ただ李衣菜への想いが爆発しただけ

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ロックでキュートなアイドルのバレンタイン

〜李衣菜side〜

 

はぁ…今年も来てしまった。バレンタインデー…昨年までのはPさんが居なかったから渡せなかったけど…今年はいるから…

 

「でもライバル多すぎるよ…在り来りなのじゃ目立たないし…」

 

どんなのがいいかな…いっそ自分をリボンで包んで……

 

「無理無理無理!!そんなの私のキャラじゃないし!!」

 

「にゃっ!?李衣菜ちゃんいきなり大声出さないでにゃ!!」

 

「ご、ごめん、みく」

 

「で、どうしたにゃ?まぁ大方見当つくけど、みくに言ってみるにゃ」

 

「ぅぅぅぅ…プロデューサーさんにどんなチョコ渡せばいいかなって…」

 

「だと思ったにゃ、とりあえず奈々さんと夏樹さん呼んで作戦会議にゃ」

 

「ちょ、ちょっと!?それは…」

 

「なんにゃ、朝っぱらから顔赤くしてうんうん唸った挙句大声出すなら最初から人に頼っていい案出すほうがいいにゃ」

 

み、みくに正論言われた…

 

「そんなに分かりやすかった……?」

 

「そりゃ、この時期に恋する乙女が悩むことなんて1つだけにゃ、それに普段からプロデューサーさんの事『好き』だにゃんだ言ってるんだから当然だにゃ」

 

あぁぁぁぁぁ!!恥ずかしい…

 

「おっす、だりー、来てやったぜ〜」

 

「ウサミン参上!!恋する乙女にアドバイスしに来たよ!!」

 

来てしまったぁ……はぁ

 

「あ、ありがとうなつきち、奈々さんで、でももう決ま「そんな嘘つく余裕あるのかにゃ?」みくっ!!」

 

「え、えっと、私たちなら広めないから、ね?」

 

奈々さん優しい…って違う違う!!

 

「まぁ色々聞きたいことはあるが、プロデューサーの好み、知ってるのか?」

 

「好み…何でも食べるから好んで食べるものって無いはず…それこそ私の手料理くらいしか」

 

「し、自然と惚気けるなんて…」

 

「なぁみく、帰ってもいいか?奈々へのダメージと私の胸焼けが酷い」

 

「耐えるにゃ夏樹さん、バレンタインデーの日から一週間ファンに見せられない李衣菜ちゃんにするわけにいかないにゃ」

 

「もう既にみせられねぇだろ、これ」

 

「それを言ったらおしまいにゃ」

 

「や、やっぱりバレンタインデーはお手製料理…いやいやいっそ同じベットで…」

 

プロデューサーさん、そんな、まだ、だめだよ、まだトップには…

 

「と、というかこの3人のうちプロデューサーさんの好みを聞いてくればいいんじゃ…」

 

『それ(だ)(にゃ)!!』

 

「え?どうしたのいきなり」

 

「いいからくるにゃ!!」

 

え?えぇぇ?

 

 

 

 

 

 

 

 

「おっ、居たにゃ」

 

「それで誰が聞きに行くのです?」

 

「あたしが行くよ、理由を付けやすいからな」

 

「よし、頼んだにゃ」

 

「え?なつきちが何するの?」

 

「いいから見てろって、行ってくる」

 

「絶対に声を出したらだめにゃ」

 

「う、うん?」

 

 

 

 

 

「ん?あぁ、夏樹さんか」

 

「よっ、プロデューサー、ちょっといいか?」

 

「構わないが?どうかしたのか?」

 

「いや何、日頃とだりーの件での感謝を込めてチョコでもと思ったんだが」

 

「で、俺の好みが分からないから聞きに来たと」

 

「そういうこと、さすがに買ったやつじゃ悪いしな」

 

「別に気にしないが…まぁそういうことなら、まぁ甘めがいいな、せっかくのバレンタインデーだし、甘いチョコが食べたい」

 

「甘いのか、てっきり苦めの方がいいのかと思ったよ」

 

「まぁな、っと悪い会議があるから」

 

「おう、こっちこそ悪かった、じゃあ」

 

 

 

 

 

 

 

 

「聞いてたか?だりー」

 

はわわわわわ…そういうこと…?

 

「さて、そうと決まったらチョコ作りにゃ!!」

 

「私達もサポートします!!」

 

「もちろん、私もだぜ?」

 

「み、みんな…ありがとうっ」

 

「ほらっ!!感謝の言葉は作ってから!!」

 

っとそうだった

 

「それで…どこで作るの?」

 

『……あっ』

 

「ど、どうしよう!?」

 

「な、奈々がお願いしてみるので、カフェで作りませんか!!」

 

「ナイスだ奈々さん!!急ぐぞ!!」

 

「はいっ!!」

 

「そうと決まったらダッシュにゃ!!」

 

 

 

 

 

 

「よ、ようやく、出来た…」

 

今までの中で一番失敗して作ったかも…

 

「よく出来てるじゃないかだりー」

 

「その分私達もチョコやらなんやらを買い足しにスーパーを何往復もしたけどにゃ」

 

「け、けど上手に出来てるじゃないですか」

 

「うん…よかった…」

 

焼くのに時間がかかったけど…ほんとよかった

 

「っておいだりー!!時間!!プロデューサー、帰っちまうぞ!?」

 

「嘘っ!?ごめんみんな!!今度お礼するから!!」

 

「期待しないでおくにゃ〜」

 

今なら、どこにいるかな…とりあえず事務所に

 

 

 

 

 

居たっ!!

 

「プロデューサーさん!!」

 

「うおっ!李衣菜か、脅かすなよ」

 

「ご、ごめんなさい…ってそうじゃなくて、こ、これ、受け取ってください!!」

 

「……」

 

「ぷ、プロデューサー?」

 

「いや、さ、李衣菜、今日全く来ないからくれないかと思ってたんだが」

 

「そ、それは…その…どんなのを作ればよかったのか…分からなくて」

 

い、居心地が悪い……ちょっと泣きそうかも

 

「……はぁ、李衣菜、こっち来い」

 

「……はい……痛てっ」

 

「これは、わがままだが、俺を心配させた分、これでチャラだ」

 

「うっ…」

 

「そして、ありがとうな、李衣菜、本当に嬉しかった、これは、そのお礼だ」

 

「あっ、ぷ、プロデューサーさん!?」

 

だ、抱きしめられてるっ!?あ、あったかい…えへへへぇ

 

「これは、俺と李衣菜だけの秘密だ、いいな?」

 

「ひゃっ、はいっ!!」

 

「後、本当に嬉しかったよ、李衣菜、味の感想は、後でメールで送る」

 

「わ、わかりましたっ!!」

 

「じゃあまた明日な、お疲れさま」

 

「お疲れさまです!!」

 

プロデューサーさんから…メール…プライベートで…しかもハグされちゃった……

 

「……うっひょー!!」

 

 

 

 

 

 

差出人:プロデューサー

宛先:多田李衣菜

件名:チョコレート

李衣菜、今日はチョコありがとう、俺の好みに甘くしてくれて、美味しかったよ、また頂点目指して一緒に頑張ろうな

追伸

俺の好みを聞きたいなら次は自分で来ること、いいな

 

 

ば、バレてる…

 

「って言うかどう返信しよう…分からない〜〜!!」

 

…えぇい、こうなったら在り来りなのを

 

差出人:多田李衣菜

宛先:多田李衣菜

Re:メールありがとうございます!!

美味しかったですか…?なら良かったです!

もちろんですよ!!プロデューサーさんと一緒に一番のロックアイドルになりましょうね!!

追伸の件は、私、知りませんよ

 

……こんなものだよね……?

 

「返信っと……あ〜送っちゃった〜…」

 

けど、プロデューサーさん、嬉しそうだったなぁ…これからもっと頑張らなきゃ…

 

「よーし!!頑張らなきゃ!!」

 

 

 

 

 

「おはようございます!!プロデューサーさん!!」

 

「おう、おはよう、李衣菜」

 

 

 

 

 

 

「なんであの二人くっつかないのかにゃ」

 

「全くですね、お金にもなりませんし」

 

「だりーが人一倍プロデューサーさんのこと好きなのにプロデューサーさんからのアタックに鈍感なのがなぁ…」

 

「ま、まぁ人の恋路を邪魔するやつは地獄に落ちますし…大人しく見守りましょ?」

 

 

 

「ん?どうかしましたか?」

 

「いや、李衣菜といると楽しいって思ってさ、今度一緒に出かけるか?」

 

「いいですね!!みんなで行きましょう!!」

 

『……はぁ…』

 

あれ?なんで?

 

「プロデューサーさん…先はまだまだ長そうだな…」

 

「暖簾に腕押し…ですね」

 

「プロデューサーさん、流石に可哀想に思えるにゃ」

 

 

 

 

「……とりあえず、行くのは俺と李衣菜の二人だからな」

 

「えぇぇ、ま、まぁプロデューサーさんが言うなら…二人っきりでも」

 

ふ、二人っきり……もしかして…デート!?

 

「うっひょー」


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