バカとのび太の召喚獣   作:絆と愛に飢えるシリアス

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期末試験編
仲直りと異変


朝早くに家を出て少し歩くと後ろから肩に優しく叩かれた・・・

 

「おはよう。のび太君」

 

「三上さん、おはよう」

 

三上さんとはあの入院していたときに無事に和解してからの初めての登校だ。なんか彼女の声を聞くとすごく安らぐ・・・

 

「どうしたの?のび太君」

 

「うん・・・三上さんと仲直りできてよかったなって思っていたし、なんか三上さんがいると心が落ち着くんだ」

 

「え?のび太くんも?」

 

ん?ってことは・・・

 

「私も・・・そ、その・・・寂しかった。身勝手と思うかもしれないけど・・・」

 

「うぅん。大丈夫だよ!」

 

「そう。ってあれ?ものすごい早さで走ってるのは吉井君?」

 

「多分そうだね。どうしたのだろう?」

 

とりあえず、声かけよう

 

「おーい、明久~」

 

「うん?のび太!もう大丈夫なの?あ、あと二人ともおはよう」

 

「おはよう」

 

「えぇ、おはよう」

 

「もう大丈夫みたいだからここにいるんだよねー。ん?」

 

「あら?吉井君・・・」

 

「?な、なに?」

 

うん・・・やっぱりおかしい

 

「「吉井君(明久)、いつもと違って朝から血色いいように見えるよ?なんかあったの?」」

 

「一句一句ハモっていった!?いや、まぁたまには・・・ね?」

 

・・・怪しい

 

「それに何で私の顔を逸らすの?」

 

「い、いや何も・・・「おーい、のび太ー」ご、ごめん!先にいくね!」

 

「明久!?」

 

「行っちゃった・・・・」

 

「おはよう・・・ってどうしたんだ?」

 

「あ、ジャイアンおはよう」

 

「おはよう、剛田君。吉井くんがいつもより顔色もよかったし何か可笑しかったの」

 

「明久が?・・・怪しいな」

 

やっぱり?仕方ない・・・

 

「とりあえず、早く学校いきましょ?あっ、のび太君と剛田君久しぶりに屋上で食べない?」

 

「いいね!」

 

「おぉ!それ楽しみだな!」

 

「なら約束ね?」

 

そういいながら靴をはきかえて教室は違うので別れた

 

教室に入る前に明久に追い付き、とりあえず教室で話そうと思いドアを開けると・・・

 

「おはよーーって雄二、どうしたの?なんで今日はズボンが体育用のハーフパンツになってるの?」

 

「新しいファッションか何かなの?」

 

「何があった?」

 

雄二が見慣れない格好で座布団に座っていたのだ。僕もジャイアンも変なことをいってるのは自覚してるよ・・・

 

「テメェのせいだ明久!テメェのせいで俺は、下半身超クールビズ仕様で登校する羽目に・・・!死んで償えこのクソ野郎!」

 

「えぇぇっ!?いきなりどうしたの!?一体何があったのさ!?」

 

「黙れ!死ね!制服をよこせ!」

 

「うぉ!?坂本の奴、すげぇキレてる!!」

 

いったい何があったのだろう?

 

すると・・・・

 

『おい、知ってるか?坂本の話』

『ああ。なんでも裸Yシャツで登校してきたらしいな』

『まったく、流石としか言いようがないな・・・。最近女装は見慣れてきたが、アレには度肝を抜かれたぜ・・・』

 

聞こえてきたのは、クラスメイトの話し声

 

「「「「・・・・・・・・・」」」」

 

えっと、こんなときどう声かけたらいいのだろう?

 

「さ,坂本・・・何か悩んでるのか?」

 

「その・・・一人で抱え込まないでね?」

 

「ち、違う!俺は自分から進んでそんな格好になったわけじゃない!あと、トランクスは死守したからギリギリでセーフなはずだ!」

 

そうなるかな・・・・?

 

僕とジャイアンの言葉に慌てて否定する雄二。そんな雄二に明久は頷いて言った

 

「うんうん。そうだね。辛いことがあって、雄二の精神はギリギリのところまでいっちゃったんだよね・・・」

 

「だから違うと言ってるだろうが!お前が送ってきたメールを翔子に見られたせいでズボンを奪われたんだボケ!」

 

また明久のメールで?今度は何なんだろう?

 

「え、でもいくら霧島さんでもそこまですると思えないけど」

 

「いや。正直、お前の文章はかなり際どい感じだったと思うぞ・・・」

 

「際どいって、どんなメールだったんですか?」

 

姫路が突然ひょこっと現れた。いつの間に・・・

 

「別にただの頼みごとのメールのはずだけど?」

 

「ほほぅ。そう思うのなら、俺に送った文面を大きな声で読み上げてみろ」

 

一体どんなメールを送ったんだ?

 

「えっと、それじゃ……コホンっ」

 

咳払いをした後に、明久は大きな声で読み上げた

 

「雄二の家に泊めてもらえないかな。今夜はちょっと……帰りたくないんだ!」

 

ガラッ!

 

その瞬間、音をたてて教室の扉が開かれた

 

「・・・・・」

 

その扉の向こうにいたのは、島田だった。

 

「ウチにはアキの本心が全然わからない!」

 

「え!?登場と共に再び美波がどこかへいった!?」

 

うん・・・。なにも聞いてなかったら確かにそうなるね・・・・・

 

「な、なんてことを言うんですか明久君っ!そういうことはもっと、その・・・大人になってからですっ!」

 

「姫路。少し落ち着こう」

 

「ってか大人になったらいいのかよ!?」

 

「相変わらず朝から賑やかじゃな……。先ほど明久が走り去って行ったと思ったら、今度は島田が教室から飛び出して行くとは。何があったのじゃ?」

 

今度は秀吉が教室に入ってきた。

 

「いや、別に何もないけど」

 

「なんじゃ。先ほどのことと言い、ワシに秘密かの?それはちと、寂しいのう・・・・」

 

仕方ない・・・・

 

「「明久が公序良俗に反する発言をしたんだ」」」

 

ジャイアンと多少捏造して発言した

 

「お主、朝っぱらから助平なことを言っておったのか?」

 

「ち、違うよ!僕はそんなムッツリーニみたいな真似はしないよ!」

 

「・・・・失礼な」

 

どこかムッとしたような呟き声が聞こえてくる。振り返ると、いつの間にムッツリーニが立っていた

 

「おはようムッツリーニ。随分荷物が多いけど」

 

その両手には学校の鞄の他に大きな包みやら袋やらを提げていた

 

「・・・・ただの枕カバー」

 

「枕カバー?そのわりには包みが大き過ぎない?」

 

「・・・・そんなことはない」

 

ブンブンと首を振って否定するムッツリーニ

 

「ごめんムッツリーニ。ちょっと中身を見せてね」

 

「・・・・あ」

 

明久が康太から包みを奪い取る。僕とジャイアンも気になり中身は何だ?と思い覗こうとすると明久が固まった

 

「どうしたの?・・・・あ」

 

中から出てきたのは──等身大の明久がプリントされた白い布(セーラー服着用)

 

「これ・・・どう言うこと・・・?」

 

「・・・・全て秘書がした」

 

あれ?前もこのやり取りしていたような気が・・・・

 

すると・・・

 

「失礼。土屋君はいるかな?前に頼んでいた枕カバーを」

 

まさかのこのタイミングでマニア登場

 

「あれ?珍しいね久保君。ムッツリーニに何か用?」

 

「──なんでもない。少々用事を思い出したので失礼するよ」

 

けれども明久を見るなりそそくさと立ち去ってしまった

 

「ムッツリーニ。久保とも取引をしていたのか?」

 

「(こくり)・・・・強化合宿以来、お得意様」

 

色々な意味で彼の噂は本当なのかな?だとしたら、もう手遅れだね・・・・

 

「はぁ・・・。とにかくムッツリーニ。とりあえずその抱き枕カバーはあとで没収するからね?作った分を全部回収して、写真を秀吉に換えて持ってきてよ」

 

「明久よ。ドサクサに紛れてワシの抱き枕を作るでない」

 

「そうですよ明久君。人の物を勝手に取って、しかも改造するなんてダメです。・・一つは私の分なんですし・・・」

 

ここにもマニアいた・・・・

 

すると秀吉が何の話をしていたかと聞いてくると、雄二が答えてくれた

 

「まぁ、要するに明久が送ってきたメールのせいで翔子が何かを勘ぐって、それが原因で俺が酷い目に遭ったって話だ」

 

「メール?それは今朝の明久の様子がおかしいのと何か関係があるのかの?」

 

そういえばそうだった

 

「明久君の様子ですか・・・?そう言われてみれば、今朝はいつもより顔色がいいですね。制服も糊まで利いてパリッとしてますし寝癖もないですし・・・」

 

「確かにおかしいな。顔色がいいのはまだわからんでもないが、制服がきちんとしているのは妙だ」

 

姫路とジャイアンやムッツリーニが疑惑の目で見ていると明久は慌てていた

 

「た、たまにそういう気分の日もあるんだよ!それより、そろそろチャイムが鳴るよ!鉄人が来る前に席につかないと!んじゃ、そういうことでっ!」

 

明久は強引に話を打ち切って、そのまま自分の席まで行ってしまった

 

これは・・・・・・

 

「「「「「「怪しい・・・」」」」」」 

 

結構慌てているが、そんなに隠しておきたいものなのかな?

 

まっ、気にしても仕方にないし、授業の準備をするか




ここまで読んでいただきありがとうございます!次回も宜しくお願いします!
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