サトシのイッシュ冒険記 ~真実の救世主~   作:純白の翼

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遅くなって申し訳ございません。仕事が忙しく、ストック作りの時間が取れていませんでした。


EP38 バカだが強い!?強いがバカ!?コテツ参上!!!

何でこんな事になったのだろう……ただ、旅をして、ジムバッジを集めて、リーグに出て、チャンピオンを超える。それだけだった筈なのに。

 

誰か……どうすれば良かったのか教えてくれ!!

 

【トウヤ】

 

トウヤの精神世界にやって来たのはランドロスだった。

 

「何だよ?お前までオレを!」

 

【いい加減に目覚めろ】

 

「何だと!?」

 

【失ったもの、そして良くないことばかりを数えるな。今置かれているお前の状況。それらを全て理解する事など我には出来ない】

 

「だったら口を挟むなよ!」

 

【だが、その痛みや苦しみを共に味わう事なら出来る。まだお前には何が残っている?急激な進化で暴走してしまったエルフーンや、言う事を聞かないオノノクスだけじゃない。サンダースにエンブオー、フタチマル、ウォーグル、ダストダス、シンボラーだ】

 

「……オレの、ポケモン達……」

 

【それだけではない。サトシもメイも、デューンもいる。どうやってエルフーンやオノノクスと向き合って行くか……まずは冷静さを取り戻し、彼らの相談という形で対処していけばいい。我も協力する。だから、自分を見失うな】

 

「何でそこまで……オレの事を」

 

【自らのトレーナーであり、それ以前に友の窮地を救う事に理由などいるか?】

 

「……そうだな。オレが取り乱してたら、あいつらの焦るよな。まだモヤッてする事はあるけど……」

 

【その上で、あの低俗な女に報復を行えば良い】

 

*

 

翌朝。トウヤは目を覚ました。

 

「あれ、意外に落ち着いている?」

 

「ランドロスが夢の中から語り掛けてくれた。苦しみは全部理解出来ないけど、その苦しみを共有して乗り越えて行けるってさ」

 

「そうか。エルフーンの件はともかく、オノノクスの方は似たような事があったから参考になると思う」

 

「サトシ」

 

「エルフーンか。人のポケモンを無理矢理進化させるなんて聞いた事無いぞ。何かしら法に触れてなきゃ良いんだが」

 

デューンが考え込む様に言った。

 

「それよりも、あの女もそうです。事故とはいえ、フタチマルちゃんのホタチで右眼を負傷したんです。幸い、サトシさんが持っていたバトルレコーダーにデューンさんが改造したものを、私が撮影したから証拠として提出は出来るのですが」

 

「まずは警察署に行って、被害届を出すしかないよな」

 

ホモドエシティを出る前に、4人は人のポケモンの強制進化の件で警察に被害届を提出した。実は、人のポケモンを無理矢理進化させるという被害はここ最近結構出ている事が分かり、同一犯の可能性があるようだ。

 

因みに泥棒を行ったデューンが捕まらなかったのは、博物館に展示されているものが帰って来たので、アロエが被害届を取り下げたからである。それでも、警察からはかなり警戒されていたが。

 

*

 

ホモドエシティを出て、6番道路を突き進む。次のジムがあるフキヨセシティへ行くには、先にある電気石の洞穴へ行く必要がある。

 

「エルフーンの今の状態だと、ソーラービームやギガドレインと言った高威力の草タイプの技はやめた方が良いかもな」

 

「エナジーボールを主軸にしつつ、マジカルシャインに宿り木の種、身代わり、アンコール、挑発、コットンガード、守る、痺れ粉を習得していこうか。元々エルフーンってのは、サポートに特化しているポケモンだからな」

 

「分かった」

 

デューンのアドバイスを聞き、トウヤは早速エルフーンのバトルスタイルの構築に入った。オノノクスに関しては、サトシからリザードンの話を聞いたりした。状況が似ているので大変驚いたが。

 

やがて夕方となり、4人は野宿の準備をする。デューンが薪を集め、メイが火おこしをする。トウヤは食器並べをし、サトシは調理を行う。

 

そして就寝の時間。トウヤ以外の3人は見事に寝静まっている。トウヤは、川の近くまで来ていた。そしてランドロスを出す。

 

【どうしたのだ?】

 

「眠れないからさ。ちょっと話がしたいなってね」

 

【分かった】

 

「小さい時のオレと別れた後、どうしてたんだ?」

 

【イッシュを離れ、様々な地方を見て来た】ランドロスが語る。

 

トウヤからすればスケールがデカい話ばかりだった。

 

【ある時。イッシュの危機を感じた。空気が重い。何か黒いモヤモヤしたものがイッシュを覆っていた】

 

「プラズマ団の事かな?」

 

【断言は出来ない。だが、それでも別に構わなかった。我はイッシュが苦手だ。自分の欲を満たすだけの輩ばかりだからな】

 

「……」

 

【だが、それでもトウヤの事は見捨てる事は出来なかったのだ。それに、あるお方から聞いた話だと、サトシが来なかった場合はトウヤが英雄になっていただろうと】

 

「オレが……英雄?悪い冗談だぜ。でもオレは、ランドロスの言っていた黒いモヤモヤしたものに付き進んでいくんだろうな。ランドロス。オレだけじゃ、それを打ち消すのは難しい。だからさ、力を貸してほしいんだ。良いかな?」

 

【何を今更。言われるまでも無い。我はお前についていくだけだ】

 

「ありがとう。それにしても、つい最近思っている事があるんだ。イッシュのトレーナーがあんなのばかりだから、プラズマ団が生まれたのかなって」

 

【恐らくな】

 

「そろそろ寝よう、明日も早いし」トウヤは就寝した。

 

*

 

その後も修業は続いた。

 

「エルフーン、暴風を纏え!!」

 

エルフーンは強風をその身に纏い、相手の出方を窺う。因みに相手は、デューンのメラルバだ。

 

「メラルバ、火炎放射!」

 

風が強過ぎるのか、火炎放射が掻き消された。

 

「しゃーない。やってみようか」

 

デューンはZリングを掲げる。ホノオZを付けていた。ポーズを取り、Z技を発動する。

 

「ダイナミックフルフレイム!!」

 

メラルバはZ技を使う。だが、放つ寸前で拡散してしまった。

 

「もう少し、体を慣らすのと力を抜く様にしておかないとな」

 

「デューン。もう1回は出来ないのか?」

 

「ああ。Z技も、1回のバトルで1回しか使えねえからな。人間の生命エネルギーを著しく消費するからよ」

 

「成る程な」

 

「まあまあ、取り敢えず休憩にしましょうよ」

 

「それもそうだな。サトシ呼ぶか」

 

トウヤがサトシを探しに行こうとした時、大きな爆発音が聞こえた。

 

「何だ?」近くでポケモン達と遊んでいたサトシがいち早く気が付く。

 

「サトシさ~ん!」

 

「メイ!皆!!」

 

「あの爆発音は何だろうな」

 

「誰かがバトルしてるかもしれない。行こうぜ、サトシ、トウヤ、メイちゃん」

 

4人は音のした方向に向かって行った。そこでは、ダイケンキ2体がバトルしていた。

 

「何でなのよ~!メブキジカも、ムーランドも倒されて!」

 

悔しがっているのはカベルネだ。右眼は元通りになっているものの、瞼に傷が入っていた。また、元よりも視力が落ちているのか、メガネを着用していた。

 

「メガホーンよ!」

 

「ダイケンキ!これで決めようぜ!」

 

【そうね!コテツ!!】

 

「ハイドロポンプ!!」

 

カベルネのダイケンキは倒れた。コテツという少年のダイケンキが勝った。

 

「また負けた!これで12連敗!」

 

「やり~!オレって天才か?イヤ、あいつが雑魚過ぎるだけか」

 

その時、サトシ達がやって来た。

 

「あ、あの人は!」メイが指をさす。

 

「確かトウヤのモンメンを、勝手に太陽の石で進化させた毒キノコじゃねえか!確か名前は……ガルベネ!!」

 

「うっさいわね!カベルネよ!名前も碌に覚えられないなんて、アローラから来た田舎者は教養が無さ過ぎね~!!」

 

トウヤは、親の仇でも見るかのような憎悪に染まった目で見る。

 

「フン。ややこしい名前にしているお前の落ち度だろうが、この毒キノコ!!」

 

「何ですって~!」

 

「おっ。そこにいる3人とも強そうだな!オレの名前はコテツ!誰かオレとバトルしてくれよ!この毒キノコ、弱過ぎて張り合いが無いんだ!!!」

 

「じゃあ、オレがやろうか」デューンが名乗り出る。

 

「おっしゃ!なら早速……」

 

「あ。なあ、コテツ。ちょっと待ってくれないか?」サトシが言った。

 

「ん?どうしたんだ?」

 

「オレ達、このキチ女に用があるんでね。すぐに終わらせるから」と、トウヤ。

 

「お、オウ。良いぜ。別に時間が足りないわけじゃないからよ」

 

カベルネと何かあったのかと感じたコテツ。だが、サトシ達4人はカベルネは絶対に許さないと言う風な態度を取っている。あの怒りようはよっぽどだ。だが、触らぬ神に祟りなしと言わんばかりに追求する事をやめた。

 

「フン。田舎者の血が半分混じった不純物のフタチマルに右眼を診療所に駆け込んで手術する羽目になったのよ!お陰で全財産を使い切ったじゃない!!しかも眼鏡を掛けないといけない位に視力が落ちて!どうしてくれんのよ!!!」

 

「逆恨みもここまで来れば清々しいな。そもそも、お前がトウヤのモンメンに太陽の石で勝手に進化させなければこんな事にはならなかった。ホタチの事は、それを阻止しようとして結果的に当たったからに過ぎない!分かったかCランクソムリエール!いいや。お前にソムリエの価値なんて無い!!お前はただ、見た目と上辺だけで全てを知った気でいるだけのエゴイストだ!!!」

 

カベルネの身勝手な言い分にサトシは怒気がこもった口調で切り捨てた。後にコテツは、何があってもサトシはマジ切れさせるべきではないと悟るのであった。

 

「だったらバトルで、慰謝料を支払わせてやる!この田舎の新人トレーナー!!」

 

「サトシ。オレがやって良いか?」トウヤが名乗り出た。

 

「行ってこいよ」サトシは賛同した。

 

「ありがとう、エルフーンやるぞ!」

 

「行きなさい!ヒヒダルマ!」

 

エルフーンはカベルネを見た途端、憎しみで顔を歪ませた。

 

「バカみたい!このアタシのテイスティングを無視したアンタに、このカベルネ様に勝てるって思ってんの?なめんじゃないわよ!田舎者の血が混じった穢れた血の新人トレーナーの分際で!!屠ってやる!!このアタシに楯突いた事を後悔させてやるわ!まずアンタから血祭りにあげてやるんだから!!」

 

「エルフーン、痺れ粉!」

 

「火炎放射で焼き払いなさい!」

 

痺れ粉を炎を消した。

 

「ボンジュール。ミステイスティ「エルフーン、ムーンフォース!」何ですって!?」

 

ウザいテイスティングを無視し、トウヤは技を決める。隙だらけだった為、あっさりと決まったのだった。

 

「あ~!また!ストーンエッジ!」

 

「暴風で包み込め!」

 

無数の暴風を生成するエルフーン。石の刃を飲み込み、逆にヒヒダルマに返した。

 

「続けてエナジーボール!」

 

怯んだヒヒダルマに対して、すかさず次の技を打ち込む。

 

「エルフーンの意思を無視してお前が与えた力だ!どうだ!格下だって認識していた奴に終始圧倒される気分は!」

 

「ふ、フン!ギガドレインもソーラービームも覚えられないような雑魚なんてね、すぐに巻き返せるのよ!」

 

「いい加減にしろよ、この毒キノコ!お前が無理矢理かざした太陽の石のせいで!エルフーンは、進化前に比べて草タイプの技の威力が逆にこの上なく弱体化したんだよ!分かってんのかコラ!」

 

「うるさいうるさいうるさい!!進化すれば強くなんのよ!アタシのやった事は正しい!その進化について来れないで弱くなった、アンタのポケモンが悪いんじゃないの!!寧ろ這いつくばって感謝しなさいよ!」

 

「ポケモンをバカにしてトレーナーをバカにして!お前なんてソムリエどころかトレーナー失格だ!!どれだけ他のトレーナーのポケモンを石で強制進化させやがった!?そんな身勝手な行動で、エルフーンを始めとした石で進化するポケモンの才能を潰しやがって!やるぞ!」

 

エルフーンは頷く。自分を望まないタイミングで強制進化させたあの女だけは絶対に許せないから再起不能にする気で止めを刺す事を。

 

「あの女を後悔させてやれ!」

 

トウヤがそう言い放った途端に、エルフーンは謎のエネルギーを纏った。

 

「エナジーボール!」

 

エルフーンは光を吸収し、周辺の草花の生命力を活性化させる程のエネルギーをヒヒダルマに放った。最後に、開花を彷彿とさせる爆発を引き起こす。ヒヒダルマは倒れた。

 

「本当にエナジーボールか?今の」コテツが驚きながら言った。

 

「あれは草タイプのZ技。ブルームシャインエクストラだな。Zクリスタル無しで発動させた奴は見た事が無い」デューンが即答した。

 

「うう~!覚えてなさ~~い!!」

 

カベルネは顔面崩壊する程に号泣しながら走り去っていこうとするが……

 

「他人のポケモンを強制進化か」

 

「やっぱここの連中、碌でもねえな。ドドヒコ」黒髪の少年がうんざりそうに言った。

 

「……お前ら……!!何でここにいるんだよ!エインヘリャル8闘戦士!」と、デューン。

 

そこに突如としてやって来たのは、エインヘリャル8闘戦士のメンバー『ドドヒコ』と『レント』だった。それぞれ、バンギラスとギャラドスを出している。

 

「別にお前達に戦いを挑みに来たわけじゃない」

 

「簡単なゴミ掃除をやっているだけだ」ドドヒコはカベルネを、まるで汚物でも見る様な目で見ていた。

 

「何よアンタ達!私がゴミですって!!田舎者の分際で!」

 

カベルネはココロモリとコジョフーを出す。

 

「やりなさい!アンタ達!!」

 

「バンギラス、冷凍パンチ」

 

バンギラスはココロモリに冷気の籠った拳で殴る。瞬時に氷状態になった。

 

「ギャラドス、女ごとコジョフーに破壊光線」

 

レントもギャラドスに指示を出す。破壊光線はコジョフーに直撃。そして勢い余ってカベルネにも当たった。カベルネたちは、ロケット団みたく空に吹っ飛ばされた。

 

余りの出来事にサトシ達は何も出来ないでいた。

 

「やっぱこんなものか。イッシュのトレーナーのレベルは。張り合いが無い」

 

レントがぼやく。

 

「次行くぞ、リザードンを出してくれ」

 

「ああ」

 

リザードンに乗って、別の場所へ行こうとする。

 

「ま、待ちやがれ!!」トウヤはウォーグルで応戦しようとする。

 

「悪いが、お前達と……特にサトシとデューンと戦うには時期が早過ぎるんでな」

 

「次はカーネルの所に行こうか、ドドヒコ。あいつのリザードンが持っている、リザードナイトYを手に入れる。メガウェーブのままだと可哀想だからな」

 

リザードンは飛び去った。

 

「あっと言う間に逃げられましたね。」

 

「それにしても、マジかよ。さっきの強制進化の話は。信じられねえ」と、コテツ。

 

「これ、法で裁かれるレベルの話だよな。明らかに」

 

「しかも大勢から被害届が出されていますしね」と、メイ。

 

「それに、進化にもデメリットがあるって話も驚きだけどよ」

 

「あぁ。確かに姿も変わるし、力強くなる。だけどその反面、進化前にあった本来の力を下げられる可能性があるんだ。トウヤのエルフーンは、草タイプの技が弱体化して、エナジーボールを出すのがやっとなんだ」

 

サトシが解説した。そして、自分の図鑑をコテツに見せる。そこには、ナエトル系統の説明が記されていた。

 

「オレのナエトル。元はスピードがウリだったんだ。でも進化して、今までのバトルスタイルが出来なくなったんだよ。不幸中の幸いは、ナエトルが進化を望んでいた事だけど」

 

「成る程な~オレもポケモンをゲットしたら、そいつの個性を活かすバトルスタイルを模索するってのも悪くないのかもな。それで、デューンがバトルしてくれんだよな!早速頼むよ!」

 

「……分かった。やろうか。だが、その前に1つ言っておかねえとな」

 

「へ?何を?」キョトンとするコテツ。

 

「お前、天狗になり掛けているからな。今のままだといざって時に足元を掬われるぞ。サシで良いか?」

 

「あ、ああ」?マークを浮かべながらも、デューンの提案に頷いた。

 

「久しぶりにやろうか、キテルグマ!!」

 

「いくぜ!リオル!」デューンはキテルグマを、コテツはリオルを出した。

 

「真空波!!」

 

「回し蹴りで弾け!」

 

規格外の力で技を弾くキテルグマ。

 

「なんですと!?」

 

「アームハンマー!」

 

「リオル、まねっこだ!」リオルはアームハンマーを真似て対抗して来た。

 

「岩石封じ。リオルの攻撃を防御!」

 

岩でリオルの技を防御。僅かにだが、リオルは岩に拳が当たってしまい、怯んだ。

 

「そろそろ終わらせるとするか!」

 

デューンはカクトウZがはめ込まれているZリングを掲げ、ポーズを取る。キテルグマがZパワーを纏った。

 

「全力無双激烈拳!!!」

 

キテルグマは無数のパンチとキックを浴びせた後、とどめの一撃でリオルを吹き飛ばした。リオルは目を回して倒れた。

 

「あぁ……なっ。お、オレが。強いのに、負……けた」

 

コテツはショックの余り、膝をついてしまった。

 

「確かに強いよ、お前のリオルは。良く育てられてる。だけど今度は、お前自身が強くなる番だ」

 

「え?オレが?」

 

「連続で勝ち続けた事によって天狗になっている。だがな、これはトレーナーなら誰しも陥る事だから、オレは責めない。オレ達もそうなっていた時期があるからな。だからこそ、一回りも二回りも強い相手に負ける事で矯正していったんだ。そんな奴等から得られるものは大きいぞ、マジで。それが例え血みどろになるまで限界まで戦い続けたか、或いは負ける結果になったとしてもな」

 

「……」

 

「今のままでいいのなら、それ以上は何も言わねえよ。今の言葉を忘却したってかまわない。だが、本当にそれで良いのか、じっくりと考えてみろ」

 

「分かった。これからは、天狗になり掛けてるかなって思ったらオレより強いトレーナーに挑んで直していくよ。オレの夢は、チャンピオンだからな!」

 

「……そうか」デューンは微笑みながらコテツの決意を聞いた。

 

「オレに大切な事を教えてくれたんだ!これからは、兄貴って呼ばせてくれ!」

 

「あ、ああ。別に呼び方は何だって良いけどよ」デューンは呆気に取られた、

 

コテツはその後に立ち上がった。

 

「ありがとう4人共!オレ、これからも頑張るよ!サトシ、トウヤ。今度会ったら、その時はお前らともバトルさせてくれ!」

 

「良いぜ!」

 

「何時でも来いよ」サトシ、トウヤの順で言った。コテツは走り去っていった。

 


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