闇を司る転生者   作:アニメ大好き

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どうもアニメ大好きです。

評価バーが黄色になっていたことにビックリしました。正直遊戯王がここまで評価されると思っていなかったので…。評価してくださった皆様、ありがとうございます!

今回は原作では完全途中退場してしまうあの3人とデュエルします。原作は1人しかデュエルしているところはなかったのですが、後の2人も参加していたみたいなのでデュエルされることにしたので、今回は3回分デュエルします。

それではどうぞ。


14話

 どうも皆さん、神山悠也だ。俺は今墓地に来ています。何故こんな人が寄り付かない場所に来たかって?それは勿論パズルカードを手に入れるために決まっているだろう。

 俺の記憶だと墓地(ここ)に参加者3名が、セコい手を使って他の参加者からパズルカードを奪っていた。今俺のパズルカードは3枚、その3人のを合わせれば6枚になる。決勝戦への参加資格が手に入る上に、他の参加者を見つける手間も憚る。正に一石二鳥だ。

 

 しかし墓地となると夜ではないと言えキミがが悪いな。此処を拠点にしてた連中気にしなかったのかな?

 そんなことを考えながら歩いていると、広場の中心部に感じが悪い3人組がいた。

 

「何だお前?」

 

 眼鏡を掛けた不良ぽい赤髪の男性が鋭い眼差しを向け噛み付いてくる。

 

「お前達、バルトシティの参加者だろ?俺もそうだ。そして参加者同士が出会したってことはやることは1つしかないだろ」

 

 装着していたディスクを見せ起動させる。

 

「俺は神山悠也。お前達にデュエルを申し込む!」

 

「神山悠也?その名前どっかで…」

 

「アッ、思い出したゾ!コイツあの『バンデット・キース』を倒した奴だゾォ!!」

 

「何ッ!?た、確かにあの顔、デュエリストキングダムで準優勝した奴だ!?」

 

「ど、どうすんだよ。あんな奴が相手じゃ俺達が束になったって勝てるわけないぜ」

 

 俺の正体を知った3人は完全に戦意喪失している。このままだと、下手をすれば逃げられる可能性もあるな。なら逃げられないよう餌を撒けばいい。

 

「いいのか?俺に勝てば神のカードが手に入るぜ」

 

 俺は傍から【オシリス】のカードを取り出し見せつける。しかし3人は「何だそれ?」みたいな表情を浮かべていた。

 コイツ等さっきの俺のデュエル観てなかったのか?まぁ、コイツ等原作でもバクラとデュエルする時まで、決勝進出者の現状も把握していなかったからな。

 

 しかし神のカード(これ)で釣れないのなら、更なるカード()を撒けばいい。

 

「さらにそれだけじゃない、オマケにこのカード達も付けようじゃないか」

 

 新たに【闇より出でし絶望】、【野生開放】、【雷魔神ーサンガ】の3枚を見せる。ゾンビ顔の奴はアンデット族を中心としているデッキを使うから【闇より出でし絶望】は欲しいだろう。

 他の2人はどう言うデッキか知らないが【エクゾディア】使いのレアハンターが調べていたデータに載っていたカードは、片や【ファイヤー・ウィング・ペガサス】、片や【双頭(そうとう)雷龍(サンダードラゴン)】。だったら同じ種族のモンスターやそれに関連するカードなら食いつくはず。

 

 俺の予想は的中し、3枚のカードを見た途端3人の目の色が変わる。

 

「いいだろう。お前の挑戦受けてやるゾ。それと今の話、忘れるなゾ」

 

「勿論だ、俺は約束は守る。パズルカードは互いに全賭け、俺は3枚だ」

 

「3枚だと!?」

 

「こりゃあいい。アイツを倒せば俺達の誰か1人が決勝へ行けるぜ」

 

「だがただ勝負するのもつまらない。そこで特別ルールでやろうと思う」

 

 俺は大まかなルールを説明する。

 

 先ず3人の内誰か1人が俺と対戦し、俺が勝てば次の誰か1人と対戦。また同じように俺が勝てば最後の1人と対戦し、勝てば俺は3人のパズルカードを貰う。つまり俺がパズルカードを手に入れるには3人全員と戦い勝利すること。

 そして奴らの場合は誰か1人でも勝てば、俺のパズルカードを全部手に入れることが出来ると言う奴らにとって圧倒的有利な条件を出した。

 

「おいおい、いいのかよ。そんな条件出して」

 

「あぁ構わない。バンデット・キースを倒し、神のカードを手に入れた俺と戦うには、これくらいのハンデがあった方がいいだろう(寧ろこれくらいやらないと相手にならないだろうしな)」

 

「巫山戯やがって。俺達を嘗めたこと後悔させてやるゾ!」

 

「ちょっと待った。折角墓場なのにこんな明るくちゃ殺風景みたいもんだ。だから雰囲気を変える」

 

 俺は片腕を掲げ掌から黒い霧を放出させる。その霧は忽ち広がり、あっという間に墓地全体を包み込んでしまう。さっきまで太陽に照らされた墓地は、夜のように真っ暗闇な風景に早変わりした。

 

「何だ!?何で夜になっちまってたんだ!?」

 

「俺が知るかよ!」

 

「これでいい。墓場だったらこっちの方が雰囲気があるだろう。待たせたな、さぁデュエルを始めるぞ!」

 

「言われなくも分かってるゾ。俺のゴーストデッキの恐ろしさ思い知らせてやるゾ」

 

 互いにデュエルディスクを起動させ、デュエルのスタンバイをする。

 

 

『デュエル!』

 

 

悠也

LP4000

骨塚

LP4000

 

 

「俺の先行ドロー!俺は【ゴブリンゾンビ】を攻撃表示で召喚」

 

 フィールドに身体が腐敗し骨が丸見えになっている、片手に剣を持ったアンデットモンスターが現れる。

 

 

【ゴブリンゾンビ】

効果モンスター

☆4

闇属性/アンデット族

ATK1100

DEF1050

 

 

「さらに1枚カードを伏せ、ターンエンド」

 

 

LP4000

手札4枚

・モンスター

【ゴブリンゾンビ】

ATK1100

・魔法・罠

伏せ×1

 

 

「俺のターンだゾ、ドロー!俺は【鎧武者ゾンビ】を召喚!」

 

 向こうも身体が腐敗しているモンスターが現れる。その顔色は緑に変色しており、背中には矢が数本刺さっている。

 

 

【鎧武者ゾンビ】

通常モンスター

☆4

闇属性/アンデッド族

ATK1500

DEF0

 

 

「【鎧武者ゾンビ】奴のモンスターを攻撃だ!」

 

 【鎧武者ゾンビ】は腰に掛けていた剣を引き抜き、走りながら振り上げ【ゴブリンゾンビ】を斬り付ける。【ゴブリンゾンビ】は粒子となり消滅した。

 

 

悠也

LP4000→3600

 

 

「この瞬間【ゴブリンゾンビ】の効果発動。このカードが墓地に送られた時、デッキから守備力1200以下のアンデット族モンスターを1体手札に加える事ができる。俺は【カース・オブ・ヴァンパイア】を手札に加える」

 

「だが、これでお前の場にモンスターはいなくなったゾ。俺はこれでターン終了だゾ」

 

 

骨塚

LP4000

手札5枚

・モンスター

【鎧武者ゾンビ】

ATK1500

・魔法・罠

なし

 

 

 こいつたかがモンスターを1体破壊してLPを400減らしたくらいでいい気になっているとは、とんだおめでたい奴だ。だったらその余裕ぶりを一気に醒まさせてやる。

 

「俺のターン、ドロー。手札から永続魔法【ミイラの呼び声】を発動!このカードは自分のフィールドにモンスターが存在しない時、手札からアンデット族モンスターを1体特殊召喚できる。さっき手札に加えた【カース・オブ・ヴァンパイア】を特殊召喚!」

 

 俺のフィールドに大きな棺桶が出現すると扉が開き、そこから両肩にプロテクターと思われる物を装着し、黒いマントを纏っている吸血鬼が現れる。

 

 

【カース・オブ・ヴァンパイア】

効果モンスター

☆6

闇属性/アンデット族

ATK2000

DEF800

 

 

「何、攻撃力2000だと!?」

 

「しかも、6星の上級モンスターを生け贄なしで召喚しやがった」

 

「更にリバースカードオープン。永続罠【追い剥ぎゾンビ】!このカードは自分のモンスターが相手に戦闘ダメージを与えた時、相手のデッキの1番上のカードを1枚墓地に送らせる。バトル!【カース・オブ・ヴァンパイア】、【鎧武者ゾンビ】を攻撃!ネイルファングブロー』!

 

 【カース・オブ・ヴァンパイア】は羽根を羽ばたかせ素早い速度で【鎧武者ゾンビ】に近づき、鋭い毒の爪で切り裂き破壊する。

 

 

骨塚

LP4000→3500

 

 

「そして【追い剥ぎゾンビ】の効果発動!お前のデッキの1番上のカードを墓地に送ってもらうぞ」

 

 骨塚は悔しそうに唇を噛み締め、デッキの1番上のカードを墓地にへと送る。

 

「さらにモンスターを守備表示で出しターンエンド」

 

 

悠也

LP3600

手札3枚

・モンスター

【カース・オブ・ヴァンパイア】

ATK2000

裏守備×1

・魔法・罠

【追い剥ぎゾンビ】

【ミイラの呼び声】

 

 

「どうした、異名を持つお前の力はそんな物か?だとしたら大したことないなぁ」

 

「何だと!?馬鹿にするな!俺のデッキの凄さはまだまだこれからだゾ!俺のターン、魔法カード【融合】!このカードで手札の【メデューサの亡霊】と【ドラゴンゾンビ】を融合!出ろ、冥界最強のモンスター【金色の魔象】!!」

 

 1枚の魔法カードが発動すると、奴のフィールドに2体のモンスターが現れ【融合】のカードによって混ざり合い、全身金色の骨で構成されたマンモスとなった。

 

 

【金色の魔象】

融合モンスター

☆6

闇属性/アンデット族

ATK2200

DEF1800

 

 

「ほぉ、【カース・オブ・ヴァンパイア】の攻撃を超えるモンスターを出したか。しかし融合モンスターは大会ルールでは融合召喚されたターン攻撃出来ない。分かっているだろ?」

 

「勿論分かっているさ。だがこのカードがあれば問題ないぞゾ。魔法カード【速攻】!このカードで融合モンスターは召喚されたターンでも攻撃が出来るゾ。さらに魔法カード【早すぎた埋葬】発動!このカードは800ポイントのLPを払って墓地のモンスター1体を復活されるゾ」

 

 

骨塚

LP3500→2700

 

 

「蘇れ、【ドラゴンゾンビ】!」

 

 地面から一本の腕が飛び出すと、身体が腐敗し、骨が丸見えになっている紫色のドラゴンが現れる。

 

 

【ドラゴンゾンビ】

通常モンスター

☆3

闇属性/アンデット族

ATK1600

DEF0

 

 

「行け【ドラゴンゾンビ】、奴のモンスターを蹴散らせ!朽ち果ての吐息(ゾンビ・デッドリー・ブレス)』!!

 

 【ドラゴンゾンビ】の吐き出した腐敗の吐息が俺の守備モンスターに襲い掛かる。甲羅がピラミッドになっている亀であった。攻撃を食らったモンスターはそのまま風化してしまい消滅する。

 

「【ピラミッド・タートル】の効果発動!このカードが戦闘で破壊され墓地に送られた時、デッキから守備力2000以下のアンデット族モンスター1体を特殊召喚する。現れろ、【ヴァンパイア・ロード】守備表示だ!」

 

 俺のフィールドに新たな吸血鬼モンスターがマントを靡かせ現れる。

 

 

【ヴァンパイア・ロード】

効果モンスター

☆5

闇属性/アンデット族

ATK2000

DEF1500

 

 

【ピラミッド・タートル】

効果モンスター

☆4

地属性/アンデット族

ATK1200

DEF1400

 

 

「チッなら【金色の魔象】、【カース・オブ・ヴァンパイア】を攻撃!」

 

 命令を受けた【金色の魔象】はその巨体で突撃し、鋭い牙で【カース・オブ・ヴァンパイア】の身体を貫き破壊した。

 

 

悠也

LP3600→3400

 

 

「どうだこれでも、まだ俺のことを大したこたないなんて言えるか!」

 

「そうかな。この瞬間戦闘で破壊された【カース・オブ・ヴァンパイア】の効果発動」

 

 ディスクの墓地スロットから破壊された【カース・オブ・ヴァンパイア】が飛び出し、口を開け鋭い牙で俺の首に噛み付いた。その光景に3人は恐怖し、特に骨塚は「ヒッ!」と言う悲鳴を上げた。

 

「【カース・オブ・ヴァンパイア】は、戦闘で破壊されたターンのエンドフェイズに、LPを500払うことで墓地から復活させることが出来る」

 

 

悠也

LP3400→2900

 

 

「だ、だが幾ら復活しようとも攻撃力なら俺の【金色の魔象】の方が上。次の俺のターンでまた破壊してやる。ターンエンドだゾ」

 

 

骨塚

LP2700

手札1枚

・モンスター

【金色の魔象】

ATK2200

【ドラゴンゾンビ】

ATK1600

・魔法・罠

なし

 

 

「俺ターン、ドロー。この瞬間【カース・オブ・ヴァンパイア】の効果によって墓地から復活する!」

 

 俺の生き血を糧にした【カース・オブ・ヴァンパイア】は再び俺のフィールドに召喚される。しかしさっき首元噛まれた時、めっちゃ痛かったなぁ。これがソリッドビジョンじゃなかったら大惨事になっていたかもしれないな。

 

「言ったはずだゾ。攻撃力なら俺のモンスターの方が上だと。復活しても所詮は犬死にするだけだゾ」

 

「フン、ただ復活しただけだと思うな。【カース・オブ・ヴァンパイア】は自身の効果で復活した時、攻撃力が500ポイントアップするのだ」

 

 

【カース・オブ・ヴァンパイア】

ATK2000→2500

 

 

「攻撃力2500!?」

 

「これでお前のモンスターの攻撃力を上回った。さらに【ヴァンパイア・ロード】を攻撃表示に変更させ、バトル!【カース・オブ・ヴァンパイア】、【金色の魔象】を攻撃!シャープスネイルブレード』!!

 

 パワーアップした【カース・オブ・ヴァンパイア】の一撃は先程よりもキレの良さが増し強力になっていた。目にも止まらぬ速さで【金色の魔象】を一刀両断、さらに数回斬り刻みバラバラにし破壊した。

 

「俺の…【金色の魔象】が…」

 

 骨塚は自身の自慢のモンスターが破壊されたことにショックを受け唖然としていた。

 

 

骨塚

LP2700→2400

 

 

「そして【追い剥ぎゾンビ】の効果でデッキの1番上のカードを墓地に送れ!」

 

 カード効果で骨塚は自身のデッキの上のカードを1枚墓地に送る。

 

「さらに【ヴァンパイア・ロード】で【ドラゴンゾンビ】に攻撃!暗黒の使徒』!!

 

 【ヴァンパイア・ロード】がマントを翻すと、中から大量の蝙蝠のが放たれ一斉に【ドラゴンゾンビ】に群がる。そして身体全身を蝕まれ破壊される。

 

 

骨塚

LP2400→2000

 

 

「そして【ヴァンパイア・ロード】の効果発動!このカードが相手に戦闘ダメージを与えた時、相手は俺が宣言種類のカードを1枚デッキから墓地に送らなければならない。さらにそれにチェーンして【追い剥ぎゾンビ】の効果が発動!先ず【追い剥ぎゾンビ】の効果でデッキの1番上のカードを墓地へ送れ」

 

 再び骨塚は自身のデッキの上のカードを1枚墓地に送った。

 

「次に【ヴァンパイア・ロード】の効果で、俺が宣言する種類のカードを1枚墓地に送る。俺が宣言するのはモンスターカードだ。さぁモンスターカードを1枚デッキから墓地に送れ!」

 

 次はデッキを取り出しモンスターカードを1枚選んで墓地に送った。因みに送ったカードは【ゴースト王ーパンプキングー】だった。

 

 

【ゴースト王ーパンプキングー】《アニメ版》

効果モンスター

☆6

闇属性/アンデット族

ATK1500

DEF2000

 

 

「俺はこれでターンエンドだ」

 

 

悠也

LP2900

手札4枚

・モンスター

【カース・オブ・ヴァンパイア】

ATK2500

【ヴァンパイア・ロード】

ATK2000

・魔法・罠

【追い剥ぎゾンビ】

【ミイラの呼び声】

 

 

 俺のフィールドには攻撃力2000以上のモンスターが2体、片や相手はモンスターがいない。現状を逆転するのはこの時代ではかなり難しい状況。顔を見るだけでわかる、戦意消失しているのが。

 

「お、俺のターン…よし。【魂を削る死霊】を守備表示で召喚」

 

 出したのは、俺もさっきパントマイマー(マリク)とのデュエルで使用した【魂を削る死霊】だ。

 

 

【魂を削る死霊】

効果モンスター

☆3

闇属性/アンデット族

ATK300

DEF200

 

 

「このモンスターは戦闘では破壊されない。コイツでお前のモンスターの攻撃を耐え抜くゾ。ターンエンド」

 

 

骨塚

LP2000

手札1枚

・モンスター

【魂を削る死霊】

DEF200

・魔法・罠

なし

 

 

「俺のターン、ドロー。ン?…フフフ、どうやらこのターンで決着が付きそうだ」

 

「何だと!?【魂を削る死霊】は戦闘では破壊されない。如何にお前が強力なモンスターを出そうとも無駄だゾ!」

 

「確かに戦闘では破壊されない。だったら【魂を削る死霊】(ソイツ)とバトルしなければいいだけだ!」

 

 俺は今引いた魔法カードを発動される。

 

「魔法カード【威圧する魔眼】発動!このカードは自分フィールド上の攻撃力2000以下のアンデット族モンスターを対象に発動。そのモンスターはこのターン、相手プレイヤーに直接攻撃が出来る」

 

「何ッ…」

 

「対象とするのは【ヴァンパイア・ロード】!」

 

 魔法カードから放出された紅い光が【ヴァンパイア・ロード】に纏わりつくと、目が紅く染まり、獲物を見るかのように骨塚に視線を向けていた。

 

「【ヴァンパイア・ロード】骨塚()にダイレクトアタック!暗黒の使徒』!!

 

 【ヴァンパイア・ロード】から放たれた無数の蝙蝠は【魂を削る死霊】を無視して、後ろにいる骨塚にへと突撃した。

 

「ウ、ウワァーーー!!」

 

 

骨塚

LP2000→0

 

 

「異名を持つ割には大したことなかったな。さて、次はどっちが相手をしてくれるんだ?」

 

「次は俺が相手だ!」

 

 前に出てきたのは、さっき俺に突っかかってきた赤髪の眼鏡だ。

 

「俺は骨塚の様にはいかねェぞ」

 

「そうかい、それは楽しみだ」

 

 

『デュエル!!』

 

 

悠也

LP4000

高井戸

LP4000

 

 

「俺の先行ドロー。【再生ミイラ】を攻撃表示で召喚」

 

 先ず俺が召喚したのは包帯がボロボロになり、朽ちている皮膚が露わになっている片目のミイラモンスター。

 

 

【再生ミイラ】

効果モンスター

☆4

闇属性/アンデット族

ATK1800

DEF1500

 

 

「さらに伏せカードを1枚出し、ターンエンド」

 

 

悠也

LP4000

手札4枚

・モンスター

【再生ミイラ】

ATK1800

・魔法・罠

伏せ×1

 

 

「俺のターン。俺は【暗黒の狂犬(マッドドック)】を召喚!」

 

 牙が剥き出しで凶暴な顔付きの犬が現れる。

 

 

【暗黒の狂犬(マッドドック)

通常モンスター

☆4

闇属性/獣族

ATK1900

DEF1400

 

 

「【暗黒の狂犬(マッドドック)】奴のモンスターに攻撃だ!」

 

 【再生ミイラ】に噛み付き身体を無惨にも食い違った。この獰猛さ、名前通りの狂犬って訳か。

 

 

悠也

LP4000→3900

 

 

「どうだ、サレンダーするなら今のうちだぜ。ターンエンドだ」

 

 

高井戸

LP4000

手札5枚

・モンスター

【暗黒の狂犬(マッドドック)

ATK1900

・魔法・罠

なし

 

 

「俺のターン。魔法カード【愚かな埋葬】発動!このカードは自分のデッキからモンスター1体を選んで墓地に送ることが出来る。俺は【ヴァンパイア・ロード】を墓地へ送る」

 

「自分からモンスターを墓地へ送るだと?勝てないと思ってヤケになっちまったか?」

 

「そんな訳ないだろ。さらに手札から魔法カード【死者蘇生】を発動!効果で今墓地に送った【ヴァンパイア・ロード】を復活させる」

 

 【ヴァンパイア・ロード】か現れ、その鋭い眼差しで相手プレイヤーを睨み付ける。

 

「【ヴァンパイア・ロード】攻撃!暗黒の使徒』!

 

 【ヴァンパイア・ロード】から放たれた無数の蝙蝠が【狂犬】の身体を覆い貪り尽くす。

 

 

高井戸

LP4000→3900

 

 

「そして【ヴァンパイア・ロード】の効果発動!デッキからモンスターカードを1枚墓地に送ってもらうぞ」

 

 さっきの奴と同じように一度デッキを取り出すと、モンスターカードを1枚墓地にへと送る。だがカードを墓地に送った時一瞬笑ったように見えたが、気のせいか?

 

「俺はこれでターンエンドだ」

 

 

悠也

LP3900

手札3枚

・モンスター

【ヴァンパイア・ロード】

ATK2000

・魔法・罠

伏せ×1

 

 

「俺のターン!ドロー。俺は魔法カード【地砕き】を発動!このカードの効果でお前のフィールドの1番守備力が高いモンスター1体を破壊する!」

 

 カードの発動と同時に【ヴァンパイア・ロード】の地面に亀裂が入り砕けた。そしてその中に【ヴァンパイア・ロード】は引き摺り込まれるように落ちていき消滅する。

 

「これでお前のモンスターは居なくなった。そして俺もこのカードを使うぜ。【死者蘇生】!コイツで俺の墓地にいる【ファイヤー・ウィング・ペガサス】を召喚させる!」

 

 

【ファイヤー・ウィング・ペガサス】

通常モンスター

☆6

炎属性/獣族

ATK2250

DEF1800

 

 

 【ファイヤー・ウィング・ペガサス】!?いつの間に墓地に…!!そうか、さっき【ヴァンパイア・ロード】の効果で墓地に送ったのがあのカードだったか。クソッ、【ヴァンパイア・ロード】の効果を逆に利用されたか。

 

「行け、【ファイヤー・ウィング・ペガサス】!ダイレクトアタックだ!」

 

 命令を受けた【ファイヤー・ウィング・ペガサス】が飛び上がると、身体を炎で包み込みそのまま体当たりしてきた。その威力に俺は吹き飛ばされる。

 

 

悠也

LP3900→1650

 

 

「どうだ、これでお前も終わりだ。そしてお前のパズルカードとレアカードもいただきだ。ターンエンド」

 

 

高井戸

LP3900

手札4枚

・モンスター

【ファイヤー・ウィング・ペガサス】

ATK2250

・魔法・罠

なし

 

 

 ホント、ソリッドビジョンとは言え、モンスターに攻撃された時の感覚はリアルだよ。下手すれば失神する奴も出るかもな。だが俺には今そんなこと関係ない。ダメージを受けたことに対してイラついている。相手に対してもそうだが、何より雑魚相手にこんなにダメージを受けた自分自身に腹が立った。

 

「やってくれたな。この落とし前は高く付くぞ。俺のターン、ドロー。この瞬間【ヴァンパイア・ロード】の効果発動!」

 

 地面から棺が現れる。扉が開くと前のターンで破壊された【ヴァンパイア・ロード】が眠っており、目が開くと棺から出てくる。

 

「【ヴァンパイア・ロード】には相手のデッキを蝕む効果の他にもう1つある。それは相手のカード効果によって破壊された時、次の自分のスタンバイフェイズに復活する効果だ!」

 

「つまり戦闘破壊以外なら何度でも復活するってことか!?そんなのありかよ!」

 

「落ち着け佐竹。奴のモンスターが復活しようとも、攻撃力なら俺のモンスターの方が上だ」

 

「それはどうかな。俺は【ヴァンパイア・ロード】をゲームから除外、取り除いて手札から【ヴァンパイアジェネシス】を特殊召喚させる!」

 

 【ヴァンパイア・ロード】が光に包まれると、その身体を変化させていく。全身が筋肉質の紫肌、背中には巨大な羽、身長は2メートル近くある巨大な悪魔のような姿にへと変わった。

 

 

【ヴァンパイアジェネシス】

特殊召喚・効果モンスター

☆8

闇属性/アンデット族

ATK3000

DEF2100

 

 

「攻撃力3000!?あの【青眼の白龍】と同じ攻撃力だと!」

 

「まだだ。【ヴァンパイアジェネシス】の効果発動!1ターンに1度、手札のアンデット族モンスター1体を捨て、自分の墓地に存在するそのモンスターよりレベルの低いアンデット族モンスター1体を特殊召喚出来る。レベル6の【龍骨鬼】を墓地に送り、【再生ミイラ】を特殊召喚する!」

 

 【龍骨鬼】のカードが埋葬されると、地面から【再生ミイラ】が飛び出す。

 

「さらにリバースカードオープン!【闇次元の解放】!このカードの効果でゲームから除外、取り除かれている闇属性モンスターを1体特殊召喚する!三度現れよ、【ヴァンパイア・ロード】!」

 

 俺のフィールドの上にドス黒い渦が出現すると、その中から【ヴァンパイア・ロード】がゆっくりと出て来て降臨する。

 

「【ヴァンパイアジェネシス】奴のモンスターを蹴散らせ!ヘルビシャス・ブラッド

 

 【ヴァンパイアジェネシス】が力み出すと、身体が紫色の疾風の刃となり【ファイヤー・ウィング・ペガサス】を切り裂いた。そして攻撃終了後その身体を復元させ俺のフィールドに戻ってくる。

 

「クソッ」

 

 

高井戸

LP3900→3150

 

 

「さらに【再生ミイラ】ダイレクトアタックだ!」

 

 【再生ミイラ】の身体から伸びている包帯が触手のように伸び襲い掛かりLPを削る。

 

 

高井戸

LP3150→1350

 

 

「そして【ヴァンパイア・ロード】トドメをさせ!暗黒の使徒

 

 例の如く放たれた大量の蝙蝠が一斉に襲い掛かり、残りのLPを削り切る。

 

「ウワァァーー!!」

 

 

高井戸

LP1350→0

 

 

「高井戸…お前まで」

 

「これで2人目、次で最後だ。ここで勝った方が決勝進出だ!」

 

「上等だ。アイツ等の仇打ってやる!」

 

 

『デュエル!!』

 

 

悠也

LP4000

佐竹

LP4000

 

 

「2回とも俺が先行だったからな。今回はお前に先行をくれてやるよ」

 

「上等だ、ドロー!俺は魔法カード【融合】を発動!手札の2枚の【サンダードラゴン】を融合させて【双頭の|雷龍(サンダードラゴン)】を召喚するぜ」

 

 フィールドに出現した2体の緑色のドラゴンが混ざり合い、2つの首を持ち顔の先に角を生やした赤いドラゴンが現れる。

 

 

【双頭の雷龍(サンダードラゴン)

融合モンスター

☆7

光属性/雷族

ATK2800

DEF2100

 

 

「どうだ、これが俺の最強モンスターだ!融合モンスターは大会ルールじゃ召喚したターンに攻撃出来ないが、1ターン目ならどの道攻撃出来ないから関係ねェ。ターンエンドだ」

 

 

佐竹

LP4000

手札3枚

・モンスター

【双頭の雷龍】

ATK2800

・魔法・罠

なし

 

 

「俺のターン、ドロー。永続魔法【ミイラの呼び声】を発動!これによって手札から【ピラミッド・タートル】を守備表示で特殊召喚させる。さらに【精気を吸う骨の塔(ボーンタワー)】を召喚、攻撃表示」

 

 

【精気を吸う骨の塔(ボーンタワー)

効果モンスター

☆3

闇属性/アンデット族

ATK400

DEF1500

 

 

「攻撃力400のモンスターを攻撃表示だァ!!ハハハ、ここに来て勝負を諦めたか?」

 

「それは【精気を吸う骨の塔(コイツ)】の効果を知ってからいいな。リバースカードを1枚出しターンエンド」

 

 

悠也

LP4000

手札2枚

・モンスター

【ピラミッド・タートル】

DEF1400

【精気を吸う骨の塔】

ATK400

・魔法・罠

【ミイラの呼び声】

伏せ×1

 

 

「俺のターン。【双頭の雷龍】その不気味な塔を攻撃!」

 

 命令を受ける【双頭の雷龍】。だがどうしたことだろうか、今まで経っても攻撃しようとしない。

 

「おい、どうした!?」

 

「フフフ、【骨の塔】は自分のフィールドに他のアンデット族モンスターが存在する時、このカードを攻撃することは出来ないのだ」

 

「何だと!?じゃあ仕方ねェ、【双頭の雷龍】その亀を攻撃しろ!」

 

 攻撃出来ないことを知り、仕方なく攻撃対象を【ピラミッド・タートル】にへと変更。二頭の口から放たれた電撃が【ピラミッド・タートル】にへと命中し跡形もなく破壊した。

 

「この瞬間【ピラミッド・タートル】の効果発動。このカードが戦闘で破壊された時、デッキから守備力2000以下のアンデット族を1体特殊召喚することが出来る。2体目の【ピラミッド・タートル】を特殊召喚する」

 

 再び【ピラミッド・タートル】が俺のフィールドに現れる。

 

「さらに【骨の塔】の効果発動!フィールド上にアンデット族モンスターが特殊召喚された時、相手プレイヤーのデッキの上から2枚のカードを墓地へ送らせる」

 

「何だと!?クソッ」

 

 そう言いながらデッキの上から2枚を墓地にへと送った。これで5枚だ。

 

「だが俺にはまだ攻撃力2800の強力モンスターがいる。守ってばかりいちゃ勝てないぜ。ターンエンド」

 

 

佐竹

LP4000

手札4枚

・モンスター

【双頭の雷龍】

ATK2800

・魔法・罠

なし

 

 

「俺のターン、ドロー」

 

 確かに俺の手札に【双頭の雷龍】を倒せるモンスターはいない。だが目先の攻撃力だけが全てじゃない。

 

「【ピラミッド・タートル】を生贄に【ヴァンパイア・ロード】を召喚!さらに魔法カード【生者の書ー禁断の呪術ー】を発動!このカードは相手の墓地のモンスター1体をゲームから除外、取り除き自分の墓地のアンデット族モンスター1体を復活させる。お前の墓地の【サンダードラゴン】1体を墓地から取り除き【ピラミッド・タートル】を攻撃表示で特殊召喚させる」

 

 奴のディスクの墓地スロットからカードが1枚飛び出すと、さっき破壊された【ピラミッド・タートル】がフィールドに出現する。

 

「そして【骨の塔】の効果でお前は再びデッキの上からカードを2枚墓地送らなければならない」

 

「クッ」

 

 苦い顔をしながらデッキの上からカードを2枚墓地に送った。これで奴の墓地のカードは6枚。

 

「バトル。【ピラミッド・タートル】で【双頭の雷龍】を攻撃!」

 

「何ッ!?」

 

 【ピラミッド・タートル】を命令を受けるとドシン、ドシンと身体を動かせ体当たりしようとする。しかしこちらの方が攻撃力が下のため【双頭の雷龍】の2つ首から放たれた電撃によって吹き飛ばされ破壊される。

 

 

悠也

LP4000→2400

 

 

「何だアイツ。攻撃力の低いモンスターで攻撃してきたゾ」

 

「さては勝てないと思ってヤケになったか?」

 

「フッ、破壊された【ピラミッド・タートル】の効果でデッキから【龍骨鬼】を攻撃表示で召喚させる」

 

 俺のフィールドに新たに現れたモンスターは、胴体と両腕は無数の顔の骨で構成され、心臓部であるコアが丸出し、そしてニタニタと不気味な笑顔を浮かべる1本角を生やした骨のモンスター。

 

 

【龍骨鬼】

効果モンスター

☆6

闇属性/アンデット族

ATK2400

DEF2000

 

 

 「そして【骨の塔】の効果。アンデット族モンスターが特殊召喚されたことで、相手のデッキの上からカードを2枚墓地に送らせる」

 

「チッ、またかよ」

 

 愚痴を言いながらも、再びデッキの上のカード2枚を墓地にへと送る。これで奴の墓地のカードは8枚になった。

 

「バトルはまだ終わっていない。【龍骨鬼】、【双頭の雷龍】に攻撃だ!」

 

「また攻撃力の低いモンスターで攻撃?」

 

「やっぱ可笑しくなりやがったな。このままバトルしても自爆するだけなのによ」

 

 確かにこのまま戦えばまた返り討ちに合うだけ。だが俺はこの時を待っていたんだ。奴の墓地のカードが8枚以上になるのを。

 

「この瞬間罠カード発動!【墓地墓地の恨み】!このカードは相手の墓地に存在するカードが8枚以上の時に発動する罠カード。この効果によって、相手フィールド上のモンスターの攻撃力は0になる」

 

「何だと!?」

 

 奴の墓地スロットから昔ならではのお化けが大量に飛び出してきた。そのお化け達は【双頭の雷龍】の周りを取り囲むと、その身体にへと入り込んでいく。すると【双頭の雷龍】は力なくその場で両膝と手を突いた。

 

 

【双頭の雷龍】

ATK2800→0

 

 

 そう、俺はこのカードを発動するために、LPと【ピラミッド・タートル】を犠牲にして奴のカードを次々に墓地へ送らせたのだ。

 

「俺の…【双頭の雷龍】が…」

 

「【龍骨鬼】、【双頭の雷龍】を蹴散らせ!」

 

 命令を受けた【龍骨鬼】はその体格からは想像も付かない程素早い動きで迫り、振り上げた骨で出来た剛腕が【双頭の雷龍】の身体を貫いた。

 

 

佐竹

LP4000→1600

 

 

「ラストだ。【骨の塔】と【ヴァンパイア・ロード】でダイレクトアタック!!」

 

 【骨の塔】から出てきた無数の火玉、いや人魂が【ヴァンパイア・ロード】に憑依。マントを翻すと、青い光を纏い凶暴さが増した蝙蝠の群れが飛び出し襲い掛かった。

 

「ウワァァァーーー!!」

 

 

佐竹

LP1600→0

 

 

 奴のLPが0になったことでデュエルは終了したことで、煽っていた闇は晴れお日様が顔を出す。

 

「俺の勝ちだ。じゃあ約束通り、お前達のパズルカードは頂くぞ」

 

 俺は右掌を3人に向かっると、それぞれのポケットからパズルカードが独りで飛び出す。そして俺の方へ向かい掌にへと収まる。

 

「それじゃあパズルカードは貰っていく。あぁ、レアカードの方は要らないから。じゃあな」

 

 これで6枚揃った、後は決勝戦の会場まで行くだけだ。俺は前もって場所は知っている。原作(予想)通りなら海馬が1番目に来るはずだが、確かその時にはもうマリクがいたはず。先に行って鉢合わせすると色々と面倒になりそうだ。それに全員が集まるのは夜、まだまだ時間はたっぷりある。取り敢えず腹も減ったし、食事にするか。

 




と言うわけで脱落者はバクラでした。
あの3人原作では闇バクラと戦って(正確には骨塚1人だけど)敗北し、闇の世界にへと引き摺り込まれ消息不明となってしまう。だからそれを考えるならまだマシでしょう。

骨塚の仲間の2人はデュエルしているところを見たことがないのでどんなデッキを使っている不明なのですが、エクゾディア使いのレアハンターが調べていた情報でレアカードが載っていたので、そこから予想したデッキです。

これでオリ主はパズルカード6枚GETし、決勝戦への参加資格を手に入れました。次回は決勝戦の幕開けとなります。次回も楽しみにしていてください。

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