弊カルデアの日常・・・? 作:しろけむり@マスター
「ひな祭り・・・ですか?」
我らが後輩マシュが、会議室で質問を投げる。
「ええ、女の子の健やかな成長を祈って色々、例えばひな人形を飾ったりする行事ですよ。」
日時は二月二十四日、一週間後には、ひな祭りが迫った日。
玉藻の前を筆頭に紅閻魔、エミヤ[アーチャー]等が立案、実行に移すこととなった、
カルデア全体を巻き込んだひな祭り。
玉藻の前、清姫、茶々が飾り付け、エミヤ、頼光、両儀式[アサシン]が調理、紅閻魔、立香が全体指揮といった内訳で行うこと
となり、その会議に、普通の女の子としての意見を求め呼ばれたマシュ。
総勢9人態勢で行っている会議が食堂で行われていた。
「後はちらし寿司とかだな。というか対象は誰なんだ?マシュはともかくとして、他にいるか?」
「幼いサーヴァントもいるじゃないですか。ジャックにバニヤン、アビーとか。」
「まあ、サーヴァントが成長しないのはともかくとして、少なくともマスターには日常を忘れてほしくないからな
」
(やだ、エミヤがイケメンすぎる・・・)
等と立香が
「わっ私は、とてもいいと思います。」
「ええ、それならよかったでち。」
「私に何か手伝えることはありませんか?」
「だめでち。マシュはお祝いされる側。手伝うことは許しまちぇん!」
「はい・・・」
その後はトントン拍子で話は進み、三月二日は早めに食堂を閉め、準備を進めることとなり、
マシュは、飾り付けや料理は紅閻魔から禁止令が出たが、立香と共に少女系サーヴァント達に送る招待状
の作成を行うことのみ、紅閻魔からしぶしぶ許可が出た。
「先輩、ここはどう書けばいいんでしょうか。」
「そこはね、えっとねー」
等と、玉藻の前監修の指示書を目で追いながら、
各サーヴァントごとに内容が少し違う招待状を作成すること1時間。
午後5時に全7通*1を書き終わった。
封筒に手紙を詰めながらマシュと話す。
「これで七人分ですね。誰から渡すんですか?」
一つ目指示書には「マスターのお好きにどうぞ」とだけ書かれていた物。
「それはだれへのですか?ジャックさんでしょうか。」
「いいや。マシュへだよ。」
「いや、私は文献でみた対象年齢とは遠く離れていて」
「それでも、君が大事にされているのは変わらないし、紅閻魔ちゃんが言ってたのはそういうことだと思うよ。」
あの時こそそこまで言わなくてもとは思ったが、恐らく、マシュの未熟さに気づいていたのだろう。
エミヤもああいっていたが、確かにマシュには経験が足りない。普通の女の子としての物が。
玉藻の前がマシュを会議に誘ったのも、マシュなら自分でひな祭りについて調べるだろうと予測したから。だと思う。こればっかりは予測でしかないが。
そっとマシュの頭を撫でる。
「そういうわけで、マシュ、日本文化で申し訳ないけど、君の成長を願わせてくれない?」
うつむいてしまった。紫色の髪から真っ赤に染まった耳が出てきているが。
「・・・ありが・・・とう・・・ござい・・・・・・ましゅ」
ぷしゅーと蒸気が出ている姿を思わず幻視してしまう。
少し落ち着くのを待つこと数分。
「すいません。」
「大丈夫だよ。さあ、行こうか。」
真っ赤な耳は見なかったことにして、手を引いて米ルームを出る。
そこからは迅速だった。
一人当たり5分程度で渡すことができた。
そして、三月三日
昼、マシュに誘われ、一緒に食堂へと向かう。
そこには、豪華なひな壇。
そしてあわただしくひな祭り限定メニューを振る舞うエミヤ、紅閻魔、タマモキャットたちの姿。
「先輩。私、もっと先輩のお役に立てるように頑張りますね。」
「もう十分なんだけどね。」
「先輩。ありがとうございます。」
脚注分のサーヴァント達の分欲しいですか?
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