先程来年の1月からのリミットレギュレーションで大活躍している【ダンディライオン】が禁止カードになってしまう事にショックを受けました。
しかも現在放送中のVRAINSの主人公である遊作のエースである【ファイアウォール・ドラゴン】も禁止になってしまうとは…。主人公のエースが禁止になるってこんな事あっていいのかっと思っています。
さて今回は島に上陸して悠也が早速デュエルします。どんなデッキを使うのかは見てからのお楽しみ。それではどうぞ。
4話
「おッ!やっと島が見えてきたな」
孔雀舞との騒動の後、俺はあれから船の甲板でずっと海を眺めていた。実は闇の力のお陰で一日、二日くらいなら寝なくても大丈夫なのだ。そして夜が明け大会が開催される島が肉眼で確認出来るくらいまでにまで来ていた。
やがて島に到着するとデュエリスト達が次々と上陸して行く。
「それではルールを説明しましょう。デュエルは全て、デュエルモンスターズのカードによって行われマース。ライフポイントは2000。プレイヤーへの直接攻撃は禁止デース。皆さんがこのデュエルのために持ってきた最強のカードデッキで、思う存分戦って下サーイ。参加者の皆さんには予めデュエルグローブと2個のスターチップが届いているはずネ。グローブのリングにはスターチップを嵌め込む穴が10個空いています。このスターチップが決闘者の証。デュエルはこのスターチップを賭けて行われマース。デュエルは島全土が舞台となりマース。バトルロイヤル形式で10個のスターチップを揃えた者だけがこの門をくぐる事が出来マース。デュエルの開始はジャスト1時間後、タイムリミットは48時間。その時点でスターチップが10個に満たない者は敗者とみなし、この王国から強制退去を命じマース。……では決闘者の諸君、健闘を祈ってマース」
48時間と言う事はまる2日…その2日間の間にスターチップを10個集めなければならない。
参加者達は全国大会に出場した者達がいる中で、いきなり強い奴と戦ってスターチップを失いたくないだろう。だからと言ってモタモタしていたらスターチップを集められずタイムアップとなってしまう。とっとと対戦相手探しますか。
てな訳で近くにいた1人の少年に声をかける。
「そこの君、相手をしてくれないか?」
「い、いえ、結構です!」
その少年は一目散に逃げ出した。おいおい、逃げる事はないだろう。まるで人を化け物のように……いや間違っていないか。
それに大会優勝者と戦っていきなり失格になりたくはないだろうし。だがこのまま逃げらればかりではスターチップを集めるどころか失格になってしまう。それは避けなければ!
「おい、そこのお前」
悩んでいると後ろから声を掛けられた。顔を向けると何やらタチの悪そうな顔付きの少年が2人現れた。
「お前、全国大会の優勝者だろ?今ここで俺達と戦え!」
ほう、大会優勝者と知っていながら俺に戦いを挑んで来るとは。しかし好都合だ。このまま戦いなしで終わると思っていたからな。
「いいだろう。で、どっちが俺と戦うんだ?」
「おいおい、話を聞いていなかったのか?俺はさっき
「そうだ。今から俺達と一人ずつデュエルしてもらう」
コイツら2人と戦うのかよ。面倒だなぁ〜。
「お前が俺達二人に勝てば、俺達のスターチップを全てくれてやる」
「その代わり一人でも負けたらお前のスターチップをもらう。それが条件だ!」
ほぉ、これは面白い展開だ。勝てばスターチップ大量ゲット、反対にどちらか一人にでも負ければ俺はここで失格。一瞬驚いたが実に面白い。
「いいだろう。その条件飲んでやる。その代わりさっきの言葉忘れるなよ」
「当然だ。まぁどんなデッキを使おうが勝つのは俺達だからな」
フン、明らかにモブ基脇役のセリフだな。そもそもこんな奴らに俺が負けるはずがないし、負けてやるつもりもない。さて問題はどのデッキにするかだなぁ。デッキを変えるのも面倒だから続けて同じデッキを使おうと思うんだが、この王国ルールって訳わからない事が多いからなァ…ま、いいか。何とかなるだろう。
近くにあったデュエルシステムに移動しデュエル開始の準備をする。
相手の方も順番を決まったみたいでまず黒髪のツンツン頭の奴が出てきた。
「よし、では始めようか」
「貴様など簡単に捻り潰してやる!」
『デュエル!!』
悠也
LP2000
モブ1
LP2000
「先行は俺が貰う、ドロー!俺は【隻眼のホワイトタイガー】を召喚!」
隻眼のホワイトタイガー
通常モンスター
☆4
風属性/獣族
ATK1300
DEF1100
片目の白いトラが「グルゥ」が俺を威嚇するかのように唸り声を上げている。しかし攻撃力1300か。…この時代だから高い分類に入るのかな?それがイマイチ「ピン」とこない。
「さらにこのデュエルリングは森。フィールド・パワー・ソースの効果で攻撃力がアップする!」
隻眼のホワイトタイガー
ATK1300→1690
DEF1100→1430
成る程。それぞれ種族にあったフィールドパワーを得る為にここのデュエルシステムにしたのか。
「ターンエンドだ。どうだ、この新ルールを知っているのがお前だけだと思ったら大間違いだ。この場所のお陰で俺のデッキは最強になったんだ。これで俺に勝ち目はない。大人しくサレンダーするんだな!」
モブ1
LP2000
手札5枚
モンスター
【隻眼のホワイトタイガー】
ATK1690
魔法・罠
なし
大抵この時代の組み上げるデッキって「種族」毎によって固定されているのが多い(世界大会で多くのデュエリストを見たんで予想がつく)。【隻眼のホワイトタイガー】が出たとなると獣族を中心としている可能性が高い。
この森のフィールドのお陰で毎ターンモンスターを召喚する事によってそのモンスターが強化されていく。これは正直キツイ。だが攻略出来ない事はない。
「俺のターン、俺はモンスターを守備表示でセット。さらにリバースカードを一枚伏せターンエンドだ」
悠也
LP2000
手札4枚
モンスター
裏守備×1
魔法・罠
伏せ×1
「へっ、粋がって割には守りとは大した事ねェな。俺のターン。俺はさらに【キャッツ・フェアリー】を召喚する」
キャッツ・フェアリー
通常モンスター
☆3
地属性/獣族
ATK1100
DEF800
肌が色黒で露出が高い格好をした野生児みたいな女性が現れる。
「フィールド・パワー・ソースの効果でパワーアップだ」
キャッツ・フェアリー
ATK1100→1430
DEF800→1040
「いくぞ【ホワイトタイガー】で守備モンスターに攻撃だ」
セットモンスターは【カーボネドン】。守備力600のため破壊される。
カーボネドン
効果モンスター
☆3
地属性/恐竜属
ATK800
DEF600
「よし、これでお前のフィールドはガラ空きになった。ターンエンドだ」
モブ1
LP2000
手札5枚
モンスター
【隻眼のホワイトタイガー】
ATK1690
【キャッツ・フェアリー】
ATK1430
魔法・罠
なし
「俺のターン。この瞬間墓地の【カーボネドン】効果発動」
「何!?墓地からだと!?」
相手は物凄く驚いている。それもそうか。この時代には墓地にいる事によって効果を発動させる事が出来るモンスターってあんまりいないもんな。…いや。そもそもいなかったか、この時代には。
「墓地のこのカードをゲームから除外基取り除いて、デッキからレベル7以下のドラゴン族モンスターを一体守備表示で特殊召喚する事が出来る。デッキよりいでよ【
真紅眼の黒竜
通常モンスター
☆7
闇属性/ドラゴン族
ATK2400
DEF2000
「何、【レッドアイズ】だと!?」
「アイツ、あんなレアカードを持っているのかよ!」
レアカード…確かに俺の居た世界でもレッドアイズはレアカードの分類に入っている。だがそれのサポートカードの方がレアリティーが高いのがある。この世界は攻撃力重視だからな。
「だ、だが【レッドアイズ】を召喚しても所詮は守備表示だ。だから攻撃は出来ない。その間にこっちは策を練らせてもらうぞ!」
「それはどうかな?俺は魔法カード【攻撃封じ】を発動。【キャッツ・フェアリー】を守備表示に変更させる」
【キャッツ・フェアリー】は腕をクロスさせて膝をついた。
「俺のモンスターを態々守備表示に?何か考えてやがる」
「そしてリバースカードオープン、罠カード【重力解除】発動!フィールド上の全てのモンスターの表示形式を入れ替える」
これにより俺の【レッドアイズ】は攻撃表示に。相手の【キャッツ・フェアリー】は攻撃表示に【隻眼のホワイトタイガー】は守備表示になる。
「【レッドアイズ】が攻撃表示になったって事はッ!?」
「そう、攻撃可能になったという事だ。と言うわけで攻撃に移らせてもらう。【真紅眼の黒竜】で【キャッツ・フェアリー】を攻撃!」
赤い【レッドアイズ】の瞳が輝くと大きく口を開けエネルギーを溜めていく。
「【黒炎弾】!」
放たれた【黒炎弾】は【キャッツ・フェアリー】に真っ直ぐに向かっていき命中すると【キャッツ・フェアリー】は爆炎の中に消えていった。
「クッ!」
モブ1
LP2000→970
一気に半分のライフを削り取ることができた。
「俺はこれでターンエンド」
悠也
LP2000
手札4枚
モンスター
【真紅眼の黒竜】
ATK2400
魔法・罠
なし
「クソ。こんな所で俺が負けてたまるか、ドロー!よし俺は【ファイヤー・ウィング・ペガサス】を攻撃表示だ!」
ファイヤー・ウィング・ペガサス
通常モンスター
☆6
炎属性/獣族
ATK2250
DEF1800
フィールド上に炎の様に赤く染まっている羽と鬣?を持つペガサスが現れる。
「どうだ!これが俺のデッキ最強のカードだ。しかもフィールド・パワー・ソースでパワーアップだ!」
ファイヤー・ウィング・ペガサス
ATK2250→2925
DEF1800→2340
【ファイヤー・ウィング・ペガサス】の攻撃力が俺の【レッドアイズ】の攻撃力を超えた。
「行け【ファイヤー・ウィング・ペガサス】!奴の【レッドアイズ】に攻撃だ!」
【ファイヤー・ウィング・ペガサス】の体が炎に包まれ【レッドアイズ】目掛けて突っ込んだ。【レッドアイズ】は全身を焼かれて炎の中に消えていった。
悠也
LP2000→1475
「どうだ見たか、俺の実力を。ターンエンドだ」
モブ1
LP970
手札5枚
モンスター
【ファイヤー・ウィング・ペガサス】
ATK2925
【隻眼のホワイトタイガー】
DEF1430
魔法・罠
なし
「俺のターン、俺はモンスターを守備表示で場に出し、伏せカードを二枚セットしてターンエンド」
今は起死回生のカードは手札にない。ここはモンスターを守備にして持ちこたえるしかない。
悠也
LP1475
手札2枚
モンスター
裏守備×1
魔法・罠
セット× 2
「俺のターン。行け【ファイヤー・ウィング・ペガサス】奴のモンスターを攻撃だ!」
【ファイヤー・フィング・ペガサス】は再び炎に包まれ俺のセットモンスターに突撃する。俺のモンスターは【暗黒の海竜兵】。守備力は1500のため炎に包まれ破壊される。
「俺はさらにモンスターを召喚するぜ。【ペイルビースト】攻撃表示で召喚してターンエンド」
ペイルビースト
通常モンスター
☆4
地属性/獣族
ATK1500
DEF1200
ペイルビースト
ATK1500→1950
DEF1200→1560
LP970
手札5枚
モンスター
【ファイヤー・ウィング・ペガサス】
ATK2925
【隻眼のホワイトタイガー】
DEF1430
【ペイルビースト】
ATK1950
魔法・罠
なし
クソ、このままじゃまずい。早くなんとかしないと。
「ドロー!」
ッこれは!よしこれならいけるぞ。
「俺は伏せていたカードを一枚発動!【強欲な瓶】!デッキから一枚ドロ。そして【暗黒の海竜兵】を召喚」
海底人とも言ってもいい見た目で長い槍を持っている青が特徴的なモンスターが現れる。
暗黒の海竜兵
通常モンスター
☆4
水属性/海竜族
ATK1800
DEF1500
「今更そんな奴を出して何をするつもりだ?」
「こうするつもり。更に手札から魔法カード【ワーム・ホール】を発動!このカードは自分フィールド上のモンスター一体を選択し、次の自分のスタンバイフェイズまでゲームから除外、基ゲームから取り除く」
「何自分からゲームから取り除くだと!?」
「そう。そしてゲームから取り除かれている間、そのモンスターゾーンは使用できない」
【暗黒の海竜兵】の後ろに異次元空間の穴が開くと段々広がっていき、その中に【暗黒の海竜兵】が吸い込まれる。
「へっ、こりゃあ飛んだミスを犯したな。自分のモンスターを取り除いてしかもそのモンスターゾーンも使用出来なくさせて。自分が不利になってるのに気づいているのか?」
「これもちゃんとした作戦だ。その証拠を見せてやる。リバースカードオープン!【ゼロ・フォース】!このカードは自分フィールド上のモンスターがゲームから除外、基取り除かれた時に発動。フィールド上にいる全ての攻撃力を0にする」
「何!?」
「全てのモンスターの!?」
【ゼロ・フォース】のカードから紫色の輪っかが三つ飛び出し相手の三体のモンスターのクビに巻きつく。
【ファイヤー・ウィング・ペガサス】
ATK2925→0
【隻眼のホワイトタイガー】
ATK1690→0
【ペイルビースト】
ATK1950→0
「俺のモンスターの攻撃力が…0に…」
「そして魔法カード【死者蘇生】を発動!墓地から復活させるのは俺の【真紅眼の黒竜】だ!」
再び俺のフィールドに【真紅眼の黒竜】が咆哮を上げながら降り立つ。相手はこの状況で自身の敗北を確信のか顔色が悪くなっている。だが俺は勝負に情けをかけてやる程優しくはない。
「 【真紅眼の黒竜】の攻撃!【黒炎弾】!」
レッドアイズの口に再びエネルギーが集められ放たれる。そのエネルギーの塊は【ファイヤー・ウィング・ペガサス】にへと直撃し破壊する。
モブ1
LP970→0
悠也win
よし勝った。正直見くびっていた。この時代にはないカードを持っているし、初期段階である今は魔法・罠カードをデッキに入れている枚数はそこまで多くはないと思っていたからな。
だがこの初期段階にはフィールド・パワー・ソースがあるからな。そこがイマイチ分からないんだよな。
「次は俺が相手だ!」
考え事をしてたら次の奴にへと交代していた。今の経験で次は油断しない。俺の実力を見せてやる。手札と墓地のカードをデッキに戻してシャッフルしセットし直す。
『デュエル!』
悠也
LP2000
モブ2
LP2000
「先行は俺が貰う。俺のターン、ドロー!俺は【牛魔王】を召喚!」
相手のフィールドに顔が牛になっており来ている服の真ん中に「牛」と書かれた斧を持っているモンスターが現れる。
牛魔王
通常モンスター
☆5
地属性
獣戦士族
ATK1800
DEF1300
「そしてこいつは獣戦士族。フィールド・パワー・ソースでパワーアップだ!」
牛魔王
ATK1800→2340
さっきは獣族で今度は獣戦士族。兄弟だけあって似たようなデッキ使っているな。
「ターンエンドだ。どうだ。攻撃力2000を超えるモンスターがお前に出せるかな?」
モブ2
LP2000
手札5枚
モンスター
【牛魔王】
ATK2340
魔法・罠
なし
「出せるかな」ってさっき俺この世界では幻と言われている【レッドアイズ】を出したんだけど…。兄弟だけあってデッキだけでなく性格まで似てるのかよ。もう嫌だ。
「俺のターン。ドロー」
さっきと終わらせてやるっと言いたいところだが今回は思考を変えていくか。
「モンスターを守備表示で出し伏せカードを一枚セットしてターンエンド」
悠也
LP2000
手札4枚
モンスター
裏守備×1
魔法・罠
伏せ×1
「またモンスターと伏せカード一枚だけか。随分チンケな戦法だな。俺ターン!【牛魔王】でお前のモンスターに攻撃だ!」
【牛魔王】が持っていた石の金棒を振り上げると勢いよく俺のセットモンスターに振り下ろした。
攻撃が命中するとリュックを担いだ六本指の虫が現れ破壊される。
魔導雑貨商人
効果モンスター
☆2
地属性
昆虫属
ATK200
DEF900
「セットモンスターは【魔導雑貨商人】、そしてリバース効果発動!デッキの上からカードを確認し一番最初に出た魔法もしくは罠カードを手札に加える。それ以外に出たカード即ちモンスターカードは全て墓地へ送る」
「モンスターを墓地へ送るだと!?お前正気か!?」
「俺はいつでも正気だ。まず一枚目ドロー…【暗黒の海竜兵】モンスターのため墓地へ。続いて二枚目…【真紅眼の黒竜】モンスターのため墓地へ…」
その後三枚目以降出たカードは…【ラビー・ドラゴン】、【インセクト・ナイト】、【デュナミス・エルフ】、【ライカン・スロープ】、…とモンスターが続き墓地に送られ七枚目にしてやってやっと…
「…【高等儀式術】魔法カードだ。よってこのカードを手札に加える」
「ケッ!ホント何がしたいのか分からない奴だ。俺はカードを一枚伏せてターンエンドだ(この伏せカードは【ミラーフォース】。例えどんなモンスターを出してこようがこれで返り討ちにしてやる!)」
モブ2
LP2000
手札5枚
モンスター
【牛魔王】
ATK2340
魔法・罠
伏せ×1
「俺のターン、ドロー!手札から魔法カード【死者転生】を発動!手札一枚を捨てて墓地のモンスター一体を手札に戻す。手札から【エイリアン・ソルジャー】を捨てて墓地から【ライカン・スロープ】を戻す」
「今更そんなモンスターを戻したところでどうしようってんだァ?」
「まだまだこれからだ。手札から儀式魔法【高等儀式術】を発動!手札の儀式モンスター一体を選択しそのモンスターのレベルと同じになるようにデッキから通常モンスターを任意の枚数墓地にへと送る」
「デッキを使って儀式召喚だと!?」
「デッキからレベル6の【デーモンの召喚】を墓地へ送りさっき手札に戻した【ライカン・スロープ】を儀式召喚!」
フィールドに出現した魔法陣の上にデーモンの召喚が現れるとその中に吸い込まれるように消えていく。そしてその中から全身毛で覆われ身体の一部に機械が取り付けられた狼男が咆哮を上げながら姿を現した。
ライカン・スロープ
儀式モンスター
☆6
地属性
獣戦士族
ATK2400
DEF1800
「【ライカン・スロープ】は獣戦士族。よってフィールドパワーソースの効果を得る」
【ライカン・スロープ】
ATK2400→3120
「攻撃力が3000を超えた!?」
「【ライカン・スロープ】で【牛魔王】を攻撃!」
「馬鹿め!リバースカードオープン!トラップカード【聖なるバリア・ミラーフォース】発動!これでお前のモンスターは全滅だ!」
【牛魔王】の前に虹色に輝くバリアが出現する。【ミラーフォース】は俺の今世界でも良く活躍しているレアカード。昔なら対策は難しいかっただろうが残念。
「ならこちらもリバースカードオープン。トラップカード【トラップ・スタン】発動!このターンこのカード以外のトラップカードの効果を無効にする」
「何!?てことは…」
「そう【ミラーフォース】は無効化される」
俺のカードの発動と同時にバリアは消滅し【ライカン・スロープ】の鋭い爪が【牛魔王】を引き裂いた。
モブ2
LP2000→1220
「そしてこの瞬間【ライカン・スロープ】効果発動。このカードが相手プレーヤーに戦闘ダメージを与えた場合、墓地に存在する通常モンスターの数×200のダメージを与える」
「何!?お前の墓地のモンスターの数は…」
「まず【魔導雑貨商人】の効果で5枚そして【死者転生】と【高等儀式術】で1枚ずつ…合わせて七枚。よって与えるダメージは1400ポイント!」
「そ…そんな馬鹿な…」
「やれ【ライカン・スロープ】シャードー・ガンスト!」
【ライカン・スロープ】の身体から複数の影が飛び出し相手プレーヤーを襲いLPを削った。
モブ2
LP1220→0
悠也win
デュエルが終わってモンスターが消えがリングが降りてくる。
「じゃあ約束通りお前達のスターチップ計4個は貰っていくぞ」
話しかけるが反応がない。どうやらあの影に襲われたショックが強過ぎたようだ。偉そうな事言ってた割には肝が据わってねェな。
これでスターチップは6つ。残りは後4つ。早いとこ集めないとな。
どうでしたか?この時代では効果モンスターが少ないので通常モンスターが中心のデッキにしてみました。
本当は前後半で別けようと思っていたのですが2人目の方が展開が思いつかなくて一つに纏めました…。
次回の更新はいつになるか分かりませんが気長にお待ちください。