魔法でも、撃ちたいじゃん!   作:扶桑畝傍

12 / 55

「なんだよっ!?
 俺達のが最新鋭機じゃないのかよっ!?」

「黒い鬼だっ!!」

「早すぎる!!
 法撃杖が当たらないっ!!」

「隊長!!味方の指揮を!!」

メイジ
「デュファンスの盾を使えっ!!
 少しでも耐えるのだ!!
 本国から、援軍も来る!!
 それまで耐えるのだっ!!」




激戦

 

オネスト

「6番、射出まて、

 艦首、

 右回頭、

 ハルネキッヒ国軍の本隊だ、

 6番から、10番は、

 これの迎撃、

 侵攻を妨げるんだっ!!」

 

▽

 

 慌ただしく飛行船は回頭する。

 

 地表部には、

 

 “プロペラ式方向転換機”を8基搭載、

 

 前後で、逆方向運用する事で、

 

 その場回頭が可能になっている。

 

▽

 

オネスト

「連続射出!!

 緊急発艦!!」

 

▽

 

ハルネキッヒ国軍本隊

 

ファルディック(副指令)

「ハイヴェームア丘陵砦が・・・、

 伝令、砦に向かい、

 増援個所の選定に迎え!

 本隊は、

 目視県内の、

 敵野営地を撃つ、

 総員、着剣!!

 突撃ぃっ!!」

 

ハルネキッヒ国軍本隊

『おぉおおおっ!!』

 

▽

 

ファゼンディラ公国野営地

 

プラタ

「フェメンターレ、全機、

 “狙撃姿勢”

 ロングレンジライフル、

 構えっ!!」

 

 ロータリーボールに損傷を抱えた機体では、

 

 機動戦は出来なかったが、

 

 大盾に蓄積された、

 

 大容量のマナプールを、

 

 使う事が出来た。

 

 大盾に連結された、

 

 第1ロットのロングレンジライフルは、

 

 その射程に、

 

 “ハルネキッヒ国軍本隊”を、

 

 既に捉えていた。

 

▽

 

ハルネキッヒ国軍本隊

 

「ファゼンディラ公国、

 以前動き無し!!」

 

ファルディック(副指令)

「怖気づいたのか?

 しかし、チャンスだ、

 全機、歩みを緩めるなっ!!」

 

▽

 

プラタ

「“法撃杖・照射切り変え”

 中央は、左右に銃身を振り、

 左右中隊は、

 中央に向かって、

 照射せよ、

 銃身、冷却開始!!」

 

 冷却用トリガーを引くと、

 

 氷結術式が展開され、

 

 冷却専用カートリッジから、

 

 マナが供給される。

 

プラタ

「“範囲照射”開始、

 撃てぇえっ!!」

 

▽

 

 単発で飛翔する法撃杖の魔法とは違い、

 

 “射程圏内を”

 

 焼き払う為に、

 

 引き金を引きっぱなしで、

 

 撃ち続ける、照射攻撃が可能だった。

 

▽

 

 推定、500機はいた、シャウターレは、

 

 フェメンターレから撃ち出される、

 

 照射攻撃により、

 

 解け落ちたり、ばらばらに吹き飛んだり、

 

 “無事な機体は、

  後方に居た、100機程度だった”

 

▽

 

プラタ

「照射止め!

 単発使用へ!!

 手を休めるなっ!!

 撃て!!撃てっ!!

 撃てぇえっ!!」

 

 フェメンターレのマナは、

 

 あれだけの照射をしたにもかかわらず、

 

 “微量しか減って居なかった”

 

 大盾の大容量、

 

 カートリッジ式の冷却用マナプール、

 

 “ロングレンジライフル本体に

  組み込んである、

   小型量産用エーテルリアクタ”が、

 

 この高威力の正体であった。

 

▽

 

アグストア(総指揮官)

「なんなのだ、

 今の一撃はっ!?」

 

「わかりませんっ!?

 ですが、

 我が方の援軍が、

 総崩れな現実は変わりません、

 アグストア総指揮官!!

 急ぎ、残存部隊の指揮をっ!!」

 

 





日没を待たずして、

ハルネキッヒ国軍は

ハイヴェームア丘陵砦を放棄、

撤退した。

ハルネキッヒ国軍、

シャウターレは、

総数、780機出撃中、

損失、532機を出し、

再編すら、ままならない状態に陥った。

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。