バカとのび太の召喚獣   作:絆と愛に飢えるシリアス

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昼御飯と疑惑

明久の疑惑がやまない中、始まったが・・・いつもと違うのは・・・・明久が真面目に勉強していることだ。その様子に、先生たちは・・・

 

「吉井保健室へ行きなさい」

 

午前中、四つの授業で七回もこの台詞が教室に響いた

 

そりゃ、明久が真面目にノートを取っていたら皆が言うだろうね

 

「全く・・・みんな失礼だなー!そう思わない?のび太、ジャイアン」

 

「いや、僕も先生と同じ意見」

 

「俺ものび太と同じ意見」

 

何泣きそうになってるの・・・事実なんだから

 

「アキ、何かあったの?朝から様子が変みたいだけど」

 

四時間目の授業道具をしまう明久のところに島田がやって来た

 

「別になんでもないよ。ちょっと真面目に勉強に取り組んでみようと思っただけで」

 

「アキ。おでこ出しなさい。今熱を測るから」

 

「だからどうして皆似たようなリアクションを取るんだろう・・・・?」

 

普段の行いを見たら誰でもそう思うよ・・・にしても、三上さんが来たら屋上行く段取りなんだけどまだ来てないな―

 

「って、これはダメだっ!」

 

「きゃっ!」

 

明久が突然飛び退いたせいで驚いた島田が小さく悲鳴をあげた

 

「こらっ!何よそのリアクションは!折角人が心配して熱を測ってあげようとしたのに!」

 

「ご、ごめん!色々と事情があるんだ!」

 

「事情?何よそれ?」

 

何となくだけど明久はなに隠してるのわかる。そんな明久は島田に寄られて慌てていたが、いったいなぜ慌てる必要があったのだろうか?

 

「う・・・・。えっと・・・・。そ、それより、まずはお昼にしようよ!昼休みなんて短いんだからさ!」

 

話を別の方向へ持っていきたかったのか、鞄からお弁当を取り出して卓袱台に広げた

 

・・・んん?

 

「珍しいな?お前が弁当持ってくるなんて」

 

「た、たまにはそういう日があるんだよ。僕だって人間なんだから、たまには栄養を摂らないと死んじゃうし」

 

まっそれは正論だね

 

すると納得いかないのか姫路と島田が疑いの目で見ていた。気になり、僕は二人に聞いた

 

「どうしたの?」

 

「い、いえ。何時もならそんなことしませんのに」

 

「そうね。アキが食べるとしたら大抵は買ってきたお弁当なのに、今日は手作りに見えるわね」

 

そう言って二人はジロジロと卓袱台に置かれたお弁当を見る

 

確かにこの二人が言っていることも最もだ

 

「まぁまぁ、明久もそういう日があるんだと思うよ?でも自分が作ったの?明久」

 

「うん」

 

「「嘘ね/ですね」」

 

信用全くされていないね・・・・

 

「ってことは!弁当作ったのは坂本か土屋ね!」

 

「のび太君とか剛田君は除外になりますからね」

 

「なぁ、のび太なんの会話してるんだ?俺達も含められてるなんて」

 

「さぁ?」

 

すると・・・

 

「・・・・やっぱり、雄二の浮気相手は吉井だった」

 

「あれ、霧島さん?いつの間に・・・・」

 

「・・・・ついさっき来たところ」

 

「全く気づかなかった・・・」

 

うん。ジャイアンの言う通り音沙汰もなかったよ・・・

 

「あっ、そうだ。この間ありがとうね?木下さんや工藤さんにもお礼を言ってくれない?」

 

「・・・・うん(コクッ)。のび太の体調も良くなって良かった」

 

「いや、本当にお手数かけました。用事は雄二に?」

 

「・・・うん。それとのび太と剛田に伝言」

 

?僕に?

 

「・・・美子はもう少しで来るみたい。屋上使えないのさっき分かったから教室で食べようって」

 

「え?屋上使えないのか?残念・・・」

 

「わかった。ありがとうね?雄二はあそこにいるから、目潰しはダメだよ?」

 

「・・・分かった」

 

話していて気づいたけど、スボン持ってるのは雄二のだろうね

 

 

あっ、先に雄二がこちらに来た

 

「ん?翔子か?そうか。やっと制服を返す気になったんだな」

 

霧島が持っているズボンを見つけた雄二が平和そうな顔でやってくる

 

「・・・・・お仕置きが必要(ボソッ)」

 

「「・・・・!(ガクガク)」」

 

今、背筋が凍るような冷たい囁き声が聞こえた!僕もジャイアンもその声を聞き震えていた

 

「やれやれ。これでやっとまともな服装に―――ん?なぜズボンを離さないんだ翔子?」

 

「・・・雄二」

 

「なんだ」

 

「・・・・私は雄二に酷いことをしたくない」

 

気づいて!?雄二!霧島さんの様子がおかしいの気づいて!!

 

「酷いことをしたくない?よくわからんが、それは良い心がけだな」

 

「・・・・だから、先に警告する」

 

「何を?」

 

「・・・・おとなしく、私にトランクスを頂戴」

 

その瞬間、脱兎の如く雄二は逃げ出した

 

「あはは。雄二ってばバカだなぁ」

 

「あの、明久君」

 

「ん?何、姫路さん?」

 

「そのお弁当、食べるんですか?」

 

「うん。そりゃまぁ、折角用意したんだし」

 

「そうですか・・・・わかりました。それなら、食べ比べてみて下さい」

 

・・・・あっ(察した)

 

「食べ比べ?」

 

「はい。実は―――昨日作った特製クッキーが」

 

明久も雄二同様脱兎の如く逃げ去った。女子三人はそれぞれの男に追いかけていった

 

「えっと・・・・」

 

「嵐のように去っていったな・・・」

 

僕とジャイアンがそう言うと入れ違いに三上さんが来た

 

「お待たせ!ごめんね?二人とも」

 

「いやいや、大丈夫だよ」

 

「あぁ。にしても、授業が長引いたのか?」

 

その言葉に三上さんは否定しつつ苦笑いしていた

 

「えっとね、屋上で先場所とろうと思ったけどダメだってわかったじゃない?で、携帯でメールしょうと思ったけどできなくって霧島さんに伝言頼んでる間に携帯でそちらに向かうって連絡していたの」

 

あ、今メール見た・・・きちんと先に見とけば良かった

 

「さっ!時間は限られてるから食べましょ?」

 

「うんいいよ!」

 

「おし!ってか木下もムッツリーニも来いよ?たまにはいいだろ?」

 

「異論ないわ。本当なら美波達もって思ったけど今いないのは残念ね」

 

「ならお邪魔しますかのぅ」

 

「・・・・(コクコク)」

 

「じゃあ・・・・」

 

僕らは手を合わせて・・・

 

「「「「「いただきます!!」」」」」

 

美味しくお昼ご飯をいただきました・・・。そして、校舎のどこかで明久と雄二の断末の声聞こえたが気のせいだとスルーしたのだ・―・




ここまで読んで頂いてありがとうございます!次回も宜しくお願いします!
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