みなさんってどうやって考えてるのん?
とりあえず、はーじまーるよー
暗い暗い海の中で、何もせず、何者にも流されず、ただ漂っていた。
そこには静寂だけがあって、周りにはなんにもない。
夢や希望も友達も。
なんにもないからこそ、退屈で平凡な日常になってしまう。
いつも1歩ひいて、自分ではない何かが俺を動かす。
あぁ、もう無理。限界だ。
耐えられない。もう、耐えたくもない。
こんな世界、壊れてしまえばいいのに。
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結局、あの後は魅音の質問タイムが長かったせいで、ヤンって名前のチャイナドレスきたねーちゃんに催促されて、プログラムの誘導と説明がされた。
要約すると、1体1の能力を使っての戦い。
自分の能力を把握するための時間が20時間与えられて、その後に戦いをするらしい。
まぁ最初のプログラムとしては妥当なんじゃないかな。
能力把握や、使い勝手、どんな対処をするべきか、相手の能力はなんなのか。考えることがこのプログラムには多くある。
意外に考えられてるもんなのな。魅音の態度見てると単純に殺しあえって感じだけど。
まぁ説明の最後に魅音から念には念を押された、脅しなんかもあった訳だけど。
「おっ、やっと解放された」
能力を把握するための部屋に案内されたあと、分厚い手錠みたいなものがパチンんと外れた。
なんか大層なもんだけど、いろいろと金かかってんねぇ。こんな大事のプロジェクトみたいなんやってるし、案外大きな企業とかが裏で糸引いてんのかな?それとも国自身が?
ドサッと案内された部屋に坐る。
部屋は六畳間ぐらいの大きさで置いてあるものがベッド洗面所、ちゃぶ台、冷蔵庫と一定の生活ができるものが置かれている。
そのちゃぶ台の上には何かが書かれた紙と鉛筆と封筒が置かれていた。
「読めってことだよな。」
この部屋にはベッド、トイレ、冷蔵庫、能力に使用するもの 紙10枚、鉛筆があります。
1on1はどちらかが気絶 死亡 敗北を認めるのいずれかで終了
あなたの能力は別紙(封筒内)に記載してあります。
「おー、殺し合いを推奨するかのごとくの文章。まぁ実際推奨してんだけどもな」
気絶、死亡、敗北を認めるで1on1終了。死亡という記述。やっぱ、ここでは命は軽いものとして扱われてるな。
現実では考えられない。まるでゲームみたいだ。
「ま、そんなことはどうでもいいや。それよりも―」
俺は書かれた手紙の横の封筒に目を向ける。
いまの俺にとって重要なのは俺の能力がなんなのかだ。
ずっと知りたかった能力。
魅音のぐだぐだした質問タイムのせいで時間を食ったが、やっと知れる。
どんな能力かによって今後の未来が決まってくるんだ。
生きるのか死ぬのか。
楽しめるのか楽しめないのか。
殺せるのか。殺せないのか。
能力が俺の運命を変えると言っても過言ではない。
俺は迷うことなく封筒に手を差し出した。
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「怪物」
地染 玄四郎さん
あなたの能力は
「すべてのものを
2倍にする能力
」
です。
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「・・・・・・2倍に、する能力?」
書かれていた能力は要領を得ない書き方をされていた。
端的に言うとアバウト、詳しくは書かれておらず要約するとこういう能力です、とだけ書かれていた。
すべてのものを2倍って、文字通り全て?
この能力って強いのか?
次回予告
「悪い事考えちゃった♪」
「こいよタコワサ。ぶっ潰してやるよ」
「あぁあ、早死にしそうな顔してるよ」
「最高にhighってやつだぁ!!」
嘘になるかも?