こちらの作品では約1年ぶりの投稿になります。大変遅くなってしまい申し訳ありませんでした。遊戯が今回のデッキにどうやって勝たせるかを悩み全く手がつけられなかったのが大きな原因の一つです。もう一度言いますが、遅れてしまい大変申し訳ありませんでした。
今回は主人公と原作主人公との決勝戦です。
ネタバレかもしれませんが、原作主人公がこの時にはまだ使っていなかったカードを使います。そこはご唱和ください。
それではどうぞ。
バンデット・キースとのデュエルから約1時間が経ち、遂に決勝戦が始まる。買っても負けてもこれでトーナメントは終了、だったら選択肢は『勝つ』の一つしかないな。
そして扉の前にへとやってくる。しかし相手は主人公の武藤遊戯。流石に緊張する…一旦気持ちを落ち着かせるか。
「スゥ〜、ハァ〜…スゥ〜、ハァ〜」
深く息を吸って、吐いてを3回程繰り返し顔をパチンっと叩き意を決して扉を開ける。
中にはもう既に遊戯がデュエルリングの向かい側に立っていた。しかも名もなきファラオこと
「それではこれより武藤遊戯、神山悠也よる決勝戦を行う。両者カードの提示を」
遊戯は左手の栄光を、俺は右手の栄光を提示する。
「確かに。それではデュエルを開始する」
審判の合図でデュエルリングが起動する。しかしまさか本当に主人公と戦うことになるとはな。しかも歴代最強と言われるようになる存在に。普通の奴ならどんな反応するもんか?感激?熱いバトルしよう?だか俺はそんな暑苦しいのは嫌いなんでね。どう言ったものかな?
「遊戯ボーイ、悠也ボーイ。お二人もよくここまで勝ち進んできました。実に素晴らしいデース。お互いに悔いが残らないデュエルを期待シマース」
…ペガサスの言う通りだ。つまらない事なんか考えてないで、今はデュエルに集中しないとなぁ。
「神山君、君のような強いデュエリストと戦えるのは心こら嬉しいと思う。だが俺には負けられない理由がある。だからこのデュエル最初から全力で行かせてもらうぜ」
「…その理由ってのが何なのかは知らないが、全力で行くって意見には賛成だ。折角の決勝戦が「出し惜しみして負けた」なんてチンケな終わり方は俺も納得出来ないしな。だから俺も全力でお前を倒す!」
『デュエル!!』
遊戯
LP2000
悠也
LP2000
「俺のターン!俺は【エルフの剣士】を召喚、守備表示!ターンエンドだ」
【エルフの剣士】
通常モンスター
☆4
地属性/戦士族
ATK1400
DEF1200
武藤遊戯
LP2000
手札5枚
・モンスター
【エルフの剣士】
DEF1200
・魔法・罠
なし
「俺のターン、ドロー。魔法カード【トレード・イン】を発動。手札のレベル8のモンスターを一体墓地に送って、デッキからカードを二枚ドロー出来る。【青眼の白龍】を墓地に送って二枚ドローする。そして【アサルト・ワイバーン】を召喚」
【アサルト・ワイバーン】
効果モンスター
☆4
光属性/ドラゴン族
ATK1800
DEF1000
「【アサルト・ワイバーン】で【エルフの剣士】を攻撃!」
【アサルト・ワイバーン】の刃物のような翼が【エルフの剣士】を斬り刻み消滅させた。
「そしてこの瞬間【アサルト・ワイバーン】の効果発動!このカードが戦闘でモンスターを破壊した時、自身を生贄に手札か墓地からドラゴン族モンスター一体を特殊召喚出来る」
「何!?まさかッ!?」
「その通り。さっき墓地に送った【青眼の白龍】を特殊召喚する!」
【青眼の白龍】
通常モンスター
☆8
光属性/ドラゴン族
ATK3000
DEF2500
「マジかよ!1ターン目から【ブルーアイズ】を召喚しやがった!?」
「しかもモンスターを破壊することで、自身を生贄に新たなドラゴンを呼び出せる」
「そんなカードがあんのかよ!?」
海馬のデュエルでは直ぐに倒されてしまったからな、その効果を知らない遊戯達は【青眼の白龍】が1ターン目から出てきたことに驚いている。
「さぁ、俺の【ブルーアイズ】を倒すことが出来るかな?カードを一枚伏せてターンエンド」
悠也
LP2000
手札4枚
・モンスター
【青眼の白龍】
ATK3000
・魔法・罠
伏せ×1
「俺のターン。いきなり【ブルーアイズ】を召喚するとはやるな。ならこっちはコンボ攻撃だ!【デーモンの召喚】を攻撃表示!」
【デーモンの召喚】
通常モンスター
☆6
闇属性/悪魔族
ATK2500
DEF1200
「さらに魔法カード【
突如フィールド全体に霧雨が降り出し【ブルーアイズ】の身体を濡らしていく。しかしこれと言って何らかの変化は見られない。一体何がしたいんだ?
「【魔霧雨】のカードによって【ブルーアイズ】の身体は濡れる。これにより【デーモン】の電撃の威力が増し攻撃力30%がアップ!」
【デーモンの召喚】
ATK2500→3250
しまった。このコンボはこの王国編で遊戯が【デーモン】の攻撃力を上げるためによく使っていたコンボだ。OCG版と効果が違うからすっかり忘れていた。
「これで【ブルーアイズ】の攻撃力を上回ったぜ。行け【デーモンの召喚】、【青眼の白龍】を攻撃!【魔降雷】!!」
【デーモン】の身体から発せられた電撃が【ブルーアイズ】に直撃、断末魔を上げながら【ブルーアイズ】は破壊された。
「【青眼の白龍】撃破!」
悠也
LP2000→1750
「よっしゃ!遊戯がまず一体【ブルーアイズ】を倒したぜ」
「でも彼のデッキには【ブルーアイズ】のカードはまだ2枚残っているし、あの【ブルーアイズ】そっくりのカードも3枚ある。まだまだ油断は出来ないよ」
「遊戯頑張って!」
「俺はこれでターン終了だ」
遊戯
LP2000
手札4枚
・モンスター
【デーモンの召喚】
ATK3250
・魔法・罠
なし
流石主人公。こうも簡単に【ブルーアイズ】が一体倒されるだなんて思ってもみなかった。しかし倒されたからと言って復活させる方法は幾らでもあるけどね。それに俺のデッキにはまだまだ【ブルーアイズ】モンスターがいる。所詮ぬか喜びに過ぎない。
「俺のターン、ドロー。手札の【青眼の白龍】を見せ【青眼の亜白龍】を特殊召喚」
【青眼の亜白龍】
効果モンスター
☆8
光属性/ドラゴン族
ATK3000
DEF2500
「だが【青眼の亜白龍】の攻撃力は3000。パワーアップ【デーモン】の攻撃力には及ばないぜ」
「確かに攻撃力はそっちの方が上だ。だが攻撃力だけに目がいくようじゃまだまだだな」
「何だと?」
「【青眼の亜白龍】の効果発動!1ターンに1度相手モンスターを一体破壊することが出来る」
【青眼の亜白龍】の口に【バーストストリーム】に似た光が溜まっていき放たれ【デーモン】にへと直撃。その攻撃を食らった【デーモン】は破壊される。
「パワーアップした俺の【デーモン】がこんな簡単に…」
「あのモンスター【ブルーアイズ】と同じ攻撃力だけじゃなくモンスターを破壊する効果まであるのかよ!?」
「あれじゃ、いくらモンスターを出しても残らないわ」
「クッソォ、何とかならねェのかよォー!」
【青眼の亜白龍】も海馬とのデュエルでは効果を使わなかったからな。キースとのデュエルで使用した【サイバー・レーザー・ドラゴン】と同じように自分より強いモンスターも破壊出来る点に於いてはチートだよなぁ。
「だがこの効果を使用したターン、このモンスターは攻撃が出来なくなるデメリットがある。でも今はモンスターがいないから関係ない。ターンエンドだ」
悠也
LP1750
手札4枚(内1枚【青眼の白龍】)
・モンスター
【青眼の亜白龍】
ATK3000
・魔法・罠
伏せ×1
遊戯は「?」を浮かべたような顔をしている。手札に【ブルーアイズ】のカードがあるのに何故召喚しないんだっとでも思っているんだろう。確かにさっきのターン【ブルーアイズ】を出して一気に場を作ることも出来た。
だが相手は原作主人公、今までも思いも寄らない方法で突破口を編み出してきた。下手に強力なモンスターを揃えても全滅させられる可能性が高い。ここはいざと言う時のために温存しておく。
「俺のターン、ドロー!俺はモンスターを守備表示で出し、カードを一枚伏せターンエンドだ」
遊戯
LP2000
手札3枚
・モンスター
裏守備×1
・魔法・罠
伏せ×1
「俺のターン!」
守備モンスターで俺のモンスターの攻撃を凌ごうと言うのか。だったらこっちはモンスターを増やすまでだ。
「俺は【青眼の白龍】を召喚」
青眼の白龍
通常モンスター
☆8
光属性/ドラゴン族
ATK3000
DEF2500
「【青眼の白龍】で守備モンスターに攻撃!『滅びの
【青眼の白龍】の口に貯められた滅びのブレスが守備モンスターに放たれ吹き飛ばした。攻撃された時カードが表になり正体が判明、【岩石の巨兵】であった。
【岩石の巨兵】
通常モンスター
☆3
血属性/岩石族
ATK1300
DEF2000
「俺はこれでターンエンド。さぁこの二体の【ブルーアイズ】モンスターの攻撃を凌げるかな?」
悠也
LP1750
手札4枚
・モンスター
【青眼の白龍】
ATK3000
【青眼の亜白龍】
ATK3000
・魔法・罠
伏せ×1
「俺のターン、確かに【ブルーアイズ】の攻撃力は無敵。だが攻撃力だけが全てじゃないってことを教えてやるぜ。俺は【クリボー】を守備表示で召喚!」
『クリクリー』
遊戯のフィールドに小さく全身茶色い毛むくじゃらで可愛らしいモンスターが現れる。
【クリボー】
効果モンスター
☆1
闇属性/悪魔族
ATK300
DEF200
「そして伏せカードオープン。魔法カード【増殖】を発動!これでクリボーを増殖させる。これでターン終了だ」
魔法カードの発動と同時に【クリボー】が遊戯のフィールドを埋め尽くさんとの勢いで増えていく。これは【王国編】で使った増殖コンボ。【クリボー】を無限に増やし俺のモンスターの攻撃を凌ぐ気だな。
遊戯
LP2000
手札3枚
・モンスター
【クリボー】(増殖中)
・魔法・罠
【増殖】(クリボーとのコンボ中)
「俺のターン、【青眼の白龍】と【青眼の亜白龍】で【クリボー】に攻撃!」
俺が命令を下すと二体の【ブルーアイズ】モンスターは滅びのブレスを放ち大量の【クリボー】を吹き飛ばす。しかしあれだけの爆発が起きたにも関わらず【クリボー】の群れは健在であり、さらに再び増殖し空いた場所を埋め尽くす。
「やっぱりダメか。他にすることもないし、俺はこれでターンエンドだ」
悠也
LP1750
手札5枚
・モンスター
【青眼の白龍】
ATK3000
【青眼の亜白龍】
ATK3000
・魔法・罠
伏せ×1
「俺のターン、ドロー!(【ブラックマジシャン】!だがコイツは俺の切札の1枚。今ここで出す訳にはいかない)俺はこれでターンエンド」
遊戯
LP2000
手札4枚
モンスター
【クリボー】(増殖中)
DEF200
魔法・罠
【増殖】(クリボーとのコンボ中)
モンスターを召喚しない…
「俺のターン、ドロー。ッ!?フフフ、これでその【クリボー】軍団を除去できる」
「何だと!?」
「俺は魔法カード【滅びの
「あれ?その名前って確か」
「【ブルーアイズ】の攻撃名と同じ名前」
「このカードは自分フィールド【青眼の白龍】がいる時にのみ発動可能!このターン【青眼の白龍】の攻撃を破棄する代わりに相手フィールドのモンスターを全て破壊する」
「何ッ!?」
【クリボー】軍団はモンスターの攻撃には対しては無敵に近い。一体でも残っていればそいつが増殖するのだから、モンスターのバトルで突破するのは不可能に近いだろう。
だが一変に全て破壊されればもう増殖することは出来ない。だから
「やれ、【青眼の白龍】。【滅びの
【青眼の白龍】の口から例の滅びのブレスが放たれるが、先程の攻撃の時よりも攻撃範囲が広く威力も上の様で、遊戯のフィールドを埋め尽くしていた【クリボー】の群生は消え去りガラ空きとなる。
「さらにフィールドにいる【青眼の白龍】と【青眼の亜白龍】を墓地に送り【青眼の双爆裂龍】を融合召喚させる!」
二体の【ブルーアイズ】モンスターが混じり合い、二つの頭を持つ双頭ドラゴンにへと生まれ変わる。
【
融合・効果モンスター
☆10
光属性/ドラゴン族
ATK3000
DEF2500
「コイツの効果は海馬との戦いで分かっているだろ?コイツはモンスターとの戦闘では破壊されず、2回の攻撃が可能。さらにコイツとバトルを行ったモンスターはその終わりにゲームから取り除かれる」
「クッ」
「鉄壁とも言える【増殖】コンボを失った今、【青眼の双爆裂龍】をどうやって攻略するか見せてもらおうとしよう。ターンエンドだ」
悠也
LP1750
手札5枚
・モンスター
【青眼の双爆裂龍】
ATK3000
・魔法・罠
伏せ×1
「俺のターン、ドロー。(【青眼の双爆裂龍】の攻撃力は【青眼の白龍】と同じ3000ポイント。しかし下手に攻撃力を下げ攻撃しても、効果でゲームから取り除かれてしまう。片や此方のモンスターの攻撃力を上げても結果は同じ。ここは逆転のカードが来るまで耐えるしかない)【ブラック・マジシャン】を守備表示で召喚!」
紫色のローブに長身の杖を所持したイケメンの最高位魔術師、遊戯の最強の切り札にしてベストパートナー【ブラック・マジシャン】が膝を突いて現れる。
【ブラック・マジシャン】
通常モンスター
☆7
闇属性/魔法使い族
ATK2500
DEF2100
「さらに魔法カード【マジカル・シルクハット】発動!」
【ブラックマジシャン】の後方に「?」マークが描かれた巨大なシルクハットが現れると、【ブラックマジシャン】に被さり4つに分身しシャッフルされる。
「この四つのシルクハットのどれか一つに【ブラックマジシャン】が隠れている。それを当てることが出来るかな?ターンエンドだ」
遊戯
LP2000
手札3枚
・モンスター
【ブラック・マジシャン】
DEF2100
・魔法・罠
【マジカル・シルクハット】(【ブラック・マジシャン】コンボ中)
「俺のターン、ドロー。いい気になるなよ。【ブラック・マジシャン】をその四つのどれかに隠しても俺の【青眼の双爆裂龍】は二回の攻撃が出来る。つまり確率は二分の一になると言うことだ。【青眼の双爆裂龍】で右から二番目のシルクハットと一番左のシルクハットに攻撃!『ツイン・バースト・ストリーム』!」
俺の指示で双頭の口が開き滅びのブレスが放たれ、指定した二つのシルクハットを吹き飛ばした。どうだ?その場を見守る者達に緊張が走る中、煙が晴れると攻撃を受けたシルクハットは消えたが、残る二つのシルクハットは消えてない。
相手フィールドのモニターを見ると【ブラック・マジシャン】カードは健在であった。
「チッ、外したか。俺は【ガード・オブ・フレムベル】を守備表示で召喚してターンエンドだ」
【ガード・オブ・フレムベル】
通常モンスター
☆1
炎属性/ドラゴン族
ATK100
DEF2000
悠也
LP1750
手札5枚
・モンスター
【青眼の双爆裂龍】
ATK3000
【ガード・オブ・フレムベル】
DEF2000
・魔法・罠
伏せ×1
「俺のターン、ドロー!(ッこのカードは!?)カードを一枚場に出しターンエンド」
遊戯
LP2000
手札3枚
・モンスター
【ブラック・マジシャン】
DEF2100
・魔法・罠
【マジカル・シルクハット】(【ブラック・マジシャン】コンボ中)
伏せ×1
「俺ターン、ドロー。リバースカードオープン、魔法カード【魔法石の採掘】発動。このカードは手札を二枚捨てて、墓地にある魔法カード一枚を手札に戻すことが出来る。手札から【
【
効果モンスター
☆1
光属性/ドラゴン族
ATK300
DEF200
【
効果モンスター
☆1
光属性/ドラゴン族
ATK600
DEF500
「さらに墓地に送られた【
【青眼の白龍】から攻撃時よりも大きなブレスを溜める。【ブラック・マジシャン】を失えば怖いものなどない。しかし俺は見た、ブレスが放たれた瞬間遊戯の口がニヤけたのを。
「そうはさせないぜ!魔法カードオープン【魔法効果の矢】!」
遊戯のフィールドに一歩の矢が出現する。待てよ、この世界での【魔法効果の矢】の効果は確かッ。
「このカードは自軍に対する魔法効力を相手モンスターに与える。よってその攻撃は君のモンスターに跳ね返る!」
ブレスがシルクハットに当たる直前、矢がブレスにへと突っ込み飲み込まれる。するとそのエネルギーを吸収しながら突き進みそのまま【青眼の白龍】にへと突き刺さる。刺さった部分からエネルギーが解放され【青眼の双爆裂龍】諸共【青眼の白龍】を包み込み大爆発を起こした。
あまりの衝撃に顔を覆い隠す。再びフィールドを見た時には俺のモンスターは全滅していた。
「ヨッシャー!!【ブルーアイズ】を倒したぜ!」
「やったぜ、遊戯!」
「頑張って、遊戯!」
外野人が遊戯への応援を送る。別に羨ましくないわけではないが、一々煩い連中だ。しかし伏せカードが【ミラーフォース】かと思い警戒して魔法カードによって除去しようとしたが、逆に利用されこちらが全滅させられるとは…。流石原作主人公だ一筋縄ではいかない。だがまだ手はある。
「カードを一枚伏せターンを終了。そしてこの瞬間墓地の【
俺のフィールドに【ブルーアイズ】に酷似した全身真っ白なドラゴンが現れる。
【白き霊龍】
効果モンスター
☆8
光属性/ドラゴン族
ATK2500
DEF2000
「このモンスターはルール上【ブルーアイズ】モンスターとして扱われる。そしてこのカードが特殊召喚された時、相手フィールドの魔法・罠カードを一枚選択し、そのカードをゲームから取り除くことが出来る。よって【マジカル・シルクハット】を除外だ!」
【白き霊龍】の身体が光り輝くと残っていた二つのシルクハットが消滅し【ブラック・マジシャン】の姿が露わになる。
「これで【ブラック・マジシャン】を守るものはなくなった。お前のターンだぞ」
悠也
LP1750
手札3枚
・モンスター
【白き霊龍】
ATK2500
・魔法・罠
伏せ×1
「俺のターン。魔法カードでカウンターを掛けたつもりが逆に返されるとはな。だがこれくらいで俺の勢いは止まらないぜ。俺は【カース・オブ・ドラゴン】を召喚!」
遊戯のフィールドに厳つい顔をした黄色いドラゴンが現れる。
【カース・オブ・ドラゴン】
通常モンスター
☆5
闇属性/ドラゴン族
ATK2000
DEF1500
「さらに魔法カード【融合】を発動!手札の【暗黒騎士ガイア】と【カース・オブ・ドラゴン】を融合させ、出よ【竜騎士ガイア】!」
さらにもう一体、仮面を付けた紫色の馬に乗り両手に赤いランスを持ち同じ仮面を付けた騎士が【カース・オブ・ドラゴン】と混ざり合うと、先程の騎士が【カース・オブ・ドラゴン】に跨った状態で現れる。
【暗黒騎士ガイア】
通常モンスター
☆7
地属性/戦士族
ATK2300
DEF2100
【竜騎士ガイア】
融合モンスター
☆7
風属性/ドラゴン族
ATK2600
DEF2100
「【竜騎士ガイア】で【白き霊龍】を攻撃!『ダブル・ドラゴン・ランス』!」
【竜騎士ガイア】の両手に持っていたランスが【白き霊龍】を貫き粉砕する。
悠也
LP1750→1650
「【白き霊龍】撃破!ターンエンドだ!」
遊戯
LP2000
手札1枚
・モンスター
【ブラック・マジシャン】
DEF2100
【竜騎士ガイア】
ATK2600
・魔法・罠
なし
「俺のターン!墓地にある【
これで何回目になるか、【ブルーアイズ】がその白き身体を靡かせフィールドにへと降臨する。
「【青眼の白龍】で【竜騎士ガイア】を攻撃!【滅びの
【青眼の白龍】の滅びのブレスが【竜騎士ガイア】を飲み込み跡形もなく消滅させた。
遊戯
LP2000→1600
「【竜騎士ガイア】撃破だ。ターンエンド」
悠也
LP1650
手札4枚
・モンスター
【青眼の白龍】
ATK3000
・魔法・罠
伏せ×1
「俺のターン、ドロー。魔法カード【モンスター回収】を発動。自分のフィールドと手札のカード全てをデッキには戻しシャッフル。そしてデッキから新たに5枚引く」
手札一枚だったのが一気に五枚まで増やした。流石原作主人公、土壇場で手札入れ替えに加えて補充とは。
「そしてこのカードを出すぜ。【洗脳─ブレインコントロール】」
【ブレインコントロール】だと!?まさか俺の【青眼の白龍】を操る気か!そう思っていると【青眼の白龍】が飛び立ち遊戯のフィールドにへと移動する。
「これでこのターン【ブルーアイズ】は俺のモンスターとなる」
「…でも忘れていないか。(この時の)ルールではプレイヤーへと直接攻撃は禁止されている。そして今俺の場にモンスターはいない。そしてこのターンが終われば【ブルーアイズ】は俺の場に戻ってくる。つまり攻撃する相手がいないのなら操っても意味がない、ただの使い損だ!」
「そう慌てるなよ。俺はさらにこのカードを出す【カオス─黒魔術の儀式】!これによって【ブルーアイズ】を儀式の生贄に捧げる」
【ブルーアイズ】の足元に魔法陣が現れると【ブルーアイズ】はその中にへと吸い込まれる。すると中から全身黒が特徴で【ブラック・マジシャン】と色違いの杖を持った魔術師が現れる。
「【マジシャン・オブ・ブラックカオス】を儀式召喚!」
【マジシャン・オブ・ブラックカオス】
儀式モンスター
☆8
闇属性/魔法使い族
ATK2800
DEF2600
まさか俺のモンスターを儀式の生贄に使われるとは。盲点だった。
「そしてカードを一枚伏せターンエンド」
遊戯
LP1600
手札1枚
・モンスター
【マジシャン・オブ・ブラックカオス】
ATK2800
・魔法・罠
伏せ×1
「俺のターン、ドロー。魔法カード【死者転生】を発動。手札一枚を墓地に送り、墓地の【青眼の白龍】を回収して召喚!【青眼の白龍】で【ブラックカオス】に攻撃!」
「そうはいかないぜ!リバースカードオープン、【六芒星の呪縛】!相手モンスターが攻撃した時そのモンスターの動きを封じ、さらに攻撃力を700ポイントダウンさせる」
【ブルーアイズ】の攻撃が放たれようとした時、遊戯の魔法・罠ゾーンの一箇所から星の形をした模様の陣が出現する。陣はそのまま【ブルーアイズ】の身体を拘束し攻撃を中断させた。
【青眼の白龍】
ATK3000→2300
「クソ、(一ターン前にこのカードを伏せておけばよかった)カードを一枚セットしてターンエンド」
悠也
LP1650
手札2枚
・モンスター
【青眼の白龍】──【六芒星の呪縛】発動中
ATK2300
・魔法・罠
伏せ×2
「俺のターン。魔法カード【秘術の書】を使い【マジシャン・オブ・ブラックカオス】の攻撃力、守備力を300ポイントをアップ!」
【マジシャン・オブ・ブラックカオス】
ATK2800→3100
DEF2600→2900
「【マジシャン・オブ・ブラックカオス】で【青眼の白龍】を攻撃!『滅びの呪文──デス・アルテマ』!」
【マジシャン・オブ・ブラックカオス】の杖の先端から【ブラック・マジシャン】を上回る黒い魔力が放たれ【青眼の白龍】を吹き飛ばした。
「罠カード発動【ガード・ブロック】!モンスターとの戦闘でのダメージを一度だけ0にしカード一枚ドローする」
「だが【ブルーアイズ】は倒させてもらった。最後にカードを一枚伏せターンエンド」
遊戯
LP1600
手札0枚
・モンスター
【マジシャン・オブ・ブラックカオス】──【秘術の書】装備中
ATK3100
・魔法・罠
【秘術の書】──【マジシャン・オブ・ブラックカオス】装備中
伏せ×1
「強いなぁ。流石は全国大会優勝者だ」
「そりゃあどうも。ところでアンタは何でこの大会に出場したんだ?
「違う!俺はそんな理由で大会に出たわけじゃない!」
「じゃあ何だ?」
「…大会が始まる前、俺はペガサスとデュエルした。だが負けてしまい大切な爺ちゃんの魂を人質に取られてしまった。だから俺はこの大会で勝ち進みペガサスを倒し爺ちゃんを、そして海馬とモクバも助ける、絶対に!」
遊戯が負けたと言っても、ペガサスとデュエルした時はビデオテープ越しで、時間切れによっての敗北だった。もし普通にデュエルしていたら勝っていたの遊戯だろう。ペガサス自身も「最後の攻撃が決まっていたら負けていた」っと言っていたし。
「成る程、大会に出た理由は分かった。でもあそこに居る連中は何だ?城之内は分かるが他の連中は選手じゃない部外者だ。なのに何故この会場にいるんだ?」
「彼等は俺の大切な仲間だ。例え共に戦えなくても、俺達の心は常に繋がっている、共に戦ってくれる信頼し合えるいるだ!」
「ハッ、笑わせるなよ!友情、信頼?そんなもの全部まやかしだ!お前達のその信頼もそうなんだよ!」
「何だと!?テメェ、俺達の友情が嘘だって言うのか!」
「そうだ!俺達の友情をバカにするな!」
「外野は引っ込んでろ!」
会話の途中に割り込んできた本田と城之内にイラつき、左手から念動力を発動させ二人を壁際にまで吹き飛ばした。
「…昔、ある一人の男が信頼していた仲間に裏切られたった一人無人島に置き去りされた。そして知った、人に友情、愛、そんなものはないってことを!そして俺自身も大勢の人間に虐められてきた。だから友情なんて全て幻!信じていてもいつか裏切られるのがオチ、信じるなんて愚かな行為なんだよぉ!!」
「…確かに君の言うことも分かる。人間にはそう酷いことをする奴もいる。だが全ての人がそんな奴じゃない。君に何があったのは知らないが、どんなに辛い時も苦しい時も手を差し出してくれる、君にもそう言う人がいたはずだ!」
「煩い!いいだろう、なら教えてやる。お前達の友情が絶対的力の前では、如何に脆くて無力なものかをな!!俺のターン、魔法カード【
フィールド上に三体の【青眼の白龍】が出現すると混じり合う。胴体部分は変わらないが、二回りほど大きくなり首が三つになった三頭龍が姿を現す。
【青眼の究極龍】
融合モンスター
☆12
光属性/ドラゴン族
ATK4500
DEF3800
「【青眼の究極龍】で【マジシャン・オブ・ブラックカオス】を攻撃!『アルティメット・バースト』!」
三つのそれぞれ頭からブレスが放たれる。
「罠カード発動!【聖なるバリア─ミラーフォース】!相手モンスターの攻撃をそのまま跳ね返す!」
【マジシャン・オブ・ブラックカオス】を守るように、遊戯のフィールドの前に透明なバリアが展開される。この攻撃を跳ね返されればマズイ。だがまだ詰めが甘い。
「ならこちらも罠カード発動【トラップ・スタン】!このターン、このカード以外の罠カードの効果を無効にする。よって【ミラーフォース】の効果は無効化される!」
「何っ!?」
展開されたバリアは塵となり消滅、【マジシャン・オブ・ブラックカオス】はそのままブレスに飲み込みれ破壊された。
遊戯
LP1600→200
これで遊戯のLPは風前の灯火。俺の勝利は確定したな。
「速攻魔法【異次元からの埋葬】発動。ゲームから取り除かれているモンスターを三枚までその持ち主の墓地に戻すことができる。よってさっきゲームから取り除いた三枚の【青眼の白龍】を墓地に戻してターンエンド」
悠也
LP1650
手札2枚
・モンスター
【青眼の究極龍】
ATK4500
・魔法・罠
なし
「モンスターも手札も0。諦めてサレンダーしたらどうかな?」
「…俺は諦めない、諦めるわけにはいかない!爺ちゃんを助けるために負けるわけにはいかない!俺は自分のデッキを信じる。このカードに全てを賭ける!カードドロー!!」
遊戯はラストとなるドローしたカードを確認すると、ニヤリと口元を吊り上げ笑った。何だ?
「来たぜ、竜破壊の剣士【バスター・ブレイダー】召喚!」
彼のフィールドに全身紫色の装甲を纏い巨大な短剣を背負った剣士が現れる。
【バスター・ブレイダー】
効果モンスター
☆7
地属性/戦士族
ATK2600
DEF2300
バ、【バスター・ブレイダー】だと!?王国編の時、遊戯はまだあのカードをデッキにいれてなかったはず。いや元々入れていたけど、使われなかっただけなのか?
どちらにしてもここであのカードが出てくるのは予想外過ぎる。
「このカードは相手のフィールド、墓地に存在するドラゴン族モンスター一体につき、攻撃力が500ポイントアップするぜ」
今俺の墓地にはさっき墓地に戻した三体の【青眼の白龍】を初め、【アサルトワイバーン】、【青眼の亜白種】、【伝説の白石】、【青眼の双爆裂龍】、【ガード・オブ・フレムベル】、【白き霊龍】、【死者転生】の時に墓地に送った【アレキサンドライトドラゴン】、そしてフィールドの【青眼の究極龍】合わせて11体のドラゴンがいる。と言うことは…
【バスター・ブレイダー】
ATK2600→8100
攻撃力8100!?【青眼の究極龍】を上回っただと!
俺のLP1650、【青眼の究極龍】と今の【バスター・ブレイダー】の攻撃力差は3600。しかも俺の場に伏せカードはない。
…どう足掻いても無理だ。まさか再利用したことが仇となるとは。詰めが甘かったのは遊戯ではなく俺の方のだったようだ。
「行くぜ!【バスター・ブレイダー】で【青眼の究極龍】を攻撃!『竜破壊の剣─ドラゴンバスターブレード』!!」
【バスター・ブレイダー】は間合いを一気に詰め飛び上がり、剣を勢いよく振り下ろし【青眼の究極龍】の身体を斬り裂いた。斬り裂かれた【青眼の究極龍】は力なくその場に崩れ落ちる。
悠也LP1650→0
「勝者、武藤遊戯」
「ヨッシャーー!遊戯が勝ったぜ!」
審判から遊戯の勝利宣言が告発され、彼の仲間の観戦者達は大いに喜んでいた。俺は負けたことに対する凄く悔しい感情が芽生えた。
───そう言えば負けたのって久しぶりだな。この世界に来て今まで負けなしだったからこんな気持ちになるのも久しぶりだった。だが負けたことに変わりはない───
俺はデュエルリングに背を向け歩き出す。敗者は大人しく消えるってね。このまま立ち去ろうとしたら…
「神山君」
いきなり遊戯に声を掛けられ足を止める。声の高さからして表の方だな。
「君の過去に何があったのは分からない。でも君は前に杏子を助けてくれた、そんな君が悪い人だなんて僕は思わない。もし君が助けを求めることがあったら僕を頼ってきて。その時は必ず力を貸すよ」
振り向かないまま遊戯の話を聞いた。なんともお人好しと思える台詞だ。だがそれがアイツの周りに人が集まるのかもな。
「…絆なんて、いつか壊れるのがオチだ。俺はそれの考えを改める気はない」
「…」
「だが仲間との絆が力になるっと言うのも、あながちバカにしたものでもないのかもしれないな」
俺はそう言い残すとその場を後にした。現に最後の勝敗は絆が生んだ奇跡なのかもしれないしな。
さてこれで遊戯はペガサスと戦える権利が与えられた。このまま行けば遊戯はペガサスに勝利するが、その後ペガサスは下手をすれば命を落とすかもしれない事態になるな。そうなっては色々マズイ。だが今は疲れたから英気を養うとするか。
俺は与えられた部屋に戻りベットに横たわり眠りに付いた。
まさかの【バスター・ブレイダー】登場!もうコイツしか逆転出来る想像が出来なかったのですみません。
でも主人公がこの時代になかったカードを使っているから問題ない…はず。
次回の投稿はもう少し早く出来るようにします。
それまでお待ちいただけると幸いです。それではまた次回。