて、バサバサと景気良く衣服が脱ぎ捨てる音が聞こえてきた
「そういえば明久、さっきコンロつかなかったけどガスは大丈夫なの?」
「あっ、払うの忘れてた」
『ほわぁぁーっ!!』
明久が思い出したとともに風呂場から奇声が聞こえた
ガチャッ!
ズカズカズカ
「・・・・・・もっと早く思い出せやコラ」
腰にタオルを巻いた雄二は、寒さで全身に鳥肌を立てていた
「ごめんごめん。えっとね、心臓に近い位置にいきなり冷水を当てると体に悪いから、まずは手や足の先にかけてから徐々に心臓へと……」
「誰が冷水シャワーの浴び方を説明しろって言った!?」
「何熱くなってるのさ雄二。そうだ、冷たいシャワーでも浴びて冷静に」
「浴びたから熱くなってるんだボケ!くそっ、このままじゃ風邪ひいちまう!!」
「けどよ?でないのも事実だしな」
ジャイアンの言う通りだ。明久が雄二の家に行くの?と聞くと、雄二はそれでもいいけどって前置きしたのだ
「どうせならシャワーだけじゃなくてプールもある所に行こうぜ」
近くにそんな場所なんてあったかな?
「ああ。シャワーもプールもあって、ここから近くて尚且つ金もかからないところがあるだろう?」
「ん?そんな好条件が・・ああっ、あそこか」
言われて思い出した。明久も乗り気で雄二に聞いていた
「オッケー、すぐに用意するよ。水着はどうするの?」
「トランクスで泳ぐさ。水着と大して変わらないだろ」
僕らもいきたいけど・・・
「僕らはここを掃除してから行くよ。帰ってきたとき」
「そうだな。雄二達は先にいけよ」
雄二達は納得すると手早く準備を済ませ、そして目的地へと駈けだして行った
数十分後・・・・
「よし、そろそろだな。明久に連絡いれていこうぜ」
ジャイアンと僕が掃除終わりいこうとする前に明久に連絡いれてからいくという約束だった。
僕は携帯を開くと・・・・・
明久:鉄人に補習されているから来て・・・・
「「・・・・」」
なにも見なかった事にしよう・・・・
その日は僕とジャイアンは明久の家で寝過ごしたのだ・・・・許せ。流石に鉄人相手は・・・逃げる!!
今回はプール編を書きます!次回も宜しくお願いします