バカとのび太の召喚獣   作:絆と愛に飢えるシリアス

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恋路と修羅場
始まりはいつも突然に・・・


明久side

 

停学明け・・・僕はいつもより早く起きて登校をしたのだ

 

「やれやれ。なんだか随分と久しぶりに学校に来た気がするよ」

 

強化合宿の期間も含めると二週間ぶりか。こうなると春休みよりも長い。こんな時期に長期の休みをもらえるなんて、ある意味ラッキー──なんて思えるわけがない。山ほど課題が出された上に自宅謹慎を義務付けられたのだから。それに・・・それに!!!!

 

「鉄人の補習を家でされると思わなかった・・!」

 

思い出すだけ苦痛だ・・・・!!己!鉄人―!

 

「あっ。明久君」

 

不意に後ろからタタタッと誰かが駆けてくる音が聞こえてきた

 

「お久しぶりです、元気でしたか?」

 

「姫路さん!久しぶりだね」

 

一週間と言っても、最近はほぼ毎日顔を合わせていたのだから充分に久しぶりだ

 

「実は、その、明久君に謝らないといけないことがあるんです」

 

「え?どうしたの急に?」

 

僕が謝るならともかく、姫路さんに謝れることなんて何かあっただろうか?

 

「強化合宿の初日なんですけど──覗き魔扱いしてごめんなさいっ」

 

「ほぇ?」

 

姫路さんが腰を折って深々と僕に頭を下げた。いやいや!?

 

「いや、覗き魔扱いも何も、僕らは覗き魔そのものなんだけど?」

 

「あ、いえ。そうじゃなくて、一番最初は誤解だったじゃないですか。その時、明久君を疑っちゃったから、申し訳なくて・・・・・。のび太君に言われてすごく反省しました」

 

「ぷ、あははっ。結局覗きをやったのに謝れるなんて、なんか変な感じだよ?」

 

「そ、そうですか?」

 

そもそも覗いた僕に謝るなんて姫路さんなんだが変な感じだよ・・・・

 

「でも、あの・・・」

 

「ん?なに?」

 

どうしたんだろう?

 

「そ、その・・・・そこまでして、見てみたいものなんですか」

 

「うん!」

 

うん!じゃないだろ僕!?必死に言い直そうとすると、姫路さんの方を見たら軽蔑されてないみたいだ

 

「ふふ、よかったです。きちんと女子の興味あって・・・」

 

「ぐふっ!」

 

まさかの言葉にダメージを負った僕は、これは仕返しをしてやらないと!と思い姫路さんに・・・

 

「も、勿論興味津々だよ!特に、姫路さんにはね!」

 

「え──えぇぇっ!?」

 

姫路さんが耳まで真っ赤になった。仕返しの効果は抜群だ!!

 

「あははっ。冗談だよ。姫路さんが僕をからかうから仕返しを──」

 

すると姫路さんが小さい声でなにかいったのだ。それを聞いた僕は・・・

 

え?イマナンテ??

 

「だから、その・・・・覗いても、いいですよ?」

 

一瞬意識が飛びそうになった・・・・え?

 

「・・・・えぇぇっ!?何を言ってるの姫路さん!?大丈夫!?」

 

信じられない言葉に我が耳を疑ってしまう。そんなことがあっていいのか!?夢じゃないよね?!

 

「覗いてもいいですけど、その代わり──」

 

「そ、その代わり!?」

 

何が来る!?何が来る!?!

 

「わ、私を明久君のお嫁さんにして下さいね?」

 

ちょっと待てなんだこの展開は!?一体どうなっているんだ!?とにかく落ち着こう。まず僕が考えるべきは新婚旅行の行き先だ。やっぱり海外旅行の方がいいだろうか?!

でも、そうなると学校を休んで行く必要が──うわーー!!!

 

「ふふふ・・・」

 

「ん?」

 

笑い声が聞こえたので顔を上げてみる。すると、姫路さんが楽しそうに笑っているのが見えた

 

え?もしかして、今のは──冗談だったの?

 

「あははっ。明久君、顔が真っ赤ですよ?」

 

「そ、そう言う姫路さんだって慣れないことを言うから真っ赤だよ!」

 

お互いに顔を見て笑い声をあげる。こういう会話はなんだか凄く新鮮な感じがした

 

すると・・・

 

「アキ!!」

 

振り返ると、美波が来たのだが、いつもより様子がおかしい。こうなんか言い表せないけどなんだか妙に真剣な表情をしている。何かあったのだろうか?

 

「美波ちゃん?どうしたのです?」

 

姫路さんも美波の様子がおかしいと気づいたのだ

 

「アキ!目をつぶりなさい!」

 

「え、はい!!」

 

目の前にやってくると、美波はいきなりそんなことを言ってきた。

 

さてはこの前の覗きの落とし前をつける気だな?仕方ない。諦めて一発貰うとしよう。言われた通り目を瞑り、来るべき衝撃に備えた

 

「・・・・ごめんね瑞希」

 

「え?どういう・・・」

 

?なんだろう。殴られる雰囲気じゃないけど……。恐る恐る目を開けてみる。すると、すぐ目の前には頬を染めた美波の顔があって・・・・

 

「──っ!?」

 

気がつけば僕の唇には美波の唇が重ねられていた。

 

強い風が吹いてきた・・・・この風は何かの合図だと僕は感じたのだ・・・・

 




急いで投稿したのでおかしい部分があるかもしれませんが次回もよろしくお願いします!
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