明久side
静かになった部屋で僕らはやっと解放された体にストレッチしていていたらジャイアンがいきなり頭を下げてきたのだ
「ど、どうしたのじゃ!?いきなり頭を下げて!?」
「そ、そうだよ!?いきなりどうしたのさ!?」
「済まなかった・・・もっと早く戻っていればお前らはそこまでの被害受けなかったのに」
「お、おい!?剛田!頭あげろよ!?」
僕らが慌てているが、ジャイアンは頭を下げたまんまだったが一回顔あげたのだ
「それと・・・・のび太を悪く思わないでくれ・・・あいつがキレるのは滅多にないんだが今回は切れてしまって彼処まで酷いことをいってしまっただけなんだ!」
だから、あいつを許してやってくれ!とジャイアンは再び頭を下げたのだ。なんだそんなことか・・・
「ジャイアン、それぐらい僕らはわかってるよ。ねっ?雄二?」
「あぁ。確かに言い過ぎな部分はあったが、俺らはそんなので怒らないさ」
「そうじゃな」
「・・・・(コクコク)」
すると、ジャイアンが「ありがとう・・・!」っと小さくそれでも力強くはっきりと言ったのだ
「しかし、災難じゃのう」
「うん。何だか何時もより生命の危険があったよ・・・」
「酷い濡れ衣じゃったのう・・・。なぜだかワシは被害者扱いじゃったのも解せぬが」
「ホント、酷い誤解だったよ」
「・・・・見つかるようなヘマはしないのに」
ムッリーニー・・・ギリギリその発言アウトだよ
そういえば、雄二はさっきからなにか考えて目をつぶっているがどうしたのだろう?少し目を開けると・・・雄二は何かを決心したようにその場に立ち上がった
「・・・上等じゃねぇか」
少し怒りを孕んだ低い声が響く
「お・・・おい?まさかだと思うが・・・坂本?」
「そのまさかだ・・・ここまで手酷くされたんだ・・・本当にしてやる!!」
「雄二。そんなに霧島の裸が見たいのなら、個人的にお願いしたらいいんじゃない?」
「ば・・・馬鹿言うな!誰があいつの裸なんて見たいと言った!?」
もしかって・・・犯人を探すため?と僕が言うと雄二が頷いていた
「そうだ。流石に覗きなんて真似はやりすぎだと思って遠慮していたが……向こうがあんな態度で来るなら遠慮は無用だ。思う存分覗いて犯人を見つけてやろうじゃないか」
「・・・・さっきのカメラとマイクは、脅迫犯の物と同じだった」
「なんじゃと?それは本当かの、ムッツリーニ?」
「・・・間違いない」
秀吉の問いにムッリーニーは力強く頷いていた。どう言うことだろう?
「そうか。それは嬉しい事実だな」
「そうじゃな」
「・・・(コクリ)」
三人が頷き合っているが。やっぱりわからない。するとジャイアンが教えてくれた
「雄二と明久を脅してる犯人はおなじで、覗き犯のカメラとマイクがその犯人と同じだったんだ。ということは、同じ犯人の手によるものだということだから・・・?」
はっ!わかった!!
「火傷の痕がある人を探したら全部解決するってわけだ」
すると、ジャイアンは頷いたのだ。よかった!間違えていなかった!!
「よし!疑う余地はないな!」
「うん。それにしても・・・何でこんなにやる気だしてるの?霧島さん関係に雄二がすごく気合い入ってるのはなぜ?」
すると、雄二は儚い顔になっていたのだ
「ふっ・・実はこの前、いつものように翔子にクスリをかがされて気を失ったんだが」
「ごめん・・・その前置きから色々と分かりにくい」
「目が覚めたらヤツの家に拉致されていたんだ」
「で、そこで霧島の両親と挨拶をしたの?」
「いや、そうじゃない。ただ、ヤツの家に──」
まさか、両親だけじゃなくて祖父母もいたのかな?
「俺の部屋が用意されていたんだ」
そろそろ雄二も潮時だね
「あんな台詞を聞かれたら、間違いなく俺は、俺の未来は・・・!」
最近は雄二の壊れた姿も見慣れてきたなー。
「そ、そうとなれば、すぐにでも向かわねば風呂の時間が終わってしまうぞ!」
「・・・・(コクコク)」
え?二人も協力してくれるの?
「うむ!友人の危機なのじゃ!当然手助けする」
「・・・・(コクコク)」
良かった!これで向かうメンバーは・・・
「悪いが今は俺は無理だ。当然のび太もだ」
え!?何で!?
「女子の前で一回男がきついことを言ったんだ。俺は戒めの意味も込めてここでのび太と共に待つ」
「・・・わかった」
え?雄二!?
「時間がないからいくぞ!!」
OK!確かに時間がないから走ろう!!
僕らはジャイアンを置いて向かったが・・・・・
結果は惨敗・・・・
ジャイアンside
明久たちが行ったのを見届けた俺は・・・のび太を待っていたのだ。あいつが女子にキレるのは本当に珍しい・・・・
コンコン♪
ガチャ
「あれ?明久たちは?」
「覗きにいった」
「・・・・・なんてこった・・・・」
頭を抱え込むのび太をみて、俺はさすがに同情した。しかし・・・・・
「お前が怒るのは本当に珍しい・・・・だけど、今自己嫌悪だろ?女子に怒ってしまったのが、情けないと思ってるだろ?」
「よくわかったね・・・」
「何年の付き合いだと思ってやがる。これぐらい親友ならわかるさ。時間があれば謝ればいいだろ?」
「そうだね・・・うん。そうする」
「よし!あいつらを待とうぜ」
「うん!」
俺達は、明久らが戻るまで起きるつもりだったが眠たくなったので寝た
あいつら大丈夫かな・・・・?
ここまで読んでいただいてありがとうございます!次回もよろしくお願いします!