『調理の為に火にかける鍋を製作する際、重量が軽いのでマグネシウムを材料に選んだのだが、調理を始めると問題が発生した。この時の問題点とマグネシウムの代わりに用いるべき金属合金の例を一つ挙げなさい』
野比のび太の答え
『問題点…マグネシウムは炎にかけると激しく酸素と反応する為危険であるという点。合金の例…ジュラルミン』
姫路瑞希の答え
『問題点……マグネシウムは炎にかけると、激しく酸素と反応するため危険であるという点合金の例……ジュラルミン』
教師のコメント
正解です。合金なので『鉄』では駄目という引っかけ問題なのですが、君達は引っかかりませんでしたね。
土屋康太の答え
『問題点……ガス代を払っていなかった事』
教師のコメント
そこは問題じゃありません。問題をよく読んでください
吉井明久の答え
『問題点……普通は鍋の材料にマグネシウムなんて使わないのに使ってしまった点。合金の例……無抵抗アルミニウム合金(未来合金)』
教師のコメント
無抵抗アルミニウム合金ってなんですか?問題をよく読んでください
「騙されたぁ!」
数分後、ボロボロになった明久が教室に転がり込んできた。
「やはりそう来たか」
「やはりってなんだよ!使者への暴行は予想通りだったんじゃないか!」
「当然だ。そんなことが予想もできないで代表が務まるか」
「少しは悪びれろよ!」
そんな雄二と明久のやり取りに姫路さんが近づいて心配そうに言ったのだ
「吉井君、大丈夫ですか?」
「あ、うん。大丈夫。ほとんどかすり傷」
おぉ、姫路さんは本当に優しさの塊だよね
「吉井、本当に大丈夫?」
「平気だよ。島田さんも心配してくれてありがとう」
島田さんも本当に優しい・・
「そう、良かった……ウチが殴る余裕はまだあるんだ……」
「ああっ!もうダメ!死にそう!」
島田さん・・それとどめだよ!?仕方ないから、僕も明久を起こさないと
「大丈夫?明久」
「うぅ、雄二よりのび太の方が優しいよ」
そんなのび太と明久のやり取りを見ていた雄二は指示だしたのだ
「さてと、ミーティングしに屋上行くぞ。のび太もついてこい」
「勿論だよ。ほら明久行くよ」
「うぅ、せめてもう少し休ませてほしかったよ…」
屋上に上がるとき、島田さんがなにか恐ろしい雰囲気纏いながらぶっぶっいっていたけど何かあったのかな?また明久が地雷踏んだ?そんなこと考えていると屋上についたのだ
屋上
「じゃ、会議を始めるぞ。明久、宣戦布告はしてきたな?」
坂本がフェンスの前にある段差に腰を下ろしたので、のび太らもそれにならい腰を下ろす
「一応今日の午後に開戦予定と告げて来たけど?」
「それじゃ、先にお昼ご飯ってことね?」
島田がそういうと坂本は頷いていたのだ
「そうなるな。明久、今日の昼ぐらいはまともな物を食べろよ?」
「そう思うならパンでもおごってくれると嬉しいんだけど」
「えっ?吉井君ってお昼食べない人なんですか?」
姫路が驚いたように明久に言ったのだ
「いや。一応食べてるよ」
「間違ってるぞ、明久」
「なにが?」
「お前の主食は水と塩だろ?」
雄二の言葉にのび太は頷いていたのだ。それにムキとなったのか反論したのだ
「むっ!失礼だな!きちんと砂糖だって食べているさ!」
「いやいや、明久。水と塩と砂糖って、食べるとは言わないよ・・・・?」
「舐める、が表現としては正解じゃな」
「驚異の生命力・・・」
そんな明久の言葉にのび太、秀吉、土屋は反論したのだ
「ま、飯代まで遊びに使い込むお前が悪いよな」
「し、仕送りが少ないんだよ!」
そんな明久に憐れだと思ったのか姫路さんが恥ずかしそうに言ったのだ
「・・・・あの、良かったら明日は私が弁当作ってきましょうか?」
「ゑ?」
機能停止になったのだ。見かねたのび太は明久に呼び掛けたのだ
「落ち着け明久。そして現代に帰ってくるんだ」
「本当にいいの?」
「はい。明日のお昼で良ければ・・」
「良かったじゃないか明久。手作り弁当だぞ?」
「うん!」
坂本の言葉に嬉しそうに吉井は頷いていたのだ。しかしそれをつまんなさそうに言ったのがいた
「・・・ふーん。瑞希って随分優しいんだね。吉井だけに作ってくるなんて」
「あ、いえ!その、皆さんにも・・・」
「俺達にも?いいのか?」
「はい。嫌じゃなかったらですが」
「それは楽しみじゃのう」
「……(コクコク)」
「……お手並み拝見ね」
「わかりました。それじゃ、皆に作ってきますね」
坂本たちがそういうと姫路も嬉しそうに頷いていたのだ
「今だから言うけど、僕、初めて会う前から君のこと好き──」
「明久、今はやめとこう?今振られると弁当の話はなくなるよ?」
のび太がそう止めると明久のいった言葉は・・・
「──にしたいと思っていました」
その瞬間・・・男達は固まったのだ。当の本人は言い逃れできたと思ってるのかドヤ顔だった
「明久。それでは欲望をカミングアウトした、ただの変態じゃぞ?」
「明久・・・お前はたまに俺の想像を越えた人間になるときがあるな・・・」
「だって・・・お弁当が・・・・」
そこまで欲しいのか!?とのび太はあきれていたのだ
「さて、話が逸れたな。試召戦争の話しに戻ろう」
「そういえば、確かにそうですね」
「色々と理由はあるんだが、とりあえずEクラスを攻めない理由は簡単だ。戦うまでもない相手だからな」
「え?でも、僕らよりはクラスは上だよ?」
「ま、振り分け試験の時点では確かに向こうが強かったかもしれないな。けど実際のところは違う。オマエの周りにいる面子をよく見てみろ?」
「えーっと、美少女が二人と馬鹿が二人と、ムッツリが一人いるね」
「誰が美少女だと!?」
「ええっ!?雄二が美少女に反応するの!?」
「………(ポッ)」
「ムッツリーニまで!?どうしよう、僕だけじゃツッコミ切れない!」
「まぁまぁ。落ち着くのじゃ、代表にムッツリーニ」
「そ、そうだな」
「いや、その前に美少女で取り乱すことに対してツッコミいれたいんだけど」
「ちなみに明久、美少女二人は誰なの?バカってのも気になるな~」
僕は気になったことを明久に質問したのだが彼はキョトンとしながら答えたのだ
「なにいってるのさ?のび太はバカに決まってるじゃない?美少女は姫路さんと秀吉に決まってるじゃないって!間接が曲がってはいけない方向に曲がっているっ!?」
「吉井、私が美少女に入ってないのに、木下が入ってるってどうゆうことよ!」
「痛いっ、痛いよ島田さん!ギブ!ギブ~!」
「美少女だなんて、そんな・・・」
「わしは男じゃと言うとろう・・・・」
「明久だから諦めよう…そして助けないよ。島田さんも程ほどにね?」
「分かってるわ♪とどめよ!」
「うぎゃぁぁぁ!!」
数分後明久は元通りに戻り、姫路が坂本に質問したのだ
「今回戦争した理由はなんなのですか?」
「今回の理由は・・・」
「ーそれはそうと!雄二勝つ勝算はあるの?」
「ふぅ…仕方ないな。勝つ勝算はあるのか?そんなもん決まってる!いいか、よく聞けよお前ら・・・。ウチのクラスは──最強だ!!」
不思議だけど、なんの根拠もない言葉なのに雄二の言葉にはその気にさせる『自信』があった。勿論、その言葉に明久も何かを感じたようだ
「面白そうじゃない!」
「そうじゃな。Aクラスの連中を引きずり落としてやるかの」
「…(グッ)」
「が、頑張りますっ」
「良いね!やろう!」
こうして全員で何かを成し遂げてみるのも悪くないかもしれない・・・・と思ったのび太だった
「そうか。それじゃ、作戦を説明しよう」
涼しい風がそよぐ屋上で、僕らは勝利の為の作戦に耳を傾けた
読んでいただいた方々に感謝します!これからもよろしくお願いします!