闇を司る転生者   作:アニメ大好き

17 / 20
どうもアニメ大好きです。

GWが終わって約1週間。皆さんはどのようにお過ごしでしたか?私はこのGW中も仕事勤めでした。最近温度変化が激しく体調不良を起こす人が増えています。私もその所為なのか身体が怠いです。皆さんもちょっと体調管理しましょう。

今回はオリ主が闇マリクとのデュエルです。果たして今回はどんなデッキをしようするのか。ヒントとしては相手が相手なので、神にも匹敵するカードを使います。

それではどうぞ。

※デュエル内容を一部修正しました。


16話

 いよいよこのバトルシップのトーナメント戦もラストは俺とマリク、神のカードの所有者同士のバトルだ。

 

 互いにエレベーターにへと乗り込み、観客の皆様よりも一足先に屋上にへと向かう。エレベーター内はかなり空気が重かった。闇マリクは俺とは反対方向を向いているが、ガラスに反射した俺の姿を睨んでいた。さっきのことが気に食わなかったのが一目で分かる。

 

 そしてエレベーターは屋上にへと到達。風が吹き荒れる中俺達はデュエルリングにへと足を運ぶ。

 

 俺達がデュエルリングに上がり審判の磯野が乗ると、リングが上昇しシステムが作動する。

 

「さぁ、デュエルを始めるぜ」

 

「待て。デュエルをやる前にやることがある」

 

 一旦ストップを掛け指を《パチン》っと鳴らすと、闇マリクの足元に魔法陣が出現させ拘束する。

 

「な、何だこれは!?」

 

「おいアンタ。一旦リングを下げてくれ」

 

「エッ?しかし…」

 

「早くしろ」

 

 俺は動揺している闇マリクを他所に磯野にリングを下げるよう指示する。いきなりのことで動揺していたが、威圧を掛けたことで従いシステムを切りリングを下げた。

 そして動けない闇マリクの前まで移動し平手で腹パンする。すると闇マリクの身体から誰かが飛び出し尻餅をつく。出てきたのは何と本来のマリクであった。

 

「マリク!?」

 

 姉のイシズは急いでリングにへと上がりマリクの共へと駆け寄る。周りにいるギャラリー達も驚きを隠せないようだ。

 

「マリク…本当にマリクなのですか!?」

 

「姉さん!?どうして…」

 

「なっ、これは!?テメェ何しやがった!!」

 

「お前と主人格の身体を分離させた。一応奴の姉との約束だからな」

 

 正直マリクも俺に喧嘩を吹っかけてきたからあまり助けたいとは思えない。だが「助けてやる」って約束しちまったからな。俺は悪者だが、自分からした約束は守る。それが俺のプライドだ。

 それにこれで一つの闇マリクの驚いた顔が見れて、目的の一つは果たせたから良しとするか。

 

「これでお前への約束は果たした。だから今度はそっちが俺の約束を果たしてもらうぞ」

 

「エェ、分かってます。貴方がこのデュエルに勝利したら【ラーの翼神龍(神のカード)】は差し上げます」

 

 イシズはマリクを担いでリングを降りる。

 

「これで俺の用事は終わった。じゃあデュエルを始めるとするか」

 

「そうだな。だがその前に俺もやることがある」

 

 闇マリクは【千年ロッド】を持ち上げると、邪眼の部分が光り輝き闇マリクの後方から大量の黒紫色の靄が吹き出した。それは忽ちリング含め、屋上全体を包み込み光が何一つない暗闇の空間となった。

 

「さぁてと、待たせたな。じゃあ改めて始めるとするか───闇のゲームをな!」

 

「闇のゲーム?」

 

「そう。この空間内ではモンスターに攻撃は全て実体化する」

 

「…つまり殴られたり斬られたりすれば、それが現実の痛みとなる訳か」

 

「その通りだ。どうだ、怖いか。死ぬかもしれない死との隣り合わせの恐怖が!フハハハハハハ!!」

 

 闇マリクは狂った様に高笑いをする。ダメージが実体化すると言うことは、下手をすれば命を落としかねない。並大抵の人間なら恐怖でどうにかなってしまいそうだろう。だが俺は並どころか普通じゃない。

 

「フッ、俺がその程度の口車で臆すると思うか。寧ろ楽しみだ」

 

「楽しみだと!?」

 

「だってそうだろ。命を賭ける、つまり負けた方はあの世行き。これこそ本当の決闘だ!ワクワクして仕方がない!さぁ、早く始めよう!」

 

「チッ、とことん俺を不快にさせやがって…。いいだろう、そんなに死ぬのがお望みなら、最高の恐怖と絶望を食らわせて始末してやる!」

 

 お互いにピリピリした中ついにバトルが始まった。

 

 

『デュエル!!』

 

 

悠也

LP4000

闇マリク

LP4000

 

 

「俺の先行、ドロー。俺は【速攻の吸血蛆】を召喚」

 

 闇マリクのフィールドに身体に数本の触手を生やした巨大な蛆虫が現れる。

 

 

【速攻の吸血蛆】《アニメオリジナル》

効果モンスター

☆4

地属性/昆虫族

ATK500

DEF1200

 

 

「【速攻の吸血蛆】でプレイヤーを直接攻撃!」

 

「何ッ!?」

 

 命令を受けた蛆虫は生えていた触手を俺の身体に突き刺した。

 

 

悠也

LP4000→3500

 

 

 痛ッ!?突き刺された部分がメチャクチャ痛い!ソリッドビジョンが実体化、これが闇のゲームの力ってやつか。

 

「フハハハハ!【速攻の吸血蛆】は1ターン目からでも攻撃が可能なのだ!そして貴様は今モンスターによる攻撃を受けた。どうだ、痛いか?苦しいか?辛いか?泣け、喚け、苦痛の悲鳴を聞かせてくれ!」

 

 闇マリクは俺がモンスターの攻撃を受け、その苦痛で恐怖しているのだと思っている。しかし…

 

 

「フフフ…」

 

「?」

 

「フハハハハハハハハハ!!」

 

「!?」

 

「痛い…痛いぞ。この痛み、今俺が生きている証だ!」

 

 

 …俺にとってこの痛みは戦っている、そして生きていると言う実感を持てた瞬間だった。その感覚に柄にもなくテンションが上がり興奮してしまう。

 

「コイツ、まさか闇のゲームを楽しんでるのか?」

 

「もっとだ、もっと俺が生きていると言う実感を与えてくれ!!」

 

「チッ、まぁいい。その笑い顔もすぐ泣きっ面になるだろうからな。【速攻の吸血蛆】の効果発動!攻撃を行なったターン、手札を1枚捨てる事でコイツを守備表示に変更する事が出来るんだよ」

 

 闇マリクは説明しながら手札を1枚墓地に送ると、【吸血蛆】の表示形式が守備に変更された。

 

「ターンエンドだ」

 

 

闇マリク

手札4枚

・モンスター

【速攻の吸血蛆】

DEF1200

・魔法・罠

なし

 

 

「俺のドロー。俺は【デーモン・ソルジャー】を攻撃表示で召喚!」

 

 緑のマント羽織り、腕や足、頭部などに金色のプロテクターを装着、片手に剣を持った悪魔が現れ、鋭い目をで闇マリクを睨み付けている。

 

 

【デーモン・ソルジャー】

通常モンスター

☆4

闇属性/悪魔族

ATK1900

DEF1500

 

 

「【デーモン・ソルジャー】、【速攻の吸血蛆】を攻撃!」

 

 命令を受けた【デーモン・ソルジャー】は持っていた剣をで【吸血蛆】を一刀両断した。しかし守備表示のため俺にダメージはない。だが厄介なモンスターを除去出来たので問題ない。

 

「伏せカードを1枚出しターンエンド」

 

 

悠也

L3500

手札4枚

・モンスター

【デーモン・ソルジャー】

ATK1900

・魔法・罠

伏せ×1

 

 

「俺のターン、ドロー。俺は魔法カード【早すぎた埋葬】を発動。LPを800支払い墓地から【速攻の吸血蛆】を復活させる」

 

 闇マリクのフィールドに再び【速攻の吸血蛆】が現れる。

 

 

闇マリク

LP4000→3200

 

 

「さらに【速攻の吸血蛆】を生贄に【レジェンド・デビル】を召喚!」

 

 【速攻の吸血蛆】の姿が消えると、下半身に毛が生えた青肌の厳つい悪魔が現れる。

 

 

【レジェンド・デビル】

効果モンスター

☆6

闇属性/悪魔族

ATK1500

DEF1800

 

 

「フフフ、コイツの効果は俺のスタンバイフェイズ時攻撃力を700ポイント上げることが出来る。つまり早くコイツを倒さないと際限なく攻撃力を上げて行くって訳だ、フハハハハ!さらにカードを1枚伏せターンエンド」

 

 

闇マリク

手札2枚

・モンスター

【レジェンド・デビル】

ATK1500

・魔法・罠

伏せ×1

 

 

「俺のターン、ドロー」

 

 【レジェンド・デビル】の効果はシンプルだが強力だ。しかし今の攻撃力は1500で大した事はない。だがそれは闇マリク()も分かっている。益々攻撃を許す訳もないだろう。あの伏せカードは罠の可能性が高い。だがここで動かなければ【レジェンド・デビル】は攻撃力を上げ続ける。行くしかないか。

 

「【デーモン・ソルジャー】で【レジェンド・デビル】を攻撃!」

 

「リバースカードオープン、【スクラッチ・ホイール】!」

 

 【デーモン・ソルジャー】と【レジェンド・デビル】の間に、口の中に車輪の付いるドラゴンの骨が現れると、【デーモン・ソルジャー】の四肢を捉え磔状態にされてしまう。

 

「このカードはモンスターが攻撃してきた時、そのモンスターを捕獲し攻撃を封じる。さらに俺のターンのスタンバイフェイズ毎に500ポイントのダメージを与える。フハハハハ!」

 

 【スクラッチ・ホイール】…あのカードは確かにOCGで言う【拷問車輪】だったな。早く何とかしなければならないが、今俺の手札にあのカードを破壊できるカードはない。

 

「…モンスター1体を守備表示で出しターンエンド」

 

 

悠也

LP3500

手札4枚

・モンスター

【デーモン・ソルジャー】

ATK1900

裏守備×1

・魔法・罠

伏せ×1

 

 

「俺のターン、この瞬間【スクラッチ・ホイール】の効果発動!お前のLPに500ポイントのダメージを与える!」

 

 ローラーが動き出し【デーモン・ソルジャー】がドラゴンの上顎部分から口の中にへと吸い込まれ、下顎部分から一回転して止まる。だがそれはあまりにも苦痛のだったようで、たった一回転だけなのに悲痛の呻き声を上げていた。

 

 

悠也

LP3500→3000

 

 

「さらに【レジェンド・デビル】の効果で攻撃力が700ポイントアップ!」

 

 

【レジェンド・デビル】

ATK1500→2200

 

 

「【レジェンド・デビル】、奴のモンスターを蹴散らせ!」

 

 【レジェンド・デビル】の振り上げられた鋭い爪が裏側守備モンスターを真っ二つした。真っ二つにされたカードから【クリボー】に似た一回り程大きな三つ目のモンスターが断末魔を上げながら消滅する。

 

「この瞬間【クリッター】の効果発動。デッキから攻撃力1500以下のモンスターを1体手札に加える。【死霊操りしパペットマスター】を手札に加える」

 

「どんなモンスターを呼ぼうが無駄だ。俺は【グラナドラ】を守備表示で召喚させターンエンドだ」

 

 

【グラナドラ】(アニメ版)

効果モンスター

☆4

水属性/爬虫類族

ATK1900

DEF700

 

 

闇マリク

LP3200

手札2枚

・モンスター

【レジェンド・デビル】

ATK2200

【グラナドラ】

DEF700

・魔法・罠

【スクラッチ・ホイール】→【デーモン・ソルジャー】対象中

 

 

「俺のターン、ドロー」

 

 さっきのターン奴は【デーモン・ソルジャー】に攻撃せずを守備表示のモンスターに攻撃した。パワーアップした【レジェンド・デビル】の攻撃力は【デーモン・ソルジャー】を上回った、だから【デーモン・ソルジャー】に攻撃すれば俺のLPを削ることが出来た。なのにそれをしなかった。

 考えられる理由は2つ。1つは俺のLPを削りつつ攻撃力を上げ、一気に勝負を付けるため。もう1つはLPが削られ苦しめられるのを楽しむため。性格からして後者の可能性が高い。だがその判断が誤りであったことを思い知らせてやる。

 

「行くぞ【デーモン・ソルジャー】を生贄に【死霊操りしパペットマスター】を召喚!」

 

 捕まっている【デーモン・ソルジャー】が消えると、俺のフィールドに長い赤爪を生やし青色衣装を着用した干からびたピエロのようなモンスターが現れる。同時に対象が居なくなった【スクラッチ・ホイール】も消滅する。

 

 

【死霊操りしパペットマスター】

効果モンスター

☆6

闇属性/悪魔族

ATK0

DEF0

 

 

「【パペットマスター】効果発動!このカードが生贄召喚に成功した時、LPを2000支払い墓地の悪魔族モンスターを2体特殊召喚する事が出来る」

 

 

悠也

LP3000→1000

 

 

 【パペットマスター】の両掌に光る球体が出現する。それをフィールドに向けて投げると、地面に吸い込まれる。そしてその部分から墓地にいた【デーモン・ソルジャー】と【クリッター】が飛び出す。

 

「フ、だが【パペットマスター】によって召喚されたモンスターはそのターンに攻撃する事は出来ないぞ」

 

「そんな事は分かっている。それにコイツは攻撃するために復活させんじゃない。あるモンスター召喚への準備のために復活させたんだ」

 

「何!?」

 

「行くぞ、フィールド上の3体の悪魔族モンスターを生贄に捧げ降臨せよ!

【幻魔皇ラビエル】!!

 

 3体の悪魔族モンスターが粒子となると、雷鳴が轟き地面から巨大なモンスターが現れる。それは海馬の持つ【オベリスク】が禍々しい変わり果てた姿となったと言っても過言ではない存在。【ウリア】と並ぶ三幻魔の一角。

 

 

【幻魔皇ラビエル】

特殊召喚/効果モンスター

☆10

闇属性/悪魔族

ATK4000

DEF4000

 

 

「墓地に送られた【クリッター】の効果で、デッキから【バトル・フェーダー】を手札に加える。更にフィールド魔法【失楽園】発動!」

 

 デュエルディスクの右端の部分が開きカードをセットすると、周りの景色が荒れ果てた荒野にへと変化する。

 

「このフィールド魔法がある時、自分フィールド上に『幻魔』が一体でもいる時、デッキからカードを2枚引く事が出来る。よって俺はカードを2枚ドローする。そしてバトル!【ラビエル】で【レジェンド・デビル】を攻撃!『天界蹂躙拳』!!

 

 【ラビエル】の右手の五本指が輝き、勢いよく【レジェンド・デビル】に振り下ろされそのまま押し潰した。

 

 

闇マリク

LP3200→1400

 

 

 攻撃時に発生した衝撃で、闇マリクは吹き飛ばされる。

 

「どうだ?自分の仕掛けたルールに自分がヤラれる気分は?ねェ、ねェ、ねェ〜」

 

「貴様ァ…」

 

「さらに俺は永続魔法【魔法吸収】を発動させ、続けて永続魔法【カードトレーダー】を発動!魔法カードが発動したことで、【魔法吸収】の効果によりLPが500回復する。ターンエンドだ」

 

 

悠也

LP1000→1500

 

 

悠也

LP1500

手札4枚(内1枚【バトル・フェーダー】)

・モンスター

【幻魔皇ラビエル】

ATK4000

・フィールド魔法

【失楽園】

・魔法・罠

【魔法吸収】

【カード・トレーダー】

伏せ×1

 

 

「俺のターン!【グラナドラ】の効果発動!俺のスタンバイフェイズにこのカードが表側守備表示で存在する時、LPを1000ポイント回復する」

 

 

闇マリク

LP1400→2400

 

 

「魔法カード【強欲な壺】を発動!デッキから2枚ドロー」

 

「永続魔法【魔法吸収】の効果は相手が発動した場合でも適応される。よって俺のライフがさらに500回復」

 

 

悠也

LP1500→2000

 

 

「俺は【メルキド四面獣】を守備表示で召喚」

 

 闇マリクのフィールドに『表・裏・左・右』にそれぞれ『喜・怒・哀・楽』を模したお面を付けたモンスターが現れる。

 

 

【メルキド四面獣】

通常モンスター

☆4

闇属性/悪魔族

ATK1500

DEF1200

 

 

「お前がモンスターを召喚したことで【ラビエル】の効果発動!自分フィールドに【幻魔トークン】を1体特殊召喚させる!」

 

 別のモンスターゾーンに両腕を前にクロスさせ身体を縮めている小さな【ラビエル】が現れる。

 

 

【幻魔トークン】

トークン

☆1

闇属性/悪魔族

ATK1000

DEF1000

 

 

「そして1枚カードを伏せ、ターンエンドだ」

 

 

闇マリク

LP2400

手札2枚

・モンスター

【グラナドラ】

DEF700

【メルキド四面獣】

DEF1200

・魔法・罠

伏せ×1

 

 

「俺のターン、ドロー。この瞬間永続魔法【カードトレーダー】の効果発動!スタンバイフェイズに手札1枚をデッキに戻すことが出来る。その後デッキをシャッフルし、カードを1枚引く。……魔法カード【成金ゴブリン】発動!その効果でカードを1枚ドロー。そして相手はLPを1000ポイント回復する。【魔法吸収】の効果で俺も500ポイント回復する」

 

 

闇マリク

LP2400→3400

 

 

悠也

LP2000→2500

 

 

「まだだ。【失楽園】の効果を発動させ、さらに2枚をドローする。そして【ラビエル】で【メルキド四面獣】を攻撃!『天界蹂躙拳』!!

 

 【ラビエル】の5本の爪が輝き、その剛腕が【メルキド四面獣】に迫る。

 

「掛かったな、罠カード【聖なるバリア─ミラーフォース─】発動!」

 

 

 【ラビエル】の攻撃が【メルキド四面獣】に当たる直前に目の前に虹色に輝く透明な障壁が現れ攻撃を受け止める。すると【ラビエル】の攻撃エネルギーが跳ね返され【ラビエル】に直撃し煙が舞う、さらには【幻魔トークン】まで巻き添えを食い破壊される。

 

「フハハハハ!これで貴様のモンスターは全滅だ!フハハハ『ドゴォォォーーン』ッな、何んだ!?」

 

 俺のモンスターを全滅したと思い高笑いする闇マリクであったが、舞い上がる煙から【ラビエル】の剛腕が飛び出し、そのまま【メルキド四面獣】を押し潰し破壊した。

 

「何故だ!?何故破壊されてない!?」

 

 

「フフフ、教えてやるよ。フィールド魔法【失楽園】には二つの効果がある。一つは『幻魔』がいる時カードをドロー出来る効果。そしてもう一つは、このカードがある限り『幻魔』は相手のカードの対象にはならず、さらにはカード効果も破壊されないんだよ」

 

 しかも【ミラーフォース】は『攻撃を無効にする』訳じゃないので、破壊されなければ攻撃は続行することが出来る。だから【ラビエル】はあのまま攻撃が出来た。闇マリクは今のはかなりイラついたようで青筋を立てている。

 

「そして俺はこのターンはまだ通常召喚を行っていない。【暗黒界の番兵レンジ】を守備表示で召喚」

 

 デカい両手をゴールキーパーの様に構える、体格のいい悪魔モンスターを召喚する。

 

 

【暗黒界の番兵レンジ】

通常モンスター

☆4

闇属性/悪魔族

ATK100

DEF2100

 

 

「そして魔法カード【闇の指名者】を発動!」

 

 

悠也

LP2500→3000

 

 

「何っ【闇の指名者】だと!?」

 

「【闇の指名者】?何だそれ?」

 

「【闇の指名者】はモンスターカード名を宣言し、そのカードが相手のデッキにあれば相手の手札に加えさせるカード」

 

「でもそれって相手のデッキにあるカードを知らないと意味ねェんじゃねェか?」

 

 その通り。モンスターカード名を宣言しても、そのカードが入っていなければ不発となってしまう扱いが非常に難しいカード。実際俺も使うことは少ない。なら何故そんなカードを入れたのか、それは相手が闇マリク(コイツ)だから。

 

「俺のデッキにあると分かっているカード…まさか!?」

 

「お察し通り、俺が宣言するのは【ラーの翼神竜】だ」

 

 闇マリクはデッキを取り出し、俺の宣言したカードを手札に加えた。どうやらまだデッキに眠っていたようだ。効果が不発にならなくて良かった。

 

「伏せカードを3枚出しターン終了」

 

 

悠也

LP2500

手札2枚

・モンスター

【幻魔皇ラビエル】

ATK4000

【暗黒界の番兵レンジ】

DEF2100

・フィールド魔法

【失楽園】

・魔法・罠

【魔法吸収】

【カードトレーダー】

伏せ×3

 

 

「俺のターン、ドロー。【グラナドラ】の効果で俺は1000ポイントのLPを回復する」

 

 

闇マリク

LP3400→4400

 

 

「しかし態々神を呼び寄せてくれるとは…随分お優しいことで」

 

「な〜に、倒されるならせめてエースを出してから倒されたいだろ?それに全力でないお前を倒しても面白くないからなぁ」

 

 闇マリクのフィールドにはモンスターが1体だけ。神を召喚するには後2体のモンスターを揃えなくてはならない為、最低でも2ターンくらい必要。だがそれまで俺は待てない。

 

「そうだ!なんなら生贄を揃えるのも手伝ってやろうか」

 

「何ッ!?」

 

「リバースカードオープン!罠カード【ナイトメア・デーモンズ】!このカードは自分のモンスター1体を生贄に捧げ、相手フィールドに攻撃力2000の『ナイトメア・デーモン・トークン』を3体特殊召喚させることが出来る。俺は【暗黒界の番兵レンジ】を生贄に捧げ、お前のフィールドに『ナイトメア・デーモン・トークン』を召喚させる」

 

 【レンジ】の身体から生気が抜けていくとそれが形となっていき、闇マリクのフィールドに3体のトークンが召喚される。

 

 

『ナイトメア・デーモン・トークン』×3

☆6

闇属性/悪魔族

ATK2000

DEF2000

 

 

「俺のフィールドに『トークン』を召喚させるだと!?」

 

「但しその『トークン』は少し厄介でな。破壊されると、そのプレイヤーに1体につき800ポイントのダメージを与える。こんな風に。罠カード発動【サンダー・ブレイク】!手札を1枚捨て、フィールド上のモンスター1体を破壊する。その対象とするのは勿論『ナイトメア・デーモン・トークン』だ!」

 

 上空から降り注いだ一筋の雷が1体の『ナイトメア・デーモン・トークン』に直撃し破壊する。

 

「そして『ナイトメア・デーモン・トークン』が破壊されたことで、お前に800ポイントのダメージを与える」

 

 破壊された『ナイトメア・デーモン・トークン』の魂と思われるモノが闇マリクを襲いLPを奪う。守ってもらえなかった恨みによって悪霊になったのかな?

 

 

闇マリク

LP4400→3600

 

 

「フハハハハハ!コイツは傑作だ!神を手札に呼んでくれただけでなく、召喚するための生贄まで揃えてくれるとは。お人好しにも程があるなぁ」

 

「御託はいいから早く進めてくれ。それともこのままターンを終わらせて敗北するのがお望みか?」

 

「フン、その余裕顔とすぐ絶望にへと変わる。俺は魔法カード【天よりの宝札】を発動!互いのプレイヤーは手札が6枚になる様にカードをドローする」

 

 出ました、ブッ壊れチートカードにして最強の手札増強カード。そしてOCG化ではあまりにも使い難くなっているからネタカードに成り下がってしまったカードの1枚。何でOCGではあんな効果になったんだ?

 そんな考えている内に俺と闇マリクは手札を6枚に補充する。そして【魔法吸収】の効果で俺はLP回復。

 

 

悠也

LP3000→3500

 

 

「俺に贈り物をした事を後悔するがいい。フィールドにいる『トークン』2体と【グラナドラ】の3体を生贄に捧げ、降臨せよ【ラーの翼神竜】!

 

 

 闇マリクのフィールド上の3体のモンスターが消えると、太陽の如く光り輝く最強の神【ラーの翼神竜】が君臨した。

 

 

 




いいところですが今回はここまで、次回決着といきます。
そして今回の使用デッキは幻魔デッキ(仮)です。

このデッキの内容はまだ幻魔のストラクチャーデッキ発売前だったので、一部を除いて私が前に使っていた幻魔デッキを参考にしました。なので「何でこのカード出さないの?」と言うのは無しでお願いします。

そして今回はアニメオリジナルカードが出たので、最後にそちらの情報を書いておきます。今後アニメオリジナルのカードが出たら同じように後書きに書きます(OCG化していないモノに限り)。


今回のアニメオリジナルカード
【速攻の吸血蛆】
効果モンスター
☆4
地属性/昆虫族
ATK500
DEF1200
このカードは相手プレーヤーに直接攻撃する事ができる。また、このカードは先行1ターン目に攻撃する事ができる。このカードが攻撃を行ったターンのエンドフェイズ時、手札を1枚捨てる事でこのカードを表側守備表示に変更できる。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。