あのあと二時間目が終わりチャイムと共に明久は教室の外に出るとFFF団に追いかけられていた・・・
「あいつら普通に授業受けたらいいのになー」
「・・・彼らにそれを通用するとおもう?ジャイアンは」
「・・・・ないな」
「はぁ・・・・」
そんな会話をしていると、雄二と秀吉、ムッリーニの三人がこちらに来たがなにか深刻な顔で来たので大事な話だと直ぐにわかったのだ
「何かあったのか?雄二?」
「あぁ、剛田、それものび太もきちんと聞いてほしい・・・」
雄二の説明を聞き僕らは絶句と頭を抱え込むことに・・・・明久・・・・!!
すると、その本人がボロボロになりながら戻ってきたのだ
「し、死ぬかと思った・・・ってあれ?なにかあったの?」
「あぁ、DクラスがFクラスに戦闘しかけるかもしれない」
「えぇ!?なんで?!」
ジャイアンの言葉に明久は驚いて聞いてきたのだ。なんでだって?そりゃぁ・・・
「清水さんが暴走してしまってるし、試獣戦争しかけられるかもしれないって話」
「そ、そんな!?なにか対策ないの?」
「だから今話してるんだ。とはいっても俺はのび太達と違って戦争したことないからよくわかってないからのび太達に任してるんだ」
「な、なるほど・・・ってダメじゃん?!対策は!?」
はぁ・・・慌てすぎだよ。きちんと話してるんだから
「もちろん対策はしてる。というか作戦は思い付いた」
「そう・・・さすが雄二」
そういえば・・・二人見当たらないな
「おーい、明久?姫路と島田は?」
「え?姫路さんと美波は二人でどっかいっていたよ?」
何?!二人きりだって・・・・・・!?
「修羅場じゃな」
「修羅場だな」
「・・・・修羅場」
「修羅場だ・・・」
「修羅場だよね・・・」
上から秀吉、雄二、ムッリーニ―、ジャイアンで僕と言う順番て台詞を言うと・・・
「え?二人は喧嘩してるの?」
この鈍感!!
はぁ・・・それはおいといて!
「明久。ひとつ確認したいが君は島田と付き合ってるの?」
「うーん、僕の記憶が正しければ付き合っていない・・・と思う」
僕の質問にそんな答えがかえってきたのだ。だけど・・・
「付き合っていたら、その台詞は最低だぞ?」
「だよね・・・」
「じゃが、明らかに島田のあの態度は付き合ってるものの態度じゃぞ?」
秀吉の疑問に明久はなにか思い出したように
「それは多分、僕の送った間違いメールが原因で──!」
明久から強化合宿中に起こった出来事を説明される。告白とも取れるようなメールを送ってしまったが、それは誤解で弁解しようとしたところを雄二に携帯電話を壊されたという話だ。
「あー、あの時か。明久が慌てていたのはそのわけか」
「確かにな・・・」
「明久も明久じゃが・・・雄二、お主も素晴らしいタイミングでやらかしたものじゃな・・・」
「全くだよ雄二、腹を切って詫びるべきだよ」
「う・・・。まぁ、確かに悪かった。すまん明久」
ボコッ
「いたっ!?なにするのさ!ジャイアン」
「メールをきちんと確認していたら、そうならなかったのに偉そうなこと言うな」
「う・・確かにそうだ」
だけど、雄二はなにか思い付いたみたいだ。いや、なにか気づいたみたいだ
「だが誤解なら話は早い」
「ん?何が?」
「Dクラスとの試召戦争の話だ、島田の誤解を解いてお前らがいつもの姿に戻れば清水もおとなしくなるだろう、そうすればDクラスは俺たちに不満はあっても開戦するほどの意気込みのある核がいなくなって、試召戦争の話は流れる、俺たちはいつもの日常を取り戻して万事解決というわけだ」
確かに話の筋は通ってるよ・・・
雄二が解決策を説明しといると、誰かが教室に駆け込んできた
「あ、あの、明久君っ!聞きたいことがありますっ!」
息を切らしてやってきたのは姫路だった
「そ、その・・・、あ、明久君は……美波ちゃんに告白したんですか・・・!?」
「え、えっと・・・」
明久が言葉につまる。仕方ない・・・
「姫路?一回落ち着こう?この話は島田も一緒の方が早いから」
「で、でも!」
「落ち着こう?島田はいまどこに?」
「わかりました・・・。美波ちゃんさっきまで一緒に屋上にいましたけど・・・・?」
「よし。それなら俺たちも屋上に行くか、ここで話すのもなんだしな」
「だね・・・姫路さんには往復することになって申し訳ないけど・・・」
「あ、いえ!全然気にしないでください」
そんな会話をしながら屋上に向かう僕達。その途中、雄二がムッリーニに話しかけていた。
「ムッツリーニ。屋上にヤツの盗聴器があるか、確認できるか?」
「・・・・多分、ある。Fクラスにも仕掛けてあった」
ヤツというのはたぶん清水さんのことだろう。あの子いい子なんだけど、少しいきすぎてるからな・・・・
「Fクラスにあったものはどうした?」
「・・・・さっきの授業中に外しておいた」
ジャイアンの質問に自信満々に答えるムッリーニ。相変わらず仕事が早いなー。
「そうか。だとすると、清水はさっきの俺たちの会話は知らないってことだな」
だね・・・・。そうなると別の方法を考えないと・・・さらに少し歩いていると屋上に到着した。
先頭の雄二が扉を押し開ける。すると、その向こうには晴れ渡る青空と、その下に静かに佇む島田の姿があった
「あ、瑞希──とアンタたちも?皆揃ってどうしたのよ?」
驚いた様子で島田がこちらを見ている
「ムッツリーニ」
「・・・・(コクリ)」
鋭い目つきで周囲を見回してから小さな機械を片手に歩き回る康太。恐らく設置されている盗聴器を探しているんだろう
「・・・・OK」
さすがムッリーニ・・・・
「どうしたのアキ・・?」
「えっと・・・」
明久が言いよどむ。『告白メールが嘘だった』なんていう、最悪レベルの行為について話すんだからな。たぶん、自分の惨殺死体となった姿でも脳裏に浮かんだんじゃないかな。
「神よ!ご加護を・・・!」
「アキ・・・?」
果たして明久の運命はどうなる!
ここまで読んでいただきありがとうございます!次回も宜しくお願いします