てきぱきと後片付けを終えてリビングに集まる。いよいよ今日の集まりの本題だ
「そろそろお勉強を始めましょうか?」
「そうね。あまり帰りが遅くなっても困るし」
夕飯を早めに食べたせいか、まだ七時ぐらいだ
「ならばワシも一緒に教えてもらうとするかの」
「・・・・同じく」
この光景を西村先生に見せたら涙出そうになるかもね・・・主に明久の事で
「そうだね。テスト前だからってわけじゃなくて、いつものように勉強を始めようか!」
『いつものように』を強調したのは妙な勘繰りを受けないように玲さんを牽制しておくためだろう
「皆さんでお勉強ですか。それなら良い物がありますよ?」
「良い物?」
「はい。今日部屋を片付けていて見つけました。今持ってきますね」
玲さんはトタトタとリビングを出て行って、すぐに戻って来た
「参考書というのもなんですが、役に立つかもしれませんので」
玲さんが持ってきた本がテーブルの上に置かれる。何これ?
【女子高生 魅惑の大胆写真集】
・・・・・明久・・・・
「アキくんの部屋で見つけました」
「僕のトップシークレットがぁーっ!!」
「保健体育の参考書としてどうぞ」
「どうぞ、じゃないっ!こんなもんが参考になるかーっ!あと勝手に僕の部屋に入ったね!?あんなに入らないでって言ったのに!」
「いいえ。昨日、確かにアキくんは部屋に入って良いと言いました」
「それってもしかして着替えを取りに行く時のこと!?あの会話はこれが目的だったのか!なんて陰湿卑劣迂遠な作戦なんだ!」
「そ、それじゃあ、あくまでお勉強の参考書として・・・・」
「そ、そうね。ウチもちょっと勉強しておこうかな・・・」
「姫路さんに美波?無理に姉さんのセクハラに付き合わなくていいんだよ!?というかお願いだから見ないで!」
「アキくん。ベッドの下に置いてあった他の参考書も全て確認しましたが、あなたはバストサイズが大きく、かつヘアスタイルはポニーテールの女子という範囲を重点的に学習する傾向がありますね」
もう明久の心のライフがボロボロだよ!?あ、三上さんにはこれは見せれないと思い目を隠した。ごめんね?三上さん
「冷静に考察を述べないで!いくら言い方を変えて取り繕ってくれてもそれが僕の趣味傾向だってことかバレちゃうんだから!」
明久、とうとう自分で認めた!!?
「ポニーテール、ですか・・・」
「大きなバスト、ね・・・」
お互いに複雑そうなの見えた。女の子は複雑なんだね
「のび太君?もう良いかしら?」
「あ、ご、ごめん!」
「ん?・・・・///(パタッ)」
「み、三上さん―?!!明久!!それを隠して!!」
「?参考書ですのになぜ倒れたのですか??」
「見せるものじゃないですよ~ー!後、参考書ではない!!世の中の参考書書いてる人に謝って下さい!?!」
三上さんは数分ぐらい気絶していたけど、明久がすぐに直してくれていたから良かった・・・
代わりに明久がお姉さんにお仕置きされたことだけは教えます・・・
「ご、ごめんなさい・・・。とりあえず勉強を始めましょう?」
「そうだな。な?明久」
「そ、そうだね!ジャイアンの言う通り始めよう!!」
明久のその合図を出すと島田たちに異変が見られた
「そ、そうですね。お勉強を始めましょうか。んしょ・・っと」
「み、瑞希っ!どうして急に髪をまとめ始めるのよっ!?!」
「べ、別に深い意味はありませんよ?ただ、お勉強の邪魔になるかと思って・・・」
「それならウチがやってあげるわ!お団子でいいわよねっ!」
「い、いえ。ポニーテールにしたいと」
「ダメっ!お団子なの!」
「美波ちゃん、意地悪です・・・」
あっちはあっちで大変だね・・・そういえばムッツリーニは大人しいね?
「ムッツリーニがやけに大人しいな?」
「そういえばそうだね・・・」
僕とジャイアンはムッツリーニをちらっと見ると・・・
「・・・・明久」
「どうしたの?ムッツリーニ」
「・・・後1999冊は?」
「「本気にしていたのかい!?」」
「・・・・エロ本は興味ない」
なら何でそんな肩落としてるのさ・・
「明久のエロ本やエロ写真は置いといて、勉強するならさっさと始めようぜ」
「そうだね。時間は限られてるしね」
「そうね」
雄二の言葉に僕と三上さんは同調するとみんながやり始めようとする前に玲さんが提案だしてきたのだ
「お勉強なら、宜しければ私が見て差し上げましょうか?」
「え?玲さんが?」
「ええ。アメリカのボストンにある大学に通ってたから大学の教育課程を昨年修了しました。多少はお力になれるかと思います」
ん・・・・?アメリカのボストン・・・?
「ぼ、ボストンの大学だと……!?それってまさか、世界に名高いハーバード──」
「多分、雄二の考えの通りだと思う」
「ええ、そうです」
僕らは一回沈黙して・・・
「「「「えぇぇっ!?」」」」
でかい声で叫んでしまったが、仕方ないと思う。何せあの有名な大学に行っていたなんて誰も思わないだろう
「・・・・なるほど、出涸らしか」
「その言葉の真意は!?」
「「そのまんまの意味だと思う」」
「のび太とジャイアンは真顔でそれを言わないで―!!」
仕方ないじゃない?事実なんだし
「でもせっかくだし教えてもらおうよ?」
「確かに本場の英語とか、こっちの教師には教えてもらえないことも知ってそうだしな」
「・・・・頼もしい」
「わかりました。それでは、まずは英語あたりから始めましょうか」
「「「「「「お願いします!」」」」」」
この後は十時くらいまで玲さんの講義を聞いて、その日は解散となった
・・・僕とジャイアンは別の日にくるようにといわれた
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