闇を司る転生者   作:アニメ大好き

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どうもアニメ大好きです。
今年最後の投稿は遊戯王です。

今回は原作で遊戯とペガサスの決闘に決着が付くところくらいからスタートです。なので残念ながら今回はデュエルシーンはない上に短いです。今年最後なのに申し訳ありません。

それではどうぞ。


10話

「ZZZ…ッ、この感覚は!?」

 

決勝戦を終え部屋で英気を養っていた俺は、突如強い闇の気配を感じ目を覚ます。

 

「強い闇の波動…どうやら遊戯とペガサスが最終決戦に入るようだな」

 

トゥーンモンスターが全滅した後、ペガサスは闇のゲームを開始し、遊戯を闇のドームにへと閉じ込め外との接触を遮断した。だからこの闇の気配は千年アイテム所持者定番の「闇のゲーム」に違いない。

 

「起きたばかりだが、行くか」

 

ベットから起き上がり闇のゲームが行われているであろうデュエルリングにへと向かう。 しかし闇のゲームの波動が離れた場所にいる俺にまで伝わってくるとは。やはり多くの悪者達の力を持っていても千年アイテムの力は侮ることが出来ないな。

 

そんなことを考えているとデュエルリングがある部屋の観戦部分に到着すると、観客台のところにバクラが横たわって寝ていた。俺は気付かれないように隠れる。今闇バクラに気付かれでもしたら厄介なことになるからな。

 

物陰からリングの方へと目を向けると、リング全体が黒い靄に覆われており、その右側の方には遊戯のお仲間である3人が手を携えている姿が目を入る。

 

闇のゲームが始まって(こうなって)どれだけ時間が経ったか分からないが、あの3人が手を携えていると言うことは、そろそろ決着が付く頃か。

 

すると突然靄に雷が走ると、次第に靄は晴れていきリングにいる遊戯の姿が現れる。3人が遊戯が勝ったことに喜び祝言を挙げている内に、ペガサスはリングから離れ何処かにへと逃げる。俺も気付かれないようにその跡をつけていく。

 

小さな塔へと入り込むの確認し、音を立てないように足元に霊圧の足場を作ってゆっくり登っていく。暫く歩くと光が差し込み出す。ゴールは近いなっと思っているとペガサスの声が聞こえる。

 

「シンディア、私は間違っていたのでショーカ?」

 

「シンディア?その肖像画の女性のことか」

 

机の上には【魂の牢獄】と書かれたカードが3枚並べられている。あれは確か海馬の魂を封じ込めたカードだったな、でも表紙の部分が白紙なっている。と言うことは海馬含め3人の魂は解放されたと言うことか。

 

更に彼の後ろの壁には女性の肖像画が飾られていた。

 

「悠也ボーイ!?何故ここに!」

 

「デュエルが終わった後、お前が何処かに行くのが見えたんでな。気になってつけてきたんだよ。まぁ色々聞きたいだろうが後にしろ。ちょっとタチの悪いお客さんが来ているからよ」

 

後方に視線を向けると何処から来たのか、バクラ基闇バクラが立っていた。

 

「フン、俺の気配に気付くとは。そこを退け。素直に言うことを聞けば見逃してやってもいいぞ」

 

「…嫌だと言ったら?」

 

「なら仕方ねェ。少し痛い目にあってもらうじゃねェか」

 

千年リングから邪悪なるオーラが発せられ襲い掛かってくるが、俺は片腕を前に突き出しそのオーラを押し返し吹き飛ばし壁に叩きつけられる。

 

「バ、バカな!千年アイテムの闇の力を跳ね除けただと!?」

 

「フフフ、確かに千年アイテムの力はどれもこれも強力だ。だがたった一つの力が無数の力に勝てるわけないだろう」

 

それから少しして力の波動を鎮める。解放されたバクラは床に手を置き、顔を伏せながら息を整えていた。

 

ミレニアムアイ(これ)が欲しいならくれてやる。ちょっと待ってろ」

 

俺はペガサスの前にまで移動し、手をミレニアムアイにへと翳す。

 

「悠也ボーイ、一体何を?」

 

「少し大人しくしていろ」

 

俺は念力を使い意識をミレニアムアイにへと集中させる。

すると次第にミレニアムアイはペガサスの目からゆっくりと飛び出し俺の手に収まり、それをバクラに投げる。バクラは座りながら右手でキャッチした。

 

「これでお前のようは済んだろ?早いとこミレニアムアイ(それ)を持って帰んな。それとももっと痛い目に合うのがご希望か?」

 

立ち上がったバクラは、完全に見下されているのが気に入らないようで鋭い目付きで俺を睨む。しかし力の差はわかっているようでただ睨み付けているだった。

 

「チッ、今は引いてやる。だが貴様に味合わされたこの屈辱、必ず晴らしてやる。覚悟しておけ」

 

それだけ吐き捨てるとバクラは部屋から出て行った。数秒経った頃に気配を探ってみる。

もしかしたら部屋から出た時に不意打ちをしてくる可能性も捨てきれないからな。…どうやらこの近くにはいないみたい、本当に帰ったようだな。

 

「Thank you、悠也ボーイ。助かりマシタ」

 

「礼なんていい。今のはここで世話になった借りだ」

 

この城に来てからペガサスは可能な範囲で俺の要望に応えてくれた。その恩を返さないまま死なれては流石に目覚めが悪くなる。

 

「それにさっきのお前の会話聞かせてもらった。後ろの肖像画の女性、シンディアって言ったかお前とはどんな関係だ?」

 

「それは…」

 

「まぁ、大方予想は付く。お前が好意を持っていた女性だろう。そしてさっきの会話から察すると…もうこの世にはいない人物じゃないか?」

 

「ッ!?」

 

嘘です、会話は聞いてません。全部アニメ(歴史)を観て知りました。こうでも言っておかないと「何故知ってんだ?」ってことになって疑われるからな。

 

「そうだ。何だったら次いでにお前の望み叶えてやる」

 

俺は右手を翳し力を入れる。すると光の粒子が現れ掌に集まっていく。更に力を込めると粒子は形を取っていき一枚のカードとなった。イラストには先程の肖像画の女性が描かれていた。

 

「シンディアのカード!?悠也ボーイ、このカードは?」

 

「ハァ、ハァ…その女の魂を集めてカードにへと形を取った。言うならばお前が使っていた【魂の牢獄】と似たようなものだ。そのカードをデュエルにセットすれば人の姿になれるし会話と出来る。だがホログラムだから触れはしないがな」

 

「本当デスカ!?」

 

「嘘だと思うなら後で試してみな」

 

本来この技は結構疲れるからあまり使いたくないんだが、ここで借りを作っておくのも悪くないだろう。そうすればこちらの要求に素直に応えてくれそうだし。

 

「…悠也ボーイ、何故私にそこまで」

 

「タダの気紛れだよ」

 

俺は正義の味方や優しい奴じゃない。だから自分より利益になること、面白くなるだろうと思うこと以外はしない。後はタダの気紛れだな。

 

「ペガサス!」

 

いきなり後ろから声が聞こえたのでビックリして身体がビクッてしてしまった。振り返ると遊戯御一行様がいた。そう言えばここを探し当てるんだった、すっかり忘れてた。

 

「漸く見つけた。ペガサス、早く爺ちゃんや海馬君達の魂を解放して!」

 

「それなら心配いりませんよ。もう既に3人の魂は解放済みデース」

 

「ッ本当なの!?」

 

「ペガサスの言ってることは本当だ。その証拠がこれだ」

 

俺は机の上に置かれていた絵の部分が白紙になっているカードを見せた。

 

「このカードは【魂の牢獄】で3人の魂はこのカードに封印されていた。それが白紙ってことは分かるよな?」

 

「そっか…なら良かった。でも神山君、どうして君がペガサスと一緒に?」

 

「それは何れ分かるかもな。そんなことより早くアイツ等の無事を確認して来たらどうだ?」

 

「おぉ、そうだな。行こうぜ、皆んな」

 

子供のようにはしゃいでいる城之内が階段を降りて行く。それを追いかけるように本田と杏子、遊戯も降りて行く。

 

「…じゃあ俺達も行くとするか」

 

前にキースを追い出す時に使用したゲートを出してそのまま中にへと入る。ペガサスも突然現れたゲートに驚きつつも、俺に釣られてゲートを潜る。出た先はデュエルリングのある部屋だった。不思議な現象に戸惑っているペガサス、だが今はそんなことに気を取られている場合ではない。

 

「そのカードをここにセットしてみろ」

 

ペガサスは戸惑いながらも俺の言われた通り、デュエルシステムにさっきのシンディアのカードを置いた。するとカードが光出すと、ペガサスの前にシンディアが現れた。

 

「…シンディア」

 

『…ペガサス』

 

もう二度と会うことはなかった二人は、数十年ぶりに運命の再会を果たした瞬間であった。

 

「積もる話もあるだろうから、俺は用意されていた部屋で待ってるよ」

 

それだけ言って俺は部屋の外へと出る。流石にあの流れは二人っきりにさせるべきだ。それにくらいの空気は読まないとな。

それから数分くらいだった頃、ペガサスがサングラスを掛けた黒服の男を連れて入ってきた。

 

「悠也ボーイ、色々ゴタゴタしてしまいましたが、改めてお礼を言います。これはその感謝の気持ちデース」

 

ペガサスの後ろにいた黒服の男が手に持っているアタッシュケースを差し出してきた。流れで受け取るとやけに重みがあった。何だこれ?開けてみると中には大量の札束が入っていた。

 

「おいおい、たかがあれだけのことでこんな大金は割りに合わないんじゃないか?」

 

「悠也ボーイ、貴方は私の一番叶えたかった願いを叶えてくれました。私からすれば、これでもまだまだ感謝したりないくらいデース」

 

これまでの人生、最愛の人に会うためにしてきたからな。その喜びに比べれば安いものってか。

まぁここまでされたら受け取らない方が失礼だし、金は多いことに困ることはないからいいか。

 

 

 

 

その後俺はペガサスが用意してくれた船で島を出港し、何とかその日の夜の内に童実野町に着いた。帰りに近くのコンビニで弁当を買って帰り、食べた後風呂に入ってベットに横になって、これからのことを考えていた。

 

「これで王国での戦いは終わりだな。次はバトルシティ、つまり神のカード争奪戦が始まる」

 

そしてにここから俺の知らないカードが沢山出てくる。前もって対策はしているが、改めて確認した方がいいかもしれないな。

 

ファァ〜。でもまぁ、今は取り敢えず休むか。ここ数日真面に休めていなかったから眠気が襲ってきた。考えるのは起きてからにしよう。

 

そして部屋の電気を消し、ベットに横になって改めて思う。やっぱり自分のベットが一番だなっと。次第に眠気がピークに達して自然と瞼が閉じて眠りについた。

 




作者は枕が変わると、寝られないタイプです。

ペガサスが海馬コーポレーションを乗っ取ろうとしたのは、大切な恋人と再会するためでした。確かにやり方は横暴だったと思います。でも大切な人と再会出来るなら何でもする、その気持ちは分からなくはありません。だからペガサスにも心から救われてほしかったので、主人公のチート能力で彼の願いを叶えてあげることにしました(主人公からすれば貸しを作りたかっただけですが)。

次回からバトルシティ編に入ります。
今年もお付き合いいただきありがとうございました。来年もよろしくお願いします。
皆様良いお年を!
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