申し訳ないです
「川田、栗原・・」
理科担当、根津が小テストを返していた
(結構むずかったんだよなー、言い回しがめんどくさいというか・・)
「沢田」
「はい」
「・・・お前、なんでいつも同じ点数しか取らないんだ、私みたいにエリートコースに進もうと思わないのか」
ぴらっと向けたのは、55点という微妙な点数
「全然」
いつも同じ返しをするツナにイラッとした根津
すると、がらっとドアが開き堂々と遅刻してきた獄寺がいた
「貴様!遅刻だぞ!今頃遅刻してくるとはどういうつもりだ!!」
「ああ!!」
ギロリとにらむ獄寺に少しひるむ根津
あ!っとツナを見て、おはようございます10代目!と頭を下げてきた
ザワッとクラスがざわついた
舎弟?沢田がしゃて・・・いや獄寺か
締められたんだな 何したんだろうな・・
心外な・・・・
ふっと笑って眼鏡をくいっとあげる根津
「あ、あくまで仮定だが、平気で遅刻してくるやつがいるとする、そいつは間違いなく落ちこぼれだ、そしてそいつとつるんでいるやつも落ちこぼれだ、なぜなら類は友を呼ぶからな」
「ああ!!・・・てめぇオレのことならまだしも10代目の沢田さんを侮辱するやつは許さねえぞ!」
「ひっ!」
あ・・・つかみかかっちゃったー
「退学だーーーーー!」
(出来ねえよ、義務教育だよ)
「校長!こいつは私に暴力を振るい、こいつはそれを止めること無く見ていたんです!同罪だ!」
「まあまあ・・・退学をそんな即決で決めても・・・」
いや、だからできないって・・と思いながらぼーっと聞いていた
「そうだ、猶予を与えればいいんですよ」
にやりと笑う根津
「猶予ですか・・」
「確か15年前に埋めたタイムカプセル埋めたままが見つからなく、発掘を業者に委託する予定だとか」
「ああ、それが何かね?」
「それをこいつらに」
(15年前・・・?ああ、恭弥が)
「・・・・埋めてないんじゃ無かったっけ・・」
ぼそっとつぶやいた
「「!?!?」」
「あ、いやたしか15年前例外的に埋めてないから依頼する必要ないってきょ・・・雲雀さんが」
「ああ!そうだった、だから雲雀くんに書類を返されたんだ」
そういう意味だったのか・・・と納得した校長
「え、あ・・くっ・・・」
「ん・・・?校舎西側表、そばのグラウンド?」
少し流れ込んできた記憶、超直感が発達してからこの頃読心術と融合し記憶まで感じるようになったツナ
「西側?そういえば40年前の記録にタイムカプセルが・・と言うか何で沢田くんがそれを・・・」
すると獄寺が嬉しそうに西側っすね!とかけだしていった
「ちょ、ちょっとまて!」
焦る根津にどうした?と言う顔を向ける二人
しばらくしてニヤニヤしながら戻ってきた獄寺
「おまえ自分でエリートコースを幼い頃から進んできたんじゃねーのかよ」
ぴらっと見せたのは一桁だらけのテスト、そこには根津銅八郎と書いてあった
「あ!!」
根津の顔が青くなっていった
「なんで平凡なうちの学校からお前のテストが出てくんだ」
「根津先生!これはどういうことなんですか?!」
「いや、これは、その・・・!!」
言い訳なんて出来ない根津
「君らは教室に戻りなさい、すまなかったね」
「いえ・・・」
すっと根津を見たツナ
「こんな点数とってても、せめてもで大学行って教員資格とってちゃんと教えてテスト作れたんだから、頑張れば人に教えられる位になれるって、そう生徒に教えていけば良かったのにね・・もったいな・・」
「!!・・・あ、私は・・・」
絶望の顔で後悔する根津を見ずに教室に戻った
その後ろ姿を見ながら獄寺は大きい声でかっけぇっす110代目ぇぇぇぇぇ!と叫んだ
その頃リボーンは
「超直感があんなに強化されてるのか・・・あいつは本当にどう育ったんだ」
その頃家継も
(校庭わらなかったかー、これドクロ病なんのか?)
基本的には何でもこなすツナにもほんとにほんとうに出来ないものが一つあった
「チーム分けできたかー?」
「まだ一人決まってませーん」
「持田先輩とのこともバレーとかもできっけっどな・・・」
「なんでかなーー」
沢田野球だけ出来ねぇんだよなー
「うぐっ・・・」
そうツナは壊滅的に野球が出来ない
小学生時代からツナを知るものは語る
バットを握れば必ず空振りし握っている部分がなぜか焦げ、使えなくなる(まだ炎の扱いがうまくなかった)
来たボールはキャッチするどころかもっと別なところに飛んでいってしまう(反射的に飛ばしてしまう)
ボールを投げればものすごい速度で全然違うところに行ってしまう(単純にコントロール壊滅的)
等々
「じゃー俺らのチームに入ればいーんじゃね?」
にかッと笑うのは山本武
周りにぶーぶー言われてもオレが打たせなきゃいーだろ?と納める
山本は一年なのにもう野球部のレギュラー、すでにクラスから信頼が寄せられているのだ
カキーンと大きく上がるボール
わりーな!と笑いながら回る山本
周りからは歓声が上がる(特に女子の)
(にいちゃんも苦手なんだよな・・てか遅すぎて無理って行ってたけど、格好はちゃんとしてたんだよな・・何でだろ)
結局負けてしまった試合
トンボがけも押しつけられた
「めんどくさいなー・・・?山本?」
「お、よく分かったな!オレも手伝うぜ!」
「あ、ありがと」
「オレ、お前に赤丸チェックしてっからさ!」
「赤丸チェック?」
「なんかお前すげーじゃん!それに引き替え、オレなんてバカの一つ覚えみたいに野球ばっかだし」
「バカの一つ覚えでも、それを自慢できるくらいうまいんだしいいじゃん」
「それが最近うまくいかなくってさ」
(あ、これ相談に来たのか)
何で?と聞くと、どうも中学一年生にしてスランプらしい
「どうすればいいかな、オレ」
「あー・・・・休めばいいと思うよ無理するときっと大変だから、どんどん悪循環になっちゃう特に山本はその相談するのは同じ学年の野球部の人には相談できないでしょ、初のスタメン落ちとかふざけてんのか、そう言われちゃうもん・・まあ山本だから仕方ないってなるかもだけど、とりあえず俺は休めばいいと思う」
「!・・・・そうか・・・そうだな、ありかとうな」
「・・・・うん・・・」
いやな予感しかしなかった
大変だ!山本が屋上から飛び降りようとしてる!
な・ん・で・だ・よ!
「つーくん?なんか知ってるの?」
「昨日スランプだって相談されたんだよ、休めって言ったのにさ」
「そうなんだ・・・」
「とりあえずいこっか」
京子と共に屋上に向かった
入ると、なんでだよーとか、やめてー!と叫び声が聞こえた
「山本!」
「ツナ・・・オレ・・休めなかった・・・やりすぎて・・・骨、おっちった」
すっとつらされている腕をあげた
もう、野球できねぇ・・神様に見放された・・このままなら死んだ方がましだ
と言った
「・・・・オレにはその気持ちはわかんない」
「っ・・・そうだよな、最近活躍してるツナにわかるわけねぇよな!!」
山本の言葉にイラッとした
「・・・・オレだって死にたい時だってあったさ、自分の力で大切な人も守れない、それどころか誘拐されて関係ない人まで巻き込んだ・・・どれだけ泣いてた子がいて、痛みで泣き叫んで違うとそこら辺に投げられて、オレは奥で震えてるだけだった、助けられたとき、ああこの人達みたいになりたいって思った、今、出来なくても・・努力しようって思った、だからオレは気持ちはわかんない」
はっきり強い目で言った
「ゆう・・かい・・?ツナ・・おまえ一体・・・!」
ガシャン!と柵が折れた
「な!」
ばっとツナが手を伸ばしつかんだが、そのまま二人で落ちてしまった
「つーくん!」
きゃーと悲鳴が上がった
「やっとオレの出番だな」
ニヤリと笑うリボーンがパン!とうつ、その弾はツナの頭に当たった
「痒っ!」
するとビヨヨーンと何かかはねた音がし、すたっと両足でたった
「無事だぞ!」「なんだ、冗談だったのか?」「ワイヤーとかじゃね?」
なんだーと屋上から次々に去って行った
(あの子・・・・この間つーくんといた子・・)
すっと見てから教室に戻った京子、それにはリボーンは気づかなかった
「なんだいまの・・」
「ツナ」
「あ、大丈夫?」
「ああ、やっぱツナってすげえな・・オレ、頑張るよ、ちゃんと直してやり直す!」
「うん、頑張って」
「ツナもなんかあったら相談してくれ!少なからず力になるようにするからな!」
「ありがと」
笑い合う二人を見ながら、リボーンはさらに不信感を持った
「誘拐なんて資料に無かったぞ・・それに力・・いつからだ・・・」
家継達出したい!