今年の年末は最大9連休、皆さんはどのようにお過ごしですか?私は久々の年末長期休暇なので、現在実家に帰省し英気を養っています。しかし今年はインフルエンザが猛威を振るっています。私の職場でも12月上旬に流行り出し大変でした。皆さんもお気をつけください。
今回からアニメオリジナルのノア編をやっていこうと思います。
一応主人公はノア編は知っているけど、至るところがうる覚えっと言う設定です。後今回主人公が嫌味なキャラになっているので
それでは、どうぞ。
「zzz…」
ガタ、ガタ
突如船が大きく揺れ、その振動で眼が覚めてしまった。なんだよ…折角気持ち良く寝ていたのに…。窓の外を見ると、船が目的地の島を目の前にして左に傾きだし海の方へに戻りだす。
そして海面から一隻の潜水艦が浮上し、上部のハッチが開き、船はその中にへと入り着陸した。しかも逃げられないように船にロックまで掛かる。
そう言えばアニオリでこんな展開あったな。確か五組のおっさんが主人公達に復讐するとかで…。まぁ俺には関係ないことだが、折角気持ちよく寝てたのに無理矢理起こされてイライラしている。少し痛い目に合わせないと気が済まない。
俺はヘルメットを取り出し装着。近くにあったコンセントに繋ぎ、ヘルメットのボタンを押す。すると次第に意識が薄れていき瞼を閉じ眠りに付く。
軈て意識が覚醒し始め目を開け視界に入ったのは、部屋の天井ではなく青空であった。周りには草木が生い茂っており気持ちいいそよ風が吹いていた。
「どうやら上手く入り込めたようだな」
ここがコンピューターの中だと頭の中で理解出来ていても、実際目の前にありリアル過ぎるため少しでも気を抜いたら現実世界だと認識してしまいそうになる。
まぁ今はそんなことよりここに囚われている主人公組を探すかっと思っていたら前方から3人の男女が近付いてくる。
【本田】と【御伽】、そして城之内の妹確か【静香】って言ったか。
「貴方は…」
「あれ、お前もここにいたのか?」
「どうして君がここに。確か船に残ってたんじゃ」
あらら、いきなりそれを聞く。素直に「ここはコンピュータの世界で、今ここにいる我々は精神だけの存在なんだ」って言っても信用しないだろう。ここは敢えて黙っておくか。
「…まぁ色々あるんだよ。そう言うお前達は何をしてるだ」
「何って見りゃ分かるだろう。ここから出る方法を探してるんだよ」
「君は僕達とは違う方法でここに来たんだろ。だったらここから出る方法を知らないかい?」
「…生憎俺も目を覚ましたらここにいたからな。出口はどこなのかさっぱり…ん」
何か気配を感じ視線を向けると、その先に扉があった。見るからに怪しい…「入ってください」と言わんばかりに。本田と御伽も警戒している。まぁこんな状況で警戒しないお人好しはいない…
「きっとここからの出口ですよ」
…いたよ!?なんの警戒もしないお人好しが!?
扉が開かれると眩しい程の光が溢れ辺りを包み込む。光が収まり目を開けると、そこは先程の草原ではなく何処からの施設のような場所であった。3人はバーチャル世界から抜け出せたと思っているがそう甘くは無い。
『待っていたぞ』
ほらね。上から機械族モンスターの【機械軍曹】が現れ、ゆっくりと降りてきた。その正体はビック5の1人にして嘗て工場長を任されていた「大田」と言う人物らしい。
奴はデュエルする相手に扉を開けた静香を指名してきた。それを聞き本田が「自分が代わりにやる」と名乗り出た。そしたら御伽まで「自分がやる」と言い出した。俺を除いて3人の中では御伽以外初心者だからな。
すると御伽はある提案を出した。自分と本田が2人で相手をすると言うこと。そうなったら勝利した場合一気に2人分の肉体が手に入るからっと。どうして
『それならもっと効率のいいデュエルをしようじゃないか。4対1でデュエルでどうだ?こっちはワシ1人、そっちはお前達4人。その代わり試合に負けた者の身体は全て頂く』
ちょっと待て!?俺まで入ってるのかよ!!しかし4対1とは随分余裕だな。まぁ本田と静香は完全なる素人、御伽も知識はあれどもデュエルしているところはみたことがない。だから俺以外素人に等しい、ハンデになると言えなくもない。それに勝手に話を進め俺を巻き込むとは…身の程知らずであることを思い知らせてやろうじゃないか。
『デッキを組め』
俺達の前に無数のカードのデータが次から次へと流れてくる。確か指で触れることでデッキを作成してくれるんだったか。だが俺には必要ないがな。
「俺にはこのカードのデータは必要ない」
『何?』
「何故なら俺のデッキは既にある。そしてデッキマスターは、出ろ【ダーク・クルセイダー】!」
デッキをデュエルディスクにセットしたと同時に、俺の右後方に大剣を所有し、赤いマントを靡かせ、髑髏の仮面を付けたモンスターが現れる。
その後デッキを組み終わった3人も、それぞれデッキマスターを選び終わると、突如正面の床が開く。その下には対象のマグマが溜まっている。
そして皆デュエルディスクにデッキをセットしデュエルがスタート。先ずは静香のターンからのようだ。
「私のターンです、ドロー。え〜とじゃあ…これ!お兄ちゃんならカッコよく攻撃よね。【デーモン・テイマー】を攻撃表示で召喚」
【デーモン・テイマー】
リバース/効果モンスター
☆3
地属性/戦士族
ATK800
DEF700
はッ!?たった攻撃力800しかない【デーモン・テイマー】を攻撃表示だって!?
「エッ!?」
「攻撃表示!?」
「エッ?わ、私何か間違えましたか?」
「エッ!?い、いや別に。それでいいんだよ!ア、アハハハハハハ」
何がそれでいいだ。攻撃力が低いモンスターを攻撃表示で出すなんて的にされるだけ。武器を持たない騎士のように。御伽も同じような事を考えているだろう。少し険しい顔をしている。
「そうですか?なら良かった。私はこれでターンエンドです「ハァっ!?何考えてる!」エッ?」
「攻撃力が800しかないモンスターを攻撃表示で出し、しかも伏せカードも1枚も無しなんて『どうぞ私を狙ってください』って言ってるようなもんだろうが!」
「おいテメェ!静香ちゃんになって事言うだ!」
「そうだよ。それに静香ちゃんは初心者なんだ。そんな言い方はないないだろう」
「知るか、そんなこと!これは命懸けのデュエルだぞ!まぁ、死に急ぎたいなら話は別だがな」
「何だと!?」
『仲間割れか?まぁこちらにとっては好都合だが、それ以上はアドバイスと見なすぞ』
チッ、やっぱり素人と一緒だと調子が狂う。これなら海馬と組んだ方がマシかもな。
静香
LP4000
手札5枚
・モンスター
【デーモン・タイマー】
ATK800
・魔法・罠
なし
本田のターンになった。城之内の妹よりは多少のルールは知っている分マシだと思いたいが素人レベル、正直不安要素しかない。
「【コマンダー】を攻撃表示で召喚。ターンエンド」
色黒で本田に似た髪型(?)をした、正にコイツの生き写しと言えるモンスターが現れる。
【コマンダー】
通常モンスター
☆2
闇属性/機械族
ATK750
DEF700
攻撃力1000以下の通常モンスターを攻撃表示で出して伏せカードもなし。恐らくあの女を狙わせないための行動だと思うが、だったら守備表示で出して身代わりにすればいいのに…。まぁ所詮素人、そんなこと知らないか、必死過ぎて気が回らないかのどちらかだろう。
本田
LP4000
手札5枚
・モンスター
【コマンダー】
ATK750
・魔法・罠
なし
「僕ターン、ドロー。【13人目の埋葬者】を守備表示で召喚」
御伽のターンとなり布切れ一枚を羽織り大剣を持った骸骨が現れる。
【13人目の埋葬者】
通常モンスター
☆3
闇属性/アンデット族
ATK1200
DEF900
「ターンエンド」
御伽
LP4000
手札5枚
・モンスター
【13人目の埋葬者】
DEF900
・魔法・罠
なし
全く漸く俺のターンか。
「俺のターン、ドロー。俺は【終末の騎士】を守備表示で召喚」
ゴーグルを着用し口元を赤いマフラーで隠した漆黒の騎士が現れる。
【終末の騎士】
効果モンスター
☆4
闇属性/戦士族
ATK1400
DEF1200
「効果発動。このカードが召喚・反転召喚・特殊召喚に成功した時、デッキから闇属性モンスターを1体墓地に送る。俺が墓地に送るのは【ネクロ・ガードナー】!」
『ふん。自分からモンスターを墓地に送るとは。あの娘に散々言っていたようだが貴様こそデュエル初心者ではないのか?』
この時代にはまだ墓地から復活されるカードや、墓地いる事によって効果を発動する少ない。普通ならそうかもしれないが生憎、俺は普通じゃない。
「墓地にモンスターを送るのも戦略の1つだ。その内分かる。さらにリバースカードを1枚伏せてターンエンド」
悠也
LP4000
手札4枚
・モンスター
【終末の騎士】
DEF1200
・魔法・罠
伏せ×1
『減らず口を。ワシのターン、ドロー!ワシは【メカファルコン】を召喚』
相手の場に全身機械で出来た鳥型のモンスターが現れる。
【メカファルコン】
通常モンスター
☆4
風属性/機械族
ATK1400
DEF1200
「【デーモン・テイマー】を攻撃だ!」
「野郎、静香ちゃんを狙いやがった!」
当たり前だ。複数相手に勝利を掴むなら弱い奴から狙った方が効率がいい。
ここで彼女を守るのもありだが、相手の攻撃力もそこまで高くない。まだ安全地帯の筈。ここは敢えて温存しておくことにしよう。
【メカファルコン】はその鋭い翼で【デーモン・テイマー】を斬り付け破壊する。
静香
LP4000→3400
「キャー!」
攻撃の余波が彼女を襲い悲鳴を上げる。始めてデュエルする奴にはこの衝撃はキツイだろう。俺も始めて体感した時はソリッドビジョンでも痛かったし。
「大丈夫か、静香ちゃん」
「は、はい」
痩せ我慢しているのがバレバレ。
『ワシの攻撃はまだ終わっておらんぞ!デッキマスター能力、【支援砲撃】を発動!手札から機械族モンスターを墓地に送り、1体に500ポイントのダメージをお前達に与える!』
相手のフィールドに4体の機械族モンスターが現れ、俺達全員にそれぞれレーザーを放ち皆に500ポイントダメージを与えた。
「キャー!」
「ウワッ!」
「ウゥー!」
「イッ!」
静香
LP3400→2900
本田
LP4000→3500
御伽
LP4000→3500
悠也
LP4000→3500
雑魚の癖にこの俺にダメージを与えるとは…やってくれたな。この落とし前倍に、いやそれ以上にして返してやるからなァァ…。
『さらにカードを1枚伏せターンエンドだ』
機械軍曹
LP4000
手札0
・モンスター
【メカファルコン】
ATK1400
・魔法・罠
伏せ×1
「私ターン、ドロー。一番守備力が高いのは…これね」
「大丈夫だ。静香ちゃん落ち着いて行くんだ」
「はい、【慈悲深き修道女】を召喚します」
彼女のフィールドに両手を重ね合わせ祈りのポーズを取る、教会のシスターの格好した女性が現れる。
【慈悲深き修道女】
効果モンスター
☆4
光属性/天使族
ATK850
DEF2000
ってちょっと待て!また攻撃表示かよ。守備力が高いのを出しときながら攻撃表示なんて。……もしかしてカードの向きが理解できていないのか?
「静香ちゃん、守備表示はカードを縦じゃなく横にセットするんだ」
「えっ!?」
あっ、やっぱり解ってなかったのね。御伽がアドバイスしていると、機械軍曹がこれ以上のアドバイスを禁止してきた。本田はもう一度やり直しさせるように言うがそれは叶わなかった。
「…ターンエンドです」
今にも消えそうな声だ。だが俺には関係ない。
静香
LP2900
手札5枚
・モンスター
【慈悲深き修道女】
ATK850
・魔法・罠
なし
「俺のターン、ドロー!手札から魔法カード【攻撃封じ】を発動」
あのカードで【慈悲深き修道女】を守備表示にしようって魂胆だろうがそう上手くいくかな。
『そうはさせん!罠カード【フォース・フィールド】発動!その効果で【攻撃封じ】の発動を無効にし、破壊する』
【フォース・フィールド】から飛び出した透明な膜が【攻撃封じ】のカードを包み込み破壊する。
「クソ…ターンエンドだ」
本田
LP3500
手札5枚
・モンスター
【コマンダー】
ATK750
・魔法・罠
なし
「僕のターン!【ヤランゾ】を守備表示で召喚」
宝箱から上半身が出ているモンスターが現れる。
【ヤランゾ】
通常モンスター
☆4
闇属性/アンデット族
ATK1300
DEF1500
「ターンエンド」
御伽
LP3500
手札5枚
・モンスター
【13人目の埋葬者】
DEF900
【ヤランゾ】
DEF1500
・魔法・罠
なし
「俺のターンドロー。リバースカードを3枚セットし、【クリッター】を守備表示で召喚してターンエンドだ」
【クリッター】
効果モンスター
☆3
闇属性/悪魔族
ATK1000
DEF600
悠也
LP3500
手札1枚
・モンスター
【終末の騎士】
DEF1200
【クリッター】
DEF600
・魔法・罠
伏せ×4
『ワシのターン、ドロー。ワシは魔法カード【強欲な壺】を発動。デッキから新たに2枚を引く。そして【メカファルコン】を生贄にし【機械王】を召喚』
【機械王】
効果モンスター
☆6
地属性/機械族
ATK2200
DEF2000
『【機械王】の特殊効果。自分自身を含める場の機械族モンスター1体につき、攻撃力が100ポイントアップ。今フィールドには【機械王】を含め【コマンダー】の2体の機械族がいる。よって攻撃力200ポイントのアップ』
【機械王】
ATK2200→2400
『【機械王】で【慈悲深き修道女】を攻撃!』
【機械王】の右腕が某ロボットアニメの必殺技のロケットパンチの様に飛び出し【慈悲深き修道女】に迫る。だが今回はそうはいかないぜ。
「罠カード発動【立ちはだかる強敵】!」
『何!?』
「このカードは相手の攻撃宣言時に発動。自分フィールドのモンスター1体を選択、その後相手はそのモンスターにしか攻撃出来ない。俺が選択するのは【クリッター】!」
【慈悲深き修道女】に向かっていた【機械王】の攻撃は直前に軌道を変え【クリッター】にへと向かいそのまま破壊する。
「そして【クリッター】の効果でデッキから攻撃力1500以下のモンスター1体を手札に加えることが出来る。【黒き森のウィッチ】を手札に加える」
手札補充に加えデッキ圧縮。本当に【クリッター】のようなモンスターは使える。初期効果で禁止カードにされた理由が分かる。
「おいお前、なんでさっきそのカードを使わなかった!そうすれば静香ちゃんを危険な目に合わせなくて済んだんだぞ!」
そう考えているといきなり本田が突っかかってきた。どうやら俺が最初のターンに伏せたリバースカードが【立ちはだかる強敵】だと思っているっているようだ。
「…理由?簡単だ。【
まぁ仮に伏せてあったとしても使わなかったが。何の警戒もなしに扉を開けたり、攻撃力800しかないモンスターを攻撃表紙で出すお人好しな子には、一回痛い目に合わなければ分からないだろうから。
『クソっ、ワシのターンはまだ終わっておらん!魔法カード【天よりの宝札】を発動。全てのプレーヤーは手札が6枚なるようにカードをドローする』
これで5人全員の手札が6枚になった。
『さらに手札から機械族モンスターを墓地に送り、デッキマスター能力【支援砲撃】を発動!ワシは4枚の機械族モンスターを墓地に送り、お前達4人に500ポイントダメージを与える!』
相手のフィールドにさらに4体のモンスターが現れてそれぞれ1人ずつに攻撃してきた。3人はなす術なくモロに攻撃を食らった。
静香
LP2900→2400
本田
LP3500→3000
御伽
LP3500→3000
そして俺にも残る1体の攻撃が迫ってくるが、俺を甘く見ないでほしいな。
「リバースカード発動」
『何!?』
「カウンター罠【地獄の扉越し銃】!このカードはダメージ効果を与えるカードが発動した時に発動し、その俺が受けるダメージを相手に移し替える!」
『何だと!?』
「お前のデッキマスター能力は手札の機械族モンスターを墓地に送って相手にダメージを与える効果。だからこのカードが発動した。正直上手くいくかどうか心配だったけどね」
俺の目の前に銃が現れ攻撃を吸収。その銃は俺の手に収まり、人差し指を引き金に添える。
「返すぞ」
そして引き金を引き、1発の光の弾が放たれ【機械軍曹】に直撃する。
『グワッ!』
機械軍曹
LP4000→3500
「どうだ?自分の攻撃が跳ね返されてダメージを受ける気分は?」
『おのれ小僧!この屈辱必ず晴らしてくれる。カードを1枚伏せターンエンド』
機械軍曹
LP3500
手札1枚
・モンスター
【機械王】
ATK2400
・魔法・罠
伏せ×1
その後静香→本田→御伽のターンとなるが、皆新たにモンスターを1体召喚させ、静香は【慈悲深き修道女】を本田は【コマンダー】を守備表示に変更させ終了した。
壁モンスターを出すのはいいんだけど伏せカードを1枚も出さないってどう言うこと?責めてブラフでもいいから出した方がいいと思うけど…。
「俺のターン、ドロー。俺は攻めさせてもらうぞ。【終末の騎士】を生贄にして、レベル7の【E-HERO マリシャス・エッジ】を攻撃表示で召喚」
【終末の騎士】が消失し、新たに青黒く両手に3本のニードルを装着したHEROモンスターが現れる。しかし名前に「HERO」と付いているが、その姿は漫画とかに出てくるような正義のHEROではなく、どちらかと言うとダークヒーローに近いだろう。
【E-HEROマリシャス・エッジ】
効果モンスター
☆7
地属性/悪魔族
ATK2600
DEF1800
『何!?7つ星モンスターを1体の生贄で召喚しただと!?』
「【マリシャス・エッジ】は相手フィールドにモンスターが存在する時、1体の生贄だけで召喚できるのさ。バトルだ、【マリシャス・エッジ】で【機械王】を攻撃!『ニードル・バースト』!」
命令を受けた【マリシャス・エッジ】は飛び上がり、両手に装着されていたニードルを飛ばし【機械王】を串刺しにし破壊する。
機械軍曹
LP3500→3300
『クソッ』
「あの女も素人だが、俺から言わせればお前も素人と変わりはない!これなら他の奴と戦った方が面白かったかもな」
『ワシを舐めるなよ小僧。罠カード発動【補充要員】!自分の墓地にモンスターカードが5枚以上ある時に発動。墓地から攻撃力1500以下のモンスターを3体まで手札に戻すことが出来る』
【機械軍曹】は墓地から3体のモンスターを手札にへと回収した。
『そして今手札に戻したこの3体を、再び墓地にへと送りデッキマスター能力【支援砲撃】を発動!その対象とするのは、小僧貴様だ!』
回収したモンスター3体を再度墓地に送り、フィールドに出現。3体のモンスターの攻撃が一斉に俺にへと放たれる。でも残念。伏せカードを見落としてるぞ。
「罠発動!【ダメージポラリライザー】!このカードもダメージを与える効果が発動した時に発動!その効果と発動を無効にする。」
俺の正面に虹色のバリアが展開され3体の攻撃を防ぎ砕ける。
『またか、クソッ』
「その後全てのプレイヤーはカードを1枚ドローする」
全員1枚ずつカードを引く。
「カードを場に3枚伏せターンエンド」
悠也
LP3500
手札4枚
・モンスター
【E-HEROマリシャス・エッジ】
ATK2600
・魔法・罠
伏せ×4枚
「静香!」
「ッ!お兄ちゃん!」
「静香、無事か!」
「本田君!御伽君!皆無事だったんだね」
遊戯、城之内、杏子、そしてなんと孔雀舞がいた。あぁ、この世界では俺が闇マリクと戦ったから闇のゲームの呪いを受けていないから眠りについてないだった。そして遊戯達と一緒にバトルシップから降りたのか。
「ん?あれ神山じゃねェか。なんでお前までここにいるんだよ」
「確か彼はシップから降りてなかったわよ」
また面倒な展開になってきた。これは後で聞かれる可能性「大」だな。
『仲間のご到着か。丁度いい。お前達を倒し、アイツらの肉体もいただくとしよう』
「フン、残念だがそれは無理だ。何故ならお前はここで倒されるからな。それより早く進めてくれないか」
『どこまでもワシをナメくさりおって!ドロー!ッフフフ、小僧、ワシを怒らせたこと後悔するがいい。手札から永続魔王【機械仕掛けの夜ークロック・ワーク・ナイト】を発動!このカードの発動によりフィールド上のモンスターは全て機械族に変更される!』
あのカードは確か最近OCG化したカード!厄介なカードが出てきた。あのカードの発動により場にいるモンスター達が全て機械族になってしまった。種族が変更された【マリシャス・エッジ】の身体にも至る所にボルトがある。
『その効果でワシのモンスターは攻撃力が500ポイントアップする。しかしお前達のモンスターは逆に500ポイントダウンするのだ!』
【マリシャス・エッジ】
ATK2600→2100
『そしてワシはワシ自身、デッキマスター【機械軍曹】を攻撃表示で場に出し、【屑鉄再生工場】発動!このカードは墓地に眠るモンスターを1体自分の場に特殊召喚させ、ワシとの融合を可能とする。蘇れ【機械王】!そして我が力となるのだ!』
以前バンデット・キースとのデュエルでも苦戦した、某ロボットアニメに出てくるような機械族モンスター【パーフェクト機械王】が現れる。
【パーフェクト機械王】(アニメ版)
融合・効果モンスター
地属性/機械族
ATK2700
DEF2200
『【パーフェクト機械王】の特殊効果、それは場の機械族モンスター1体につき攻撃力500ポイントのアップ』
【クロック・ワーク・ナイト】の効果によってフィールド上のモンスターは全て機械族になった。そして今場にいる機械族は8体。よって攻撃力…
「4000ポイントのアップか!?」
『いや、ワシ自身も機械族だ。よって計4500ポイントのアップだ』
【パーフェクト機械王】
ATK2700→7200
『さらに【クロック・ワーク・ナイト】の効果で+500ポイント』
【パーフェクト機械王】
ATK7200→7700
攻撃力7000台突破!?バンデット・キースさえ、そこまでは行かなかったぞ。
「攻撃力7700だと!?」
「何なの食らったら一溜まりもないわ」
「大丈夫。皆んなのモンスターは守備表示、ダメージは受けないよ」
「そうね。デュエルモンスターズのルールでは1体ずつにしか攻撃出来ない。1体だけならなんとか凌げる」
皆んなって俺の【マリシャス・エッジ】は攻撃表示なんですが…。もしかして俺なら問題ないっと思っているのか?まぁ当たっているけど、出来れば少しは気にしてほしいと言うのが本音だ。
『それはどうかな。続けて速攻魔法カード【ショート】を発動!』
相手のカードが発動すると、俺達のモンスター達の身体がバチバチと電流が走る。そして守備表示になっていたモンスター達が立ち上がり攻撃表示に変更させられる。
『このカードは1ターンの間相手の機械族モンスターを強制的に攻撃表示に、さらに効果の発動も出来なくさせる。ワシとしては小僧、このワシをコケにした貴様を葬りたいが、先ずはその小娘からにしよう』
【パーフェクト機械王】は俺ではなく静香に狙いを定めた。まぁ素人な上伏せカードも無いし警戒する必要はない。狙うのは妥当か。
【パーフェクト機械王】の両肩のランチャーから無数のミサイルが飛び出し【慈悲深き修道女】へ向かっていく。今の彼女にはこの攻撃を防ぐ手段はないだろう。
「行け【レア・メタル・ナイト】!」
本田のデッキマスター【レア・メタル・ナイト】が命令を受け飛び出し【慈悲深き修道女】の前に出る。
「デッキマスター能力でカードを1枚伏せ【レア・メタル・ナイト】の攻撃力アップ!」
【レア・メタル・ナイト】
ATK1200→2200
『愚かな!その程度でこの攻撃を凌げると思っているのか!!』
確かに攻撃力が1000ポイントアップしてもこの状況では《雀の涙》程度でしかない。この攻撃が通れば本田のデッキマスターは破壊されて負けてしまう。
「本田、辞めろ!!」
「本田君!!」
「本田!!」
ギャラリー達も大切な仲間がヤラれると思い騒いでいる。俺としてはこのまま攻撃を通してもいいが、貸しを作るのも悪くはないか。
「この瞬間モンスター効果を発動させる」
『無駄だ!【ショート】の効果でお前達のモンスターは効果を発動することは出来ん!』
確かに【ショート】の影響を受けたことで、俺達の場のモンスターは全て特殊効果を封じられている。そう…
「誰がフィールドのモンスターと言った」
『何?』
「俺が発動させるのは墓地からだ!墓地の【ネクロ・ガードナー】効果発動!!」
『何ッ、墓地からだと!?それにそのカードは!』
「そう最初のターンに墓地に送ったカードだ。そしてこのカードは墓地にいることで効果を発揮する。その効果はこのカード自身をゲームから除外、基取り除いて攻撃を一度だけ無効にする」
墓地から【ネクロ・ガードナー】のカードを取り出すと【慈悲深き修道女】を守る【レア・メタル・ナイト】の前に、身体が透明な【ネクロ・ガードナー】が現れ、【パーフェクト機械王】からの攻撃を代わりに受け守り抜いた。
「言ったろ。墓地に送ることも戦略と一つだと。その通りだったろ?さらに速攻魔法【異次元からの埋葬】を発動!このカードはゲームから除外、基取り除かれているモンスターを3体まで選択し、そのカードを持ち主の墓地に戻すことが出来る。勿論俺は今除外した【ネクロ・ガード】を墓地に戻す」
取り出した【ネクロ・ガードナー】をもう一度墓地スロットに戻す。
「これでまた【ネクロ・ガードナー】を使うことが出来る」
『クソ、ターンエンドだ』
【パーフェクト機械王】
LP3300
手札0
・モンスター
【パーフェクト機械王】
ATK7700
・魔法・罠
【機械仕掛けの夜ークロック・ワーク・ナイト】
「フゥ〜、何とか凌いだな」
「でも攻撃力7700のモンスターなんて、どうやって倒せば」
ギャラリー含めてデュエル中の3人も【パーフェクト機械王】を倒す方法に悩んでいる。一般的に言えば相手より強いモンスターを出すのが普通。だが7700以上の攻撃力のモンスターを出すって言うのは無理な話。素の攻撃力でも最大値は5000だったはずだし。
「静香よく聞け。理由はどうであれ、そこにいるお前は1人のデュエリストだ。お前も俺の妹なら最後まで諦めるな。俺が…お兄ちゃんが見ててやる」
「お兄ちゃん…うん、私やってみる!私のターンです、ドロー!」
兄の励ましで威勢を取り戻した。顔付きも少し覚悟を決めた感があり良い顔になったと思う。…勝つために少し助言をしてやるか。
「おい、女。【
「エッ?」
「力の源?」
「これが答えだ。リバースカードオープン!罠カード【デストラクト・ポーション】発動!自分フィールド上のモンスター1体を破壊し、そのモンスターの攻撃力分のLPを回復する。俺は【マリシャス・エッジ】を破壊して、その攻撃力分のLPを回復させる」
選択された【マリシャス・エッジ】は身体が機械になっているからか大爆発を起こす。そしてその破片は光の粒子となり俺のLPを回復させる。
悠也
LP3500→5600
「機械族モンスターが1体いなくなったことで、お前の攻撃力が500ポイントダウン」
【パーフェクト機械王】
ATK7700→7200
「そうか。【パーフェクト機械王】はフィールドにいる機械族モンスターの数だけ攻撃力が上がる」
「と言うことは」
「場の機械族モンスターを減らせば攻撃力は下がっていく」
その通り。確かに現在の【パーフェクト機械王】の攻撃力に太刀打ち出来るモンスターはない。しかしそれは場の機械族モンスターが力となっているから。つまり場の機械族モンスターを減らせば攻撃力も下がっていく。後はあの子の手札次第だ。
「【
機械化した【
【堕天使マリー】
効果モンスター
☆5
闇属性/天使族
ATK1700
DEF1200
俺の言った通り機械族モンスターを減らしたことで【パーフェクト機械王】の攻撃力が500ポイント下がる。
【パーフェクト機械王】
ATK7200→6700
「そしてデッキマスター能力“フュージョニック・アイ“を発動させます。手札の魔法カードを1枚捨てて、【堕天使マリー】と【慈悲深き修道女】を融合させます」
『フュージョニック・アイ!』
デッキマスターの力を使って彼女の2体のモンスターは一つとなり、神話に出てくる英雄『ジャンヌ・ダルク』を模したモンスターが現れる。
【聖女ジャンヌ】
融合モンスター
☆7
光属性/天使属
ATK2800
DEF2000
また機械族が1体減ったことにより【パーフェクト機械王】の攻撃力はさらに500ダウンする。
【パーフェクト機械王】
ATK6700→6200
『それがお嬢さんの出す最強の戦士か。しかし【
本田のフィールドにいる【コマンド・エンジェル】の身体が光出すと、特殊効果で【聖女ジャンヌ】に力を与える。
【聖女ジャンヌ】
ATK2800→3200
しかしだがこれで終わりじゃない。
「罠カード発動【DNA移植手術】!このカードは発動時、1つの属性を宣言する。その後表側表示のモンスターは全て宣言した属性になる。俺が宣言するのは…《闇》。よってフィールド上の全てのモンスターは闇属性になる」
これで場のモンスターは全て闇属性にへなった。一見すると属性を変更させただけだから大した意味はない。全員「何がしたいんだ?」と言う顔になっている。しかしこれには大きな意味があるのだ。
「そして俺のデッキマスター能力を発動!手札の闇属性モンスターを任意の枚数墓地に送り、1枚につき場の闇属性モンスター1体の攻撃力をこのターンの終わりまで500ポイントアップさせる。対象は【ジャンヌ】!」
手札から2体の闇属性モンスターを墓地に送り、闇属性となった【ジャンヌ】に力を与える。
【聖女ジャンヌ】
ATK3200→4200
「静香ちゃん、俺も力を貸すぜ」
「エッ?」
「リバースカードオープン【レア・メタル・ソウル】発動!この効果で【聖女ジャンヌ】の攻撃力をさらに1000ポイントアップさせる!」
本田の発動した魔法カードが【聖女ジャンヌ】にさらなる力を与える。
【聖女ジャンヌ】
ATK4200→5200
『だがそれでも【パーフェクト機械王】の攻撃力には届かんな』
機械族が減ったことにより【パーフェクト機械王】の攻撃力は下がったが、それでもまだ6200。対して【聖女ジャンヌ】の攻撃力は5200。まだ1000ポイントの差がある。
「おい、女。【ジャンヌ】で【
「エッ?」
「何言ってやがる!?向こうの方が攻撃力が上なんだぞ!」
「そうだよ!今攻撃したら返り討ちに合うだけだ!」
周りのギャラリーは俺の言ったことに批判する。攻撃力の高いモンスターに攻撃する、確かに傍から見れば自滅行為だろう。だが…。
「いいから攻撃だ。俺の言うことを信じろ」
「は、はい。【聖女ジャンヌ】、【パーフェクト機械王】に攻撃して!」
命令を受けた【聖女ジャンヌ】は剣を構え、背中に白と黒が混ざった翼を生やし【パーフェクト機械王】に向かっていく。
『バカめ。返り討ちに合うがいい!』
両肩から無数のミサイルが放たれ、向かっていく【聖女ジャンヌ】に迫る。
「ここでさっき墓地に戻した【ネクロ・ガードナー】の効果発動させ、この攻撃を一度だけ無効にする」
半透明の【ネクロ・ガードナー】が2体の間に現れ、それぞれの攻撃を防ぎ姿を消す。
『チッ。だがどちらにせよ、今の攻撃は折角の守りの要となる効果を無駄に使わせただけだったようだな」
「それはどうかな?この瞬間伏せカード発動!速攻魔法【ダブル・アップ・チャンス】!このカードはモンスターの戦闘が無効にされた時に発動。攻撃したモンスターの攻撃力を倍にさせもう一度バトルを行うことが出来る」
『何ッ!?倍だと!?』
【聖女ジャンヌ】
ATK5200→10400
『攻撃力10400だと!?』
「さぁ今度こそトドメをさせ」
「はい!【聖女ジャンヌ】もう一度【パーフェクト機械王】に攻撃して!」
上空で待機していた【聖女ジャンヌ】は持っていた剣を振り上げると、さらに眩しく光輝き主人の想いを載せたその剣で【パーフェクト機械王】を真っ二つに斬り裂いた。
『バ、バカなァァーー!!』
【パーフェクト機械王】
LP3300→0
LPが0になった上にデッキマスターも破壊され消滅した。…これはどう見ても完全敗北だな。
遊戯とその仲間達は3人が無事にデュエルに勝利したことに喜んでいる。その隙に乗じてこの場から離れようとする。
「ん?あっ、おいちょっと待てよ!」
それに気付いた城之内が呼び止めようとするが、俺はそれよりも前に能力を使ってこの場から退散する。
そして出た場所は広い荒野であった。本当ならあのまま電脳世界から出ても良かったんだが、折角だしこの世界の自称創造主様にご挨拶しておかないとな。
今年の投稿はこれで最後です。
遂に今年も残り後少しとなりました。今年は年初めに地震があったり、新札が出たりと色々ありましたね。
特に私は長年勤めていた職場を辞め、新たな職場に転職し、私にとってある意味大きな一歩を踏み出せたかなっと思う年でした。来年はより良い年になることを願います。
それでは皆様、良いお年を!