戦姫・戦王絶唱シンフォギア   作:ネプ音

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お久しぶりです!ネプ音です!!
シンフォギアXV終わってしまって悲しみに明け暮れる毎日を送っています……。
いや〜、XVも良い話でしたね〜。
きっと皆さんもそう思っている事でしょう!!
そんな皆さんにお願いです!私の小説に出てくるキャロルはあくまで異世界のキャロル。そういう認識で読んで楽しんで頂きたいです。
よろしくお願いします。
では!楽しんで行ってください!!


PTBモジュール③

「天塚さんがモジュールを抜剣した時の脳波とライオンの脳波…?凄く…似てる。」

 

調はそう呟きながらモニターを凝視した。

調の言葉につられ、暴れていたクリスとそれを抑えていた響もモニターに目を移す。

モニターに映し出された波形は、完全に重なり合わないにしてもほぼ同じ形をしている。

 

「暴走状態は一体どういう状態だとお前らは考えている?」

 

モニターを見つめる3人にキャロルは尋ねた。

 

「そりゃあ…、破壊衝動に呑まれて正気を失った状態だろ?」

 

クリスが言い、響と調が頷く。

イグナイトモジュールを使っている事もあり、暴走に対する知識が響達に無い訳では無い。

しかし、その答えに対してキャロルは、そうじゃないと言わんばかりに話を進めた。

 

「確かに暴走状態と言うのは、破壊衝動に呑まれて正気を失っている状態だ。だが、オレが聞いているのは正気を失っている状態とはどういう状態なのか、という話だ。」

 

キャロルの言葉を受け、響達は首を傾げた。

キャロルが何を話したいのかが理解出来ないのである。

クリスと調は難しい顔をしながら頭を回し、響に至っては頭から煙が出てきていた。

 

「難しい話は分かんないよ〜…。」

 

響が言うとキャロルはやれやれと言いながら、響を無視して話を続けた。

 

「正気を失っていると言うのは、理性が無いという事だ。理性が無いという事は、本能で動くという事。つまり、暴走状態とは増幅した破壊衝動に身を任せ、本能のままに動く状態という訳だ。」

「つまり、避けるのも攻撃するのも、全て本能で感じたままに動いているって事?」

 

調がキャロルに言うとキャロルが頷く。

 

「今、月読が言った通りだ。そして、普段からそのように動いているのが、数々の獣という訳だ。オレは暴走時の天塚の脳波を取り、それと類似している脳波の獣はいないかを調べた結果…」

「それがライオンだったわけだな。その獣の能力のトレースを2つ目の願いにした訳だ。」

 

クリスがキャロルの説明の途中で口を挟んだ。

それを聞きキャロルが小馬鹿にしながらクリスに言う。

 

「それだけであの出力のギアが作れる訳が無いだろ?天塚がほぼ暴走状態に陥って戦っていたにも関わらず、ダインスレイフのギアを纏った3人がかりでやっと気絶させたんだろ?それを獣の能力のトレースだけで結論付けるとは、やはりせっかちは浅はかでいけない。」

 

キャロルがそう言い放つと、それを聞いたクリスが再びプルプルと震え出す。

 

「ク、クリスちゃん?大丈夫だよ!私なんか理解も出来てないし!」

 

響が焦りながらクリスに呼びかける。

 

プチっ

 

再びそんな音が聞こえた気がした。

 

「やっぱり私はこいつを蜂の巣にしなくちゃならねぇみてぇだ!!!!」

「ク、クリスちゃん!?もう1回落ち着こ!」

「だから、事件は困りますって!?」

「お前ら離せっ!!離せって言ってんだ!!」

 

暴れるクリスを響と響也が再び抑える。

それを見ながらキャロルが再び溜息をつく。

 

「やはり月読以外は話しても無駄みたいだな。」

「響さんもクリス先輩もいい人だから、きっとその内仲良くなれると思うよ。」

「そう言う話をしているしている訳では……。まあいい、話を続けよう。」

 

調の言葉を受け、チラリと響とクリス、響也の方を向き優しい目をしたキャロルは再び話を続けた。

 

「さっきあのせっかちが言った通り、天塚の脳波はライオンと一致した。しかし、その能力をトレースさせるだけで、願いを1つ消費するのでは物足りないと俺は考えた。そこで目をつけたのが……星座だ。」

「星座?星座に力そんな力があるの?」

 

調がキャロルに問いかけると、キャロルは説明を始めた。

 

「天に輝く星には、星の命と呼ばれる膨大な生命エネルギーが巡っている。オレはそのエネルギーに目をつけ、シンフォギアシステムの出力の増大を図った。星座は様々な物がモチーフにされているのは知ってるな?」

 

調がコクリと頷くのを見るとキャロルは説明を続ける。

 

「その中の獅子座はライオンをモチーフにしてある。つまり、オレはティルフィングの2つ目の願いとして、獅子座に巡る星の命の1部をエネルギーとして取り込み変換する事を選んだ。」

 

そう言うキャロルに向かって調が疑問を投げつける。

 

「そんなに強いエネルギーを取り込む願いとなると、代償となる呪いも強大になるんじゃ……?それに、星の命はそんなに簡単に取り込める物なの?」

「1部をと言っただろう?不完全な人間が星の命を全てを扱うのには、ティルフィングの強大な力を持ってしても不可能だ。しかし、星座から漏れ出す1部をエネルギーとして取り込み、変換する事ならティルフィングで可能だ。」

 

調が首を傾げる。

 

「星座から漏れ出す?」

「月読は黄道十二星座を知っているか?」

 

キャロルの問に対し、調が首を振る。

キャロルはまあ仕方ないと言いながら調に説明を続けた。

 

「黄道十二星座とは太陽の通り道とされる12の星座の事だ。これらの星座は他の星座よりもより強い星の命を持ち、漏れ出たエネルギーが地球全体に降り注いでいる。それを大気中から取り込む事で天塚のギアは出力が上昇すると共に、獅子座の恩恵によりライオンの能力をトレース、ギアの変形に至っている。」

 

それを聞いて、クリスと調は響也のギアの変化に納得したようだった。

だが、とキャロルが言葉を続ける。

 

「あまりに星の命の力は強大でな。現段階では破壊衝動の制御も力の制御も足りていない状態だ。だから、普段は1つ目の願いの力だけ使うようにと言っているのだが……。天塚……、何故オレの言う事を聞かなかった……?」

 

キャロルから放たれる殺気を感じ、響也がクリスを抑えるのをやめ後ろに後ずさる。

 

「いや、あの時は仕方なかったって言うか……、頭に血が上っていたって言うか……。」

 

そう言う響也の胸ぐらをキャロルが掴む。

 

「問答無用だ!お前には今から、オレの言う事を聞かないという事がどういう事かみっちりと教えてやる!」

 

そうキャロルが言い放つのと同時だった

 

ウ―!!ウー!!ウー!!

 

サイレンの音が鳴り響く。

 

「クローズノイズ反応です!!」

 

従業員が輝夜に言う。

 

「キャロル、すまないが天塚の教育は後にしてくれ!天塚!行けるな!」

「はい!行けます!!」

 

そう言うと、響也はキャロルの手をを振りほどき、現場へと急行した。

 

「私達も!」

「あぁ!行くぞ!」

「はい!」

 

そう言い、響達も響也を追い現場へと向かうのだった。




説明ばかりですみません……。
オリジナルモジュールの説明は今回で終わりです!
キャラブレが酷いような気がしますので、また修正するかもです………。
そして、例によって次の話はまたいつになるか分かりませんが、まだ楽しんでいただけると幸いです!
ではでは!また次回でお会いしましょう!!
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