ヨーソローな双子を持つ俺はみかんが好きだ 作:みかん畑のこやし
「なーにわけわかんないこと言ってんの勇輝!」
「あ、姉ちゃん」
これが俺の姉ちゃんの渡辺曜だ。元気いっぱいで皆からの人望も高く、水泳の実力もインターナショナル級なんだ!
…ただー、弟の俺にすごい構ってくる、ブラコンか?ってくらい「勇輝?何言ってるの?」
顔を引き攣らせながら言う姉ちゃん。これは地雷を踏んだかもしれない。
「い、いやいや!姉ちゃんが素晴らしいなーって話をしてたんだよ、うん、ほんとほんと…だからその手を下げてくれないかなぁボブベェェェ…」
「フゥー全く。ん?…わっ!あははーお見苦しいところをお見せしましたー。てことでー、まだまだ進みが遅いですが本編に向けて全速前進!ヨーソロー!」
ーーーー沼津市内浦 旅館十千万内ーーーーーーー
よぉみんな、こんちは。内藤勇輝改め、渡辺勇輝だ。
今俺はーーー「バブー!」 ーーそう、内浦にある旅館"十千万"にいる。
俺の母さんと千歌ちゃんのお母さんがすぐ側で世間話をしている。
この世界に来てやっと頭の中が整理できてきた俺は、初めての十千万にものすごくウキウキしている。ところで…
「バー?バブゥー」 「バーバー」
「バ、バブウ!バーバー(よ、曜ちゃんと千歌ちゃんが赤ちゃんでも可愛すぎるっっっ)」
そう、前世で千歌ちゃん推しだった俺はこの状況に興奮せざるを得ないのだ。本当に髪の毛みかん色なのかー。とか思ったり。ほっぺたをつついて、柔らかいなぁと思ったりと、良い思いばかりしている。またバチが当たらないかな、と少しは怖い。けど、体が幼児に戻ったことで頭も少しだけ幼児に戻ってしまったみたいだ。こんな行動に出てしまったのだから…
「バーバ バーバーバー! ギューーー!」
「?あらあらあら勇輝ったらー、なにやってるのー 」
「え?あらー、でも千歌ちゃんも嬉しそうだからこのままにしときましょうか」
「バ、バブゥー?」
そう、好きの気持ちが出過ぎて赤ちゃんの千歌ちゃんにダイブ&抱きつきをしてしまったのである。
母親たちの暖かい目線、千歌ちゃんのポケーッとした顔(多分何も考えてない)、そして曜ちゃんのムスッとした表情。
ーーーーーーーー…ムスッと??
次の瞬間、俺は曜ちゃんにグーパンチされていた。
「バッバブ…バブババブバー!!(い、いってぇぇぇ…んでもって、意味わかんねぇぇぇぇぇぇ!!)」
ーーーーーーー時は過ぎゆき十数年後、彼らが中学生になる朝
「ふわぁぁぁぁぁぁ、あーあ良く寝たー」
おはよう!今日から中学生になる渡辺勇輝だ!…いきなり年が経ったな?すまんな!やっぱり書くのは原作より少し前の方が書きやすいって話だったんで、飛ばしてもらった!アッハッハッ とー、こんなことしてる場合じゃねえや、早くしねえとあいつが来ちまう
ーーーーーーダダダダダダダダダッッッッ って言ってるそばからだよ、もー…
ーーガチャッ「おっきろー!勇輝ーーー!!!おっはヨーソロー!!」
「あーはいはい、朝から元気ですね、おはよー姉ちゃん」
「んー?勇輝は元気ないねー。てかはい!お姉ちゃんと一緒におっはヨーソロー!」
「いや、中学生にもなるんだしそういうのは「ん!?」はい…お、おはヨーソロー…」
「フフッ、良く出来ました。よしよし」
よしよしされた時に揺れる姉ちゃんの豊満な胸。まだ中学1年生のくせしてこんなけしからんメロンを持つなんて弟の僕は心配ですよ!まぁとは言え、流石に寝起き直後には激しすぎる。弟でもこれに耐え着るには強靭な理性が必要だ。そんなこともあって照れながら返す。
「も、もういいだろ!母さんと父さんも待ってるんだし、早く下に行こうぜ」
「もー照れちゃってー、そうだね、今日は入学式だしね行こっか!」
この朝っぱらから元気なのが俺の双子の姉、渡辺曜だ。
俺がこちらの世界に来てから13年経った。やっとこの主要キャラに対して話しかける時にファンの様なドキドキする気持ちはなくなり、自然になってきた。
そしてだ、姉ちゃんと千歌ちゃん感してだが、彼女達はこの世界においても…とても美少女であるといえる。こっちの世界にいる俺が言うんだもん、間違ってないからなー!
…とそろそろ降りるか。ーーちなみに俺の部屋は二階の姉ちゃんの隣の部屋である。
ーーーーー階段を降りていると朝ご飯のいい匂いがしてくる。味噌汁、白米、そして漁港ならではの焼き魚のいい匂い。俺はこの匂いがとても気に入ってる。
「父さん、母さん、おはよう」
「勇輝、おはよう ニコッ」この笑顔の眩しい女性が俺の母親だ。
「おお、勇輝!おっはヨーソロー!ニカッ」そしてこの姉ちゃんと同じようなテンションの男性、これが俺の父さんである。
この俺を合わせた4人が渡辺家である。
「曜と勇輝もついに中学生なのねー、前まではお母さんお母さんーって夜も一緒に寝てたのに、早いわねぇー」
「いやおい!俺そんな言葉言った覚えねぇぞ!?嘘はやめてくれよ!」
「はいはい、ちゃちゃっと食べてー、入学式に遅れるわよー」
…この会話で分かると思うが、母さんは俺の話をあまり聞かない。姉ちゃんの話は聞くけど俺に対してはなんでか、塩対応だ。まあ、大事な時は一緒に悩んでくれる良い人なんだけど。ちなみに父さんも話をあまり聞かない(こちらは全員に対して)
言い忘れていたが、この渡辺家は俺以外全員テンションが高いのだ。父さんが船長だからだろうか。よく分からん。
「今日も千歌ちゃんと一緒に行くのかしら?」
「うん!勇輝と千歌ちゃんと私で一緒に行くーって約束したんだー」と、姉ちゃん。
「姉ちゃん、そうならそろそろ出ないとまずくね?」
「わっ!ホントだ! じゃあママとパパ!また後でねー!」
「ああ、行ってらっしゃい」 「気を付けるのよー」
「「はーい」」
ーーーーバス停前
「いやー中学校楽しみだね勇輝!」
本当に楽しそうな笑顔で言う姉ちゃん。俺もこの笑顔を見て、自然と笑顔になった。
「そうだね」
「あっそうだ、見てよー勇輝ー!」
「ん?なに?」
「どう?この曜ちゃんのセーラー服はーー!似合ってるで、ありますでしょうか!」
ビシッと音が鳴りそうな綺麗な敬礼をしながら俺にセーラー服を見せてくる姉ちゃん。
「お、おぉ、似合ってると思うけど?」
「ほんとっ?やったーー、これ着て登校するの楽しみだったんだよねー!フフフッあっ勇輝も学生服似合ってるでありますよ!うふふ」
「おう、サンキュ」
俺が褒められるとは思っていなかったため、少し照れながら返す。
しかし俺がどうかは置いとくが、実際姉ちゃんはとても似合っていた。浦女の制服も似合うが、セーラー服も似合うなぁと心の中で呟いた。やはり美少女はなんでも似合うのだろうか。
「おっバス来たよ勇輝。」
「よっしじゃー、アイツの所まで行こー!」
バス車内ーーーー次は十千万前、十千万前ーーーー
「よっと、到着っ!」
「…なに?その変なポーズ」
姉ちゃんがツッコんでくる。いやさ、淡島に着いた時の千歌ちゃんのあれ、やってみたいじゃん?ちょっとは願望出してもいいだろ別に!
「あ、いや、何でもないよ、あは…あははは」
「ふぅん、まあいいや、志満さんや美渡さんに挨拶に行こ」
「お、おう、行こう(ふぇー追求されなくて良かったぁー)」
「おはようございまーーす!千歌ちゃん起きてますかー?」
「おっざいまーす」
「あらぁ、曜ちゃん勇輝くんおはよう ニコッ 相変わらず可愛いわねぇー」
「えへへー」
今姉ちゃんを褒めたのはこの高海家が経営している、十千万の長女 志満さんだ。とても優しくて包容力があって、大人な女性だ!
「勇輝くんは、男前になったわね フフッ」
「…!ああいえいえ、ありがとうございますー」
大人な女性だからこそ一言一言言われると過敏に反応してしまう、思春期って辛いな。
ーーーーーガラガラガラ
「志満ねぇ?誰と話してんのー?」
彼女は十千万の次女、美渡さんだ。小さい頃姉ちゃんと千歌と一緒に遊ぶためにここに来ていた時によく遊ばれた(いじられた)。
「おっ曜ちゃんじゃん!おはよー そしてー…おい勇輝、よく来たな、学ランなんか着ちゃって一丁前になってんじゃないよ!このこのー」
「ちょっ、美渡さんっ。やめてくださいよー!」
笑顔で脇腹を小突き、頭をクシャクシャしてくる美満さん。大雑把な人なんだけど、この人もキレイなんだよなぁ。けど、よくいじって俺を昔から泣かせに来てる悪い人でもある。
「なんかお前、失礼なこと考えたろ」
「!?そんな訳ないじゃないですか!いやー流石美渡さん!かっこいい!素敵ー!」
「ふーん、まっいいけどさ」
なんで俺の身近の女の人はこうも勘がイイんだ。。。
「そうそう目的は、千歌だろ?あいつまだ起きてねぇんだ、悪いけど起こしに行ってやんねーかな?」
「またっすか?…はぁぁぁぁぁ、今日は起きるとか言ってたんだけどな。信じなくて正解だったわ、てことで姉ちゃん行こうぜ」
「そだねー、じゃあ起こしに行ってきますね!」
志満さんと美渡さんと別れて十千万の千歌の部屋前に来た。
「じゃー行くか」 ーーーーーガラガラガラ
「おーい千歌ー起きろー、学校行くぞー」
「zzzz…」
「なんて幸せそうに寝てやがるこいつ」
はぁ、とため息をつきながらもう1度良く見る。みかん色の髪に、もっちりとしたほっぺた。そしてたわわに実った姉ちゃんにも負けないぐらいのメロン「…勇輝??」
ーーーーーーこの話題はやめよう。
最後に独特なアンテナみたいなアホ毛。
そうこのアホみたいな彼女こそ、俺が片思いしている相手ーーーーー高海千歌だ
「ふあ?あれ…?曜ちゃんに勇輝くんだぁ。なぁーんで千歌の部屋にいるのぉ??」
ブチッーーーーーーーー
そう、このアホな発言こそ高海千歌なのだ。
いやーどうもみなさま!自分的に1話は会話が多くなったなぁと思って、今回は主人公の気持ちを表現してみたんどすけど、結局会話ばかりになってしまいました笑
書いてみて思うのですが、ハーメルン書かれてる皆さん本当にすごい!よくあんなに細かく表現できるなぁーと見切り発車した僕には尊敬の念しか抱けません。さて、そんなこんなで、幼児時代から急に中学生に笑
書きたいのがほのぼの恋愛だったので、やっぱりお話的にはこのぐらいの年齢が丁度良いかな、と思いまして。
そして!やっと千歌ちゃん喋りましたね笑
曜ちゃんも千歌ちゃんも喋り方難しいんですが、自分の思ってる通りに動かしていきたいと思います!
是非コメントなど下さい!
ではまた次回っ