僕の出会った雪兎   作:KWM

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やっと出来ました。
お待たせした割にはあまりよい出来ではないと思います。

それでも頑張って書いている作品なのは確かです。

これからもゆっくりですが少しでもよいものが出来るように頑張っていきたいと思っています。


買い物

「さてと、じゃあゆかりさん準備して出掛けようか。」

 

「どこへですか?」

 

「買い物」

 

「お買い物ですか?」

 

「うん、ゆかりさんはここで暮らすことが決まって安全に暮らせるだろうけどさ、僕が道を踏み外さなければだけどね。

いや踏み外さないし外す勇気もないけど…」

 

 ゆかりさんはその通りだと言わんばかりにこちらを見ているが話を続ける。

 

「とりあえずゆかりさんの日用品と衣服は要るからね。」

 

 ゆかりさんは出会ったときその身一つで荷物などは何も持っていなかった。

 さらにうちは女っ毛など一つもない男が一人で暮らしていた家だ、ゆかりさんが着れるような衣服や女性ものの日用品などはないもない。

あったらあったで他の問題が発生するが…とにかくその旨をゆかりさんに伝えると納得したように頷いてくれた。

 

「ゆかりさんの服は向こうの部屋に干してあるよ、もう乾いてると思うけど…」

 

「分かりました。では私も出かける準備をしてきます!」

 

そういってゆかりさんはリビングから出ていった。

その姿はどこか楽しそうにしていた気がするけど気のせいだろうか…

 

「じゃあ僕も準備をしようかな」

 

そういって僕も部屋を出て自分の部屋に向かった。

それにしてもゆかりさんが来て初めてこの家が広くて良かったと思う。

元々職場の都合上実家を出ることは学生の頃から決まっていたのだが就職が決まって卒業すると祖父母が「せっかくの孫の門出なのだから」と言って一人にはでかすぎる家を購入してくれた。

この辺りは田舎に分類されるもので空き家がいくつもあり結構安値で売られていた。

この家もその一つだ。

しかしでかすぎると言うのも考えもので物置や自室等は勿論「洗濯物を干す部屋」何てものを作ってもいくつか部屋が余っていた。

なんというか、「サバイバル系のゲームで家を大きく作りすぎて隅っこの方しか使っていない」状態が出来上がっていたのだ。

 

 まぁそのおかげでゆかりさんを迎えいれることができたのでよしとしよう。

 とまあそんなことを考えながら準備を終えリビングに戻ると「待ってました」といわんばかりにゆかりさんが既に準備を終え待っていた。

 やはり少し嬉しそうにしている。

 こんな表情は始めてみるがうむ、可愛いな、と言うか…

 

 「どうしましたマスター?」

 

 「いや、なんだか散歩を楽しみにしてる犬みたいで可愛いなと。」

 

 「可愛いなんてそんな…と言うかマスター、私はペットではありません!」

 

 「ごめんごめん、そんなつもりはなかったんだよ。

 とりあえず準備はできたみたいだねじゃあ行こうか。」

 

 「はい!」

 

 そういって僕とゆかりさんは車に乗り込み車を発進させた。

 30分ほどで目的地にたどり着いたので車を駐車場に停めデパートに入る

 

 「結構人が居ますねー」

 

 さっきもあった通りここは結構な田舎で今回のような大きな買い物ができるデパートは一つか2つ程しかないそのためほとんどの人がここに集まり結構人が多いのだ。

 

 「この辺じゃここぐらいしか無いからねぇ皆集まる「あ、マスターみてくださいワンちゃんですよ!可愛い~!」

 

 そういってゆかりさんはすごいスピードでペットショップへと駆け込んでいった。

 いつか迷子になりそう、まあここはそんなに広くもないからそんな心配も無いか。

 というか僕も飼っていたことがあるから可愛いのは分かるけど正直ゆかりさんの方が…

 

 「可愛いなぁ(ボソッ」

 

 「マスターも分かりますか?この子可愛いですよね~」

 

「そうだね~でもこのままじゃ何も進まないからとりあえず目的のものを買いに行こうか。」

 

 そういうとゆかりさんはハッとして「そ、そうですね!」と言って子犬に手を振って別れを告げた。

 

 目的の物を買うといっても女性の服なんて専門外なので基本的にはゆかりさんと店員さんに任せて時折ゆかりさんが「こんなのどう…ですか?」と聞いて来たときには正直な感想を述べてといった感じで特に何事もなく進んだ、でも下着を買うときは正直周りの人の目が痛かったのでもう味わいたくない…

 そんなこんなで大体の目的の物は購入し時間も12時前といい感じだったので今はフードコートに来ている。

 それにしても買い物をしているときといい今といいゆかりさんは見るものすべてを物珍しそうに眺めていた。とても楽しそうなのでそれは良いのだが今までこういうことを経験してこなかったのだろうか…まあいいか。

 

「ゆかりさんは何食べたい?」

 

「マスター、マスター、私あれが食べたいです。」

 

ゆかりさんの指が示す方向にはMの目印が特徴的なハンバーガーショップがあった。

 

「じゃあそれにしようか、種類とか色々あるけどどれが良い?」

 

「どれも美味しそうですね~じゃあこの大きいのが良いです。え?飲み物も選べるんですか、じゃあ…これが良いです。」

 

そしてゆかりさんはメガバーガーセット、僕はチーズチーズバーガーセットをそれぞれ買って空いていた席についた。

 

「このハンバーガー大きすぎてすっごく食べづらいです。」

 

僕もこのハンバーガーショップは良く利用するが基本的に決まったものをローテーションするタイプのためゆかりさんのメガバーガーなるものは初めて見た、感想としても「とにかくデカイ」、「ただただメガ」なハンバーガーで確かに食べづらそうだった。

というかゆかりさん、食べづらいと言いながら食べるの早くないですか?その小さな身体のどこにそんな容量があるんですか…

 

結局ゆかりさんは僕の倍はあったハンバーガーを僕より遥かに早く食べ終えた後に「マスターのも食べてみたいです」と言って僕のハンバーガーも二三口食べて満足なさった、もしかしなくてもゆかりさんはかなりの大食いだ。

まあ、ゆかりさんは楽しそうに、美味しそうに食べてくれるのでみてる方も幸せになれるので良いだろう。食費に当てるお金の割合を振り分け直さないとな…

 

その後はデパートを散策しながら晩御飯の材料やゆかりさんの細かい日用品等を買った。

 

「ゆかりさん今日は楽しかった?」

 

「はい!勿論です。デパートに行って買い物をしてハンバーガーを食べて、こんなに沢山の初めての体験が出来て楽しくないわけ無いじゃないですか!」

 

「それは良かった。今度はもっと遠くのもっと大きなところに行こうか。」

 

 「はい!」

 

帰りの車の中ではそんな会話をしながら家を目指していたがゆかりさんの「初めて」という言葉を聞いて複雑な気持ちになった。

確かに楽しんでくれたことは嬉しい、しかし同時にこれまでそんな体験をしてこれなかった事実がある。

こんなにもいい子なのに置かれた境遇のせいで人生を満喫出来ずに過ごして来たのであろうゆかりさんを不憫に思えた。

 

だからこそゆかりさんにいろんな体験をさせてあげたいと思ったしこれから体験させてあげるつもりだ。

 

そう決心しながら僕は車を走らせた。

 




今回の本文作成時は時間の都合上睡眠時間を削っての
作成となります。

そのため誤字だったりそもそも文章がおかしかったりするかもしれません

もしそういう部分があればアドバイスや批評、指摘などをいただけると大変嬉しいです
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