バカとのび太の召喚獣   作:絆と愛に飢えるシリアス

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いつも愛読していただいてる皆様のお陰でバカテスのお気に入りは200件となりました!その200を記念として、皆様から書いてほしいストーリーとか有りましたら教えてくれませんか?

活動欄にも乗せておきますので皆様のご意見をお待ちしております!それでは!バカとのび太の召喚獣楽しんでくださいませ!


嵌めると挑発

明久side

 

無事に戻り時間は六時間目の終盤くらいか。ムッツリーニの情報によるとBクラスはこちらに思惑通りに疑心暗鬼に陥っているらしいという情報がって入ってきた。

 

「これで時間稼ぎは成功したかな?」

 

姫路さんと美波以外は雄二の席に集まったのだ。因みにのび太は今日は午後は自習だから良かったが全く反応はなかった・・正直、困ったな・・・

 

「のび太の奴あれ以降全くしゃべってないな・・・参ったな・・・」

 

「まぁ明日には少しは立ち直ってるはずだが・・秀吉、例のDクラスとの交渉は大丈夫か?」 

 

「うむ。清水を引っ張り出す事には成功した。放課後に旧校舎2階の空き教室で待ち合わせという手はずになっておる」 

 

「ここまでは全て思惑通り、あとはDクラスを挑発すれば万事解決か」 

 

ジャイアンの言う通りだ。だけど、どうやって挑発?

 

「それについてはとっておきの作戦がある」 

 

口の両端を上げる雄二。その顔から見てよほどの自信があるのだろう

 

「但し、明久は余計な口を挟むなよ。一応お前と島田がいないと挑発にならないから連れて行くが、下手なことを言われると取り返しのつかないことになるからな」 

 

「了解。その辺は全部雄二に任せるよ」 

 

「・・・・・一つ気になることがある」 

 

何かの機械を操作していたムッツリーニが口を開く。どうしたんだろう?

 

「どうしたムッツリーニ、何かあったのか?」 

 

「・・・・・根本がAクラスに何かの情報を流していた」 

 

え?何故Aクラスに??

 

「怪しいな・・・坂本はどう思う?」

 

「俺も同意見だ。ムッツリーニ、その情報の――」

 

――バンッ! 

 

大きな音を立てて教室の扉が開け放たれた 

 

「霧島さん?」

 

ジャイアンが戸惑いながら言うが気にしないで霧島さんは雄二に向かっていった

 

「・・・・・雄二・・・っ!」 

 

その向こうから現れたのはAクラス代表の霧島さん。 いつものクールで落ち着いた様子とは異なり、今は焦っているように見える

 

「何かあったの?」 

 

「そんなに慌ててどうした?」 

 

雄二が戸惑いながら聞くと・・・・

 

「・・・・・どうした、じゃない。雄二こそどうしてまだ学校にいるの・・・!」 

 

「?お前は何を言っているんだ?」 

 

「・・・・お義母さんが倒れたっていうのにどうして様子を見に行かないの・・・!?」 

 

え?!そ、それ本当なの?でも雄二は納得いかない顔で反論した

 

「はぁ?あのおふくろが?風邪すら引かない全身健康体だぞ?」 

 

雄二が信じられないように言う。 

 

「・・・・・とにかく、早く家に・・・!」 

 

業を煮やしたように霧島さんは雄二の手を取って強引に連れ出そうとする。

 

「お、おいっ!ちょっと待て!俺は今から大事な作戦が――」 

 

「今はそんなこと言っている場合じゃない!」

 

聞いたことのない霧島さんの怒声にここにいる皆がその様子に唖然としてしまう 

 

「だから待て翔子!何かおかしい!どうして俺より先にお前が・・・」 

 

「いいからっ!」 

 

「翔子、落ち着――」 

 

抵抗虚しく、雄二は霧島さんにあっという間に連れ去られてしまった。

 

「「「「・・・・・・」」」」

 

えーとどうしょう?

 

そんな雰囲気のなかムッリーニが口開いた

 

「・・・・今の話はおかしい」 

 

「え?おかしいって・・・・どういうこと?」 

 

「身内になにかあった時って普通、家族の雄二から連絡がつくはずだろう」 

 

確かにジャイアンの言う通りだ。いくら霧島さんが雄二のお嫁さん候補だとしてもこういう時に雄二より先に連絡が来ることはあり得ない

 

「雄二に連絡がつかんかったのじゃろうか?」 

 

「いや、それも変だよ。ずっと校内に居たんだから」 

 

「じゃが雄二の携帯は壊れたのじゃろう?じゃから霧島に連絡を入れたという可能性も・・・」

 

するとジャイアンは苦虫を潰したように言ったのだ

 

「嵌められたと思う・・あの情報事態が偽物だ」

 

「なんじゃと!?」

 

ガタンッと卓袱台に勢いよく手を突く秀吉

 

「これはかなりマズいよ!清水さんを挑発する為の作戦は、全部雄二任せだったっていうのに・・・」

 

そう、雄二に任せっきりだったし肝心の、のび太も今は機能停止かのように止まっていたのだ

 

「交渉時間を遅らすことは・・・?」

 

「無理じゃ。取り合ってもらうのも一苦労したからのぅ・・・」

 

そ、そんな・・・

 

「・・・・・そろそろ時間」 

 

「え!?」 

 

ムッツリーニの言葉で時計を確認すると、六時間目終了時刻を表していた

 

「・・・・・どうする?」 

 

「どうするも何も、雄二がいない以上僕達で何とかする他ないよ。」 

 

そうはいっているけど僕は今一生懸命考えているが何も浮かばない

 

「そうじゃな。ここに来た以上もう後には退けん」 

 

「うん。そうだね。それじゃあ、僕らと美波くらいかな?」 

 

「いや、ムッリーニには残ってもらわないとな?何らかの交渉してもらえるようにしたはずだろ?」

 

「うむ。謝罪としてっていったからのぅ。ムッリーニは残ってもらおう」

 

「・・・承知」

 

「それじゃあ、僕と美波、秀吉で行こう。そして向うで清水さんを怒らせればいいわけだね」 

 

「うむ」 

 

すると美波がやって来た。その眼はいつものつり上がった目がさらにつり上がっている。やっぱりまだ機嫌は治っていない・・・ 

 

僕らの方に行く前にのび太の方に向かっていったのだ。そういえば三上さんに話すると言ってくれたんだったね?もしかっていなかったのはそういう訳?すると姫路さんも来たのだ

 

「三上さんのところに?」

 

「はい・・・今の美子ちゃんは怒っていて聞いてくれません・・・」

 

そっか・・・

 

のび太の方を見ると、やはり落ち込んでいたのかふらふらして荷物もって動こうとしていた

 

「明久たちにあと頼んでいいか?」

 

ジャイアンは突然立ち上がってそういったのだ。どうしたのだろ?

 

「あいつを一人で帰らす方が怖い。事故あったら困るからな」

 

「・・・確かに」

 

「なら、お前らは先に交渉頼むな?こいつを連れて帰るから」

 

ジャイアンはいそいそと荷物を持ちのび太と歩いて帰ったのだ。こういうのはのび太と長い付き合いのジャイアンに、任そう

 

すると・・・

 

「行くんでしょ?」

 

そう言って教室を出ていく美波にそれに合わせて僕たちも急いでついていく。何が何でも成功させないと・・・!!

 

 

 

 

僕らは交渉する場所につくと・・ 中ではDクラス代表の平賀君と清水さんがそれぞれ椅子に座って僕らを待っていた 

 

「待たせたね」 

 

大して悪びれた様子もないように、口だけの謝罪を述べてみせる。あくまでも謝罪というのは名目で僕らの目的は挑発だから怒らせないと意味がない!

 

出来る限りの無礼をーーー

 

「お姉さまーー!美春はお待ちしておりましたー!!」

 

来て早々に清水さんは美波に抱きついてきたのだ。あれ?

 

「美春!? ちょっと、暑苦しいからひっつかないでよっ!」 

 

目標は完全に僕らを無視して美波に飛びついていた。というか、美波以外眼中にない雰囲気だ

 

清水さんが美波にいろいろと言っていたが、清水さんは構わずそのペースで続けていた。主導権向こうが握ってるような気が・・・

 

「清水よ、そこまでにしておくのじゃ。島田は明久の恋人、むやみやたらと手を出すでない」 

 

秀吉が清水さんに切り込んでくれた。清水さんは初めて美波以外の面子がいることに気がついたかのような態度で答えた

 

「何を寝ぼけたことを言っているのです? お姉さまとそこの豚野郎の間にはなんの関係もないことくらい、お姉さまのお顔を見れば一目瞭然です」 

 

いかにも全て知っていますと言った口ぶり。まぁ実際に情報収集で僕と美波が付き合っているという話が嘘だということは知っているんだろうけど・・・ 

 

「・・・それは・・・」 

 

美波は清水さんの言葉にリアクションを取りあぐねていた。 僕に対しては怒っているから付き合っていることを否定したいけど、クラスの事を想えば付き合っていることを肯定しないといけない。 二つの考えが美波の頭を悩ませているのだろう・・・

 

「それに私は勉強や部活がしてないから腹立つとかそういう話ではありません」

 

え?どういうこと?

 

「美春は前々から二人の関係を見てきましたが、そこの豚野郎の態度は最低です」 

 

僕の態度が最低だって? 

 

・・・思い当たるフシがたくさんある

 

「同じクラスの姫路さんに接する態度とお姉さまへの態度があまりに違い過ぎます。」 

 

言われた瞬間、美波がピクンと反応した

 

「姫路さんには優しく気を遣い、まるでお姫様を相手にするかのような態度。それに対してお姉さまへの態度はどうです?全く気遣いも無ければ、異性に対する最低限の優しさすら見られないじゃないですか?」

 

「・・・・」

 

僕はなにも言い返せなかった。確かにその態度に心当たりはあるかもしれない・・・

 

「はっきり言えば、そこの豚野郎はお姉さまの魅力に気付いていないどころか何の気も遣わずに男友達に接するような態度でお姉さまに接している大馬鹿野郎です。そんな男がお姉さまに相応しいかどうかなんて、容姿や学力以前の問題です。それに――」 

 

すると清水さんは今まで見たことない怒りの形相になって怒ったのだ

 

「お兄様と美子お姉さまの仲違いをさせた豚野郎に何一つお姉様の隣に立つ資格はありません!!そして、お兄様を思いきり殴った貴方はお姉様の魅力も気づいてない最低な奴です!!」

 

!!・・・確かに言われたらそうだ。すると、美波は耐えきれずに外へ出たのだ。僕が追いかけようとすると清水さんは厳しい言葉で僕に批判していた。秀吉は美波を追いかけてくれて平賀君は外へ出ていき残ったのは二人だけ・・・

 

「はっきりもう一度いいます・・・私はお兄様は立派な男性と認めてます・・・!美子お姉様との仲も見てて微笑ましいのです。それなのに・・・それなのに・・・お前が二人の関係を最悪にさせたのです!」

 

・・・

 

僕はなにも言えず下に向いていた

 

「この話し合いに何の目的があったのかは知りませんが、美春はもう貴方を恋敵として認めるようなことはありません。お姉さまの魅力に気付かず、同性として扱うだけの豚野郎に嫉妬するなんて時間の無駄ですから・・・お姉さまの魅力がわかるのは美春だけです!お兄様の件も許しません・・・!」 

 

清水さんが席を立つ。この話し合いは失敗だ。Dクラスは僕たちに宣戦布告をしてくるようなことはないだろう 

 

「ちょっと待って、清水さん」 

 

「・・・なんです?美春に何か言いたいことでもあるのですか?」 

 

清水さんを引き留め、僕は今思っている全部をぶつける。せめてこれだけは言わないと..!!

 

 

 

オマケ

 

明久たちがいないときのことだ

 

・・・三上さんと仲違いしてしまったし、正直目の前が真っ暗だ・・・

 

「ん?」

 

姫路さんの手書きが書かれていた、何々・・・

 

(必ず美子ちゃんを説得しますからこれ食べて元気だしてください!)とかかれていて目の前に美味しそうなゼリーがあったのだ。よし食べよう!

 

しかし、僕は忘れていた。姫路さんの手料理はジャイアンの料理より上だったことをー

 

「あっ、おいし・・・グフッ!?」

 

あ、れ?なんか川が見える・・あー、なんか気持ち良さそう・・・

 

 

 

 

 

 

 

この吹っ飛んだ意識が戻ったのは家帰ってからだった・・・




ここまで読んでいただいてありがとうございます!次回もよろしくお願いします!
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