Fate/kaleid caster ドラまた☆リナ   作:猿野ただすみ

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OVERLOAD

≪リナside≫

ダリウスの姿が見えなくなった頃。

 

「……ちょっとリナ! どうして見す見す、敵の親玉を逃がすようなまねしてんの!?」

 

鬱憤を吐き出すかのようにクロエがあたしに怒鳴りつける。しかし、あたしがそれに答えるより先に。

 

「……伏兵ですか」

 

そう言ったのはバゼットさんだ。

 

「さすが封印指定執行者ね。その通りよ。庇ったエリカにお礼を言うダリウスが見せた笑顔は、娘に対するものではなく、何かを企む様なものだった。だからあたしは、『あなた達が何もしなければ』って言ったのよ」

「この場合の複数形はダリウスとエリカではなく、それ以外の誰かを含めたもの、というわけですか」

「ええ。もちろんその時は推測の域を出なかったけど、それを聞いたダリウスが感心して見せたことで、その推測は確信に変わったわ」

 

そんな会話に、呆気にとられた表情で見ていたクロエが口を挟んできた。

 

「バゼットって、もっと脳筋かと思ってた」

 

言うに事欠いてそれかい。いやまあ、確かにこの人、ゴリ押しのイメージが強いけど。

言われたバゼットさんはため息を吐いて、口を開く。

 

「……確かにわたしは単純な戦闘を好みますし、私生活はその、社会不適合者であることは否めません」

 

自覚あったんだ!?

 

「ですが、思考を巡らせることくらいは出来ます。普段はそれをしないだけで」

 

いや、普段から思考を巡らせろ。……とか思ったけど、思考を巡らせてもどうにもならない自称保護者に比べれば、まだましか?

ま、まあ、それは置いとくとして。確かにゴリ押しの多いバゼットさんだが、戦闘の駆け引きを見ると要所要所での対応はしっかりと出来ていた。それに8枚目のカードの存在を知らされたとき、本当に脳筋だったら現場判断で強引に話を進めていたはずだ。……いやまあ、普段から自己判断出来ない脳筋もいるっちゃいるけど、バゼットさんはそーゆータイプじゃないし。

状況に応じて上の意見を仰げるって事は、実は思考する能力もそこそこあるって事なのだ。

 

「ま、バゼットさんの事はこの際関係ないし。てワケで話を戻すけど、ダリウスはあの時笑っていた。それはつまり、伏兵は結界の外に待機していたって事」

「リナの術の範囲外って事か。確かにそれだと、魔力を封じられたわたし達じゃ、あっという間にやられてたでしょうね」

 

クロエが苦虫をかみつぶしたような表情で言った。

 

「でも、よくダリウスはリナの提案を受け入れたよね? それこそわたし達を倒す、絶好のチャンスだったのに」

 

おお、イリヤらしからぬシビアな意見。イリヤも成長してるようで、あたしも嬉しいわよっ! ……って、ふつーの小学5年生がする考えじゃないわね、これ。

 

「……あくまで推測、ホントの所はわからないけど、ダリウスは『舞台』や『演出』にこだわっていたわ。それを踏まえて聞くけど、ここであたし達が全員倒されるのって、物語としてアリだと思う?」

「……奇をてらってるとは思うけど、駄作になりそうな予感がするね?」

「そゆこと。何か理由があるのかはわかんないけど、ダリウスは物語を破綻させたくはなかった。だからあたしの屁理屈に、わかっていても乗らざるを得なかった。さっきも言ったとおり、あくまで推測だけど、ね」

 

だが、何故かあたしの心はこの説に、妙に納得がいっていた。

 

 

 

 

 

「って訳で、実際のとこはどーなの?」

「……だからさあ、僕を検索や索引代わりにするの、止めてくれる?」

 

ギルが戻って来るなり、あたしがした説明に、彼が最初に発したセリフがこれである。……いやまあ、確かに今まで頼りにし過ぎた気はしてるケド。

ギルはため息を吐くと、呆れた表情で言った。

 

「……まあ、リナさんの推察はおおよそ正解だよ。彼らはどうも、演出やら何やらにこだわってるみたいでね。予定されてた段取りが壊されるのを嫌ってるらしい」

 

やっぱりか。しかし。

 

「ホント、一体何のための演劇なのかしら?」

「しかも、ドラマや映画じゃなくって舞台演劇の方よね? 物語の破綻を気にしてるってことは」

 

あたしの疑問を補足するように、クロエは言う。確かに、その通りではある。一体どういう意味が…。

 

「ねえ、それってアレじゃない? 前にタツコが言ってた、『人は誰しも自分という物語の中で、主役を演じてる』ってヤツ」

「いや、その言葉自体は間違っちゃいないけど、多分それとは違うと思ふ」

 

まさかこんなタイミングで龍子の話題が出るとは。イリヤ、侮り難し!

 

「ま、情報の足りない憶測をいくら並べ立てたって、結局は無意味よ。せめて、もう少し絞り込みが出来るような情報がないと」

「うみゅ。確かにクロエが言うとおり、今は必要な情報が全くと言っていいくらい不足してるからね。下手な考え休むに似たりってヤツよ」

「そっか。そうだよね。落とし神もいつも言ってるもんね」

 

……。

 

「ねえ、いつも思うんだけど、イリヤのその、落とし神に対する絶対的信頼感はなんなの?」

「え? だってすごくない? ゲーム理論であそこまで出来るって」

 

……いやまあ、別にいーけど。因みに、なのはや桜ちゃんが存在する世界があるので、漫画やアニメだろ、というツッコミは入れないでおく。

 

「それ、漫画やアニメの話じゃない」

 

クロエ、突っ込んじゃったよ。

 

「ええっ!? でも、なのはちゃんや桜ちゃんがいる世界があったんだから、落とし神が実在する世界だってあるかもしれないじゃない」

「おうっ!? そ、それも、そうね…」

 

世にも珍しい、イリヤにツッコミ負けするクロエが見られるとは。

そんなやりとりを見て呆れたのだろう、バゼットさんはため息を吐くと、少しばかり話の方向性を切り替えた。

 

「……敵の目的も気になりますが、それよりもダリウスのあの異常なまでの強さです。

刻操りし冥王迷宮(ラグナ・クリスタル)黒玉皇に顔は無し(オーソリテリアン・パーソナリズム)という、正体不明の宝具。それに素手でエクスカリバー(聖剣)を受け止めるなど…」

刻操りし冥王迷宮(ラグナ・クリスタル)黒玉皇に顔は無し(オーソリテリアン・パーソナリズム)? 何それ?」

 

バゼットさんが言った宝具の名前を、ギルが聞き返す。それに答えたのはクロエだった。

 

刻操りし冥王迷宮(ラグナ・クリスタル)は、外見がつなぎ目の無い石のようなもので出来た、ドーム型の結界で、カラドボルグでも貫けないほど頑丈だったわ。もうひとつの方は…」

「ううん、そうじゃなくて…。僕、そんな宝具知らないんだけど」

「……そりゃ、知らない宝具くらいあるでしょ」

 

ギルの根本的な疑問に、何をといった感じでクロエは言う。が、ギル…ギルガメッシュは世界中の宝を集め、宝物庫へと納めた原初の王。もしその逸話こそが王の財宝(ゲート・オブ・バビロン)の根幹をなすものなら…。

その予想を裏付けるように、ギルは言った。

 

「木っ端な宝具ならね。だけど、それほど強力なのはおかしい」

「どういうこと?」

 

純粋な疑問として聞き返すイリヤ。

 

「僕は殆ど全ての宝具の原典を持っている。黄金の都にある宝物庫にね。あらゆる宝具は、何らかの原典からなったものなんだ。つまり、現代にも伝わるほどの名のある宝具は全て、元を正せば僕のものなんだよ」

 

それを聞いてあたしは、彼があたし達と戦ったときに見せた[真・射殺す百頭(ナイン・ライブス)]を思い浮かべた。と同時に、あたしの推測の正しさも理解する。

 

()()()()()()()()と言っている。それが本当に宝具だとしたら、()()()()()()()()()()()?」

 

真剣な表情をしてギルは言う。

……しゃーない。憶測混じりだけど説明するか。と、その前に確認もしなくちゃ。

 

「ねえ、ギル。名のある宝具は全て、アンタの物だって言ったわね?」

「ああ、そうだよ」

「つまり、[光の剣]と呼ばれる物の原典も持っている、って事でいいのね?」

「もちろん、所持はしているよ。今はあっち持ちだけどね」

 

ふむ。ならば。

 

「それじゃあ…、[烈光の剣(ゴルンノヴァ)]の原典は?」

 

その質問を聞いたギルは、それは愉しそうな笑顔を浮かべる。

 

「なるほど。その可能性もあったね」

「ちょっとリナ、ギル! それ、どういう事よ?」

 

イマイチ理解できていないクロエが、苛立たし気に尋ねる。実際、あたしとギルとの会話は、端から聞くと意味不明に違いない。

あたしが目配せをすると、ギルはサッとあたしに手を差し向ける。

 

「……そうね。まずこの世界…美遊の世界と元の世界を含めてだけど、おそらく伝承や創作物において、[光の剣]と呼ぶべき物は数多存在するでしょ?」

「……ええ。なんならSFだって、ビームサーベルとかライトセイバーなんて物もあるわね」

 

おっと、そっちまでは考えに至ってなかった。とは言え、それで特に問題があるわけでもない。

 

「ギルの王の財宝(ゲート・オブ・バビロン)は、そういった物ですら原典として所持される宝具なのよ。ある意味、究極の後出しジャンケンね。

でもそれは、並行世界も含めたこの人類史においてのこと。異世界の魔術礼装は対象外なの。……そうでしょ、ギル?」

「ああ、その通りだよ。リナさんの言うとおり、[光の剣]の原典に[烈光の剣(ゴルンノヴァ)]は含まれてないし、[烈光の剣(ゴルンノヴァ)]そのものの原典も存在しないよ」

 

やはり、あたしの睨んだとおりであったか。

 

「……え、でもちょっと待って。それってつまり、現在の物語に出てくる物も対象って事だよね? だったら、[烈光の剣(ゴルンノヴァ)]の原典が無いのっておかしくない? だって前世のリナは、【スレイヤーズ】の主人公だったんだよ?」

 

ほう。イリヤにしては、なかなかの目の付け所だ。いや、むしろオタク脳のイリヤだからこそか。

 

「イリヤ。なかなかいい線行ってるけど、見落としてることがあるわよ。元の世界には…そしておそらくこっちの世界にも、【スレイヤーズ】って物語自体が存在しないわ。つまりこの世界線においては、人類の()()物としても[烈光の剣(ゴルンノヴァ)]は存在しないって事よ」

「もちろん、千里眼で並行世界を覗き見てその作品を確認すれば、蔵の中にはその原典が収蔵されることになるけど。でも、わざわざその為に力を解放する気は無いから、現状僕が所持する可能性は無いよ」

 

……うん。やっぱりこの宝具、チート(ズル)だわ。

 

「……とまあ、そんな訳なんだけど。で、何が言いたいのかというと、ダリウスが使った二つの宝具は、この人類史とは違う世界の物ではないのかってこと」

「別の、世界…」

 

あたしが告げた結論に、半信半疑といった感じで呟くバゼットさん。

 

「いちおー、確証的なものはあるわよ。ダリウスが使った宝具のひとつ、刻操りし冥王迷宮(ラグナ・クリスタル)。これっておそらく、[スィーフィード世界]が由来のものだと思うのよ」

「それって、前世のリナがいた世界…?」

『待ってください! 宝具の名称にある[冥王]ってまさか…』

 

どうやら、あたしが考えていたことが理解できたようだ。

 

「ええ。あたしの想像通りなら、刻操りし冥王迷宮(ラグナ・クリスタル)は[赤眼の魔王(ルビー・アイ)]の五人の腹心のひとり、[冥王(ヘルマスター)フィブリゾ]が由来じゃないかと思うのよ」

 

そう。あの結界の外観を見て、あたしは思ったのだ。かつてサイラーグの、神聖樹(フラグーン)のあった場所に現れた、巨大なドーム状の建物。サイズこそまるで違うが、フィブリゾが創りあげたそれに瓜二つだと。

そして何より、宝具の名称の、[冥王]で[ラグナ]って読ませ方! 明らかにアイツの呪文と同じ法則なんだけどっ!

ヘルマスターなんちゃらとか、フィブリゾなんちゃらじゃなく、[ラグナ・クリスタル]! 昔っから思ってたけどアイツ、自分で呪文創ってばら撒いてたんじゃないかって邪推しちゃうわよ!

 

「だけど、それもおかしな話だね。確かリナさんがいた[シャブラニグドゥ世界]では、冥王は滅びたはずだよね? かといって、例え反英霊としても英霊の座に行き着くような存在ではない。それじゃああの宝具は、どうして存在しているんだい?」

 

そう。それがあたしの感じた違和感の、最大の理由。だけどそれは、黒玉皇に顔は無し(オーソリテリアン・パーソナリズム)という、おそらくは更に違った世界の宝具によって、新たな仮説を立てるに至ったのだ。

 

「……ねえ。ちょっと実験をしたいんだけど、みんな、付き合ってくれる?」

 

 

 

 

 

あたし達は再び、校舎の外へと出る。そして校庭の中央までやってきて、足を止めた。

 

「これからあたしが[スィーフィード世界]の、ある魔術の発動実験をするわ」

「ある魔術?」

 

バゼットさんに聞かれたあたしは、軽く頷く。

 

「それじゃあ、いくわよ」

 

そう言ってあたしは、とても久しぶりの短い[混沌の言語(カオス・ワーズ)]を唱える。

 

紅蓮の炎に眠る暗黒の竜よ

その咆哮もて

我が敵を焼き尽くせ

 

「えっ、リナ!? その術って!?」

 

……そうか。イリヤは()()()()やナーガ、もしかしたら次元の狭間でも、この術を見てたものね。詠唱に聞き馴染んでても、おかしくはないか。

あたしは手を誰もいない方へと突き出し、[力あることば]を放つ。

 

魔竜烈火咆(ガーヴ・フレア)!」

 

が、しかし、当然ながら術は発動しない。

 

「どうしたの、リナ? その術を司ってる魔族は滅んでるから、今は使えないって言ってたじゃない」

 

その通り。逢魔さんやナーガは特別な理由があって使えてたけど、本当なら発動不可能な、失われた術なのだ。

 

「まあ、ね。でも、実験はこれからよ」

「え? それってどういう…」

 

あたしは聞き返すイリヤを無視して、再び実験を始める。

魔血玉(デモン・ブラッド)]の力を解放するための(しゅ)を唱えたあたしは、更に先程の術の詠唱をする。そして手を突き出し。

 

魔竜烈火咆(ガーヴ・フレア)!」

 

こうっ!と。[力あることば]と共に掌から蒼い火線が放たれた!

 

「うそ…。術が発動した?」

「リナ、これってどうい…ってリナ!? どうしたのよ!」

 

あたしに尋ねようとしたクロエの声が跳ね上がる。しかしそれも仕方がない。あたしは今、自分の肩を抱きしめるようにしながら、うずくまっているのだから。

 

「……ノックバックによる、過負荷状態ね。……ま、インチキをした、代償ってトコでしょ」

「「インチキ?」」

 

二人の声が、綺麗に被る。

 

「……つらそうだけど、僕が代わりに説明しようか? 今ので大体理解はしたから」

「……いえ、いいわ。痛みも大分、引いてきたし」

 

そう返したあたしは地べたに腰を下ろし、説明を始める。

 

「あたしには、いくつかの疑問があったの。まずはこの呪符(タリスマン)。本来これは、既に消失した物なのよ」

 

あたしが二度目の魔王討伐…ルーク=シャブラニグドゥを倒す際、異界の魔王の力を借りるために、それぞれの魔王に対応した[魔血玉]を対価にした。なので本来、()()がここにあるはずがないのだ。

 

「そしてダリウスが使った、滅んだはずの魔族の宝具。

……けどね。こう考えれば辻褄が合うの。呪符(タリスマン)も宝具も、()()()()()()()()()()()()()から来たんじゃないかってね」

「「「!?」」」

 

イリクロとバゼットさんが驚き。

 

『並行世界の運用!? それではダリウスは、第二魔法にまで至っているということになりますよ!?』

 

まあ確かに、この説が正しいなら、ダリウスは魔法使いということになる。だがそこはなんか、しっくりとこない。

 

「そこは何かカラクリがあるんだと思うわ。それが何かまではわからないけど」

 

正直その何かが、まるで想像もつかないのだが。必然なのか、偶然の賜物なのか、はたまた想定外の事なのか。

 

「ま、それはともかく。あたしはその可能性を調べるために[魔血玉]を開放させ、[魔血玉]がやってきただろう世界との繋がりを作って、滅びたはずの魔族の術を唱えてみたってワケ。そっちの世界でも滅びてたら、意味はなかったけど」

「しかしリナさんは術の発動に成功した。けれど、本来はアクセスできないはずの世界に無理矢理繋げたせいでノックバックが起こり、過負荷状態を起こしてしまったってワケだね?」

「そゆこと」

 

とは言え実は、ノックバックまでは想像してなかったりする。あたしは痛みに対する耐性は低い方だ。そんなあたしが、それを知ってて実験するわけがない。ふつーに理由を説明して終わりにしてたわよ!

 

『リナさん、なんかキレてませんかー?』

「気のせいよ」

 

取り敢えず、ごまかしとこ。

 

「とにかくダリウスが、何らかの手段で異世界の力を使ってる可能性が高いことは判明したわね。

あと、滅んだ魔族の術も使えるけど、ノックバックが強すぎて実践では使えないことも」

「でも、それじゃあダリウスは、どうやってノックバック無しにあの宝具が使えるんだろう?」

 

イリヤの疑問を聞き、あたし達はギルを見た。しかし彼は首を横に振り答える。

 

「残念だけど、そこは僕にもわからないよ。上手く隠匿してるのか、はたまた何かの力が働いてるのか。とにかく何らかの理由で、僕でも知り得てない情報なんだ」

 

どうやらこの場に、その疑問に答えられる者はいなかったようだ。




今回のサブタイトル
丸山くがね「オーバーロード」から
因みにOVERLOADには、過負荷といった意味があります。オバロの方の綴りはOVERLORDで大君主、転じて魔王という意味を持たせてますね(魔王はDARKLORDと呼ばれることもあるので)。

本編で説明し切れてないことを。
[魔血玉]の力を解放するためというのは、いつもの増幅呪文のことです。[魔血玉]のあった世界の魔王の力を借りているのですが、これによるノックバックは触媒である[魔血玉]自体が相殺してます。
また、リナは[金色の魔王(ロード・オブ・ナイトメア)]とパスがあるため、並行世界のL様に接触できたからこそ、その世界の術が使えました。なのでインチキであり、たとえ[スィーフィード世界]の術が使える人がいて[魔血玉]を使用したとしても、増幅以外の並行世界の術は使えません。もう少し詳しく書くと、リナの場合は増幅呪文は並行世界の[スィーフィード世界]から(正しい手順を踏めば、誰でも使える)、それ以外の術(滅んだ魔族の術は除く)は、元いた[スィーフィード世界]から力を引き出している(リナのみ)ということです。
そして勝手に並行世界のL様に接触したため、そのL様からお仕置きされた結果がノックバックです。まあ、L様のお仕置きがその程度で済んだのだから、まだマシですね。
この辺りはリナが認識、あるいは推察していることと、リナ自身が知り得ないことが混在しているので、あとがきにて補足させてもらいました。

次回「Night Walker」
見てくんないと、暴れちゃうぞっ!
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