魔王で世界最強!   作:銀さーーん

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第5話

「クソッ、賢者がいればこんな雑魚を相手しなくてもいいのに!」

 

 

俺は悪魔じゃなく人間だからか固有技持ってねぇんだよな。一掃出来るからといって強い技を使ってこの迷宮が崩落したら助けに来た意味がない。……生きてんのかわかんないが……………いや、雑魚で馬鹿だった俺が魔界で生きていけたんだ。助けられたのもあるが、魔法の魔の文字すら分かんなかった俺よりは可能性はあるだろう。

 

俺はキリアみたいに、ヴォイドダーグの犠牲者をこれ以上出したくないからと言って他人を助けるほど優しくはないが、友達や仲間は絶対に助けるって決めたんだ!可能性があるならそれに賭ける!!

 

 

「ハジメーー!何処にいるんだ!いるなら出てこーい!」

 

 

あー、大声出してるせいか魔物がドンドン寄ってくる。力の差が分かんねえのか、唯本能的に襲うのかどっちか知らないが鬱陶しい!!

 

 

 

 

 

今何階層にいるのだろうか?けど、少し安心した。

前の階層で気付いたが戦闘跡がある。しかもこの世界にはない筈の拳銃跡。ハジメだろう。多分、錬金して造ったのだろう。

 

 

「ハハッ!流石俺の友達、俺って見る目あるー。」

 

 

嬉しくてちょっと自画自賛。アイテム界みたいに敵も強くなっていくと思って段々だけど、魔物のも弱いまんまだしこれなら大丈夫そうだ。まっ、この迷宮をクリアして抜け出してすれ違いみたいなのは嫌だし、さっさと行こう。

 

 

 

 

桐生快斗にとっては今更敵のステータスが100上がっても大した差はないかもしれないが、普通の人間にとっては100の上昇は劇的である。……まぁ、その勘違いもハジメたちと出会って解消するのであまり意味にいが。

 

 

 

 

……どうしよう?俺は友達が大人の階段を登ってる姿を目撃してしまった。夢中なのか気付いてくれない。

いや?気付かないほうがいいのか?お互いにとって。

途中から気配遮断を手に入れたからずっと使ってるんだけど、コレのせいかな?

まぁ、終わるのを待つとしよう。あっちの部屋に椅子があったし、そこで一眠りしよう。

 

 

てか、生きてるのを確信してからはゆっくりと進んできたけど、途中で合流できると踏んでたんだが………。気配遮断に甘えて久しぶりに爆睡したせいか?魔界の生活のせいで、たまに二日間寝続けることがあったし。皆んな疲れてるんだろうと起こしてくれず、ロスト軍に挑んで行ったときはマジで泣きそうだったなぁ。

実力不足で置いていかれたと思って。

 

今日はちゃんと朝には起きないと。……ハジメを弄るために!!

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