バカとのび太の召喚獣   作:絆と愛に飢えるシリアス

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時には慎重に考えよう

「あの、明久君にのび太君」 

 

僕達が休憩をしているとき、梯子を使ってゆっくりと姫路さんがプールに入ってきた。

 

「ん?なに、姫路さん?」 

 

「2人は水泳は得意ですか?」 

 

「あ、うん。僕はそれなりに泳げるよ?のび太は?」 

 

「・・・・泳げない」 

 

ふっ・・・・昔よりはましになったけど・・・昔よりはね・・・・

 

「のび太君もですか!?実は私、全然泳げないんです」 

 

「あ、そうなの?というか、のび太泳げないなんて意外だね」 

 

「まぁ体弱いみたいだし仕方ないと思うけど・・・・あと明久、僕も不得意なことはあるの!」 

 

もし姫路さんがすごい速さで泳ぐを見たらそれはそれで怖い

 

「ん?瑞希って水泳苦手なの?」 

 

「はい、恥ずかしいんですけど、水に浮く位しかできなくて・・せめてバタ足くらいはできたらと思いまして」 

 

「そう言う事なら、いつも勉強を教えてもらっているお礼に、ウチが瑞樹に泳ぎを教えてあげよっか?」 

 

ちょっと得意気に島田が胸を張る。常日頃より教わってばかりの為、意趣返しが嬉しいのだろう

 

「だったら私も手伝うよ。これでも結構得意だし」 

 

三上さんが姫路さん達の会話に入ってきた。

 

「は、はいっ! よろしくお願いします!」 

 

そのやり取りを聞いて、僕達はほほ笑んだ。 

勉強ではAクラスの姫路さんがFクラスの島田にいつも教えてあげている立場

 

「という事だし、二人に任せていいかな?」 

 

「あっ、でものび太君を指導するわ。どうせならもう少し泳げるようになるの損ないと思うけど」

 

「「「「ぇ?」」」」

 

予想外の言葉に皆は固まったのだ。何故に?

 

「折角だからのび太君もと思って・・・迷惑だった?」

 

三上さん!その顔反則だよ!!上目遣いでの水着姿・・・うぅ、直視できない・・・

 

「?のび太君?」

 

「あっ、な・・・何でもないよ!!」

 

「そう?はじめましょう?」

 

僕らが動こうとすると・・・

 

「寄せてB位はあるわよ!!!」

 

バキッ!!

 

振り替えると、明久は島田に顔面にパンチを思い切りされて吹っ飛ばさていた

 

「・・・・雄二、ちなみに私はCクラス」 

 

「?何を言っているんだおまえは?」 

 

その遠くでは、雄二と霧島は不思議な会話をしていた。ちなみにムッツリーニは目を輝かせている。その間、秀吉、ジャイアンとスネ夫は葉月ちゃんと一緒に仲良くボール遊びをしていた

 

「さっ、私達は私達で泳ぎましょ?」 

 

「うん」

 

僕たちは何も見なかったことにしたのだ・・・

 

 

ジャイアンside

 

おう!この作品で俺様からの視点でやるのは初めてだな!皆!宜しくな!

 

「ジャイアン・・・どうしたの?突然変な顔して」

 

「あっ、すまん、すまん!」

 

いけねぇ、いけねぇ。さて、現在の状況だが・・・、他の皆はそれぞれと遊んでいて、のび太は三上さんに泳ぎ方を教えてもらっている

 

「のび太のやつ、少しは泳げるようになっていたけど、未だに泳げないのかよ?」

 

「うーん、でもかなり努力してやっているのは知ってるからかなり進歩した方じゃないかな?」

 

「まぁな。しかし、のび太の学力には驚かされるぜ」

 

「なんで?」

 

「あいつ、化学がこの学校のAクラス並みの学力あるってこの間知ったんだよ。あののび太がだぜ?」

 

「え?!Aクラスって言えば、学年で賢いクラスなんでしょ?あの、のび太が!?」

 

スネ夫も予想通りの反応で返ってきてくれた。まっ、そうだよな?昔のあいつを知ってる俺らからしたら驚くよな・・・

 

「・・・あいつも今ののび太見たら驚くだろうな」

 

「うん・・・・時々だけど、会いたくなるのよねー」

 

「あぁ。俺様もだ」

 

世間一般からしたら普通の高校生が何をいってるのだ?っていうかもしれないが・・・ここにいない者も含めて俺達5人はかけがえのない仲間だ・・・なぁ、お前は今も見てくれてるのか?のび太の事を・・・俺達の事を・・・

 

 

明久side

 

「バカなお兄ちゃんっ」 

 

「わぷっ!?あっ、葉月ちゃん」 

 

そこへ僕の背に葉月ちゃんが乗ってきて、こらえきれず沈んでしまう 

 

「どうしたの? 一緒に遊ぶ?」 

 

「はい!“水中鬼”をするです」 

 

「水中鬼?・・・・水中でやる鬼ごっこかな?」 

 

聞いたことない遊びに、明久は首を傾げる。 

最近の子供はいろんな遊びを考えるな~ 

 

「違うですっ。水中鬼は、鬼になった人がそうでない人を追い掛けるです。それで鬼が他の人を水の中に引きずり込んで、溺れさせたら勝ちです」 

 

「鬼だ!それは確かに鬼だ! というか、溺れさせちゃダメだよ!危険だから」 

 

「あぅ・・・・ダメですか?」 

 

ちょっと不満そうに、葉月ちゃんが頬を膨らませる。 どれだけ危険かを教えてあげる必要があるなと考えていると・・・

 

「じゃあ見ててね?霧島さんー!」 

 

「・・・・何?」 

 

明久が呼ぶと、すぐに来てくれる霧島さん。彼女は以外にも運動もできるため、泳ぎも上手い。文武両道とはこのことかなー。とりあえず葉月ちゃんの水中鬼の説明をしないと

 

「雄二と水中鬼って遊びをやって見せてほしいんだ。ルールは簡単で、雄二を水中に引きずり込んで、溺れさせた後で人工呼吸をしたら霧島さんの勝ち」 

 

「・・・行ってくる。」 

 

小さくうなづくと、翔子は魚雷のように静かに、そして速く雄二に水中から接近していく。とりあえず、雄二に向けて合掌した 

 

「お?何だ?いきなり足が・・・おわぁっ!?だ、誰だ!?誰が俺を水中にっ!」ガボガボガボ 

 

「・・・・雄二、早くおぼれて」 

 

「ぶはぁっ! しょ、翔子!? 何をトチ狂って・・・!」

 

ガボガボガボ 

 

それを見ていた明久は頷いて、葉月に一言 

 

「ね? 危ないでしょ?」 

 

「はいです・・・・葉月、水中鬼は諦めるです・・・」 

 

「ねぇ?雄二がものすごい勢いで消えたのだけどなにか知ってる?」

 

のび太が三上さんと共にこちらに来たのだ。くっ、女子に教えてもらって泳ぐなんてけしからん!

 

「・・・・今よからぬこと考えた?」

 

「なんのことかな?」

 

「目を見て話そうよ?明久」

 

くっ、このままではバレてしまう!!

 

すると・・・僕達が会話をしている中で水中から何かが湧いて出てきた

 

「明久、!テメェの差し金だな!?」 

 

「うわっ!ダメだよ霧島さん!きちんと捕まえておいてくれないと!あとのび太も協力していたよ!」 

 

「僕は何も言ってない!!言ったのは明久だ!」 

 

「うるせぇ!!てめぇら!今にぶちのめすから覚悟しろ!」 

 

「早くして!僕達がおぼれさせられて雄二に人工呼吸させられる!!」 

 

「・・・・ごめん。雄二、浮気は許さない」 

 

「わっ、お兄ちゃん達、泳ぐの取っても速いですっ」 

 

「のび太君!頑張って逃げて!」

 

のび太と僕と雄二と霧島さんの水中鬼、スタートされた・・・・

 

のび太side

 

「あれ?プールを使っているのが誰かと思ったら代表達だったの?」 

 

雄二が命がけの水中鬼をやっていると、 聞き慣れない声が響いので声のした方向へ振り向く

 

「・・・・愛子?」 

 

霧島さんが動きを止める。その手には雄二が水中に沈められている。本当に雄二を殺しかねないから僕は雄二を引っ張り出す

 

「誰だ?」

 

「あっそうか、ジャイアンは工藤さん見るのは初めてだったよね?工藤愛子さんAクラスだよ」

 

そこには制服を着たボーイッシュな女の子、工藤愛子さんの姿があった。 最後に会ったのは確か清涼祭の時だったけどジャイアンとスネ夫は初対面になるのか

 

「あ、君が剛田武君か。初めまして、工藤愛子です」

 

「おう!俺様は剛田武で、ジャイアンって呼ばれてる。で、こいつは別の学校だが、俺とのび太の親友の」

 

「骨川スネ夫です」

 

「・・・・愛子はなんで今日来たの?」

 

「僕水泳部でね、今日はオフなのすっかりその事を忘れていて学校に来てやっと思いだしたんだけど、人の声がしたから寄ってみたんだ。良かったらボクも混ぜてもいい?」 

 

「良いと思うわ。皆の使う場所なのだから」

 

三上さんの言葉に皆は頷くと・・・・

 

気配のした方向を見るとそこにはDクラスの清水さんが美波を追いかけていた

 

「お姉様!プールに行くならどうして美春に一声かけてくれなかたったんですか!美春はこんなにもお姉様の事を愛しているのに!」 

 

「み、美春!?アンタどうしてここにいるのよ!?プールで遊ぶなんて一言も言っていないはずだけど!」

 

「お姉様がそこにいるなら、私はどこにでも現れます!!」

 

・・・・・ストーカー疑惑が出てしまいそうなんだけど・・・・

 

「じゃあ、僕は着替えてくるね」 

 

そう言って更衣室へと向かう工藤さん。最初見た時も思ったけど、活発な子だから仲良くやれそうだな。そう思っていると急にこっちに振り向いた。どうしたんだろう? 

 

「あ、そうそう。覗くならバレないようにね♪」 

 

この一言に男子一同に電流が走る。つまり本人公認の覗き。しても問題はないのだが・・・

 

「・・・・雄二、今動いたら捻り潰すから」 

 

「明久君。余計な動きを見せたら大変なことになりますよ?」 

 

「生きて帰りたくないの?」 

 

背後にいる女子からのものすごいプレッシャーである。直勘で「動けば殺される」と感じたのか、明久と雄二は大人しかった。因みに、僕は三上さんとか他の女性にはさすがに失礼なのでしない・・・・

 

「そういえばさっきから土屋を見かけないがどうかしたか?」 

 

「あれ本当だ。三上さんもみた?」

 

「うぅん。見てないわ」

 

「・・・・・あれじゃないかな・・・」 

 

スネ夫が指さした方向を見るとカメラを構える余裕もなく、必死に血液パックを付け替えしているムッツリーニの姿が映った 

 

何かこのあとの合流した面子でどうなるのか心配になってきた・・・




ここまで読んでいただいてありがとうございます!次回も宜しくお願いします。明日は投稿できるかはわかりませんが宜しくお願いします
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