僕らは今屋上で明久と島田の会話を黙って聞こうと沈黙していたが明久はなにか神頼みしたのだ
そんな様子を見て・・・・
「(明久大丈夫な?)」
「(場合によっては姫路を目隠ししないと悲惨な状態になるかも・・・・)」
僕とジャイアンは耳打ちしながら最悪のケースも考えながら緊張してみていた
「ねぇ?アキ何してるの?」
島田が明久の行動に疑問そうに見てたが観念して明久は・・・
「美波に話したいことがあるのだけど・・・実は・・・メールのことなんだけど」
「め、メール////もしかってあのメール//?」
「うん。強化合宿の時に送ったあれだけど・・・」
あっ顔真っ赤になってる・・・嫌な予感がするのだけど・・・・?大丈夫だよね?
「実は・・・・」
「実は・・・・?」
明久は今すごく汗かいてるが安心して?命までとられないはずだよ?・・・・多分
「実は・・・・誤解なんだ!」
「・・・・・・・・・え?」
島田は顔真っ赤になりながら固まった
「いや、誤解と言うより送る相手を間違えたの!」
「・・・・誰に送るつもりだったの?」
島田は少し冷静に聞いてくれたが目の瞳は動揺していた。まぁ無理もない・・・
「須川君・・・かな」
「「えぇ!?!」」
「じゃ、じゃあ、アキはウチじゃなくて須川に告白したつもりだったの!?」
「そ、そんな!明久君はなんだかんだ言っても女の子が好きなんだと思っていたのに、やっぱり男の子を、しかも坂本君でも木下君でも久保君でもなくて、須川君が好きだなんて・・・・!」
いや、明久はきちんと女の子好きだよ?ただ、言葉足らずな所があるから・・・
「いや、そうじゃなくてね?確か須川君から『お前は本当に女子に興味があるのか?坂本や木下の方がいいんじゃないか?』っていう感じのメールが来たから、その返事をしたら宛先を間違えて美波になっちゃって」
・・・須川君は誤解されたまんままで終わりそうだ。すると島田がポケットから携帯を取り出して操作を始めた。明久が送ったメールを確認しているんだろう
「え?あれ?なんだか今見てみると、このメール、告白にしては少しおかしいみたいなんだけど」
「そうなんですか?美波ちゃん、私も見ていいですか?」
「う、うん・・・」
姫路も見ている間、僕は明久に疑問をいったのだ
「明久は島田になんて送ったの?」
「えーと細かいところまでは覚えてないけど・・・」
「アキが送ったのはこんなメールよ?」
そういわれて僕も見せてくれたのだが・・・・
「何々?えーと、【勿論好きだからに決まってるじゃないか!雄二なんかよりもずっと!】・・・島田?この文章今冷静に見たらどう思う?」
「受けたときはそんなところまで気が回らなかったけど・・・。でも、冷静になって見直すとちょっと変かもしれないわね・・・」
「それに最初から気づいていれば話は早かったんだがな」
「島田は帰国子女じゃからな。仕方あるまいて」
そんなよそにジャイアンは僕に聞いてきた
「島田は海外にいたのか?」
「うん。確かドイツにすんでいたんだよね?」
僕の確認に島田は頷いていた
「えぇ、ドイツに高校入るまではいたわ。でも坂本より好きって普通は誤解になるでしょ!?」
「うーん、明久はバカだけど普通に女の子好きな奴だよ?」
「そうそう・・・って!然り気無く馬鹿にしないで!?」
「「「「「え?違うの?」」」」」
「お前らの血の色は何色だ!?」
「「「「「なにいってるんだよ?赤色に決まってるだろ?」」」」」
「そういう意味じゃない!!」
僕ら男子が口揃えて言うと明久は拗ねた。久しぶりに明久弄ったような気がするけど、なんか面白い
「え?では明久くんのメールは誤解ってことですか?」
「う、うん。そういう訳なんだ」
「そっか。誤解だったのね。ウチもちょっとおかしいな、とは思っていたんだけど、やっと納得がいったわ」
「あはは。美波はそそっかしいなぁ」
「もうっ。送り先を間違えるアキには言われたくないわよ」
姫路の疑問に明久は頷いて、島田に確認すると島田はにこやかに笑っていた。あっ・・・・大丈夫かな?
「どうしてくれるのよー!!!うちのファーストキス!!!!」
「ごごご、ごめんなさい!!!!悪気はなかったのです!!」
「ごめんなさいですむ問題じゃないでしょ!?」
島田は明久の胸ぐらを掴みながらものすごい勢いで揺さぶっていた
「あの、美波・・・」
「何よ!?!」
「えっと僕も初めてだったから、おあいこってことじゃ、ダメかな?」
「ダメに決まってんだろ」
雄二の鋭いツッコミ。すると・・
「えっと、そ、そうなんだ・・・。それは、その・・・ご馳走様?」
「「「いや良いのかい!?」」」
僕と雄二とジャイアンは思わずツッコミ入れた。島田・・・それでいいの?
「あの・・・美波怒らないで聞きたいんだけどいいかな?」
「なに?アキ?」
「僕と美波が付き合っているって話なんだけど、あれってもしかして、美波が僕のことを・・・その、す、好き、とか・・・?」
「え、いやその!?!えっと・・・あ、あれはね、ほらっ。美春があまりにもしつこいから、彼氏でもいたら諦めてくれるかと思って、それでタイミングよくアキが告白してきたもんだから・・・!」
「あぁそうなんだ・・・・」
明久は誰が見てもわかるように悔しそうな顔になっていた。まぁ、そりゃあね?
「素直じゃないなー」
「そうだなー」
「一人以外バレバレだぞ?」
「全くじゃ。誤解のあとにそれを言うのは気まずいのわかるが」
「・・・・素直じゃない」
まぁ本人がそう言うなら、そういうことにしておこう
「まったく、それならそうと先に言ってよ。美波が僕のことを好きなのかと思っちゃうじゃないか」
「そ、そんなワケないでしょ!」
「だよね。僕もおかしいとは思っていたんだよ。美波が僕を好きになるとは思えないし、それに──」
「そ、それに、何よ」
「それに、美波があんなにしおらしいなんておかしいもんね」
あっ、そんなこと言うと・・・!
「・・・・そうね。全く、本当に、アンタの言う通りよね・・・・!!」
「み、美波!?なんか僕の肩が嫌な音を立てているような気がするんだけど!?」
今のは明久が悪い・・・何にしても・・・
「とにかく、誤解は解けたようじゃな。あとはこの話を清水に伝えれば問題は全て解決ということで良いのか?」
「それなら僕が清水さんに連絡してみるよ」
「なんで清水の連絡知ってるんだ?」
「・・・・何故か連絡交換してくださいって合宿終わった直後に交換した。三上さんも清水さんと連絡交換してるよ」
「まあなにしても一件落着だな!」
確かにジャイアンの言う通りだね・・・
「え?どういうこと?瑞希、なにかあったの?」
「いえ、私も知りませんけど・・・何かあったんですか?」
「ああそうか。お前らはDクラスの話を知らないんだったな。実はな──」
雄二が説明してる他所では明久は思案顔になって空見ていた。はぁ、多分回避できたと思うけど・・・
そんな気持ちと共に次の時間を集中し始めたのだ
ここまで読んでいただきありがとうございます。うーん、タイトルがマンネリとなってきました・・・これからも宜しくお願いします