「ノーネン」
暗闇の中俺に向かって誰かが何かを言っている。
「目覚めろノーネン」
その声は段々と大きさを増して………。
ゴンゴンゴン
「ワルイージさーんお手紙でーす」
謎の夢から一気に現実に戻されたワルイージ。ふぁぁと出てくる欠伸を噛み殺しつつベットから離れる。
手紙……?
わざわざドアをノックせずにポストへと放り込んでおけばいいのに、一体何なんだ? 新人か?
疑問を抱きつつワルイージは玄関で待っているであろう新人(仮)のほうへ向かう。
ガチャリ
とドアを開けた瞬間目の前にキノピオ印の封筒が飛び込んできた。
「お手紙です!」
ワルイージは少しひるんだ。そして、
「うるせぇ、落ち着け、なんだその手紙!」
今度は新人(仮)改め、パタパタが申し訳なさそうにして、
「じ、自分本日よりこの地区の担当になりましたバイトのパタ太郎です。これは自分のキャラクターなので落ち着くことはできません。あと手紙の内容も分かりません」
そう言うとバイトのパタ太郎はあわただしく空へパタパタと飛んで行った。
「疲れるバイトヤローだな」
頭を二回ほどボリボリと掻き、ソファーに深く腰掛け封筒のなかみを読み始めた。
なになに、『ワルイージさん大変なことが起こりました。その大変な事なんですが、実は初めはマリオさんに相談しに向かいました。』
―――喧嘩売ってんのかこいつ
『しかしマリオさんはルイージさんと共にクッパにさらわれたピーチ姫を救うため宇宙に行っちゃってました』
―――大変なことはピーチ関連か
『違います』
―――手紙でこっちの思考を読むな!
『そこで私は報酬さえ払えばどんな仕事でもやると言われているワリオさんに助けを求めることにしました』
―――ふーんそれで
『しかしワリオさんもどこかへ出かけてしまっているようだったので、仕方なく冒険暦の少ないワルイージさんに頼ることにしました』
―――さっきから人のことをちょいちょい馬鹿にしてきやがって、なんだこいつ
『そうそう、その大変なことなんですが、最近キノコ広場に現れた土管にデイジー姫が入ったっきり戻ってこないんです。念のためキノピオ探検隊二軍の方々に捜索に行ってもらったのですが、さっき連絡が取れなくなりました。どうか力を貸してくださいワルイージさん』
デイジーはピーチに比べてあまり注目されることはない。ピーチ姫がクッパのお気に入りという事もあるが、ヒロインらしく誰かに助けてもらうということが少ない。それはデイジーがそこそこ強いという事も関係しているかもしれない。それと今回のようにタイミングの悪さも関係しているだろう。
トレードマークである
読んでくださりありがとうございます。ネタはあるんですが、それを文章にするのが難しいため更新は遅いです。