高嶋叶吾は勇者である   作:宇津田

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お久しぶりです、作者の宇津田です。
毎度毎度投稿遅くてすみません。
今回は主人公が女装します。男が女装するのが嫌いな人はブラウザバックしてください。
あと今回東郷さんが作者の妄想でキャラ崩壊していますので注意してください。



第8話

どうしてこんな状況になったのだろうか。

女装させられている僕は黒を基調とした服で袖口やスカートの端っこが所々白の部分もある。

スカートや袖がフリフリで、確かゴスロリ?っていう服を着て、頭には黒色のネコミミをつけている。

こんな格好恥ずかしいし、スカートから出てる足がスースーして落ち着かないよ・・・

そんな感じの僕は今友奈ちゃんに膝枕をしてあげている。

スカートの丈が短いので友奈ちゃんの髪が足の肌に当たってくすぐったい。

けれど身近で友奈ちゃんのことを眺められるし、頭を撫でることも出来るしいいことだらけなので、服のことなんかも忘れていられそうだった。

膝枕をしてもらっている友奈ちゃんは寝ているから。

だけど今日は僕と友奈ちゃんの2人だけではないのだ。

「友奈ちゃんの寝顔可愛いわ!ああ、友奈ちゃん!友奈ちゃん!」

僕と友奈ちゃんの隣には東郷さんがいて、しきりに写真を撮っている。

てかまずその鼻血を止めようよ東郷さん・・・

 

 

 

学校の期末試験が終わり、僕らは無事に夏休みを迎えていた。

中間試験で危ない点数を取っていた友奈ちゃんもどの教科も合格点を超えていて、夏休みの夏期講習に行かなくて済むことに喜んでいた。

今日は僕が以前友奈ちゃんに約束した女装をするために東郷さんの家に集まることになっていた。

友奈ちゃんはもう東郷さんの家にいて東郷さんと2人で準備をすると言っていた。

なので僕は1人で東郷さんの家に向かっている所だ。

準備が必要ってことは、何着も着せられるのだろう。

絶対女装なんて僕には似合わないよ・・・

東郷さんの家のインターフォンを押すと友奈ちゃんが出てきた。

「おはよう、きょう君!」

「おはよう、友奈ちゃん。楽しそうだね」

友奈ちゃんの顔を見れば分かる。

とっても笑顔だからだ。

友奈ちゃんが笑顔だと僕も嬉しいので笑顔になる。

けれど今日は少し顔が引きつってしまう。

だって女装だよ?

女の子が着て似合う服を男の僕が着るんだよ?

不安しかない・・・

友奈ちゃんと一緒に東郷さんの部屋へ向かう。

部屋にはとても笑顔な東郷さんがいた。

「おはよう、来たのね高嶋君」

「おはよう、東郷さん」

東郷さんのベッドの上には何着か服がある。

あれを全て着させられるのだろうか・・・

結構な数ある気がするんだけど・・・

「それじゃあ、まずこれを着てみて」

友奈ちゃんが部屋に置いてあった紙袋を僕に渡す。

「これって学校の制服?」

「うん、そうだよ。私が着てるのだよ」

「僕と友奈ちゃん身長ほとんど同じだもんね」

うん?

待ってこの服友奈ちゃんがいつも着ているものってことは友奈ちゃんの匂いがするのでは・・・

「隣の部屋が空いてるからそちらで着替えてもらってもいいかしら?」

「うん。分かったよ」

「私も着替えるの手伝うね」

「え!?大丈夫だよ!」

着替えを手伝ってもらうのは恥ずかしいからちょっと・・・

「でもきょう君、女の子の服着るの初めてだよね?いきなり1人で着替えるのは難しいかもしれないよ?」

「た、確かにちょっと自信ない・・・」

「だから私が手伝うね」

体を見られるのは慣れないので恥ずかしいけど1人で着替えられなくて後になって友奈ちゃんを呼ぶのも申し訳ないので手伝ってもらうことにした。

けれど制服は簡単に着替えることが出来た。

上着はそのまま着れば問題ないし、スカートもホックを止めてチャックを上げればそれで終わりだった。

「あ!きょう君ちょっと待ってて!」

そう言って1度部屋を出て戻ってきた友奈ちゃんが持っていた物はなんと女の子の下着だった。

「はい!きょう君。これも履いて?」

ファッ⁈

「え!これを僕が履くの⁉︎」

「うん。大丈夫!サイズは合ってる筈だから!」

違う!そこじゃないよ聞きたいのは!それも気になるけど!

「サイズはこの前きょう君のお家にお泊りした時にね、きょう君の下着のサイズを確認したんだ。その、ごめんね。勝手に見たりしちゃって・・・」

「大丈夫だよ、怒ったりしてないから。それで、どうして下着も?」

「女装だと下着も履くのかなって東郷さんに聞いたら、それは当然よって言われたんだ。それとね、私がきょう君が履いている所を見たいんだ」

照れた表情で言われたら断れないよ・・・

「あと、これ私のとお揃いだから一緒に履きたいな・・・」

是非履きます!

友達とお揃いの服を準備する。

友達が少ない僕は経験したことが無かったのでとっても嬉しい!

たとえそれが下着だとしても僕は喜んで履くよ!

「わ、分かったよ。でも友奈ちゃんは外で待っててね」

でも人前で履くところを見せるのは流石に恥ずかしいので、友奈ちゃんには部屋の外で待ってもらう。

女の子の下着を軽く見つめ、覚悟を決めて素早く履き替えた。

うーん、女の子の下着は結構ぴっちりとしてて男が履くとキツくて辛い・・・

男特有の股間にある物体が下着でぴっちりしてて違和感が凄い。

友奈ちゃんにお願いされた時以外は履かないようにしよう。

友奈ちゃんを部屋の外で待たせているので急いで変な所がないか確認して部屋を出る。

「友奈ちゃん、お待たせ」

話しかけている時も股が気になって足をモジモジさせてしまう。

「全然待ってないよー・・・」

何か友奈ちゃんの反応がおかしい。

ボーっとこちらを見ている。

「ど、どうしたの?何処か変なところあった?」

「ううん。ただ、照れてるきょう君が可愛いなーって思ったの」

照れてるというより、股が気になっちゃうから足をモジモジさせているだけなんだよ、とは流石に言えないよ・・・

「でも私の予想通り、きょう君は女装似合ってるよ!可愛いよ〜」

「わっ!ゆ、友奈ちゃん!」

友奈ちゃんが抱きついてきてほっぺたに頬ずりしてくる。

僕は友奈ちゃんに喜んで貰えただけで幸せだよ〜

「それじゃあ、東郷さんに見せに行こ!」

そういえば、東郷さんのことを忘れてたよ。

てかいきなり友奈ちゃん以外の人に見せるのは心の準備が!

「ま、待って友奈ちゃん!まだ心の準備が・・・」

「よーし、深呼吸しよっか。吸ってー、吐いてー、吸ってー、吐いてー」

「すーはー、すーはー・・・」

「落ち着いた?」

「まだ、ちょっと自信が・・・」

「大丈夫!きょう君の女装が似合っていることは私が保証するよ!」

友奈ちゃんがそこまで言ってくれるのだ、覚悟を決めろ僕!

「よ、よし、行こっか?」

「うん!」

友奈ちゃんに手を引かれて東郷さんの部屋に戻る。

「結城友奈、ただ今帰還しました!」

「も、戻りました・・・」

「お帰りなさい、2人とも。・・・高嶋君似合ってるわね。」

「でしょ!私の予想通りだよ!」

「流石友奈ちゃん」

2人で盛り上がっているのを眺めていると、東郷さんの膝には高そうなカメラが置いてあることに気づいた。

「東郷さん、そのカメラは?」

「これであなたの事を撮るのよ、高嶋君」

「えっ!写真撮るの?」

「もちろんよ。今の高嶋君可愛いのだから写真に収めない方が勿体無いわ。もちろん、友奈ちゃんが世界で一番可愛いけれど」

褒められたりすることに慣れていない僕は顔が赤くなる。

友奈ちゃんが世界で一番可愛いのは同意するけど、僕の写真なんか撮ってどうするのだろうか?

「東郷さんに写真を撮ってってお願いしたの私なんだ。きょう君の女装した姿の写真が欲しくて」

友奈ちゃんが少し照れた表情で言う。

「友奈ちゃんが欲しいならいいよ」

友奈ちゃんが欲しいなら僕に異論はない。

「それじゃあ、早速撮っていきましょ。まだ高嶋君が着る服は沢山あるのだから」

着させられる服が沢山あるということに内心驚きで始まった撮影会であった。

色々なポーズをさせられて写真を撮っていく。

もちろん友奈ちゃんとのツーショットもあった。

「きょう君似合ってるね〜。私と比べても女の子に見えるよ。」

「そ、そんなことないよ」

褒められたので照れながら返事をする。

すると友奈ちゃんが少しトーンを下げて言った。

「もしかして私って女の子っぽくない?・・・」

突然そんなことを言い出した友奈ちゃんに僕は少し声を大きくして返事をした。

「そんなことないよ!友奈ちゃんはちゃんと女の子だよ!僕なんかより服とか着こなせてるし、仕草とか可愛いし、とにかく僕より女の子出来てると思うから大丈夫だよ!」

言ってて途中から恥ずかしくなって顔が赤くなる。

「ありがとう、きょう君」

友奈ちゃんが笑顔で頭を撫でてくる。

ああ、恥ずかしいけど幸せ・・・

「高嶋君、やるわね・・・」

東郷さんがそんなことを言っていたけれどどういう意味なんだろう?

そんな感じで進んでいった撮影会も最後の一着となった。

「これで最後よ高嶋君。この服ちょっと着づらいから友奈ちゃんに手伝ってもらってね」

「うん。分かったよ」

東郷さんが一言断るくらいなのだから仕組みが分かりにくい物でも入っているのだろう。

友奈ちゃんと一緒に部屋を移動し服を出す。

「なんかすっごいフリフリな服だね・・・」

夏に着るには暑そうな、黒を基調とした袖やスカートの端っこが所々白の生地を使ってある服だった。

「そういう服をね、ゴスロリって言うんだよ」

「へー、ゴスロリって言うんだ。初めて見たよ」

「あとね、確か一緒に着けるのがあったと思うよー。これと、これとこれ!」

そう言って友奈ちゃんが渡してきたのは網タイツとネコミミが付いたカチューシャ、それと下着のデザインが施されたものだった。

網タイツとカチューシャは分かるけど三つ目のこれは何?

「友奈ちゃんこれ何?」

僕は手に持ちつつ聞いてみる。

「それね、ガーターベルトって言うんだよ!」

「へー、どこに付けるの?」

「腰の所にだよ。じゃあ今着てる服を脱いでもらっていいかな?」

腰に付けるってことは友奈ちゃんに下半身をまじまじと見られるってことだよね?

さっきまでは袖を通すのを手伝ってもらってたりしてもらってただけだから下着を見ることは少なかったと思う。

でも今回はガーターベルトを友奈ちゃんに着けてもらわないといけないから必然的に友奈ちゃんが僕の腰回りを見るってことになる。

は、恥ずかしい・・・

「あ、あんまり見ちゃダメだよ・・・」

「うん、分かった。なるべく早く終わらせるね」

友奈ちゃんが笑顔で了承してくれる。

「まず先に網タイツ履いてもらえるかな?」

「はい、履き終ったよ」

「じゃあ着けていくね」

友奈ちゃんがてきぱきとガーターベルトを付けてくれる。

「ここを止めてっと。きょう君網タイツがきつくなったりしてない?」

「きつかったりしないよ。大丈夫」

「よかった~。私ガーターベルト着けたことなかったからちゃんときょう君につけてあげられるか心配だったんだ」

「じゃあ東郷さんに教えてもらったの?」

「そうだよ。ゴスロリとガーターベルト、網タイツ、ネコミミの組み合わせは至高って言ってたよ」

じゃあこの服のリクエストは東郷さんなのか。

あまり考えないほうがよさそうだ。

そしてゴスロリも着て、ネコミミのカチューシャも着けて準備万端。

足がズボンで覆われたりしていないのですーすーしてすごく気になる。

「わ~!きょう君似合ってるよ!今日の服の中で一番可愛い!」

「そ、そうかな・・・えへへ」

友奈ちゃんに褒められるのは嬉しいな~

体をもじもじさせているとあることに気付いた。

「あれ、友奈ちゃんちょっと顔が赤くない?具合が悪い?大丈夫?」

友奈ちゃんの顔色が少し赤いのに気づいたので聞いてみる。

「だ、大丈夫だよ!どこも具合悪くないし、熱もないよ!」

そう言って僕の手を友奈ちゃんは自分自身のおでこに持っていく。

友奈ちゃんに触れることで顔が赤くなってしまうが気にしない、気にしない。

「た、確かに熱はなさそうだね。でも具合が悪くなったりしたら言ってね」

「うん、分かった!」

そうして東郷さんの部屋に戻った。

 

『きょう君の下着姿がえっちだなって思ったりしてるとか、男の子のきょう君が女の子の服や下着を着ているのを見てるとなんかこうゾクゾクって背徳感?を感じてるなんて言えないよ・・・』

 

 

「高嶋君、スカートの中見てもいい?」

「駄目だよ!」

部屋に戻ったら東郷さんの第一声がこれだった。

「いきなりどうしたの!?気でも狂ったの!?」

「高嶋君の女装姿が可愛くてつい言ってしまっただけよ。気にしないで」

「鼻血を出しながら言われても困るよ・・・」

会話をしながらでもすごい勢いで写真を撮ってる東郷さん。

車椅子は友奈ちゃんに押してもらっていて僕の周りをぐるぐると回っている。

二人の息がぴったりでどの角度から取りたいとかも友奈ちゃんは分かるらしく東郷さんは友奈ちゃんに指示などをせずずっとカメラを覗いている。

ちなみに東郷さんの鼻にはティッシュが詰め込まれている。

「高嶋君、次は猫のポーズよ!」

「何それ?」

「こう手をグーの形にして、このようにして構えるのよ」

東郷さんはそう言って顔の前に猫が顔をかくような感じで両手を持ってきた。

「そんな感じでやればいいの?」

「そうよ。出来れば猫の鳴き声付きでお願い」

「え・・・」

「私も出来たら聞きたいな、きょう君」

「ゆ、友奈ちゃんが言うなら・・・」

恥ずかしさがマックスな状態なので顔がとっても赤くなっているのが手で軽く触れて分かる。

こういう時はぱぱっとやってしまうに限る。

「に、にゃ~・・・」

「「・・・・・・」」

「あ、あの二人とも?」

何か反応をしてほしい。

恥ずかしくて死にそうだから!

そう思っていたら友奈ちゃんが近づいてきて頭を撫で始めた。

「い、いきなりどうしたの、友奈ちゃん?」

「きょう君が可愛くてつい」

友奈ちゃんには喜んでもらえたようでなにより。

東郷さんも鼻に詰めていたティッシュが真っ赤に染まっていたので満足してもらえてそうだ。

「そうだ!今のきょう君に私膝枕してもらいたいな。駄目かな?」

そういえばテスト前に約束した膝枕をまだしていなかった。

「いいけど、この格好で?東郷さんもいるよ?」

「今のきょう君の姿でして欲しいんだ」

「二人とも私のことは気にしないで!写真を撮るだけで邪魔はしないから!」

東郷さんが気迫のこもった様子で言ってくるので友奈ちゃんの要望通りに行おう。

床の上に正座をしてみるといつもより足を覆う布の面積が少ないのでひんやりとした感覚が伝わってくる。

太ももの所のスカートのしわを直して友奈ちゃんに声をかける。

「いつでもいいよ、友奈ちゃん」

「はーい!」

元気な返事をしながらこちらに来る友奈ちゃんの体にはタオルケットがかかっていた。

「寝る気満々だね」

「こんなに可愛いきょう君に膝枕してもらえる機会なんてあまりなさそうだからたっぷり堪能するためだよ」

「僕は全然いいよ。さ、おいで」

「失礼しまーす」

友奈ちゃんの頭が太ももにのっかる。

スカートの長さが結構短いので友奈ちゃんの髪が直に足に当たるのでくすぐったかったりする。

「ここから見るきょう君もいいね~」

「そうかな、えへへ」

友奈ちゃんの頭を優しく撫でる。

「ん~、気持ちいいよきょう君」

「ありがとう、友奈ちゃん。お休み」

「うん、お休み~」

そのまま少しの間頭を撫で続けていると友奈ちゃんの寝息が聞こえてきた。

うん、いつ見ても友奈ちゃんの寝顔は可愛いな~。

そういえば東郷さんが静かだけどどうしたんだろう?

ふと気になって周りを見ると車椅子から降りてカメラを持った状態で器用に両手を使い這いずって僕たちの近くまで来ていた。

てか無音で近づいてくるの怖いからやめてもらえますか?

「東郷さんいつの間に・・・」

「私は友奈ちゃんの寝顔を撮るためならどんな苦難でも乗り越えてみせるわ」

「東郷さんの執念は凄いね・・・」

「ありがとう」

「あと鼻のティッシュ変えたほうがいいよ」

この後はとても不思議な光景が続いた。

僕と友奈ちゃんの周りを東郷さんがずっと写真を撮りながら這いずり回っているのだ。

僕自身こんな格好で沢山の写真を撮られているので当然恥ずかしい。

そして東郷さん自身は友奈ちゃんの寝顔を見れたことで声自体は友奈ちゃんに配慮して小さいけどとても興奮していて正直怖い。

「友奈ちゃんの寝顔可愛いわ!ああ、友奈ちゃん!友奈ちゃん!」

ああ、友奈ちゃんの寝顔が見れたり良かったこともあるけど早くこの状況が終わって欲しいと感じる僕だった。

「高嶋君も友奈ちゃんの寝顔の写真いる?」

「もらいます。全部下さい」

 

 

 




いつも感想や誤字報告ありがとうございます!
このあとにすぐ作るつもりなのですが作者の活動報告のほうで主人公に着せたい女装服を募集します。
皆さんが男の娘に着せたい服をリクエストしていただけたら作者の妄想もはかどりますのでどしどし書いていって下さったら幸いです!
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