え?お前のページ別作品あるだろ?
それは幻です。
ゆかりさんのssが欲しいなぁと思いましたがオリ主とのssがあまりなかったので自分で書いてみました。
続き物ですが続くかわかりません!(矛盾)
くそトロ投稿&くそザコ文章力ですがどうかよろしくお願いいたします。
「寒っ!」
ある冬の夜、仕事を終えた僕は膝下まで積もった雪を掻き分けながら暖かい我が家を目指して歩く。
まあ一人暮らしのため家には誰も居らず暖房が効くまでは寒いのだが…
「それにしても暗いな防犯上の課題があるだろこの辺」
元々都会ではない上に日も落ちており大通りから外れた住宅街のため人の姿などはなく辺りには風のビューという音と僕の雪を掻き分けるザクザクという音しかしない。
「ん?こんな時間に公園に誰だ?」
そんな中僕は小さな児童公園の真ん中にある屋根の付いたベンチに人影のようなものを見つけた。
「ベンチの上で三角座りしてなにをしてるだろう。具合とか悪いのかな…」
元々あったお人好しと好奇心にかられ僕はその公園のベンチに…その人に近づいてみた。
公園は小さいながらも雪があるため進みづらくなかなかベンチに近づけない。
静かな公園に雪を掻き分ける音が広がると当然ベンチの人にも聞こえるわけで。
「あっ…」
その人がこちらを向いたのでバッチリと目があう。
その人は…いや彼女はパーカーほどしか防寒をしておらずパーカーの下には丈の短いワンピースのようなものしか身に付けておらず下半身は長いソックスにローファーのような靴と長靴すらはいていない。
「あの…大丈夫ですか?」
僕はそう聞くが聞くまでもなく彼女は震えており到底大丈夫には見えないし彼女も寒さで衰弱しているのか口は動いているが風の音によりそのか弱い声はかき消される。
「うち…来ますか?」
言葉だけ聞けば只のナンパだし知らない人をうちにあげるなどそれこそ防犯上の問題があるが寒そうな彼女をどうにかしてあげたい気持ちで一杯だった。
彼女は僕の言葉に頷き三角座りを解いて雪の中に立ち上がる。
歩いてついてこれますかという問にも頷いたので僕はさっきよりもゆっくりとした足取りで再び同じように我が家に向かって歩き出す。
さっきと違うのは足音が一人から二人に増えたことだけだ。
やはり長靴ではない彼女にはこの雪の中では歩きづらいようで出来るだけ雪の少ない道を通っても目的の我が家にたどり着くにはまあまあの時間かかかった。
僕は家の鍵を開け着いてきた彼女に手招きしながらドアを開ける。
その時気付いたがどうも暖房をつけっぱなしにしていたらしく玄関でも既に暖かかい。
「靴とソックスだけ脱いでスリッパ履いて上がってください。」
僕が来客用のスリッパを出しつつそう告げると彼女は雪で濡れたソックスを脱ぐのに苦戦しつつ
「ありがとうございます。」
そう礼を告げる。
扉を閉じたことによりその声は微かだがハッキリと聞こえた、その声は人を引き付けるような声だった…
そうして、スリッパに履き替えられた彼女をストーブの前に招き僕は台所に暖かいお茶を淹れに向かった…