バカとのび太の召喚獣   作:絆と愛に飢えるシリアス

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謝罪と対面

三上side

 

走る・・・走る・・・

 

「はっ!はっ!!」

 

ひたすら目的の病院に走っていた

 

「の、のび太君・・・!!無事でいて!」

 

私が思い浮かぶのは、のび太君の笑顔と優しさが頭によぎっていた

 

『心配しないで?僕らは必ず勝つよ・・・確かに他のクラスから見たら最底辺・・。だけど信頼できる仲間がいるのさ!だからここで待っといてくれない?』

 

根本に脅されていた時のこと・・・

 

『三上さんも手を上げた罪・・・重いぞ』

 

浚われたときの助けてきてくれたこと・・・

 

『あっ、ご・・・ごめん!その、三上さんの水着が似合っていたから!!』

 

プールでの遊びにいったときの照れながら言ってくれたこと

 

『三上さん・・・そんなに僕らを信頼してないならもう・・・話しかけないで・・・』

 

強化合宿での冷たい言葉・・・

 

『僕も言い過ぎたよ・・・ごめんね?三上さん』

 

その後の仲直りした時のこと

 

 

そして・・・・

 

『また会おうね!三上さん!』

 

『うん!いつか・・・いつかまた会えたらいいね?のび太君!』

 

幼い頃の約束・・・

 

色々な事を思い出していて、いつも彼は優しく笑ってくれた

 

「お願い・・・!」

 

私の切実な気持ちが裏切られる事ない様に!その気持ちと共に病院が見えた

 

 

ウィィーーン

 

自動ドアが開き、受付の人に聞いた。大声出さないように小さい声で聞いた

 

「あの、す、すいません」

 

「どうされました?」

 

「あ、あの・・・野比のび太君はどこの病室にいますか?」

 

「少々お待ちください・・・七階の○○○号室にいます。お部屋は個室ですのでご注意してください」

 

「わかりました」

 

早く早く!と思いながら他のお客様に迷惑かけないように早歩きで歩いていた

 

 

 

私は七階に看護師さんに病室を聞くと、向かい側の窓辺り付近に病室があると聞いた。焦る気持ち押さえきれずに病室に着きゆっくりとドアを開けたら・・・・

 

「三上さん・・・・?」

 

「はぁはぁ・・・の、のび太君・・・?のび太君!!」

 

起き上がっていて窓を眺めていたのび太君に私は嬉しくなり、飛び込んだ。良かった・・・・良かった・・・!

 

 

のび太side・・・

 

夢を見ていた・・懐かしく悲しい夢・・

 

『ごめんなさい・・・・のび太さん。気持ちは嬉しいけど・・・』

 

『うん・・・分かっていたよ・・・でも何も言わずに別れたくなかった』

 

『うぅん。のび太さんの事は好きだったのは事実よ・・・。でも、私は目指してる夢があるの・・・。でも、これだけは言えるわ。貴方は誰よりも優しくいい人なのは知ってる事を・・』

 

『・・・』

 

『貴方には本当の意味での大切な人が巡り会えるわ・・・。

でもね・・』

 

『?』

 

『これからも友達としていてくれる?告白断った私が言えたことではないけど・・・』

 

『勿論・・・。ねぇ、もうひとつ聞かせて?君は・・・出来杉が好きなの?』

 

『出来杉さん?・・・好きと言うより尊敬する人だわ。本当の意味での好きな人は・・・わからないわ』

 

あの日の告白・・・僕は彼女・・・静香ちゃんの告白断られたのだ。でも、分かっていたよ。彼女は恋愛的なのは今はないのは・・・

 

『ねぇ、のび太さん』

 

『なに?静香ちゃん・・・』

 

『いつか・・・いえ、きっとそう遠くないうちにのび太さんの大切な人が出来るかもしれないわ』

 

『何でそう思うの・・・?』

 

『だってーーー』

 

 

そこで僕の夢は途切れた・・・・

 

そして・・・

 

「知らない天井だ・・・・」

 

僕は目が覚めると、全く知らない天井だった・・・ここは・・・?

 

ガラガラ!!

 

ドアが空いた音がしたから振り向くと・・・

 

そこにいたのは・・・

 

「はぁはぁ・・・」

 

「三上さん・・・?」

 

大嫌いといった彼女が目の前にいたのだ。僕はまだ状況が追い付かない頭を振り絞ってなぜ彼女がここにいるのか疑問に思っていた

 

「はぁはぁ・・・・の、のび太君・・・?のび太君!!」

 

泣きながら僕の方に彼女は飛び付いてきた。え?え?ど、どういうこと?!なぜ三上さんが?

 

「え?え??」

 

「良かった・・・・良かった・・・・・」

 

「み、三上さん・・・」

 

ただ一つだけ分かったことがある・・・

 

また泣かしてしまった・・・・

 

「ごめんね・・・三上さん。また泣かせてしまった・・・」

 

「違うの・・・違うの・・・悪いのは私よ・・・貴方を追い詰めてしまって・・ごめんなさい」

 

今は彼女を泣き止ますのが先だ・・・・。そこからまた考えればいいか

 

 

暫くして三上さんは泣き止んだのだ。あれ?これ前も同じことあったような気が・・・・・

 

「ご、ごめんなさい。取り乱して・・・」

 

「う、うぅん。大丈夫だよ・・・・(三上さんの涙目での上目遣いが可愛すぎて動揺してしまった)」

 

「・・・ごめんなさい」

 

「え?」

 

「私が知らない間に貴方を追い詰めていたなんて恥ずかしくって・・・本当に申し訳ないわ」

 

「うぅん。三上さんは悪くないよ・・・」

 

「でも!」

 

「ねぇ、今から話すことは本当の事だから聞いてくれるかな?」

 

「(コクッ)」

 

さて・・・誤解解けるチャンスが来たんだ・・・きちんと話さないと

 

「まず始めにあの明久の銃を突きつけたのはあれは演技だったの」

 

「え、演技?なんでそれをしていたの?」

 

「うーんと明久と島田の事件聞いた?なんか噂になっていなかった?」

 

「美波の?・・・あったわね」

 

「どんな噂?」

 

「なんかよくわからないけどディープキスってのをしてたみたい。ディープキスってなに?」

 

ディープキス?

 

「ごめん、僕もそれはよくわからないけどキスをしたって噂は流れていたのだね?」

 

「えぇ、その後美波は吉井くんと付き合ってるのか?って噂になっていた。それが気になり、のび太君を探していたら」

 

「屋上で僕が明久に銃を突きつけたのを見て、最低な人だと思ったのだね?」

 

「えぇ・・・」

 

なるほど・・・

 

「まず、明久と島田は付き合っていないよ」

 

「え!?で、でもキスをするぐらいだからけっきりそう思ったのだけど違うの!?」

 

「いや、それの原因は元を辿れば明久が原因でね」

 

訳を全て話すと三上さんの反応は・・・

 

「・・・じゃあ誤解だったって事・・・?」

 

三上さんが恐る恐る僕に震える声で聞いてきてのだ。僕は無言で頷くと三上さんは・・・

 

「・・・え?」

 

「ごめんなさい・・・ビンタ痛かったでしょ・・・?」

 

涙目で僕の頬に優しく撫でていた。・・・三上さん・・・

 

ギュッ

 

「え?」

 

「三上さん、僕は大丈夫だよ?」

 

「で、でも!あんな酷い言葉をいったのよ!?」

 

「それをいったら、僕も強化合宿で三上さんに酷い言葉を言ってるじゃない?」

 

そう、僕はあの時に三上さんに「もう話しかけないで」といったことがある・・・

 

「だから、今回の件はこれで終わろう?お互い様ということで」

 

「の、のびた君・・・のび太君!!」

 

「うわ!」

 

三上さんは泣きながら僕の方に抱きついてきたのだ。あれ?本当にこれ前もあったような気がするけど・・・

 

でも・・・

 

「大丈夫、大丈夫だよ」

 

「うん・・!うん・・・!」

 

今は泣き止ますのが優先だね・・・何か僕も三上さん会っただけで全て吹っ飛んだような気がする・・・

 

こうして僕らは仲直りしたのだ・・・・

 

 

 

 

 

 

 

オマケ・・・・

 

「そういえば、僕は何故病院にいるのか三上さんは分かる?」

 

「え?私はのび太君が入院したの聞いたから急いできたのだけど・・・」

 

あれ?三上さんも知らないの?どうしたものか・・・と思うと

 

「あれ?のび太?それと・・・三上さんだったって?」

 

「スネ夫?!何でここに?」

 

「何でって・・ここパパの会社の関係してる病院だよ」

 

「え?!骨川くんってお金持ちなの?」

 

三上さんが驚きながら僕に聞くと頷いたらビックリしていた。ってそういえば、何でいるんだ?

 

「ってそうそう、のび太も三上さんもいるなら早いや。のび太が入院してる理由は階段から落ちて頭打ったのが一つの原因」

 

あっ・・・思い出した

 

「一つってことは・・ほかにも原因あるの?」

 

三上さんがスネ夫に質問すると、スネ夫は苦笑いして答えてくれた

 

「精密検査して帰宅すれば良かったけど、そこは異常なかった。一番の原因はのび太の体調だよ」

 

「「え?」」

 

「のび太さ、体怠くなかった?重くなかった?」

 

・・・言われてみれば・・・

 

「自覚してなかったんだね・・・のび太の熱が40℃もあったんだよ?おまけに睡眠あんまり取れなかったんじゃない?」

 

「「え!?」」

 

ぼ、僕そんなに熱があったの!?

 

「まっそういうわけだからーお邪魔しました―」

 

そういってスネ夫は帰ったのだが・・・三上さんが顔下向けながら震えるように聞いてきた

 

「のび太君・・・睡眠どれぐらいとったの?」

 

「えっと・・・三時間しか取れませんでした」

 

「のび太君・・・今すぐ寝ていなさい!」

 

「は、はい!」

 

こうして僕は三上さんの言う通り直ぐに寝たのだ・・・

 

 

三上side

 

「Zzz・・・」

 

「よく寝てるわね・・・本当にごめんなさい・・・」

 

きっと彼は私のせいで追い詰められたんだわ・・・はぁ・・・

 

「今はゆっくり寝てね・・・のび太君」

 

今はのび太君の寝顔を眺めておこう・・・お休み。のび太君・・・




はい・・・・オチが酷いと思った方、すいませんでしたーーー!ご期待添えれたかはわかりませんが、ここまで読んでいただきありがとうございます!次回も宜しくお願いいたします!
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