ロスワルト大陸
人間や魔物が生息している
人間社会が繁栄しており
人間と比べると魔物の数は少ない
魔法も存在する
魔法
魔法は感情によって発現し
大きく二つの種類に分かれる
人工魔法(近代魔法)と自然魔法(古代魔法)
人工魔法は得手不得手は小さいが
威力は弱い
自然魔法は得手不得手は大きいが
威力は強い
通貨=マニル
レセオの町
あまり大きい町ではないが
住人同士仲がよく活気に溢れている。
近くに森があり
そこから食料や薬草などを調達している。
町のはずれに廃墟となった城がある。
町外れの廃れた城
変わり者の金持ちが気まぐれで建設し
数年が経ちその城に飽きてしまい放置したまま出ていってしまった
-レセオの町-
お昼過ぎ商店街を皮のフードを被った少年が歩いていると隣同士で世間話をしている店の主人二人の会話が聞こえてきた。
賞金稼ぎ「12個貰おうか」
肉屋の主人「12個で3600マニルになります」
賞金稼ぎ「はいよ」
賞金稼ぎは懐から3600マニルを取りだし主人に渡した。
肉屋の主人「毎度~♪
いやー最近は干し肉がよく売れるぜ!」
八百屋の主人「羨ましいねぇ
うちは大して変わらねぇや」
肉屋の主人「賞金稼ぎやらがお城に住み着いてるメドューサの退治でたくさん来てるからな
日持ちするもんがいるだろうな」
八百屋の主人「いいよなぁうちは野菜しかねぇからいつもの人しか来ねぇってぇのに」
肉屋の主人「なんならうちで雇ってやろうか?w」
八百屋の主人「気が向いたらなw」
肉屋の主人「全く売れすぎてたくさん用意した干し肉がもう四つしかねぇよ」
そんな話をしているとフードを被った少年が肉屋の主人に話しかけた。
少年「おじさん干し肉を四つください」
肉屋の主人「ん?おう干し肉を食うとはなかなか大人びた小僧だな」
少年「別に好きじゃないよ」
肉屋の主人「?じゃあなんで干し肉なんか買ってくんだ親にお使いでも頼まれたか?」
少年「違うよ」
肉屋の主人「?まぁいいさw欲しいってんなら売ってやるよ!」
少年「いくら?」
肉屋の主人「四つで1200マニルだな」
少年は値段を聞くと財布として使っているであろう皮の袋の中をガサゴソと確認した。
少年「あっちょっと足りない」
肉屋の主人「いくら足りねぇんだ?」
少年「1000マニルしかない」
肉屋の主人「しょうがねぇなぁ
特別に一個おまけしといてやるよ」
少年「ホントにおじさんありがとう」
少年はお礼を言ったがその言葉はあまりにも感情がないものだった。
肉屋の主人「お、おう。」(なんか子供らしくねぇ小僧だな)
少年「はい1000マニル」
肉屋の主人「900マニルでいいぞ」
少年「でも足りないよ?」
肉屋の主人「一個おまけしといてやるって言っただろう。
900マニルでいいさ。男に二言はねぇ!」
少年「ありがとうおじさん。
それとさっき話してたお城ってどこにあるの?」
肉屋の主人「?なんでそんなこと聞くんだ?」
少年「ちょっと気になるの。
それでどこにあるの?」
主人は疑問に思ったが好奇心旺盛な子供ならなんでも知りたがるかと思い場所を話した。
肉屋の主人「このレセオの町の西門から出て道なりに真っ直ぐ行けばお城には着くぞ。
まぁ言うのは簡単だが途中の森にはエラドウルフが大量に生息してる、しかも大人でも歩いて三日はかかる。ちなみにその肉もエラドウルフの肉だ。」
少年「そうなんだ。そのエラドウルフってどんなの?」
肉屋の主人「エラドウルフってぇのはこのレセオの町の近辺にしか生息しねぇ目が緑色に光る狼だよ。
力はさほど強くねぇが素早しっこい二匹以上になるとさすがに厳しいな。前に森に薪を拾いに行ったときたまたま群れからはぐれた一匹と鉢合わせちまったってな。その時持ってた斧で応戦したら俺でも倒せたぜ。だがやつらは基本群れで行動して、群れによって活動時間も違うらしいからいつ森に入っても遭遇する確率はそう変わらねぇ。」
少年「そうなんだ、教えてくれてありがとうバイバイ」
肉屋の主人「おう気ぃつけて帰れよ」
少年は走ってどこかに行ってしまった。
八百屋の主人「なぁ今の子供ちょっと変わってたよな」
肉屋の主人「そうだなフードを被ってる子供は珍しいし、それにお城について聞くのは大抵が賞金稼ぎとかだからな」
八百屋の主人「いやそこもおかしいけど何て言うか暗いと言うかクールと言うか」
肉屋の主人「あぁ俺も感じた。なんか子供っぽくなかったな」
二人は少年が走っていった方を見つめた。
干し肉を買った後、少年は町の西門に向かっていた。
西門に着くと西門の前には数多くの賞金稼ぎで賑わっていた。
門の前には見張りもいて許可証がないと通れないらしい。
見張り「許可証を持ってるものはここに並べ!
一組ずつ確認する」
賞金稼ぎA「たっくめんどくせぇ
持ってねぇやつなんか出てくわけねぇだろうに」
賞金稼ぎB「まぁまぁこれも決まりなんだからおとなしく待とうぜ」
少年は許可証を持っていなかった。
そこで少年は隙を見て列の一番後ろにいた荷台のなかに潜り込んだ。
-1時間後-
見張り「それでは今から門を解放する
先頭のものから私かもう一人のものに許可証を提示して進め」
そう言うと賞金稼ぎたちは前に進み始めた。
そして少年が乗った荷台も通過し
荷台の布の隙間から後ろを見ると門が少しずつ閉まっていくのが見えた。
しばらくして荷台が止まった。
どうやろ休憩をとるようだ。
その隙に少年は森のなかに姿を消し
城の方角に向かって進んだ。
しばらく歩いくと。
少年(そろそろ限界)
疲労と眠気を感じ近くの茂みに身を隠して休息をとった。
少年が目を覚ます。
まだ辺りは暗くまだ動くには早すぎる。
少年は再び寝ようとした。
その時!
ぎゃぁぁぁぁ!!!
という悲鳴が聞こえた。
少年は飛び起きその声のした方へと走った。
現場に着くと7匹のエラドウルフが
一人の賞金稼ぎを取り囲んでいた。
他の賞金稼ぎは死んでおり、
エラドウルフも数十体ほど倒されていた。
少年は一瞬、考えがまとまらなかったが
次の瞬間、賞金稼ぎを助けなければと思い腰のスティールナイフを抜き賞金稼ぎの方へと向かって走った。
が取り囲んでいたエラドウルフの近くの茂みからエラドウルフが飛び出してきた。
そのエラドウルフは取り囲んでいたエラドウルフの喉元に噛みつき、
「ガルル!!」と他の5匹のエラドウルフを威嚇した。
その隙に賞金稼ぎは町の方へと逃げていってしまった。
そして、5匹のエラドウルフは
同種殺しのエラドウルフに狙いを変えたのか
1匹のエラドウルフに飛びかかった。
僕は咄嗟に飛びかかった2匹のエラドウルフの腹部にナイフで切り同種殺しのエラドウルフは他の2匹をかわしもう1匹のエラドウルフに爪で引っ掻いた。
が、僕が切った2匹は怯んだもののまだ動けるようで
引っ掻かれたやつもまだ動けるようだった。
少年(さすがに厳しいかな)
と思ったが5匹のエラドウルフは後ずさりを初め退散していった。
なんとか助かったと思ったが
まだ1匹いることを思い出し
その1匹にナイフを構えた。
エラドウルフもこちらに体を向けていた。
エラドウルフ「助かったぞ、少年。」
僕は何が起きたかわからなかった。
しかしエラドウルフがしゃべったことを理解した。
少年「なんでエラドウルフがしゃべれるの?」
上位の魔物であれば人語を話すものもいるがエラドウルフのような下位の魔物は人語は解さない。
エラドウルフ「私は特別なんだよ
他の個体とは少し違うんだ」
少年「そうなんだ。
………よかったら僕と一緒に来ない?」
エラドウルフは驚いたが少し嬉しそうに尻尾を振っていた。
エラドウルフ「なぜ私がお前と一緒にいかなきゃならんのだぁ♪」
少年「そうだよね。
ごめんね変なこと言って
じゃあねあんまり無茶しちゃダメだよー」
エラドウルフ「えっ行くのか」
エラドウルフの尻尾が下がりさらに言葉を続けた。
エラドウルフ「どうしてもというなら
一緒に行ってやってもいいんだぞ」
少年「ほんとに?
じゃあこれからよろしくね
僕の名前はリセア、リセア・ガミビエルだよ」
エラドウルフ「私の名前は……。
なにかつけてくれ(´・ω・`)」
リセア「そうだなぁ
じゃあエドって言うのは?」
エド「エドか
まぁ普通だな
だか気に入ったその名貰おう」
リセアとエドは仲間になった。
リセア「僕ねあの城に用があるんだ」
エド「あの城にはメドューサが住み着いているんだぞ?
なにしに行くんだ?」
リセア「そのメドューサを倒すために行くんだよ」
エド「それは無理だな」
エドはすぐに返答した。
リセア「なぜ?
僕まだ小さいけどそれでもかなり強いよ」
エド「それは先程の動きを見ればわかるが
メドューサは目があったら石にする能力を持つ勝ち目なんてない」
リセア「それでも僕は行かなきゃダメなんだ」
エド「わかった私も一緒に行こう
だが、勝てないと思ったら逃げるんだぞ?」
リセア「わかった約束する」
こうして二人は城に向かって進みだした。