ステータスプレート。自分の客観的ステータスを数値化してくれる優れもの。身分証明書にもなるらしい。成る程、いいものなんだろう。
だけど、今の俺には欲しくないものだ。どうか神様、エヒト様ー。俺に不良品のステータスプレートを!!
桐生快斗 17歳 男 レベル:9999
称号:超魔王
HP:18059751947
SP:99999999
ATK:999999999
DEF:999999999
INT:99999999
RES:999999999
HIT:99999999
SPD:999999999
技能:言語理解・全属性適性・全属性耐性・物理耐性・全武器適性
はい、アウトーーー!!!てか、転職教えてくれんだろうが!?
称号になってんぞ!しかもステータスが魔界風なんだが!?
「神のクソ野郎がぁーー!!!」
つい、ステータスを空の彼方へと投げてしまった。
ふぅ、いい仕事をした。
だが、手元にはステータスプレートがある。
「巫山戯んな!!呪いの装備か何かかこれは!?」
ん?ステータスプレートの技能欄に『偽装』というのが増えてる?
これは使える!!
偽装と唱えると、ステータスが1減った。
「……馬鹿か!?何回言わせる気だよ!!マジ使えねぇなコレ!!」
この世界の情報を得、金目の物を奪ってこの城からでる作戦が台無しだ!
いやいや、異世界っていったらステータス確認が出来るのがテンプレ。俺の計画が甘かった。
とりあえず、八つ当たりにステータスプレートを地面に叩いときにできたクレーターのことをメルト団長には謝っておこう。
と、思ったが皆んな俺を呆然とした顔で見てくる。あ、しまった!?
動揺して力加減間違えた!ここは魔界じゃないからクレーターぐらいでもヤバい出来事だった。
アハッ、やっちゃった。
「………アレだょ。アレ、技能を使ったらこうなったんだょ?皆んなも使ってみるといいよ、うん!」
「えっと、快斗君?……無理があると思うよ、その言い訳。」
「ハジメ。お前、俺を裏切ったな!?」
「いや、裏切りとかそんなんじゃなくてさ……。」
「分かってるよ、そんな事はさ。ただ、認めたくない現実っての誰しもあるもんじゃん?……え?ないの?まさか俺だけ?イヤイヤイヤ、まさかー。檜山君とか絶対あるでしょ!だって、好きな子に好きな男がいるんだから!しかも絶対に檜山君には振り向くことはないだろうし。…あ、天之河君もか?幼馴染だから一生一緒にいるとか勘違いしてそうだし!………いや、間違えた。アレは現実が認められないってより、現実が見れてないただの馬鹿か!」
「…………快斗君、気付いてないと思うから言うけど、今までの思ってる言葉、全部口に出てるよ。」
なんだって!?