バカとのび太の召喚獣   作:絆と愛に飢えるシリアス

6 / 403
『(1)4sinX+3cos3X=2の方程式を満たし、かつ第一象限に存在するXの値を一つ答えなさい。
(2)sin(A+B)と等しい式を示すのは次のどれか、①~④の中から選びなさい。
①sinA+cosB  ②sinA-cosB
③sinAcosB ④sinAcosB+cosAsinB』


島田美波・姫路瑞希・野比のび太の答え
『(1)X=π/6
 (2) ④ 』

教師のコメント
そうですね。角度を『°』ではなく『π』で書いてありますし、完璧です。そして島田さんは数学が得意なので、これは簡単でしかた

土屋康太の答え
『(1) X=およそ3』

教師のコメント
およそをつけて誤魔化したい気持ちもわかりますが、これでは解答に近くても点数はあげられません。


吉井明久の答え
『(2) およそ③』

教師のコメント
先生は今まで沢山の生徒を見てきましたが、選択問題でおよそをつける生徒は君が初めてです


Dクラス戦

 

 

昼休みが終わると、Dクラス戦開戦したのだが作戦としてはこうだ

 

 

僕と姫路さんは持ち点が0なので、僕は科学と数学の補充試験受ける。姫路さんは現国から始めるとにしたのだ。僕らが補充試験している間は戦場では秀吉率いる先行部隊で、そことFクラスの間あたりに明久が部隊長の中堅部隊が配置されている

 

「科学と数学の補充試験お願いします!」

 

「私は現国からお願いします!」

 

「分かりました。制限時間は1時間ですよ」

 

今回の試験監督に呼んだのは学年主任の高橋先生。全科目の採点の権限を持つ数少ない教師でその採点速度が恐ろしく速い事でも有名だ

 

「(科学はいつも通り高めに取ることと数学は200点取れればいいかな?)…よし!」

 

「それでは・・・始め!!」

 

待っていろよ!明久!皆!必ず助けにいく!

 

 

 

明久side

 

「吉井!木下たちがDクラスの連中と渡り廊下で交戦状態に入ったわよ!」

 

 

島田さんは一体何が足りないのだろう?うーん、あっそうか!わかったぞ!

 

「胸だ!」

 

「アンタの指を折るわ。小指から順に、全部綺麗に」

 

なんか、キレられた。なんでだろう?僕は変なこと言ったつもり無いのだけど

 

「そ、それよりホラ、試召戦争に集中しないと!」

 

確かに明久の言う通りだと思い島田も集中したのだが前線部隊の様子を聞き取る

 

僕らの同じクラスの生徒がひとり負けたそうだ。すると

 

『さぁ来い!この負け犬が!戦死者は補習!』

 

『て、鉄人!?嫌だ!補習室は嫌なんだっ!』

 

『黙れ!捕虜は全員この戦闘が終わるまで補習室で特別抗議だ!終戦まで何時間かかるかわからんが、たっぷりと指導してやるからな』

 

『た、頼む!見逃してくれ!あんな拷問耐え切れる気がしない!』

 

『拷問?そんなことはしない。これは立派な教育だ。補習が終わる頃には趣味が勉強、尊敬するのは二宮金二郎、といった理想的な生徒に仕立て上げてやろう』

 

『お、鬼だ!誰か、助けっ──イヤァァ──(バタン、ガチャ)』

 

…うん、これは不味いね…このままでは不味いな…よし!これしか方法はない!

 

「島田さん、中堅部隊全員に通達!」

 

「ん、なに?作戦?何て伝えんの?」

 

そんなの決まってるじゃないか…!

 

僕は自信満々に島田にこういったのだ

 

「総員退避、と!」

 

「この意気地無し!」

 

次の瞬間、島田さんの行動はあまりにも早くって見えなかった。目が見えない!ってか痛ぃぃい!!

 

「目が、目がぁっ!」

 

「目を覚ましなさい、この馬鹿!アンタは部隊長でしょう!臆病風に吹かれてどうするのよ!」

 

島田は腕を組ながら明久にお説教したのだ。その間も悶え苦しんでいた明久は徐々に視力戻ったのだ

 

「いい、吉井?ウチらの役割は木下の前線部隊の援護でしょう?アイツらが戦闘で消耗した点数を補給する間、ウチらが前線を維持する。その重要な役割を担っているウチらが逃げ出したりしたら、アイツらは補給ができないじゃない?」

 

!?そうか、僕は間違えていたのだ!ありがとう!島田さん!

 

「ごめん。僕が間違っていたよ。補習室を恐れずにこの戦闘に勝利することだけを考えよう!」

 

「ええ。それに、そこまで心配することもないわ。個別戦闘は弱いかもしれないけれど、これは戦争なんだから多対一で戦えば良いのよ」

 

島田の言葉に聞き明久は目が覚めたように確りし直したら、伝令係が島田に情報を伝えたのだ

 

「島田、前線部隊が後退を開始したぞ!」

 

「総員退避よ!吉井、総員退避で問題ないわね?」

 

かなり問題ありのような気もするが……気のせいだろう。うん!島田さんの意見に賛成だ!

 

「よし、逃げよう。僕らには荷が重すぎた」

 

「えぇ!私たちは精一杯頑張った!」

 

そう思ってると同じクラスの子が紙を見ながら伝令を伝えたのだ。内容はなんだろ・・・?

 

「《逃げたら殺す》」

 

「総員突撃!!!」

 

「そうよ!行くわよ!」

 

明久と島田はダッシュしながら敵陣地に入っていったのだ

 

「明久、援護に来てくれたんじゃな!」

 

あぁなんだ。秀吉か。やっぱり女子にしか見えない。癒しの天使が目よ前にいる

 

「秀吉、大丈夫?」

 

「うむ。戦死は免れておる。じゃが、点数はかなり厳しいところまで削られてしまったわい」

 

「そうなの?召喚獣の様子は?」

 

「もうかなりヘロヘロじゃな。これ以上の戦闘は無理じゃ」

 

「なら補充して!ここはうちと吉井に任せなさい!」

 

「すまぬ!たのむぞ!二人とも」

 

そういって、秀吉はFクラスの方に戻っていったのだ

 

 

すると島田はなにかに気づいたのだ

 

「!吉井!不味いわ、五十嵐先生と布施先生よ!Dクラスの奴ら、化学教師を引っ張ってきたわね!」

 

「島田さん、化学に自信は?」

 

「全くなし。60点台常連よ」

 

「なら高橋先生呼ぼう!」

 

「そうね!行こう」

 

そう話して高橋先生を呼ぼうとすると

 

「あっ、そこにいるのはもしや、Fクラスの美波お姉さま!五十嵐先生、こっちに来て下さい!」

 

「くっ!ぬかったわ!」

 

Dクラスの一人に島田が見つかった。このままだと戦闘になる。すると明久の下した判断は

 

「よし。島田さん、ここは君に任せて僕たちは先を急ぐよ!」

 

島田を一瞬で見捨てたのだ

 

「ちょっ・・普通逆じゃない!?『ここは僕に任せて先を急げ!』じゃないの!?」

 

「そんな台詞、現実世界じゃ通用しない!」

 

「お姉さま!逃がしません!」

 

「くっ、美春!やるしかないってことね……!」

 

Dクラスの美春とか言う女子はすでに試験召喚獣を呼び出していた。島田もそれに応えるように声を出す

 

「試獣召喚っ!(サモン)」

 

呼び声に応えて島田の足元に幾何学的な魔法陣が現れた、島田の召喚獣は軍服にサーベルを持っている相手の方は普通の剣に鎧。

 

「お姉さまに捨てられて以来、美春はこの日を一日千秋の想いで待ってました……」

 

「ちょっと!いい加減ウチのことは諦めてよ!」

 

……二人になにがあったんだ?と思った明久は気になり質問しょうとしたのだ

 

「ところで島田さん、お姉さまって一一」

 

「嫌です!お姉さまはいつまでも美春のお姉さまなんです!」

 

「来ないで!ウチは普通に男が好きなの!」

 

「嘘です!お姉さまは美春のことを愛しているはずです!」

 

「このわからずや!」

 

2人の召喚獣が激しい鍔迫り合いを繰り広げる

 

「島田さん!向こうの方が点数が高いんだから、真正面からぶつかったら不利だ!」

 

「そんなこと言われなくてもわかってるけど、細かい動作は出来ないのよっ!」

 

直後、均衡が崩れ、島田の召喚獣が力負けして得物を落とした

 

 

化学

 

 

Fクラス島田美波 53点

   VS

Dクラス清水美春 94点

 

 

「さ、お姉さま。勝負はつきましたね?」

 

島田の召喚獣の喉元に剣が突き付けられる。腕や足を刺された程度なら点数が減るくらいだが、首や心臓をやられたら即死一一つまり補習室行きだ。これは下手に動けない。

 

「い、嫌ぁっ!補習室は嫌ぁぁぁ」

 

「補習室?……フフッ」

 

楽しそうに笑いながら、清水が島田の手を引っ張る。

 

「ふふっ。お姉さま、この時間ならベッドは空いてますからね」

 

「よ、吉井、早くフォローを!なんだか今のウチは補習室行きより危険な状況にいる気がするの!」

 

「殺しますよ・・・?美春とお姉さまの邪魔をする人は、全員殺します・・」

 

無駄死は嫌だ。そう考えた明久が取った行動は・・・

 

「島田さん、君のことは忘れない!」

 

「ああっ!吉井!なんで戦う前から別れの台詞を!?」

 

明久は撤退しようとしていると・・・島田にとっては救世主が来たかのような声がしたのだ

 

「全く試験早く終わらしてもらって雄二に許可もらったらここに来たのに・・・どういう状況?明久、島田さん、後で説明してもらうね?」

 

「「(野比!?)のび太!?」」

 

ここにいるはずのない友人がいたことに驚いた島田と明久だったのだ。対する清水は邪魔物が来たと思い敵意剥き出しにしていた

 

「誰ですか?私とお姉さまの愛の時間を邪魔するものは誰であろうと倒します・・!」

 

「なるほどね・・・状況は理解したよ・・。お前の相手は僕がするよ」

 

「Fクラスが私に勝てると思うのですか!?試獣召喚っ!(サモン)」

 

「今回は調子悪かったからな・・でも負ける気がしない!試獣召喚っ!(サモン)」

 

科学

Fクラス野比 のび太〔点数〕300点

vs

Dクラス清水 美春 〔点数〕41点

 

 

のび太の召喚獣はガンマンの姿で二丁で出てきたのだが、みんなが驚いたのは召喚獣の姿じゃないのだ。出てきた点数に固まったのだ

 

「「「えっ?!」」」

 

「やれやれ、知らなかった?僕は科学が得意だって?」

 

「くっ!」

 

やけになって突撃を仕掛けるも、のび太はあっさりとかわし、美春の召喚獣は撃ち抜かれたのだ

 

「ガンマン相手に突撃・・無謀だね。勝負は僕の勝ちだよ」

 

「戦死者は補習ーー!!!」

 

西村先生が戦死した清水を補習室に連れていったのだが、島田に「このまま無事に卒業できるなんて思わないで下さいね!」という、とても危険な捨て台詞を残し、補習室へと連行されていった

 

そんなのを見送っていたら、吉井が島田に声をかけていたのだ。のび太は島田の雰囲気がヤバイと思い、少し距離とっていたのだが明久は気づいてなかった

 

「島田さん、お疲れ。とりあえず一度戻って化学のテストを受けてくるといいよ」

 

「吉井」

 

「さぁ!のび太!戦争はまだまだこれからだよ!」

 

「吉井ぃっ!」

 

「は、はいっ」

 

「・・・・ウチを見捨てたわね?」

 

「・・・記憶にございません」

 

 

島田の明久に対する殺気がのび太の方にもヒシヒシと伝わってくる

 

「「・・・・・・」」

 

しばしの沈黙。そして……

 

「死になさい、吉井明久!試獣召一ー」

 

これは不味いと思ったのかのび太が大慌てで止めに行ったのだ

 

「はいはい!島田さんは落ち着いて!明久は味方だよ!」

 

「違うわ・・・違うのよ!野比!!こいつはウチにとっては最大の敵よ!!」

 

「否定はしないけど、とりあえず島田さんは本部に連れていくよ」

 

「ありがとう・・って否定してくれないの!?」

 

「自分の行動に胸を当ててみなよ・・とにかく、そこは任せたよ!」

 

のび太は明久の行動に内心頭を抱えるが島田を本部に連れていくのが優先だと行動を早めたのだ

 

 

教室がはいても島田の興奮は収まらなかったのだ。そしてちょうど試験終わった姫路は驚いていたのだ。見かねた坂本がのび太に説明を求めた

 

「うん?どういう状況だ?説明しろ。のび太」

 

「あぁ、島田さんが怒ってる理由はAのせいだよ。とはいっても、後から来たから分からないけど、多分Aが原因」

 

「なるほど、島田の説得はのび太に任せて姫路は俺と行動しといて。後でのび太も援護しに出るだろ」

 

「姫路さんお願いしますね」

 

「は、はい!」

 

そういって姫路は坂本と共に教室を出たのだ。そしてのび太は島田を落ち着かそうとしていた

 

「さてと、島田さん落ち着いて?まず深呼吸して」

 

「うるさい!野比!あいつをメタメタニしてやる」

 

「(一体なにしたのさ…明久)とりあえず、明日お仕置きしたらいいからさ?今は頑張ろう?雄二のことだから明久にきついの食らったと思うよ」

 

「なんでよ?」

 

「さっきの放送聞いてなかったみたいだね?結論から言えば嘘の情報流すのに、雄二が考えて流したのさ。それで明久は今頃被害飛んでいるよ。だからお仕置きは明日でね?」

 

「うん、悪いわね・・・お陰で落ち着いたわ。ふっふふ、吉井・・・明日は覚悟しなさいよ!」

 

ゆらゆらと赤い炎をまとっていたのは気のせいだと思いたいと遠い目になったのび太

 

 

勝負は終盤へと

 

のび太は島田と共に戦場に出ていき、近衛部隊と相手していた。島田は数学なら得意だと前に出ようとしたが、のび太が止めたのだ

 

「島田さんは下がっといて?Fクラスの野比のび太が近衛部隊に数学で申し込みます!サモン!」

 

Fクラス野比 のび太〔点数〕280点

       VS

Dクラス近衛部隊 〔平均点数〕118点

 

「何!?とんでもない実力だぞ!?」

 

「行くよ!姫路さん!そっちはまかせた!!」

 

「は、はい!!気をつけて!」

 

姫路は平賀に声をかけたのだ

 

「あれ、Aクラスの姫路さんが何でここに?」

 

「あの…その…え、Fクラス姫路瑞瑞、Dクラス平賀君に現代国語勝負を挑みます…」

 

「えっ?あ、はい…」

 

「え…っと。さ、サモンです」

 

 

現代国語

 

Fクラス姫路瑞樹   〔点数〕339点

       VS

Dクラス平賀源二   〔点数〕129点

 

「えっ!?あ、あれ?」

 

「ご、ごめんなさい!!」

 

姫路が謝りながら平賀を討ったのだ。こうしてFクラスVSDクラスとの試召戦争は僕らFクラスの勝利で終わった




すいません!Dクラスのは書いていたら一話で終わってしまいました!これからもよろしくお願いします
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。