明久が去った後の教室では雄二は次の動きを姫路と話していた
「さて、これで俺たちは清水が来るまで待機だな」
「そうですね。・・・フフっ」
「いきなりどうしたんだ?人の顔を見て笑うとは失礼なヤツだな」
「あ、ごめんなさい。そういうつもりじゃないんです」
「なら、どういうつもりだ?」
「いえ、なんだかんだ言っても、やっぱり坂本君は明久君のことを理解しているんだなって思って」
その言葉に雄二は鳥肌がたったように震えていた
「はっ!?いきなりなに気持ち悪いことをいってやがる?!」
「だって、明久君のことを本気で理解していないと、さっき言っていた作戦を実行なんてできませんよね?」
「・・・まぁ、理解云々はともかく、だ。アイツの性格を考えると、昨日の話し合いで秀吉たちがいなくなった後、アイツが清水にどんなことを言ったのかはなんとなく想像がつくからな。それが清水にとっては放っておけない内容だったってこともな」
「私もなんとなく、ですけど、明久君がどんなことを言ったのか想像できる気がします」
すると今までふて寝していたのび太が発言したのだ
「明久は考えていることが分かりやすいからね・・・」
「のび太君!?寝ていたのではないのですか?」
姫路は驚きながらものび太はふて寝の体制で雄二達を見てないで発言していた
「少しだけ目が覚めたの。・・・姫路はよかったの?明久のあの島田の件・・・」
「確かに、いい話ではありませんけど・・・」
「けど?なんだ?」
雄二は疑問そうにきくと姫路は
「けど、私はそういう明久君に、惹かれているんですから・・・」
小さい声でいってたのを雄二は聞き返していた
「ん?すまん。聞こえなかったんだが」
「あ、いいえ。なんでもありません」
「そうか。まぁ、とりあえず・・・」
「「ご馳走さんっと」」
「きちんと聞こえてるじゃないですか!?の、のび太君も!」
「ごめん、ごめん・・・まだ眠たいから寝るね?・・・zzz」
するとのび太はそういうと直ぐに寝た。その様子に二人はーー
「「はやっ!?」」
驚いていた。そして同時にまだのび太が元気ないのも二人には分かっていた・・・
ジャイアンside
俺は今Dクラスの敵を次々と倒していたが、倒しても倒してもきりがなかった
「ッチ!この数じゃあいずれ突破されるぞ!?」
「剛田!援護はいる!?」
島田が俺に確認していたが、まだ早い!
「ここ突破されたら終わりなんだから、俺がある程度前線で耐えるからお前らは最後の盾だ!!」
「しかし!」
「ギリギリで必ず引くから!それまで我慢してくれ!」
俺の言葉に二人は渋々だが、引いてくれた。ありがたい・・・
さて・・・
「まだまだ暴れるぞ!!」
時間稼ぎ成功しないと!俺が事前に頼まれているのはそれだ!来るなら来い!迫り来る敵に俺は前へ再び出た
明久side
皆に送り出されて空き教室にやって来たけど・・・ 特に何をするわけでもなく、ぼんやりと考え事をしていた
脳裏をよぎるのは、美波、のび太のことだ。 美波に接する態度は間違っていたんだろうか?あの態度に美波は怒っていたのか?僕はもう徹底的に嫌われてしまったんだろうか?
そして、のび太・・・もしも、あの時に僕が合宿できちんとメール確認したらこんなことにもならなかったし、三上さんとの仲違いも起きなかったのかもしれない。のび太があそこまで落ち込まなかったかもしれない・・・この戦争終わったら必ずのび太と三上さんの仲を取り戻さないといけない
自分の頭の弱さに辟易しながらも必死に考える。 どのくらい時間が過ぎたかわからなくなった頃、 気が付けば廊下での喧騒がこちらに近づいて来た
「そろそろ、かな・・・?」
さっきまでの考えを一旦やめて、目の前の試召戦争に思考を切り替える。そのまま待つことしばらくして・・・
「こんなところに一人でいてくれて良かったです。貴方には話がありましたから」
さて・・・きちんとこの戦いの決着をつけないと・・・それが僕の役目だ
「話って・・・何かな?」
「そう難しい話ではありません。要するに――白黒はっきりさせましょう。そういうことです」
そう告げる彼女の目は殺意に満ちている。余程僕のことが気に入らないのだろう。そして彼女は誰かを探すかのように周りを見回していた
「やはりお兄様は・・・ここにもいないのですね」
そういえば、清水さんはのび太を募っていたね・・・
僕ら男子のことを豚と言うのにのび太をお兄様って言うのはかなり信頼してるんだとバカな僕でもわかる。そののび太がいないと分かるとしょんぼりと落ち込んでいたが直ぐに顔あげて切り替えた
「お兄様がここにもいないのは残念ですが幸いにも今は試召戦争の最中です。わかりやすく決着をつけることができます」
後ろには化学の先生がいたのだ
僕には清水さんと試召戦争を受ける以外選択肢はない。何故なら、ここで勝負から逃げれば僕は敵前逃亡で戦死扱いになってしまうが清水さんは僕が断るとは微塵も思っていなかったのかもしれない。僕が決着を望んでいるだろうとそしてその考えは、恐らく正しい
「わかったよ。勝負だ、清水さん」
「先生、召喚許可をお願いします」
「承認します!」
そう言うと科学のフィールドが展開された
「「試獣召喚(サモン)!!」」
必ず決着をつける!
中林side
この小説では何気に久しぶりに出番もらったような気がするわ・・・え?メタ発言していた?気のせいだわ
さて、今私は何してるかと言うと・・・・
「・・・・(ムスッ)」
「そろそろ機嫌直しなさいよ?」
絶賛不機嫌の親友の美子を宥めています。はぁ・・・あの時泣いて帰ってきてみんな驚いていたからねぇ・・・
「怒ってないわよ・・・」
「はぁ・・・(どうしたらいいのかしら?あの日からずっと怒りっぱなしだし・・・)」
「代表~、報告です」
「?どうしたの?合宿でぼこぼこにされた山田鉄山」
「何でフルネーム!?後、山田哲夫です!鉄山って誰ですか!?」
この反応・・・少し楽しい♪・・っていけない、いけない
「で、報告は何?」
「あっ、はい。実はDクラスがFクラスに試獣戦争を仕掛たみたいです」
「「!」」
まさか、私達の知らない裏でそんなことが起きていたなんて・・・
「そう・・・ここに仕掛けられることは?」
「今のところはないかと・・・」
ありがたいわ。私達の方にも仕掛けられることはないとわかれば、皆は普段通りに過ごしていた
「・・・」
「のび太君のこときになるのかしら?」
「別に・・・野比君なんて何があっても知らないわ」
はぁ・・・、いつになったら和解するのかしら。ってか、のび太君は大丈夫かしら?美子は聞いてないからあれだけど噂では、精神的なダメージにより授業もきちんと答えれてなくって教師みんなが心配してるとか・・・
「まぁ早めに仲直りできたりいいけど・・・心配ね」
何も起こらなかったらいいけど・・・そんな杞憂な気持ち抱きながら休み時間を過ごしていた
ここまで読んでいただきありがとうございます!次回もよろしくお願いします!!