Fate/kaleid caster ドラまた☆リナ 作:猿野ただすみ
ガウリイさんの新しい剣を探しながらも気ままに旅を続けるリナは、ある港で海賊退治をして、例によってゼルガディスさん、アメリアさんと再会する。そしてワイザーって人に捕まったり、謎の魔獣だか戦車だかわからないものと戦ったり。リナがとどめでドラグ・スレイブ使おうとしたら、謎の珍獣に
場面が変わると、リナと珍獣が戦ってた。珍獣はリナの鳥を集める術に不意を突かれてボロボロになる。それでもリナを煽る。って、リナの胸についてそんなに弄ると…、あ。やっぱりキレた。
「元祖、
リナがドラグ・スレイブを発動させた。その爆発が収まって。キン! と岩が断ち切られ、姿を現す珍獣。……えっ!? [光の剣]!?
その剣はどうやらレプリカだったみたい。言われてみれば、確かに[
それはともかく、珍獣の名前はポコタって言うらしい。と、そこへワイザーさんが怒鳴りながら現れて、場面が変わった。
今度は霧の中、ポコタを追いかけるリナ一行。すると突然、またもや現れたゼロスさん。そして霧の中に現れる街。そこは滅びたとされるタフォーラシア王国だった。
ここで、デュラム病で滅びる寸前だった国を生前の赤法師さんが国民を仮死状態にして封印したことを知る。同時に珍獣ポコタの正体が、タフォーラシアの王子ポセル=コルバ=タフォーラシアだということも判明した。
そして、ポコタと親友のデュクリスさんが、敵同士として再会する。ゼロスさんも今回は敵側だったみたいだ。
場面が変わった。今度は船上だ。そこでリナ達が様々な事故に襲われる。と思ったら、誰かに命を狙われてるらしい。そこでリナとポコタが、仲間割れの演技で相手の出方を見ることにする。いや、絶対途中から本気でケンカしてたけど。まあ、途中で正気に戻って、ポコタと[光の剣]を海に放り投げたんだけど、なんだか乗客や船員が海に飛び込んで追いかけ始めた。どうやらリナ達以外全員だったみたい。
でも、ひとりだけリナの前に現れた人物。この人は初めて見たけど、この姿は知っている。あの、並行世界から来た男の人が使ってた、クラスカードの英霊だ! リナが言った名前は確か…。
「俺の名は、ズーマ」
そうだ。アサシン…ううん、リナ風に言うと
場面が変わって、室内の、多分闘技場。そこでタフォーラシアで会ったジョコンダさんとズーマ、あとメイド服姿の女性に囲まれてるリナ達。そして戦闘が始まった。
一進一退の攻防。ズーマが魔法を封じる闇の魔法を使えば、リナがラグナ・ブレードで闇を切り裂く。ズーマが魔力切れのリナの首を締め上げると、ポコタから借りた[光の剣]でガウリイさんが迎え撃ち。両腕を失ったズーマは退却する。
一方のジョコンダさんはデュクリスさんに問い詰められている。どうやらタフォーラシアへの救援物資を着服してたらしい。そして。デュクリスさんが魔力の剣をジョコンダさんに突き立て。そして、それは復活した。
白銀の魔獣、ザナッファー。
場面が移って、どこかの砦。あの旗は確か、セイルーンの紋章だったはず。そこへと向かう一条の光。兵士さんを押し退けて防御魔法を使ったのは、シルフィールさん。なんか久しぶりに見た気がする。
光が放たれた場所から現れるザナッファー。魔道士さん達がファイヤー・ボールを使うけど、全く効かない。そこへ駆けつけたリナ達。うん、少年漫画みたいな熱い展開だ。
今度は街の中。ザナッファーとリナ達が戦ってる。そこへ魔道士さん達が大量の水を降らせる。そしてリナのダイナスト・ブレス、ゼルガディスさんとアメリアさんのフリーズ・ブリッド、魔道士さん達のフリーズ・アローでザナッファーを氷に閉じ込める。
でもこのタイミングでガウリイさんの[光の剣]が停止した。ザナッファーの力で氷が砕け始める。リナは慌ててラグナ・ブレードの詠唱を始めるけど…間に合わない!? そこへ下半身が馬のようになったデュクリスさんが現れて、魔獣に魔力の剣で斬りつけた。
何とか再び発動した[光の剣]と、リナのラグナ・ブレードで体を傷つけられたザナッファー。その大きく開いた傷口へ、リナがドラグ・スレイブを放ち。魔獣ザナッファーは消滅した。
今度は地下を歩くリナ達。赤法師さんの魂を封じた冥王の壷を捜してるみたい。すると聞こえてきた歌声。その先へ進むと、沢山の鎧が置かれた部屋。そこで出会ったのは、リビングアーマーのナーマさん。お宝を探してたときに冥王の壷に触れたせいで、鎧に魂が封じられちゃったらしい。
……というか、しゃべり方は違うけどワガママで傍若無人なこの性格に、そして何よりこの高笑い。リナも思わず反応しちゃってるし、多分この人ってナーガさんだよね? ゼルガディスさんが記憶障害があるみたいだって言ってたし。リナとアメリアさんが気づかないのは…リナは気づきたくないからかな? アメリアさんは少し天然なところがあるから…。
その後も場面が変わるごとに、ナーマさんのいい加減な案内に振り回されるリナ達の姿が映し出される。うん。記憶を失ってても大概迷惑な人だね。
そんなこんなでやって来た遺跡の中。そこで赤法師さんの話題になる。タフォーラシアを救った赤法師さん。悪逆を繰り返した赤法師さん。ゼルガディスさんの体もまた、赤法師さんの所業ゆえだ。
でも、人間なんて、いい事も悪いこともする。この世界のリナも言ったけど、どっちの赤法師さんも、きっと本当の姿なんだと思う。
場面が飛んだ。でも雰囲気からすると、ほんの少しだけみたい。遺跡の部屋には、変わった壷を持ったゼロスさん。そして、リナ達と対峙するズーマ。少しボケ気味のナーマさんにズーマの事を説明すると、いきなり暴走を始めた。おまけにドラゴンの召喚まで。
だけどゼロスさんが壷を割ると、ナーマさんが崩れ落ちる。ゼロスさんが言うには、魂が元の体に戻ったらしい。つまりどこかで、ナーガさんが復活したって事か…。
「ヴェゼンディに来い。さもなくば、誰かが死ぬ」
ズーマはそう言い残して消えていった。
今度は街の中。会話からすると、ここがヴェゼンディらしい。途中でゼルガディスさんが別行動をとった、そのタイミングでひとりの男の子が現れて、ラドックって人のお屋敷へと連れて行く。……って広っ! ルヴィアさんのお屋敷より広くない? あ、でもここ、富裕層との差が激しい異世界だっけ。それに、ルヴィアさんのお屋敷は日本の別邸だし、比較にならないか。
それはともかく、リナ達を迎え入れるラドックさん。リナ達を連れてきた男の子にはやさしくしてたのに、リナ達にはなんだか当たりが悪い。って思ったら、この人がズーマに狙われていて、助かりたかったらリナを連れてくるように指示されたみたい。だから気が立ってたんだね。……それにしてもこの人の声、どこかで?
そんな事を考え込む暇もなく、ラドックさんの息子さんのアベルさんが現れて、更に、前に闘技場で戦ってたメイド服の女の人、確かオゼルとかいう人まで現れた。だけどあの時、ズーマにラグナ・ブレードで攻撃しようとしたときに庇って貫かれて…。あ、でもこの人、なんだか人形らしいから、それで助かったのかな?
って、そんか事よりこの人が持ってるのって、冥王の壷!?
ここで場面が変わって、今度はどこかの食堂。別行動をとってたゼルガディスさんに状況を説明するリナ達。そこに突然現れたのは、なんと魔族!? 結界に閉じ込められたリナ達に魔族のグドゥザとデュグルドが襲いかかる。……っていうか、襲いかかってるのはゼルガディスさんとアメリアさんにだ。それでリナだけが蚊帳の外。これって一体?
今度は…、オゼルさんが買い物に出てる。えっと…あ、いた。離れた場所でリナとガウリイさん、ポコタが後をつけている。まあ、ジョコンダさんといたりズーマといたり、しかも冥王の壷と関わってるんだから、探りを入れてるんだろうね。
そしてオゼルさんが、壷屋さん?に立ち寄って。突然、売り物の壷を割り始めた!? そんなオゼルさんをリナ達が止めたところで、場面が変わる。
どこかの屋上。さっきと同じ組み合わせだから、それほど時間は経ってないと思う。そこへ、ズーマが現れた。リナ達とズーマがぶつかり合うけど、騒ぎを聞きつけた人達の声でズーマは去って行った。
場面が変わると、ラドックさんが商品の買い付けに行くと言いだした。それをすんなりと受け入れるリナ。
ラドックさんがどういうつもりかはわかんないけど、ズーマに狙ってくださいと言ってるようなものなのは、わたしでもさすがにわかる。リナが素直に受けたのは、……多分さっさと解決したかったからだと思う。しかも被害を減らすとかそういったんじゃなくって、ただ面倒だから。
なんて思ってたら、場面が変わってどこかの丘。ラドックさんがアベルさんに、昔の話をしてる。ラドックさんのお父さんがあくどい商売をしてたせいで、ラドックさんと奥さんは盗賊に捕まり、身代金を支払うまでの間に奥さんは、受けた怪我のせいで亡くなってしまったそうだ。
アベルさんが立ち去った後、隠れてたらしいリナが現れて話をして、ラドックさんは言った。その盗賊に復讐しようにも、数年前に起きたサイラーグでの戦いに巻き込まれて壊滅してしまったって。……って、それって偽者?の赤法師さんの時の?
場面が変わって、リナ、ガウリイさん、ポコタの前に対峙してるズーマ。一進一退の戦いの中、ズーマが冥王の壷の中の赤法師さんの力で魔族の力を取り込んだって言った。更にあの魔族、グドゥザとデュグルドを殺して取り込んで。ポコタとガウリイさんを上手くあしらって、更に隙の出来たリナを殺そうとしたとき、アベルさんが二人の間に割って入った。
「もういいだろ…父さん」
……あ。そうだ。ラドックさんの声、聞いたことあると思ったら、ズーマと同じ声なんだ。
アベルさんに止められたズーマは、……アベルさんのお腹をその手で貫いた。そんな、どうして…。
ズーマはリナのラグナ・ブレードを、拾い上げた光の剣のレプリカで打ち合ったけどリナが競り勝った。再び両腕を失ったズーマ。だけど決着はあっけなかった。ゼロスさんの不意討ちで、ズーマは、霧散してしまったから。
場面が変わると、ゼルガディスさんとポコタが壷の所有権で争っていた。と思ったら、リナが二人を殴り飛ばして自分が所有者になるって言った。まあ、その方が無難かな? なんて考えてるうちに場面が変わる。って早っ!?
今度は壷を持って逃げるポコタを追いかけるリナ達。霧の中に飛び込んで、オゼルさんを除いたリナ達を捲いてしまった。ここは、タフォーラシア! それじゃポコタは、赤法師さんを復活させるため…。でも、どうやって?
……その答えは、ポコタとオゼルさん、壷の中の赤法師さんとの会話でわかった。赤法師さんを復活させるには、ポコタの本当の身体を依り代にしなくちゃいけないって。
……でも、赤法師さんは本当に復活したいのかな? ううん、復活したいのは確かなんだと思う。だから色々と準備してたんだろうし。
だけど、ポコタへの問いは優しさもあるとは思うけど、なんて言うか、復活を阻止するとか遅らせるとか、そんな雰囲気も感じる。だってポコタは、当然迷いはあるだろうけど、自分の身体を赤法師さんに提供するってすでに決めてるはず。あの目はミユやクロ、そして何よりリナが今まで見せてきた、決意の隠った眼差しと同じだから。外の様子がわからないとはいえ、赤法師さんならそれくらい感じ取れてるはずだ。
場面が変わった。そこにはクリスタルの様なものに入ったポコタの本当の身体とポコタ、オゼルさん、そしてゼロスさんがいて、ゼロスさんはポコタ達に攻撃を仕掛けている。そこへリナ達が到着した。リナは壷の封印を解くのを待つように説得したけど、ポコタは聞く耳を持たずに戦いに発展してしまった。
そんな中、オゼルさんがポコタに、赤法師さんを復活させるように言う。自分の感情に従いたいから、って。
オゼルさんから壷を受け取ったポコタは、本当の身体の前で壷を割って。そして、赤法師さんが復活した。
また、場面が変わる。それはタフォーラシアで宴を開く人々の姿。そうか、タフォーラシアの人達は復活してデュラム病も治ったんだ。……あれ? でもリナ達は?
わたしはみんなを捜して駆け回る。そして、リナとガウリイさんを見つけた。その先には、ポコタ…ううん、赤法師さんが佇んでいる。そこに、更にゼロスさんも現れた。そして始まる、リナの鋭い推理。色々と今までの出来事を並べたてていくけど、最終的に収束するのは。なぜ赤法師さんは、
突然、ゼロスさんが赤法師さんに攻撃したけど、そのことごとくは防がれてしまった。本気の、高位魔族の攻撃を。
「あの時の戦いで滅んだはずのレゾは、魂を冥王の壷に封印された。だけど、それと同時に、魔王シャブラニグドゥの魂まで封印されていた」
リナのこのセリフが全てなんだろう。つまり、目の前にいる赤法師さんの中には同時に、魔王が存在してるんだ。
そして赤法師さんがそれでも復活したかった理由。それはもう一度光を見たかったから。
ゼルガディスさん、アメリアさん、そしてポコタが駆けつけて。赤法師さんは目を開いた。赤法師さんは、リナを見つめる。……もしかして、赤法師さんが見たかった光って、リナのこと?
そして、赤法師さんは言った。
「さあ、私を滅ぼしなさい!」
って。そして再び、魔王が復活した。
魔王の攻撃。リナ達の反撃。ゼロスさん、アメリアさん、ゼルガディスさん、ガウリイさん…、傷ついてくみんな。そして、意を決するリナ。
四界の闇を統べる王
汝の欠片の縁に従い
汝ら全ての力もて
我にさらなる力を与えよ
魔力の増幅をして…。
「あっ! やっと見つけた!」
「ふぇっ!?」
突然かけられた声に、わたしは変な声をあげてしまった。……って!
「リナ!?」
そう。私の親友のリナだ。
「いやぁ、まさかこんな所にいるとは、思いもしませんでしたね」
「ええっ、ゼロスさん!?」
なんでゼロスさんが!?
「……って、あそこにいるの、ひょっとして前世のあたし!? って、唱えてんの[
「え、リナ、わかんないの?」
「まあ、仕方がありませんね。リナさんはあのお姿を御覧になったことはないのですから」
「は? ……え、まさかあれ、魔王…」
「二人とも、話はそこまで! あっちのリナが攻撃するよ!」
「!」
わたしが声をかけると、リナが視線を移す。
「
リナが放った虚無は、魔王を吸い込み消滅していった。
「……そっか。ここって、あたしがいたのとは別の[スィーフィード世界]って事か」
「うん。リナから聞いた話と違うところも、所々あったから」
そう言いながらわたしは、ガウリイさんとの出会いから見てきたことを思い返した。……って。
「ところでリナは、どうしてゼロスさんと一緒なの?」
「ああ…。実はあたしも、別の世界とのスキマに落ち込んでたのよ。それを、あたしの前世世界のゼロスが見つけてくれて、同じく、どっかの世界のスキマに落ち込んでるイリヤを回収しにきたってワケ」
「まあ、上からの命令ですけど」
ゼロスさん、余計なことは言わなくていいのに。
「……さて。魔王が倒されるところも見届けたわけだし、あたし達もそろそろ行きましょうか」
「え、行くって?」
「もちろん、美遊の世界へ」
あ、そうだ! ミユを助けないと!
「僕が受けた命令も、あなた方をその世界へと送ることですから」
「え? どうしてそんな命令を?」
私は聞き返してから後悔した。
「モチロン、秘密です!」
ですよね。なんかむかつく。
「どうせ、美遊の世界にいるゼロスが関係してるんでしょ!」
……はい?
「ええっと、リナ?」
「ああ、以前異空間でゼロスと会ったでしょ? あのゼロスが時空レベルで実験やってるって場所が、どーやら美遊の世界らしいのよ」
「ええっ!?」
驚いて、わたしはゼロスさんに視線を移す。
「全く。リナさんも、黙っていてくれたっていいじゃないですか」
「あんたの秘密主義に付き合う気はないわよ」
リナは呆れ半分で言う。もちろんわたしも、そんなのに付き合いたくはない。
「まあ、ぶっちゃけリナさんの言うとおりですよ。ただし、内容までは知りませんが」
「……『知らされてません』じゃなくて、『知らない』ね。オッケー。その話、信じましょ」
よくわかんないけど、リナがそう言うなら、きっと何か確証があってのことなんだろう。それにゼロスさんは、嘘は言わないって話だし。
「さて。長話もなんですし、そろそろ行きましょうか」
「ええ、そうね」
「うん」
リナとわたしはうなずいた。待っててね、ミユ! 必ず助けてあげるから!
それにしても。
『我らが望むものは、己の意思と力。我らが望む滅びとは、己の意思と力で為し得たもの』
この世界のゼロスさんが、魔王に…ううん、魔王の亡霊に向かって言ったこの言葉。何故か、わたしの心に残るのだった。
今回のサブタイトル
ラノベ「スレイヤーズ」川柳風の章タイトルから
まずは補足。原作準拠だと、リナが戦った魔王はどちらも人間サイズです。レゾ=シャブラニグドゥはレゾの魂を完全に食らうため、わざとおどろおどろしい姿になりましたが、人型で人間サイズなのは変わってません。
神坂先生曰く、化け物然とした姿になっても能力が上がるわけではなく、ただの虚仮威しにしかならないからだそうです。とはいえアニメ版の姿なら、踏み潰すだけでもかなり強力な気がしますが(笑)。
という訳で、ようやくイリヤも回収されて、美遊の世界へと旅立ちました。幕間も次回で終わりです。
次回「Get along」
見てくんないと、暴れちゃうぞ!