明久side
僕と島田は落ち込んで立ち尽くすのび太を無理やり教室につれて戻っていき、直ぐに雄二に結果を聞かないと!
「雄二、演技どうだった?」
「失敗もいいところだ!この馬鹿!」
あれ?まさかの罵倒?!疑問に思ったのか美波も雄二に聞いた
「坂本、失敗てどう言うこと?」
「このバカがのび太に思い切り殴っただろ?その弾みで盗聴器が壊れた。恐らく肝心の台詞とかが聞けていないはずだ」
「そ、そんな・・・」
「第一手加減して殴れって書いていたのに、お前は強く殴りやがって・・・恐らく清水はこれだけで動くと思えないぞ?」
「唯一の救いはお前が島田の彼女といった台詞がギリギリで言ったのが良かったがこれだけで動く確証はない」
雄二とジャイアンはそういうと姫路さんが恐る恐ると手を挙げた
「あ、あの・・・の、のび太君は何があったのですか?」
あっ!?姫路さん今触れたら・・・僕は慌ててフォローしょうと止めた
「だ、だめだよ!?今触れたら!のび太は今(三上さんに)殴られて落ち込んでるんだから」
グサッ!
なにかがのび太に突き刺さったけど気のせいだよね?
すると美波が僕に関節技を締めて・・・
「い、痛いぃぃぃ!?あらぬ方向に曲がってない!?なんか感覚が!?」
「この馬鹿!?考えて発言しなさい!?のび太は今、傷心なんだから!」
グササッ!
またのび太が刺さった音が聞こえたけど気のせいだよね?
「傷心・・・?まるでフラれた言い方だな?」
「確かにそうだな」
ジャイアンの言葉に雄二は頷いていた。ごめん、事実その出来事があったのだよ・・・
グサササ!!
「ふ、ふふふふ。どうせ僕なんて・・・どうせ僕なんて」
止めを刺されたからなのかのび太は真っ白になり感情がなくなって地面にうつ伏せで倒れた
「の、のび太ーーーー!?!」
「何があった!?のび太ーー!?」
止めを指してしまったのを知らない二人は大慌てでのび太の方に声かけていた。姫路さんはオロオロとしていて、美波はのび太に同情(なのかな?)をしていた。ムッリーニと秀吉は突然のことで固まっているし・・・
「はぁ・・・みんな考えて発言してよ?」
「「「お前(アキ)が言っても説得力ない!!」」」
僕の発言に雄二とジャイアンと美波が口揃えて言った。あれ?すごく泣きたい・・・・
ジャイアンside
俺は、いや俺達は今明久と島田からなぜのび太がこんなに落ち込んでるのか訳を聞いたら俺は頭を抱えた
「三上と喧嘩したのか・・・しかも、喧嘩別れ。今回は別の問題が出てきたか・・・」
「参ったのじゃ・・・まさかこうなるなんて思わなかったのじゃ」
「・・・(コクコク)」
俺たち男子はのび太をそっとしていて次の打開策を考えていた。島田と姫路は・・・
「美子に私達がきちんと話すから!」
「そうです!だから元気出してください!」
必死で落ち込んでるのび太を励ましていたが、のび太の反応は相槌しかなかった。
「どうだった?島田と姫路?」
俺が戻ってきた二人に聞いても首を横に振ったのだ。そうか・・・今ののび太はそっとしないと無理な状態だな
「駄目よ・・・何を言っても同じ反応しかないわ」
「あんなのび太君初めてみます・・・。美子ちゃんの方には私達がなんとか話してみます。誤解だと言うことを」
「今ののび太は見てられないし、三上の説得は頼む。可能なら俺も手伝うからな?最終的にこの作戦をオッケーした責任もあるしな・・・」
坂本がそう言ったあとにすぐに切り替えたのだ
「とにかく俺らから仕掛けないとDクラスは恐らく動かないだろう・・・。ムッリーニ、Bクラスの様子はどうだ?」
「・・・・現在七割程度の補充を完了。一部では開戦の用意を始めている」
「そうか。予想よりも早いな。向こうも本気ってことか」
「となると、このままでは時間の問題だな。補充試験もしていたわけだし」
すると坂本はすぐに島田とムッリーニに頼み事をした
「島田とムッリーニには悪いが須川たちと協力してBクラスに偽情報を流してくれ」
「・・・・・・内容は?」
「Dクラスが試召戦争の準備を始めているって感じで頼む。 その狙いがBクラスだということも。ムッリーニには嘘の情報流し終えたら後は須川に一任してお前にはやってもらうことがあるから戻ってきてくれよ?」
「・・・・・了解」
「良いわよ。それとこのバカには私はまだ許してないってのを肝に命じといて?」
おぉ?!島田のやつまた明久を睨むと修羅が見えたぞ!?怖すぎだろ!?
「り、了解です」
島田はムッリーニと向かっていくと、雄二は次の作戦を伝えたのだ。その前に明久に狙いを説明してくれてどうにか理解してくれたみたいだ・・・
「秀吉、清水を交渉のテーブルに引っ張り出してもらいたいんだが、頼めるか?」
「それは構わんが・・・交渉と言ってもどうするつもりじゃ?」
「どうするつもりも何も、こちらの目的は一つだ。 清水を挑発して敵意を煽る。向こうが乗ってきたら成功だ」
「じゃが、それだと島田に協力求めないと無理じゃないのかのぅ?」
「あぁ、島田には申し訳ないがその方が確実に挑発できるからな。まぁ後のことは俺が上手くやる」
「心得た!交渉の場は空き教室、時刻は放課後直ぐで良いか?」
「あぁ。たのむぞ?」
秀吉は頷いて教室を出て行った。まずはDクラスに向かってから時間を置いて島田の説得にあたるつもりなんだろう
残ったのは俺と雄二と姫路と明久、そしてのび太だが今ののび太は遠い目していて多分話聞いてないと思う・・・
「所で明久」
「うん?」
「今日は何を食べた?」
「雄二、そんな話をしている暇はあるの?」
「いいから答えろ。これはこれで大事なことなんだ」
「いつも通り水を飲んだくらい」
はっ?今なんて言ったのだ?こいつ、今いつも通りっていったよな?え?冗談だろ?
「たったそれだけ?それはいけないな明久!お前は今回の作戦の要だ。しっかり食べて力をつけてもらわないと!なぁ姫路?」
「え?そうですね。確かに明久君はいつもきちんと食べていないので心配です」
いつもなのか!?明久の普段の私生活どうなのかすごく気になるのだが・・・
「そこで、だ。姫路」
「はい!」
「何か食べ物を──」
「いやー!ごめん!今僕はお腹満腹で食べきれ無いよ!」
明久がそういうが、坂本は悪魔の微笑みをしているのを俺は見逃さなかった
「いやいや!姫路に迷惑かけまいと我慢しなくていいぞ。なあ、姫路?」
「はい!あっ、でも・・・・お昼はもう過ぎちゃったので何も残っていなんです・・・」
姫路の一言で明久は安堵の表情を浮かべるが・・・
「安心してくれ。調理室の鍵を借りてきた。材料もある」
だがそんな思いもむなしくポケットから小さな鍵を取り出す坂本。それを見て明久の顔がどんどん青ざめていく
「明久くんは何を食べたいですか?」
「そうだね・・・た「ゼリーがいいぞ?」!?」
明久がなにか言う前に坂本が答えて言ったら姫路は「頑張って作ります!」と気合いいれて出ていったのだ
姫路が外に出ていき・・・
「どういうつもりだ・・・雄二!」
明久は怒りの形相で雄二をにらんでいたが、なんでそんなに怒ってるのか俺にはわからないなー
「別にお前に恨みがあってのことじゃない。姫路の料理が必要なだけだ」
「「え?姫路(さん)の料理が?」」
「そうだ」
「なんだ。それならそうと言ってくれたら良かったのに」
「でも、ああ言った以上、姫路はお前に食べさせようとするよな。まぁ気絶するほど美味しいけどな」
俺がそういうと、二人はかなり驚愕していたがなんだ?そして明久は顔色悪くしながら慌てて立った
「こ、こうしちゃいられないっ!」
そして明久が急に立ち上がった
「明久、どこに行くんだ?」
「姫路さんの後を追うんだよ!せめてどんな物を作っているのかだけでも確認しないと!」
「俺も行こうかな?」
「おぉ、面白そうだな。俺も参加するぞ」
一度は姫路の料理はみたいし、気になる。今後の参考になるかもしれないからな
「あははは、姫路さんの手料理食べていいんだよ?・・・まじで」
「御免こうむる。俺はまだ死にたかないからな・・・まじで」
二人ともめっちゃ探りあってるな。仕方ない
「おーい?のび太?」
「・・・・・」
あー、やっぱり反応はないかー。仕方ないが今の状態を考慮したら、のび太は教室に待機してもらうほうがいいな
「のび太、俺と明久は坂本と共にうごくから待機してくれよ?」
するとのび太は無言で頷いていた。こりゃ、少しヤバイかもしれないな
俺の懸念と共に明久らと姫路のいる調理室に歩いた。いったいどんな料理なのか楽しみだな
ここまで読んでいただいてありがとうございます!次回もよろしくお願いします!!